「金環日食」感想文


1組

 僕は今回の日食観察会に参加する前、日食に関するニュースを見ました。そのニュースの中では、金環日食は次に僕が今住んでいる所で見られるのが3世紀後だと言っていました。僕は最初は星や天体について、理科の授業中に習った位で、特に自分で星や太陽などを観察するほど興味がある訳でもありませんでした。学校で日食の観察会があると聞いた時も、滅多にないことだと思い 、何となくという感じで観察会に参加することにしました。しかし、ニュース番組を見て、生きているうちに何回かしか見られないということを知り、初めはただ見てみたいとしか思っていませんでしたが、日食に次第に興味を持ち、事前にどうして日食が起こるのだろうということや、今までにどんな所で起こっているのだろうと、日食について色々な疑問が湧いてきました。そしてそれがインターネットで検索していくうちに太陽や月について興味を持ち、日食以外の天体現象についても勉強してみたいと思うようになりました。そして、当日になってみると、朝から空が曇っていて、本当に金環日食が見られるかどうか心配でした。しかし、学校に着いて観察会に参加してみると、光が弱くピンホールや木漏れ日等の観察は上手くいきませんでしたが、金環日食はちゃんと見ることができ、そういう機会に立ち会えて本当によかったと思いました。


 
2組

 今までに私は様々なことを学んできました。天体、すなわち日食や月食などのことも学んできました。なので、日食は右上から欠けていき、そして、左下に抜けていくといったような知識は持っていました。しかしながら、実際に見たことはなく、月食は年に2、3回起こり、日食は起こり方が非常に難し い上に、極めて狭い範囲でしか見られないので自分が見ていることを想像すらできませんでした。さらに、今回のは、起こる確率が少ない金環日食だったので、今回のことは見る前から非常に楽しみにしていました。
 そして、実際に見てみるとどうでしょう。まず、習ってきたように、本当に右上から欠けていき、左下に抜けていきました。しかも、今回のは部分日食の中でも極めて珍しい金環日食であったため、太陽の中を通りまるでドーナツのような形になりました。
 また、桜並木の影を観察してみると通常ならばただ明るい木漏れ日があるだけなのに、この日食の時は、なんと、太陽の形と同じに、月によって隠されているところは影になり、隠されていないところは明るくなり、まるで、太陽を映したようでした。ピンホールでも同じように、ピンホールのすぐ下に紙を置いてみると、太陽の形が映りました。
 私は、この金環日食によって非常に感動しました。6月中にも、太陽の前を金星が通ることがあります。この時も必ず見たいと思います。今回のこの貴重な経験は、非常に自分の為になったことを実感しました。

 

 

 


3組

 僕は今回の金環日食の観察会に参加して、2つのことを思いました。

 1つ目は、金環日食の時に太陽を直接見ないように気を付けることです。事前に配布されたプリントを見てみると、金環日食の時に太陽を直接見てしまうと、太陽の光が強すぎて、日食網膜症になってしまうと書いてあったため、特にこのことには注意しなければならないと思いました。その結果、観察は安全に行うことができました。

 2つ目は、金環日食の時に観察した太陽についてです。僕は、金環日食の観察会が行われる前日から天気が気になっていました。そして当日の朝、天気を見てみると、空が曇っていて、金環日食がきれいに観察できるかどうか心配でした。しかし、学校に登校してきてみると、朝、家で見た時よりも晴れていて太陽の日差しが差し込んでい たため、とてもうれしい気持ちでいっぱいでした。そして金環日食の観察会にはとてもきれいに太陽を観察することができました。中でも太陽が黄色いきれいな輪の形になった時にはとても感動し、朝早く起きて、この金環日食観察会に参加することができてよかったと、心から思いました。また、このような現象を発生させることができる自然は、素晴らしいものだと改めて感じました。

 最後に、僕は今回の金環日食観察会に参加し、このような珍しく貴重な体験をすることができて本当に良かったです。そして今回観察してみて、気づいたこと、分かったこと、勉強になったことがたくさんあったので、そのことをこれからの学校生活や学習に生かしていきたいと思いました。また、次は金星が太陽を通過するそうなので、観察会があったら積極的に参加していきたいです。

 


