感想文

「クラシック・バスカーズ」

 


 3年1組男子

 今回は「40種類の楽器を操る、イギリスからやってきたたった2人のオーケストラ!」ということで、クラシック・バスカーズのコンサートでした。クラシックと聞くとなんだか堅苦しい感じがしますが、彼らが奏でた「クラシック」というものは、我々が想像していたものとは大きく異なりました。パンフレットにも「普段はオーケストラやピアノで演奏されている曲が、クラシック・バスカーズの2人の手に掛かると、いったいどんな面白い演奏に!?」と書いており、何だか演奏が始まる前からウキウキした気持ちで一杯でした。そして、いざ始まってみると、早速アコーディオン奏者のイアンさんがユニークな行動をとって、私たちのことを楽しませてくれました。今回のコンサートでは笑うことが多かったのですが、ただ面白いだけでなく、演奏がとても上手だったことが印象に残っています。イアンさんはふざけるようなユーモラスな行動が多かったのですが、そうした中にも奏でるのが難しそうなアコーディオンをいとも簡単に操り、楽しそうに演奏しているのには本当に凄いと思いました。また、笛担当のマイケルさんは十数本の笛を操り、演奏されていたのが凄いと思いました。私は音楽の時間にリコーダー1本を吹くのにも苦労しているのに、沢山の笛を上手に吹くことができて、とても羨ましかったです。また、今回はクリスマスに近いということで、クリスマスソングも所々に散りばめられており、とてもクリスマスが待ち遠しくなりました。今回はとても面白く楽しく、素晴らしい演奏をありがとうございました。



3年1組男子

 私は、彼らが凄いという前に、自分が音楽を心から楽しんでいることに驚きました。音楽はその曲を知っていないとよくわからないものだと頭から思い込んでいましたが、実際に演奏をお聴きすると、彼らの素晴らしい演奏に、私は魅了されていました。二人だけだからオーケストラの迫力はないだろうと思っていたら、二人だけなのでオーケストラにはないリズムもあり、また、その中で言葉はなくても伝わる身振りもあり、熱気がありました。オーケストラのような緊張感がなかったのもかえって聴きやすかったです。
 印象に残った曲ですが、まず1つ目はボレロです。アコーディオン奏者のイアンさんが、口を使ってリズムを作り、もう1つのリズムをフルートなどの笛を使って表現していました。イアンさんの口から奏でられるリズムは、相当な肺活量が必要なテンポで、私たちが楽しめるように、面白おかしく演奏していながらも、伝えるということはしっかりとやっているんだと感じました。2つ目に印象に残ったのは、一番最初に演奏されたヴィヴァルディの四季の「冬」です。今まで聴いたことがなかった私にも、ヴィヴァルディが表現しようとしている冬の感じが伝わってくるような気がしました。そして、彼らだけの1曲1曲の中に入っているアレンジや洗練された芸は見る人を飽きさせない素晴らしいものでした。最後になりましたが、クラシック・バスカーズのお二方、とても貴重で楽しい演奏、そして体験をありがとうございました。

 


3年2組女子

 バスカーズと名前だけを聞いた時、最初はまたたくさんの人たちの演奏を聞くのかなと思っていました。ですが「たった二人のオーケストラ」という文句を見て、二人という少人数でどのような演奏をするのか興味を持ちました。
 最初に感心したことは、音楽を国境を越えてつながることができるということです。バスカーズの二人はイギリス人でしたが、演奏する曲は大体私が知っている曲で、正直日本人が演奏する自分の知らない曲より二人はより近くに感じることができました。また、二人のうち一人のイアンさんは演奏中にジョークをはさんだりしてとてもユーモアがあり楽しみながら聞くことが出来ました。日本のお笑いとは違う、言葉がわからなくても思わず笑ってしまうようなものでした。イアンさんは笑いをとりつつもアコーディオンを休めることはなく、左手をずっと動かしていました。それを見たとき、馬鹿なことをしているだけに見えるけど、実はとても賢いのだろうと思いました。そして、一番すごいと思ったのがマイケルさんの様々な笛の演奏です。特に、ソプラノリコーダーやアルトリコーダーといった私たちが音楽の授業でいつも使っている楽器であんなに速く美しい演奏をしているところは感動しました。他にも手の中に収まってしまうくらいとても小さい笛や、笛に見えない不思議な形状のものがあり、視覚的にも面白かったです。もちろん笛一つ一つ吹き方が違うでしょうし、私だったらとても覚えられないと思いました。
 国際化とよくいいますが、私は具体的に何をするのが国際化であるのかよくわかりません。ですがバスカーズを見て音楽や笑いでも世界はつながることができるということを実感しました。言葉以外にもつながるものがあるということです。バスカーズの二人のように世界中の人々と音楽を通じて交流することは素晴らしいと思います。言葉が分からなくてもコミュニケーションをとるのは難しいことではないとAPUでも学びました。国際化社会に向けて、私にはどんなことができるかと考える機会になりました。
 私は今回、前の方の関で演奏を見ることができたので、二人の小さな動きまでよく見ることができました。ぜひまたバスカーズの演奏会を江戸取で聞きたいです。



