日本フィルハーモニーオーケストラ 感想文

 

 1組 

 

  私は日本フィルハーモニー交響楽団のみなさんのことは以前からよく知っていて、CDなどでよく聞いていました。そして今回、岩村力さんの指揮による、チャイコフスキーのなつかしい土地の思い出、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調の演奏はとても素晴らしく、感銘を受けました。それぞれの楽器の音色、全ての楽器が重なったときのとても華麗で上品な音色を直接間近で感じることができ、嬉しく思います。
 今まで聞いてきた運命とは違い、とても力強く、迫力のあるもので心に重く、そして心地よい綺麗な音の重なりが感動しました。バイオリンの鋭い音だけでなく、低音でなんともいえないコントラバスの音色もとても素敵でした。ベートーヴェンの人生観というものが綺麗、且つ繊細に表現されていて生で聴いてベートーヴェンの感性に浸ってしまいました。
 ベートーヴェンの運命とは違い、とても可愛い曲であるチャイコフスキーのなつかしい土地の思い出は、とてもバイオリンの音色が綺麗で感動しました。この曲も小さい頃からよく聴いていた曲だったので、今までとは違ったチャイコフスキーを聴くことができました。
 日本フィルハーモニー交響楽団の皆さん、岩村力さん、正戸里佳さんの演奏は今までに聴いたクラシックコンサートの中で一番綺麗な音色でとても感動しました。いつかまた機会があれば江戸取で皆さんの演奏が聴きたいです。ありがとうございました。

 

 私は日本フィルハーモニー交響楽団のみなさんの事をあまり知らなかったのですが、今回のコンサートでチャイコフスキーのなつかしい土地の思い出とベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調の演奏を聞いて、とても凄い楽団なのだと思いました。私はあまりクラシックコンサートに行かないので、とても貴重な体験になりました。今回の演奏を聞いて、機会があったらクラシックのコンサートに行ってみたいと思いました。今回は1列目の席で聞かせて頂けたので、演奏者のみなさんの1つ1つの小さな動きや顔の表情、演奏の仕方など、細かい所までたくさん見えて、本当にありがたく思いました。1つ1つの楽器が奏でる音がとても綺麗で、曲全体が一体感があり聞き入ってしまいました。そしてもっと聞いていたいと思いました。また指揮者の岩村力さんがとても感情を込めて指揮しているのを見て感動し、そこにはやはりプロなのだと感じさせるような雰囲気が漂っていました。今回のコンサートは印象が強く残っています。特に運命は、耳にする機会が多くある曲なので、生演奏でプロの演奏を聴くと、力強く、ベートーヴェンの思いが伝わってきたような気がします。今回のコンサートを聞いて、またオーケストラを聞く機会が欲しいと思いました。

 


 2組


 今日は普段体験することのできないオーケストラの生演奏を、日本フィルハーモニーの方々によって聞くことができて本当に良かったです。最初に演奏されたヴァイオリンのソリストの演奏は、オーケストラ全体とソリストが徐々に一体化していき、互いに違うメロディを弾いているのに上手く溶け込むように曲を演奏していくことがとても強く感じられました。弦楽器と金管楽器、木管楽器がそれぞれのメロディやリズムを弾いたり吹いたりする中で一つの音楽を作り上げていく作業は、本当に凄いことだと私は思いました。私は吹奏楽部でトランペットを吹いているのですが、今日の演奏会が始まる前から個人でチューニングや音出しをしている音を聞いて、やはりプロの音は違うなと思いました。トランペットは2人だけしかいなかったのにあの音量を、圧力のかかった密度のある音を吹いていたことにとても感動しました。自分で演奏するときに目標としているトランペットらしい明るい音を聞くことができて良い体験となりました。
 ベートーヴェンの「運命」は自分の知っていたメロディではないところもたくさんあり、こういった雰囲気のところもあるのだなと演奏を聴いて思いました。指揮者の人からお話があったように耳の聞こえなくなってしまうベートーヴェンが難聴に悩まされながらも作曲した曲が「運命」です。作曲者の気持ちがあの特徴的なメロディに込められているのかなと、今回の演奏を聴いて思いました。今回の日本フィルハーモニーの演奏を聴けてとても良かったです。また、音楽は演奏するのも聴くのも楽しい、素晴らしいものだと改めて感じました。
 