4組

 私は、金環日食は、金星が太陽と重なってリングみたいに見えることだと思っていました。しかし本当は、太陽が月と重なってリングみたいに見えるということを、観察会の申込書が配られた時に初めて知りました。また、その金環日食はとても珍しく、次に見ることができるのは、18年後だということを知り、もしかしたらこのチャンスを逃したらもう一生見られないかもしれないと思って、観察会に出ることにしました。
 観察会では、まず、月と太陽の模型を使った実験をしました。実際の大きさでは、月と太陽では太陽の方がずっと大きいのに、地球からの距離が太陽より月の方が近いため、地球上からはほぼ同じ大きさに見える、ということが分かりました。
 次に、太陽観察をしました。その時ちょうど太陽がリングみたいに見えました。とても綺麗だと思いました。
 次に、桜並木の影の観察をする番になりました。しかし、残念なことに、私は後ろの方にいたので、観察をすることができないまま、次の場所に移動することとなってしまいました。
 次にまた、太陽観察をしました。その時には、太陽の半分くらいしか隠れていない状態になっていました。
 次には、ピンホールの原理の実験をしました。小さい穴が開いている厚紙が配られて、その穴に太陽の光が当たるようにして、それを紙に映したところ、円が欠けて、三日月のような像ができていました。この実験で、たとえ観察用メガネがなくても、太陽の観察をする方法があるのだということが分かりました。
 最後にまた、太陽の観察をしました。その時にはもう、太陽は少ししか欠けていませんでした。
 このようにいろいろな方法で観察するうちに、あっという間に金環日食は終わってしまいました。しかし、その短い時間の中で、たくさんのことを学びました。また、金環日食はとても綺麗でした。次の18年後の金環日食も、できることなら見に行きたいと思いました。

 

 

 


5組

 私は今まで全く月や星などの天体について興味がありませんでした。しかし、今回の日食を見て、宇宙の神秘や地球の大きさを実感することができました。 はじめは日食と聞いて、別にたいしたことではないし、見られるかどうかも分からないと思っていましたが、日食をこの目で見ることができて、本当に感動しました。日食をテレビでも見ましたが、それとは全然違っており、太陽が動いている様子や、太陽が月に隠れて欠けている様子がはっきりと分かり、日食を観察しているときは、自分の身の回りで不思議なことが起きているのだと奇妙な気持ちになりました。ニュースでもやっていたように、この出来事は本当に珍しいことで、いつでも観察できることではありません。ちょうど、このような素晴らしい日食を見ることができるときに生きていて幸せだと思いました。普段は理科の教科書に載っているようなことで「なんとなくすごいことなのだな」と思っていたことを一つでも体験できたことは貴重な経験だと思います。この感動は、誰にでも伝えられるわけではありません。宇宙ってすごい、と心から思えることができた瞬間を一生忘れずにいたいと思っています。地球にいて、こんな素晴らしいことはめったにありません。この機会を生かして、月や太陽、星など宇宙全体を肌で感じることができたと思います。また、観察会はみんなで感動を分かち合い、共有することができ、一人では感じることができなかった喜びも感じることができました。当初は、朝早く起きて学校に行って、日食を見るのは正直なところ少し大変だなと思っていましたが、今は朝早く起きた甲斐があったと思っています。再びこのような機会があったら、是非また参加してみたいと思いました。そして、宇宙の素晴らしさをまた感じてみたいです。



6組
 

 まるで、太陽にぽっかり穴が開いたようでした。同じ場所で、これほど綺麗な金環日食を観られることは、私の一生の内で二度と無いかもしれないと思うと、本当に貴重な体験であったのだと改めて感じます。
 私は天体関係について興味があり、2012年の5月に金環日食を関東地方でも観測できると知った時にはとても嬉しく、日食についての本を多く読み、5月21日を楽しみにしていました。
 今回の金環日食を私は学校の観察会に参加して観ました。観察会ではただ日食を観るだけではなく、地球と月と太陽の位置関係や距離を確認したり、ピンホールカメラを使ったりしました。私は持っていた厚紙のカードの丸い穴を使って、穴を通った光が地面に丸ではなく、欠けて見えるどうか実験しました。結果、実際に欠けたので成功です。
 ちょうど金環日食になった時、校庭にいた人達から歓声があがりました。私も思わず口を開けて見入ってしまいました。綺麗でした。金色の輪っかが美しく、夢中になって観ていたので、より楽しく観ることができましたし、広い宇宙で地球と月と太陽が一直線に並んでいることを想像すると、日食がとてつもなく大きいことに思えました。
 初めて観た金環日食は、とても印象的なものになりました。観察中は「凄い」としか言えませんでした。次は、6月6日に金星の日面通過を観られるそうです。この日は私の姉の誕生日でもあるので、是非天候に恵まれて、良い観察ができることを願っています。今からとても楽しみです。