3年2組女子

 今までの私のクラシック音楽に対するイメージはなんだか堅苦しいものでした。だから、有名なもの、テレビや映画で登場したものなどは知っていましたが、夏休みの音楽の課題などといった機会がなければ十分に聞いたことはあまりなかったと思います。
 しかし、クラシック・バスカーズの演奏はそんな私のイメージをほんの数分もたたないうちに真逆に変化させてしまいました。お二人の演奏は親しみやすく面白いものだったからです。演奏で使われていた笛は生まれた国も時代もばらばらで、初めて目にするものも多くありました。ところが、楽器を知らなくても、楽譜について知らなくても、楽しめてしまうところに音を楽しむといった意味での音楽の力を感じさせられました。また、マイケルさんのお話や演奏の合間にあるイアンさんのお茶目な仕草がとても面白くて、同じ曲でもオーケストラなどで聞くのとは違った楽しみもあると思いました。そのように独自の面白さを持つクラシック・バスカーズの演奏を見ていたら、あっという間に時が過ぎてしまい、最初はあまり興味を持つことのなかったクラシック音楽でしたが、最後の曲はもっと見てみたい、聞いてみたいという気持ちにまでさせてくれました。
 全ての演奏を聴き終えて感じたことは、何かを伝えていくことには様々な形があるということです。クラシック音楽は十八世紀後半から十九世紀前半にかけての西洋の音楽の様式だそうです。大抵はオーケストラなどで再現のような形で演奏されています。しかし、クラシック・バスカーズのようにアレンジして大人から子どもまで興味を持ち楽しめるように演奏し、これから先の時代にも残していくというのは新しい継承の形なのではないかと思います。また、このようなことは同じように文化的に歴史のあるものでも絵画ではできないことだと思います。そういったことを考えると、普段からなにげなく聞いている音楽ではありますが、改めて面白いと感じました。
 今回、クラシック・バスカーズの演奏を通してクラシック音楽やそのアレンジ楽曲をもっと知りたいと思うようになりました。曲も聞くだけではなく、私たちよち何百年も前に生まれた作者がどのような思いを込めて名曲を作り出したのかなども調べたら新たな発見があるのではと思います。今回のこの体験が様々な歴史的に価値のある文化に触れるきっかけとなり、自らの豊かな感性の成長に生かしていけたら良いと思います。
 