 僕はこのコンサートを楽しみにしていました。今日弾かれたチャイコフスキーの「懐かしい土地の思い出」の第一曲「瞑想曲」は、以前自分が弾いた曲だったからです。この曲は音の流れが大事なので、音と音の間を切ることは許されない曲でした。しかし、僕が実際にこの「瞑想曲」を弾いたときには、音と音の間を切ってしまうことがよくありました。そして実際に聴き、正戸さんの音はビブラートがきれいにかかっていて、音に透明感があるように思いました。また、僕が弾くときのように音が切れていることもなく、とてもなめらかで暖かい演奏だったと思います。また、聴く機会があまりなかった第二曲「スケルツォ」の正戸さんの弓さばきはとても速く素晴らしいと思いました。そして、そのような中でも、正戸さんのヴァイオリンは、ぼやけず、しっかりと音が浮かんで聴こえました。それは、正しい練習をたくさん積まれた賜物だと思います。このように、自分もヴァイオリンを操れるようになってみたいです。
 また、僕は、この「懐かしい土地の思い出」の演奏はピアノとヴァイオリンのものが一番気に入っていました。しかし今回の演奏を聴いて、ヴァイオリンとオーケストラ版を見直しました。オーケストラの伴奏はピアノにはない重厚感を醸し出していて、ヴァイオリンとよく合っていたように思います。
 ベートーヴェンの「運命」はCDで何回も聴いたことがありましたが、実際に生演奏で聴くと全く音の響きも違うように聴こえ、驚きました。今回聴いて、運命の扉をたたく第一楽章のはじまりから第四楽章に曲が進むにつれて、自分の気持ちがだんだん明るくなっていくことがわかりました。ベートーヴェン自身をあらわしているという指揮者の岩村さんの説明を実感しました。そのような視点から聴くと、この曲が少し新鮮に聴こえました。
 このように、「音楽は人間の内面を表現する」ということを実感しました。そして、自分もいい刺激を受けたので、この貴重な体験を自分のヴァイオリンにも活かしていきたいです。

 

 

 

 

 3組

私は今回の演奏会が楽しみで前日からずっとそわそわしていましたが、実際の演奏は想像していたよりもさらに楽しいものでした。

中でも印象に残ったのはベートーヴェンの「運命」です。有名な「ジャジャジャジャーン」のメロディーは私も知っているものでしだか、日本フィルハーモニー交響楽団の方々に演奏して頂くと全く別のものに聴こえます。軽々しく「ジャジャジャジャーン」なんて言ってはいけないような気がしてしまうくらい美しくて、ドラマチックな曲でした。

私は吹奏楽部に所属しているのですが、吹いてみて初めて楽器が難しいものなのだと分かりました。長時間音を出しているだけでも疲れますし、大勢で音程を合わせることは至難の業です。日本フィルハーモニー交響楽団の方々のクラリネットやトランペットなどの吹奏楽器の音は本当にきれいに響いて、普段自分たちが吹いている楽器と同種類だなんて信じられませんでした。

また、大人数だった弦楽器については、これまで何の知識もなく、なんだか眠くなる音だと感じていたのですが、今回認識を改めることになりました。まずソロのヴァイオリンの音は透き通るようで、何の知識もない私でも、今すごいものを聴いていると分かる美しい音でした。伴奏がメロディーを引き立てて、楽団のすべての音が一本の楽器から出ているようなまとまりを感じました。弦楽器ってこんなにおもしろい楽器だったんだと知りました。

今回の演奏会で、音楽って素敵だなと感じました。機会があれば、是非また聴いてみたいと思います。

 

 僕は、小学校のころに初めて生でオーケストラを聴きました。そのとき、僕はあまり音楽には興味がなく、CDやテレビで演奏しているものをただ実際に弾いているだけのことで、ハチャトゥリアンの代表作「剣の舞」を演奏してもらっても、ただ速いだけの曲だけとしか思っていませんでした。それは今回日本フィルハーモニー交響楽団が演奏して下さったベートーヴェンの「運命」に関しても、テレビなどで悲しいときに流れる曲だとしか思っていませんでした。

 しかし、江戸取に入学してから、生で音楽を聴く機会が大分多くなりました。小学校のころ、馬鹿にしていた音楽が、次第に馬鹿にできなくなり、逆に音楽を聴くことが好きになってきました。江戸取に入学してもう三年目となりますが、たった三年で考えが変わるとは思いもしませんでした。そして、小学校の頃に聴いた「運命」も、音楽が好きになってから聴いてみると、色々なことを思いました。