 

 

7組
 

 私は5月21日にとても貴重な体験をしました。この関東で見られるのは一生に一度だと思います。私は、星や月を見ることがとても好きです。星が出ている時にずっと空を眺めていたり、月の形を毎日見て違いを観察したりしていました。その上での金環日食だったのでとても楽しみでした。そして、5月21日になり、学校で金環日食を見てとても感動し、幻想的だと思いました。初めての体験で完全に月が太陽にかぶさるときまでとても緊張しました。私は、金環日食を見ている時、ずっと見ていたいと思いました。しかし、少し曇っていたのが残念でした。晴れていたらもっときれいに見ることができたと思います。

 そして、私は学校の先生方が用意して下さった実験では、とても驚いたことがありました。まず、実際の太陽がとても大きいということです。もともと、太陽がとても大きいということは知っていましたが、実際実験を行ってよく分かりました。次に穴のあいた紙を使って太陽が欠けた時の穴の影がどうなるかの実験を行いました。最初、私は光があたっていることには変わりないので穴の形そのままが影になると思っていました。しかし、実際は違いました。太陽が三日月の形になった時に行うと、影は三日月の形になったのです。それを見て私は驚きました。 なんと太陽の形で影も変わってしまう、という新しい発見もできました。

 私は、5月21日のたった一日の数分で発見と初めての体験ができてとても良い日だったと思います。もし、その日が雨やもっと雲が多い天気だったならば見られなかったかもしれないのです。私は、この偶然にとても感謝しています。そして、この金環日食を見たという貴重な体験を忘れずにいたいと思います。



8組  

  私は今回学校で金環日食が見られて良かったです。朝起きた時外は曇っていて金環日食は見られないと思いました。太陽が顔を出したと思ったらまた雲に隠されてしまい、もう駄目かと思ってしまいました。
 7時20分グランドに集合した時、雲の隙間から太陽が見えました。とてもうれしかったです。金環日食が見えた時はとても感動しました。ピンホール投影器など理科の先生方が用意して下さった実験機材がとてもおもしろく、分かりやすかったです。事前に配布されたプリントも観察にとても役立ちました。目を傷めたら大変です。日食を観察して網膜症になったら大変です。事前に指導されたように直接太陽を見ないように注意して楽しく観察できました。桜並木からの木漏れ日も観察出来れば良かったです。
 次回金環日食が見られるのは2030年の北海道です。その頃自分は30代です。北海道の近くに住んでいたら是非ともまた観測してみたいです。本当に楽しい金環日食の観測でした。



 

 

9組
 
 今回、日本国内では1987年の沖縄以来である金環日食を見るという、とても貴重な体験をすることができました。本州では1883年以来なので、とても珍しく神秘的な現象だと思いました。そのような神秘的な現象を自分の目で見られたということに、とても感動しました。
 当日の天気は予報では曇りや雨ということだったので、日食が見られるかどうか、非常に不安で心配していましたが、金環日食が見られる頃には空が晴れ、しっかり観察できたことにも感動しました。太陽がだんだんと欠けていき、リング状になるという過程やその光景は幻想的なものでした。
古来、日食というのは人々にとって恐ろしいものであったそうです。古代中国では日食など天変を天の警告と見なしていたり、日食時に国家行事が行われれば、やがて臣下によって国が滅ぼされる前兆になると言われていたりしました。しかし今回私が日食をわくわくと楽しんで見ることができたのは、日食について詳しく知っていたからだと思います。だから、天体のことについて詳しく知れば知るほど、天体の観察は面白くなるだとうと思います。このことから、これからより一層、天体について学んでいこうという気持ちが強くなりました。また、安心して観察でき、そして日食について理解しやすい環境を作ってくださった先生方に感謝します。
 これから先、見られるかどうか分からない金環日食をしっかりと見ることができ、本当に感動しました。そしてその感動を友達と共有することができ、本当に良い経験となりました。


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