3年3組 女子

 私は、今回クラシック・バスカーズの演奏をお聴きして、すごく楽しかったです。今までいろいろな方の演奏をお聴きしたことがありましたが、これほど楽しめたのは初めてだと思います。私は、習い事でピアノをやっていて、部活は合唱部ですので、お客さんに発表するという機会があります。そのとき私は、お客さんを感動させることができるかとか、失敗しないで演奏しきれるかなどと、緊張や心配という思いが湧き上がってしまいます。けれどもクラシック・バスカーズの演奏をお聴きしてからは、音楽とはこういうものなのだと改めて感じました。私に欠けていて大事だと気づいたことは、「楽しさ」です。マイケルさんとイアンさんがとても楽しそうに演奏をされていて、私も楽しくなりました。演奏者が笑顔でイキイキと、そして演奏するのが楽しくてたまらないという気持ちで奏でた音楽は、お客さんの心に届くのだなと気づくことができました。また、オーケストラのような演奏をたった二人でされるということに驚きました。様々なオーケストラの曲をお二人がとても雄大な演奏をされていて、中でも私は「ボレロ」が素晴らしいと思いました。たくさんの見たことがない楽器を演奏されていて、きっと目を閉じて聴いていたら、演奏者が二人だとは誰も思わないと思います。感動しました。最後に、私は、マイケルさんに日本語で毎度毎度曲を説明したりしていただけたことがうれしかったです。おかげで次の曲が何かというだけでなく、あらかじめどのような演奏になるのかを想像した上で演奏を聴くことができました。ありがたかったです。私もこのお二人のように、たくさんのお客さんを楽しませることのできる演奏をできるようになりたいと思います。



3年3組 男子

 先日の水曜日に英国出身のオーケストラが来ました。彼らの最大の特徴としては、二人で何十種類もの楽器を演奏するということです。この二人組は、そんなことを気にすることもなしに、二人で楽しい演奏をしていました。僕が一番すごいと思ったのがマイケルさんです。この人は、とても多くの笛を吹いていたからです。笛の種類はオカリナにフルート、そして角笛などで、その他にも今まで聞いたことがない楽器が数多く出てきていました。そして、それらを面白く吹いてくれました。マイケルさんの相方のイアンさんはアコーディオンという一つの楽器だけを演奏していました。けれどもイアンさんは、それだけでなくいろいろな場を盛り上げることをしてくれました。例えばマイケルさんの演奏に合わせて踊ってみたり、クリスマスソングの時にはサンタの帽子をかぶるなどです。その他にはヴァイオリンの音を口で表したりと、とてもユニークで、面白い人でした。二人が演奏していたもので感動したものはベートーベンの交響曲第九です。これは日本の年末にも演奏されている曲だったので、僕はこれを聴きながら今年ももう終わりなんだと思いました。今回お二人が有名な曲やクリスマスソングをアレンジして演奏してくださったので、演奏がすべて終わったときには明るい気持ちになれました。まさにプログラムどおりの大人から子供まで楽しめるオーケストラだと思いました。
 


3年4組男子

 今回の演奏会の「クラシック・バスカーズ」の演奏は、いつものクラシック音楽とは違っていて、とても面白かったと思います。
 まず驚いたことは、演奏者が2人だけだということです。最初、演奏会があると知ったときには、たくさんの演奏者がいて、前に指揮者が立って演奏するオーケストラなのだろうと思っていました。しかし、2人だけだったので、どんな演奏をしてくれるのか興味がわきました。実際聞いてみると、とても素晴らしい演奏でした。
 次に驚いたのは、いろいろな種類の笛を使っていたことです。とても長い笛があったり、小さな笛があったり、その他にも音が面白いものなどバラエティに富んでいて、聞いていてとても楽しかったです。また、笛だけではなく、アコーディオンも多彩な演奏があり、素晴らしかったと思います。
 さらに驚いたのは、ただ演奏するだけではなく、みんなが笑ってしまうようなパフォーマンスがあったということです。アコーディオンを演奏していたイアン・ムーアさんは日本語が話せないのですが、言葉は関係なく、音楽とパフォーマンスで伝えたいことがはっきりと伝わってきたので、本当に凄いと思いました。また、有名な曲をアレンジして、オリジナルなものにしているのも凄いと思いました。特に、ヴィヴァルディの四季「冬」やモーツァルトのトルコ行進曲、ベートーヴェンの交響曲第9番など、何回も聴いたことのある曲が、別の楽器で弾くことで、あるいは違う弾き方をすることで、面白く楽しくすることができるということに感動しました。
 江戸取では、今回のような演奏会や講演会、演劇など、様々なイベントがあります。感性を豊かにするためにも、こういった機会によく聴くとともに、学校だけでなく、休日や自分の時間などにも積極的に様々なことに触れていきたいと思いました。また、今回の演奏会でいろいろな楽器に興味を持つことができたので、笛以外にもさまざまな楽器を調べてみようと思いました。

 