 僕は「運命」の最初の「タタタター」というモティーフほど簡潔な曲はないと思いました。この曲の楽器の編成は、ベートーヴェンはこの「運命」で史上初めて交響曲にピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンを導入したそうです。曲の構成は、暗から明へというような感じで、激しい葛藤を描いた第一楽章から、瞑想的で集中していないと眠ってしまいそうな第二楽章、第三楽章の不気味なスケルツォを経て、第四楽章で歓喜が解き放たれるような明るい感じとなりました。このベートーヴェンの「運命」はただ暗いだけの曲ではなく、順を経て次第に明るくなっていく曲だと思いました。僕たち生徒のために演奏してくださった日本フィルハーモニー交響楽団の方々に大変感謝しています。
 

 4組

 音楽は音の芸術です。美しい音楽は人の心を動かし、互いの名前も知らない人たちの間に不思議な架け橋を作ります。だから、音楽は古より、私たち人類に親しまれてきました。
 今日、私はまた、音楽に触れることができました。日本フィルハーモニー交響楽団による「なつかしい土地の思い出」と、「運命」です。
 最初は、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」です。これは、柔らかい雰囲気が漂う曲です。故郷を思い出せそうな、静かでありながら起伏のある曲で、タイトルのせいか、李白の「静夜思」を思い出させます。しかし、「静夜思」の哀愁と違い、この曲はヨーロッパ独特の和やかさを帯びています。私にとって一番印象に残ったのは、正戸里佳さんのバイオリンの繊細な音です。正戸さんのバイオリンを弾く姿は、今でもはっきりと思い出せます。正戸さんはまるで音楽そのものでした。曲の流れとともに揺れる彼女は、目に見えない音楽をそのまま形に表したようで、とても感動しました。
 次はベートーベンの「運命」です。冒頭部のメロディーで、「なつかしい土地の思い出」とは打って変わった雰囲気になり、私たちはベートーベンの当時の精神世界へと誘われました。激しい大波の海で漂いながらも、必死に海岸を目指していく、というような迫力に満ちた曲でした。難聴に悩まされていた彼の心の内を考えると、よりいっそう曲が生き生きと感じられました。
 音楽に触れると、内心が穏やかになります。次の機会が楽しみに思われます。


 僕はこの演奏会で、クラシック音楽の魅力、またそれを演奏する各々の楽器の魅力に気づかされました。
 まず最初の曲「なつかしい土地の思い出」のバイオリンの独奏部で、改めて意識してその音色を聴くと、とても澄んでいて、たいへん快く感じました。僕の印象に残ったスケルツォは、なかなか曲調が激しかったですが、美しい曲だと思いました。メロディは、本当になつかしい土地を思い出させるようで、とても心が穏やかになりました。
 次の曲「運命」では、指揮者の方から、作曲時の作者ベートーベンの心情をうかがった時、自分がいつも何気なく聴いていたあの曲には、こんなにも壮大な作曲者の意志があったのかと思うと、いっそうこの曲が凄いものに思えました。それを知ってから聴く第一楽章の冒頭部は、たいへん重く聞こえました。それにかなり多くの種類と数の楽器によってオーケストラが構成されていたので、それでまた、より深みが増していました。
 僕は冒頭部以外はほとんど聴いたことがなかったのですが、第一楽章は、冒頭以降にもあの有名な旋律が出てきており、この曲の作者の劇場が伝わってきて、曲の雰囲気に圧倒されそうになってしまいました。また、指揮者の方も、手で指揮をしていると言うよりも、体全体で指揮をしているという印象を受けました。
 第二楽章になってから、一気に曲の雰囲気が変わってしまっており、驚きました。第二楽章はあまり重い曲ではなかったので、少し肩の力を抜いて聴くことができました。
 第三楽章から第四楽章については、とても曲調が明るく、だんだんと曲が進むにつれて、勇気づけられるような気がしました。曲の終わる頃には、とても心が充足感に満ちあふれているような気がしました。
 

 

 

 

 