3年4組男子

 今回は、クラシック・バスカーズのお二人による演奏をお聴きしました。「クラシックコンサート」と聞いて、最初はたくさんの人による演奏を想像していたのですが、大ホールに入ってステージを見た時、最初に目に映ったのは、机でした。その机の上には、たくさんの種類の楽器がありました。想像していたのは、たくさんの椅子が並んでいて、オーケストラの人たちが楽器の調整をしている光景だったので、とても驚きました。それと同時に、「クラシック・バスカーズというのは、いったいどんなオーケストラで、どんな演奏をするのだろう。」ということに興味がわきました。
 パンフレットを見ると、クラシック・バスカーズは、マイケル・コプレイさんというリコーダー・プレイヤーと、アコーディオンを弾き、バレエもできるイアン・ムーアさんの、2人の方だけで成り立っていることが分かりました。これを見て、僕は「クラシック・バスカーズというのは、なんだかおかしなオーケストラだな。」と思いました。パンフレットには、さらに、この2人だけで40種類もの楽器を使うということも書かれていました。とても驚きました。
 そして、クラシック・バスカーズの演奏が始まりました。「リコーダー・プレイヤーというのは、何を演奏するのだろう。まさか、僕たちが使っているのとは違うだろう。」と思っていたのですが、マイケル・コプレイさんが最初に手に取ったのは、なんと僕たちが普段見慣れているような、ごく普通のリコーダーでした。しかも、その、普通のリコーダーを、ものすごい速さで吹いていたので、「僕たちが使っているリコーダーで、こんなに凄いこともできるんだ。」とびっくりしました。そうするうち、アコーディオンを持っている方のイアン・ムーアさんが、面白い事を始めました。傘を使ったり、居眠りをしてみたり、かごから蛇が出てくる様子を演技で見せてくれたり、ダンスをしたりして、そのたびに、大ホールは笑いの渦に包まれ、とても楽しい、愉快な演奏でした。一方、マイケル・コプレイさんの方は、1つの演奏の中で何回も楽器を交換して、たくさんの音を聞かせてくださいました。その多くは見たことものないような楽器で、尺八も含まれていました。
 これまで、人に見せる演奏というものは、大勢で盛大に行うものだと思っていました。しかし、あんな少人数で、指揮者もいない「オーケストラ」でも、人を楽しませることができるのだということが分かりました。クラシック・バスカーズの2人は、一見ふざけた演奏をしているようでしたが、きちんとした演奏もできるのだそうです。あの演奏が楽しかったのは、面白おかしく演奏をしていたというのも理由の一つですが、それ以上に、演奏そのものがしっかりしていたからだと思いました。この、基礎をしっかりとした上で、さらに音楽を面白いものにしようと試みているのは、とても凄いことだと思いました。
 


3年5組女子

 今日は、クラシック・バスカーズの方たちの数々の演奏を聴きました。「クラシック音楽芸人」の名の通り、お二人の演奏はどれもとても楽しげで、何度も笑わせてもらいました。普段、私たちが聞いている曲が、この方たちの手にかかれば愉快で楽しい曲に変わってしまうことがとてもすごいと思いました。今日は、音楽というのは色々な事ができるということを知りました。普通、クラシックと聞くと有名な音楽家たちの演奏を聴いて、その人たちが奏でる曲に感動をしたりするものですが、この二人のクラシックはどうでしょうか。この二人が奏でる曲は常に聞いている人たちから笑いを誘って、さらに聞いている人たちの心を盛り上げていってくれます。そしてさらに、その曲を愉快にするようにおしゃべりや表情、身振りも交えています。私は今まで、演奏家という人たちは自分たちが作曲した曲、または元からある曲をただ演奏していると思っていました。しかし今回バスカーズの人たちを見ていて、それだけではないことを知りました。演奏家は、聞いている人たちに「こう思ってもらいたい」と期待を込めて演奏し、様々な工夫を凝らしているのだと思います。クラシック・バスカーズの人たちは、聞いている人たちに楽しんでもらいたい、ということで様々な曲を面白おかしく演奏し、また楽しんでもらえるように、色々なアイデアを出したり、たくさん練習しているからこそ、このようなとても楽しい演奏に仕上がったのだと思います。私も、この人たちのように、目的を達成するために頑張れる人になりたいと思いました。



3年5組男子

 僕は今日、バスカーズの演奏をお聞きして、クラシック音楽をきれいに演奏するだけではなく、そこに少し楽しませるアイデアを取り入れることで同じクラシック音楽でも聞こえ方が変わり、人をあんなに惹きつけていたことに感動しました。バスカーズは音楽を聴かせるというよりは、会場の中の観客と一体になり、共に楽しんでいたと思います。バスカーズの演奏は例えば音楽をしながら、ちょっとしたストーリーを描くなどというようなアイデアを入れていて、音楽を詳しくは分からない自分にも楽しみながらクラシック音楽を聴くことができたと思います。そしてクラシック音楽に興味を抱きました。このように人を楽しませ、かつ自分の伝えたいことを伝えることができるバスカーズをとても尊敬します。また多くの楽器をを弾きこなし、また笑いの要素を入れられるのは、人の何百倍、何千倍もの努力をしてはじめて体で覚えられるものだと思います。ですから僕も多くの努力をし、頭で考えるよりも先に反射的に体が動くようになりたいと思います。そして観客をあそこまで惹き付けるところにはとても感動しました。様々な性格、趣味がある人々の集まりの中で、その全ての人に注目され、惹き付ける、そして楽しませながらもクラシック音楽というものを伝えられることをとても尊敬します。僕もバスカーズのように多岐に渡る人々を楽しませ、心に何かを残すことができるような人間になりたいです。
 

3年6組男子

 今回、演奏会をお聴きして、大変良かったことがありました。それは、音楽の多様性です。例えば、自分がよく知っている有名な曲などをいろいろな楽器を使って表現していたりした点でした。聴き初めにまず感じたことは、違和感というものだけでした。メロディーは聞き覚えがあるものの、演奏している楽器が違うのです。また、自分にとってはピアノを習っているため親しみがないわけではないのですが、「音楽」という学問の堅苦しさを取り除いてくれるような、とてもユニークなパフォーマンスがあったりもしたことが印象的でした。
 さらに、良かった点がありました。それは、聴いているこちらから気付けるほど、クラシック・バスカーズの方々が「伝える」ということそのものに真剣になってくれているところでした。彼等は片言の日本語でしたが、聴いている我々も気分を良くさせてくれました。
 この演奏会をお聴きして今思うのが、普段よく耳にする穏やかでまじめなものだけが、音楽ではないということです。この音楽には、色々な表現の仕方があるのだと発見も多かったです。そして、表現の仕方たった一つで全く変わってしまうのも印象的でした。音楽のいろいろな顔、側面を見られたことが、将来的にも大変良い経験になると思います。どうかまた機会があれば是非、彼らの演奏を再び聴きたいと思います。


3年6組女子

 私は先日行われたクラシックバスカーズの演奏会をお聴きして、こんな音楽もあるんだ、こんなにも聞いている人たちを楽しませることができるんだ、と思い感動しました。
 私は吹奏楽部に所属しています。私たちの部の演奏会の目標は「笑顔でやって笑顔にさせる」です。しかし未だにこの目標を達成することが出来ていません。演奏することに必死になっていて笑顔で演奏することができません。それに対してクラシックバスカーズのお二人は演奏することを心から楽しんでいるように見えました。そして聴いている私たちを笑顔にしてくれました。そのとき私はやっぱり音楽ってすごい、私たちもこんな音楽を演奏したいと思いました。
 音楽は演奏する側が心から楽しんで演奏すればお客さんを笑顔にすることができることを今回の演奏会で学びました。そして改めて音楽の素晴らしさ、演奏することの楽しさを教えて下さいました。本当にありがとうございました。
 