 5組

 今回の日本フィルハーモニー交響楽団の方々の演奏は、とても素晴らしく感動的でした。中でも一番素晴らしいと思ったのが、正戸里佳さんが演奏された「なつかしい土地の思い出」でした。私もヴァイオリンを習っていますが、私ではとても正戸さんのような綺麗な音を奏でることはできません。ですので、とても綺麗な音を弾くことのできる正戸さんをとても尊敬します。私は今までに何回かコンサートに行ったことがあります。しかし、そのコンサートは全部ピアノとヴァイオリンだけなど、小規模編成のものでした。今回のような大人数のオーケストラの演奏を聞くのは初めてだったので、少人数の室内楽との大人数のオーケストラの演奏の違いがたくさんあって驚いてしまいました。例えば、どんなところに驚いたのかというと、弦楽器の弓の向きが皆そろっているところでした。一人で弾いている時は、別に弓の向きを逆にしてしまっても、別に聴いている人には分からないので良いのですが、大人数で演奏しているときに一人だけ弓の向きを逆にしてしまうと、一人だけ目立ってしまうと思います。ですので、大人数で演奏するのはとても大変だと思いました。他にも、もし一人が音程をはずしてしまうと、それはその部分の音の調和を乱してしまうことになります。今回の演奏をお聴きして、私は様々なことを学びました。例えば、オーケストラとは自分勝手に演奏してはいけなく、必ず指揮者の指示に従わなければいけないことなどです。このようなことから、オーケストラで演奏するのは個人で演奏するより難しいことが分かりました。私は、今は一人でヴァイオリンを弾いているので、今度何かの機会があったら、オーケストラの一員として演奏してみたいです。

 6月6日、日本フィルハーモニーの方々による生演奏が聴けるということで、私はすごく楽しみにしていました。演奏が終わって、私は二つ思ったことがあります。一つ目は、生だからこそ伝わる迫力と躍動感です。普段、音楽はパソコンや音楽機器、CDなどでしかオーケストラの音を聴く機会がなかったので、とても感動しました。私は吹奏楽部に所属していて、合奏やパート練習で自分たちの音を耳にしますが、吹奏楽とはまた違うものを感じました。また、合奏の度に指揮と演奏がずれそうだと感じていますが、日本フィルハーモニーの方々の演奏には一体感が出ていてすごいと思いました。どうすれば大人数でもまとまりのある曲が完成するのか、今回の生演奏を参考に研究しようと思います。二つ目はなかなか見ることの出来ない楽器を見られたことに対する感動です。席で生演奏を聴く前に、舞台上で団員の方がファゴットを練習している様子を見ることができました。とても大きく重そうな楽器でした。音色も重厚なもので、チューバやバスクラリネットとは違った低音でした。そして何よりも感動したのは、ソリストの正戸さんが使って演奏していたストラディヴァリウス製のヴァイオリンです。以前、テレビでストラディヴァリウスについて紹介していた番組で、世界に百とない、値段も相当高い名器、と言っていたのを、プログラムを読んでいるうちに思い出して、まさか本当に一生のうちでお目にかかれると思っていなかったので、とても嬉しかったです。そして「なつかしい土地の思い出」でのソロで、高い音から低い音まであらゆる音が奏でられ、かつ繊細な音色で感動しました。この生演奏を聴いて、今後コンサートなどの機会があれば、足を運んでみようと思いました。

 

 6組
 

 僕は日本フィルハーモニーのみなさんの演奏をお聴きして、深く印象に残っていることが2つあります。1つ目は、奏者が一様に楽しそうに演奏しているということです。演奏している全員が笑顔を絶やさずに演奏していました。また、曲に合わせて体を動かしたり足でリズムをとっていました。僕は、それがリズムをとるだけでなく、感情を表現したり、きれいな音をだすようにするための工夫なのではないかと思いました。特にヴァイオリンを演奏していた正戸里佳さんは、とても生き生きと演奏していたので、思わず聞き入ってしまいました。僕だけではなく、聴いている全員が全員その演奏に聞き入っていたと思います。僕は、技術や才能だけでなく、演奏している皆さんの心が一つになっていたから全員が聞き入る音楽となったのだと思います。2つ目は、普段音楽とあまり関わりのない僕でも、自然に曲の世界に引き込まれるような演奏だったことです。つまり、音楽は演奏する人と、聴く側の人がお互いに楽しむことができるのだと思いました。そこで僕は改めて音楽の素晴らしさを実感することができました。

 日本各地で演奏してくださっている日本フィルハーモニーのみなさんのおかげで貴重な時間を過ごすことができました。このような機会があれば、また是非お聴きしたいです。

私は今回、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴くことができました。私は吹奏楽学部員ということもあり、今回の演奏会がとても楽しみでした。今回は吹奏楽団ではなくオーケストラだったため、弦楽器での低・中・高音楽器の曲での活かし方などに注目して聴いていました。私は低音楽器を担当しているので、自然とコントラバスに耳を傾けてしまっていましたが、どの楽器も息がぴったりで楽団がキレイに一つにまとまっているのを見てとても感動しました。また、それと同時に江戸取の吹奏楽もこんな素晴らしい演奏ができるようになりたいと思いました。