3年7組女子

 ホールに入った時、机に置かれたたくさんのおもちゃのようなものと、マイク、それだけでどうやって演奏するのかととても不思議に思いました。しかし、演奏は本当に素晴らしいものでした。たった二人であれだけの素晴らしい演奏をし、おもちゃのようなたくさんある笛をものともせず吹きこなしてしまう。本当に、あの一時間は驚きと感動でいっぱいでした。また、会場は笑いが絶えず、とても良いムードの中、演奏を鑑賞することができました。本当に面白く、演奏会というよりはお笑いの舞台のような気もしました。しかし、そこには常に音楽が存在し、それも並大抵の人が簡単に奏でられるような技術ではないこともわかりました。自分たちの知っている曲を、色々な笛を使って、想像もつかない別の曲のようにしてしまったり、一曲のある部分を色々な笛で吹いてみたりと、会場が夢中になるようなことばかりで本当に楽しかったです。バスカーズは世界中で演奏していらっしゃるとお聞きしました。世界中に音楽と笑いを届ける仕事なんて、そう簡単に誰でもできることではありません。世界中の人々が音楽と笑いを共有し合う、言葉は通じなくても笑いが通じるということはすごいことだし、世界中の人々が同じ事で笑い合えることはとても幸せなことです。バスカーズのお二人がいることによって世界が幸せになる、そんな幸せで誇りを持てるような仕事を自分もできたら良いと想います。バスカーズのお二人の演奏は本当に楽しく聞くことができました。これからも世界中で頑張ってもらいたいです。ありがとうございました。



3年7組男子

 僕は今回クラシックバスカーズのお二方の演奏をお聴きして、最初の方はただ驚きしか感じなかったのに、途中から何とも言えない感動を味わわさせてもらいました。あの猫の二重奏の時には、一瞬楽器によって奏でられた音なのかと思い驚きましたが、そのすぐ直後イアンさんが楽器を手に持っていなかったため、自分自身の声で猫の声を出していると分かりました。
 次に僕が感動したのは、ボレロです。僕は音楽の授業で何回か聞いたことがあります。その際、リズムのベースにはドラムが使われていたので、今回も使うのかと思っていたのですが、ドラムを使わなくともあそこまで綺麗にリズムが分かるように演奏することはとてもすごいと思います。
 最後に、僕が今回の演奏会で思ったことは、「音楽は笑顔を作り出せるもの」という事です。音楽は心地の良いリズムとそれを奏でる演奏者達の気持ちがこもっていることを合わせたものだと思います。今回はクラシックバスカーズのお二方に僕たちはとびっきりの笑顔にさせてもらいました。他人に笑顔を与えるということは音楽だけではないはずです。クラシックバスカーズのお二方のように、周りの人に対して自分のパフォーマンスで笑顔になってもらえるように、僕自身努力していきたいです。
 


3年8組男子

 私は今回、クラシック・バスカーズのお二方の演奏をお聴きして、改めて音楽の素晴らしさについて感じさせられました。
 演奏が始まる前、私は二人でクラシックを演奏できるのかと疑問に思っていました。しかし演奏が始まると、表情や身振りを交え、クラシック曲をアレンジして演奏しているのをお聴きして、とても面白く楽しい時間を過ごすことができました。また時々隠れているクリスマスソングを探すのも楽しかったです。
 今回の演奏をお聴きして、私は改めて音楽には力があると思いました。私は席が後ろの方なのでよく分かったのですが、生徒全員が聴き入っている様子がとてもよく見えたからです。音楽は、落ち込んでいる人を笑顔にしたりします。
 今回の演奏では、きっとクラシックに興味がなかった人も、身振り手振りを加えたため、演奏に聴き入っていたのだと思います。私は吹奏楽部ですが、このように音楽に興味が無い人でも興味をもっていただけるような演奏をしていきたいと思います。


3年8組男子

 自分には「クラシック音楽は堅苦しい」という固定観念がありました。ですが、今回来校してくださったクラシック・バスカーズのお二人の演奏はそれを大きく覆してくださいました。当初、自分はクラシック音楽なのに二人だけで演奏できるのか、使用する楽器が笛とアコーディオンだけでクラシック音楽を演奏できるのか、クラシック音楽芸人とはなにかと様々な疑問を持っていました。
 開演して最初の曲が演奏されている時、笛でもアコーディオンでもない音が聞こえてきました。何かと思うとイアン・ムーアさんの声でした。これにはとても驚きました。その後のロッシーニの「猫の二重奏」では猫の鳴き声の物真似と身振りを見ていて思わず笑ってしまいました。マイケル・コプレイさんはパンフレットによると30種類もの笛をその時々で巧みに使い分けて演奏しているそうです。今回のコンサートでも多数の笛を使っていました。中には初めて見る笛もたくさんありました。その全ての笛を操れるマイケルさんはとてもすごいと感じました。ベートーヴェンの「交響曲第9番」など聞いたことのある曲も何曲かありましたが、その曲を含めた全ての曲で一時たりとも飽きさせない楽しい演技を見せてくれながら曲を演奏してくださいました。しかも演技が上手いだけではなく、演奏もとても上手でした。ヴィヴァルディの「四季」の「冬」の演奏では北風の吹き具合が見事に伝わってきました。自分はそれらの演技に見とれつつ、その演技をしながらこんなにすごい演奏ができるのかと感動しました。堅苦しいはずのクラシック音楽がここまで楽しく聞くことができる二人の世界にどんどんと引き込まれていきました。今回演奏してくださった曲は本当の曲はどんな曲か興味が湧いて来ました。これからのクラシック音楽のコンサートは固定観念無しで聞くことができそうです。今回のような公演があれば是非また聞きたいと思います。
 


3年9組男子

 今回のクラシック・バスカーズによる演奏は僕にとってとても貴重な体験となりました。演奏の内容はクラシックだったのですが、僕が考えていたクラシックは、たくさんの人々が楽器を使って壮大な演奏をするというものだったので「たった二人で何が出来るのだろう」と思っていたのですが、実際に聞いてみるととてもびっくり!聴けば聴くほどに、どんどん独創的な世界に入り込んでしまいました。一度は耳にしたことがある、とても有名な曲達がクラシック・バスカーズのお二人の手にかかると、おもしろおかしい演奏になっていました。まだ一度も聴いたことのない人は、機会があるならば是非聴いてみてもらいたいです。音楽に対する見方がきっと変わると思います。この貴重な体験から、僕は何点か思ったこと、感じたことがありました。
 一つ目は、型に囚われることなく、自分自身の世界を創造していくということです。今回の演奏から僕は何事においてもいろいろな角度から目を向けていきたいと思いました。
 二つ目は、もっとユーモアあふれる人になろうと思いました。二人の演奏もユーモアがあふれているから、とても楽しむことが出来ました。僕も、いろんな人を楽しませられる人になりたいです。

 最後にまとめとして、クラシック名曲をアレンジして楽しく演奏するお二人は、何事もないように演奏しているけれども、観客の方達を楽しませる工夫などがたくさん盛り込まれていることに気がつきました。つまり、基盤がしっかりしていないと、どんなことにおいてもすばらしいものにはならないということです。僕もどんなことがあろうと全体にぶれたりしないような基盤を作りあげていき、後輩の見本となれるよう努力していきたいと思います。



3年9組女子

 私は今回クラシック・バスカーズのお二人の演奏をお聴きして、音楽は演奏している人が楽しんでいると聴いている方も楽しい気持ちになるのだと思いました。マイケルさんが奏でる笛の音色はそれぞれ違っていて、聴いていて次はどんな音が鳴る笛なのだろうとわくわくしました。またイアンさんはアコーディオンを演奏しながら行動の一つ一つがとてもおもしろく、聴くだけでなく見ても楽しめました。
 モーツァルトのトルコ行進曲ではテンポが非常に速い曲だったので、マイケルさんが笛を演奏する指を動かすのがとても速いのにも関わらず、正確な音をリズム通りに演奏されていたので本当にびっくりしました。また、ヴィヴァルディの四季「冬」では、雨の降る音や風の吹く音までも楽器で演奏できてしまうことに大変感心してしまいました。最後に演奏されていたベートーベンの交響曲第九番ではたくさんの笛を使って演奏されていましたが、その中に尺八が入っていて日本人としてとても嬉しかったです。そしてクラシック・バスカーズの演奏ではイアンさんの声や歌も楽器のように使われていて声が楽器のように使われている演奏は初めてだったので、新鮮でした。
 今回、この演奏を聴かせていただき、もっと音楽が好きになりました。これからはクラシック系の音楽も積極的に聴いてみたくなりました。




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