そして何より私が注目してしまったのは、ヴァイオリン奏者の正戸里佳さんの表情です。激しく迫力があるときはとても表情が険しくなっていました。しかしその表情からいっぺん、はるか遠くの方を見ているような表情になっていました。その時私は、やはり音楽は体全体で表現でき、聴く人に感動を与えることのできる素晴らしいものだというのを実感させられました。それくらい正戸里佳さんの表情には吸い込まれるような迫力がありました。

私たちは今日、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴くことができて本当に良かったです。プロの演奏を聴くことでたくさんのことを学ぶことができました。その中で私が一番大切にしていこうと思ったことは、一曲一曲全力で取り組むことです。そのことをいつも心に置いて今後の部活動に励んでいこうと思います。

日本フィルハーモニー交響楽団の皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

 

 

 7組

 「「運命」はどういう気持ちが込められているのだろうか」と今まで思ってきましたが、今日の演奏会を聴いて少し、ほんの少し分かった気がしました。それにとても素晴らしい演奏だったので鳥肌が思わず立ちました。チャイコフスキーの曲は、頭にぽっと懐かしい風景が浮かんでくるような穏やかな心持ちになりました。

 私は長い間運命は「ジャジャジャジャーン」という旋律が続けられて終わると思っていましたが、途中で段々明るい曲調になって、また後半でダーンと落ちるような激しい曲調になっていて、今までのことは思い違いだったと気づきました。ベートーヴェンが耳が聞こえないという、音楽家、芸術家、人間として致命的な障害を背負う中で、自ら立ち上がってもう一度運命がたたく自分の人生の扉を開けて運命の姿を見ようと立ち向かった強い決心と、音楽への強い熱意が強く伝わってきました。私もベートーヴェンのように、自分に不利で理不尽な境遇が生じてしまったとしても、自らの足で立ち上がっていかれるような、強いものを手に入れたいと思いました。おそらく耳が聞こえなくなったとき、音を失った、音楽を続けるのは不可能だと思ったと思います。でも彼はピアノやヴァイオリンやすべての楽器の音色を鮮明に覚え自分の奏でる音楽を刻みつけ、愛していたからこそ音楽から離れることなく続けられたことが私には凄く綺麗だと思いました。自分の心の磨き上げられた鏡に映るものしか信じないという感じがしました。

 私も人生の波にもまれて生きていきたいです。


 私はクラシック音楽を聴くと、いつも鳥肌が立ちます。今回の演奏会では3つ印象に残っているところがあります。1つ目は「運命」です。「”運命”という曲を知っていますか?」と聞かれたら、誰もが冒頭部分を思い浮かべると思います。私もその1人で、他の部分は想い起こしたことがない気がします。運命の中でも特に印象的だったのは、曲の盛り上がりが複数あるところで、そこは寒気がおさまらないほどでした。「運命」という曲がどういう曲なのかを知る、良い機会になりました。
 2つ目は、チャイコフスキーの曲についてです。私はバレエを習っているので、チャイコフスキーの曲といえば「三大バレエ」である「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」の曲を思い浮かべてしまいます。しかし今回聴いた曲は、どれも聴いたことのない曲だったので、これもまた良い機会になったと思います。
 3つ目は、楽器を演奏するということはとても表現力が必要なのだとヴァイオリンのソリストを見て思いました。体全体を使って演奏しているようにも見えました。ゆったりとしたテンポの曲は体を大きくゆらし、速いテンポの曲では体を細かく動かしていくのが分かりました。全身で曲を表現するということは、慣れてしまえば難しくはないかもしれませんが、凄いと思いました。
 私は普段、オーケストラを聞くことがないので、とても良い機会になったと思います。またこのような機会がたくさんあればよいと思いました。
 

 


 8組  

 普段から音楽に触れる機会が比較的多い私にとって、今回の日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴く機会は、とても楽しみなことであり、非常に貴重な体験をさせて頂けたと思います。席からステージの方を見ると、指揮者の方の手の動きと呼吸を合わせるように、いろいろなところからいろいろな音が飛び出してきて、耳をすましてみると私の座っていた席からよく見えるヴァイオリンやヴィオラ、ハープやティンパニだけでなく、トランペットやホルン、フルートなど、たくさんの楽器の音が聴こえてきてまるで絵本を読んでるかのような気持ちになったのを覚えています。そしてさらにびっくりしたのが、ソリストの方の演奏でした。時に強く、時に優しく、しっかりしているけれどなめらかで細いようなそのヴァイオリンの美しい音色は、私を一瞬にして圧倒させました。

 最後に私が緊張しながら花束を渡したとき、指揮者の方は、「面白かったですか。」と笑顔で尋ねてくださいました。その時私は緊張してこわばりながらも頷くと同時に、日本フィルハーモニー交響楽団の方々は私達を楽しませるためにも演奏してくださったのだなと感慨深く思ったのを鮮明に覚えています。

 本日は日本フィルハーモニー交響楽団の方々が本校に来校し、素晴らしい演奏を披露してくださいました。正直、自分はクラシック音楽を聞く機会がなかなかありません。しかし、今回は聞く機会の少ないクラシック音楽を直接自分の耳で聞くことができたので、良い経験となりました。

 最初にヴァイオリン担当の正戸里佳さんと指揮者の岩村力さんが中心となって演奏してくれたのはピョートル・チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」です。その中でも特に第二楽章がすごいと思いました。ヴァイオリンの演奏がとてもかっこいいと思いました。ヴァイオリンでこんな演奏ができるのかと感動しました。パンフレットに「チャイコフスキーにとって唯一の、ヴァイオリンとピアノの作品」と書いてありましたが、まさにその通りだと思いました。

 次はルートヴィヒ・ヴァン・べートーヴェンの「交響曲第5番ハ短調,op.67運命」です。これは、日本フィルハーモニー交響楽団だけで演奏していました。やはり、直接耳で聞くということもありましたが、プロの人たちの演奏は全然迫力が違いました。滅多に聞くことのできない演奏を聞くことができて良かったです。

 今まではクラシック音楽をなかなか聞きませんでした。けれども、今回の演奏はとても心に響きましたし、素晴らしいものだと思いました。また聞く機会があれば、ぜひもう一度聞きたいと思います。

 

 

 

 9組

 私は普段木管楽器を吹いているので、弦楽器のことはどんなものかよくわかりませんでしたが、日本フィルハーモニーオーケストラや正戸里佳さんによるソロを聴いて、弦楽器もこんなに澄んだ音が響くのかと感動しました。私もソロを少し吹いたことがありますが、あんなに堂々と弾く姿を見て、感銘を受けました。また、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」の冒頭のオーボエのソロがとてもなめらかな音で思わず聞き惚れてしまいました。音をちょっと出しただけでここまで音を響かせることができるのかと思うくらい華やかで美しい音色でした。音はそれほど大きくないのに、聴いている人の心を鷲づかみにしてしまうようなまっすぐで甘い音。そんな、人を感動させる音を聴けたのは良かったと思います。そして、これを元に、自分の音楽作りもレベルアップさせていきたいと思いました。そしてもっとクラシック音楽についての理解を深めていきたいと思いました。日本フィルハーモニーの皆さん、ソロヴァイオリニストの正戸里佳さん、ありがとうございました。

 私は、日本フィルハーモニー交響楽団の方々の演奏を初めてお聴きしました。今回、チャイコフスキーの「懐かしい日の思い出」、ベートーベンの「運命」をお聴きしました。交響楽団の方々がたくさん来てくださったため、ホールに演奏がすごく大きく響き、とても迫力がありました。私は、音楽系の部活動に入っていることもあり、日本フィルハーモニー交響楽団の方々の演奏にとても興味があったので、今回学校でお聴きできてとても嬉しかったです。普段の部活動でも感じますが、一人で演奏をすることはとても簡単ですが、みんなで演奏するということは、一人で演奏するときより何倍ものスケールがあります。誰か一人でも欠けてしまえば、成功はしないと思います。しかし、今回の交響楽団の方々の演奏は、どの曲も完璧でとても感動しました。それは一人一人の音の正確さがしっかりしているからだと思います。指揮者の方とのタイミングもすごく合っていて、見ていてとても気持ちがよかったです。正戸里佳さんのヴァイオリン演奏は、一人で弾いていると思えないほど、きれいに響いていました。正戸さんはすごく感情的に弾いていて表情が変わったりするところがすごく印象的でした。今回、この2曲を間近でお聴きできて、とても嬉しかったです。また、日本フィルハーモニー交響楽団の方々の演奏をぜひ聴きたいです。
 

 


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