打ちのめされても諦めない心
2年1組 女子
先日、藤原正彦先生による講演会がありました。その中で、先生はより良く生きていくためには、論理・知識・情緒の三つが大切だとおっしゃっていました。論理や知識が大切だというのはよく聞きますが、情緒が大切だというのはとても意外でした。例えば、中学生で学位を取った数学者がその後大成しなかったことや、将棋の名人や物理学者が感性で判断していること、論理が最も大事だと考える欧米が今経済で行き詰まっていることなど、情緒の大切さがよく分かり、納得できました。また、情緒が特に発達した日本人が、これからの世界を担っていく予感がして、その一人として責任感を持つことができました。私たちは、勉強以外でも部活をしたり、友人と遊んだり、喧嘩をしたりということが、実は将来自分を成長させるためにとても重要なことなのです。これまで、部活を毎日している分、勉強がおろそかになっている後ろめたさを感じることがありましたが、これからは部活は部活でメリハリをつけて頑張りたいと思います。
また先生は、野心、執着心、楽観的ということも大切だとおっしゃっていました。その中でも、特に執着心が大切で、努力すれば、天才にも勝てることもあるのだと思いました。さらに、簡単には到達できそうもない大きな目標を持ち、打ちのめされても諦めない心、そしてどんな困難な状況でも前向きに考えられる楽観的な気持ちを持ち続けていきたいと思いました。
今回の藤原正彦先生の講演をお聴きして、学んだことをこれからの生活に生かしていきたいと思います。
最後まで諦めずに
2年1組 男子
7月11日に藤原正彦先生の講演をお聴きしました。講演で一番印象に残ったことは「美的感受性」についてです。今まで僕は、思考の通りに論理的に考えて勉強をしてきました。しかし、今回のお話で出てきた「美的感受性」とは、数学などの勉強に対して感動をするようなことだと考えました。藤原先生が挙げられた例として、数学の解答の美しさに感動して涙を流し、一晩寝ることができなかった人の話がありました。世の中には勉強でそこまで感動する人がいるのだと思いました。僕はそのように感動するような経験がほとんどありません。でも、そのように感じることができるようになるには、自分の好きな勉強を一生懸命取り組んでいって、最後まで諦めずにやって答えが出たときに、勉強の素晴らしさを感じ、感動できるのではないかと思います。勉強で感動することは、そのやっている勉強が楽しくなっているということです。だから、勉強を楽しめるようになるために、自分も努力していこうと思いました。
「美的感受性」から学んだことを忘れず、これから自分の勉強を進めることが楽しくなるようにしていきたいと思います。
日本を建て直す原動力
2年2組 男子
現代日本に必要な物は経済力では無く情緒力である―。この言葉を聞いた時、僕は愕然としました。国家にとって経済とは無くてはならないものであり、発展には必要不可欠です。当然、経済の発展はどの国においても重要であるはずです。しかし、今回講演に来て下さった藤原正彦先生はそう仰いました。
情緒というのは、即ち感情のことです。藤原先生曰く、日本人は古くからこの力が優れており、優れた文学作品を生み出して来たそうです。確かに、日本ほど文学が発展している国は稀です。千年以上前には既に現代の小説と変わらぬ作品が数多く生まれています。そして、日本人にはもののあはれや無常感といった独特の感性があるそうです。例として先生は虫の声を挙げていましたが、虫の声が違えば国民性も違うといったところに驚きました。
そして更に驚いたのが、日本の数学の凄さです。日本の数学者と言われると、ギリシアやその他欧州の数学者に比べてあまり名が知られていない印象を受けますが、江戸時代の関孝和という和算家は、欧米人よりも早く行列式の発見という偉業を成し遂げたそうです。
これらの話を聞いて思ったのは、日本人は僕が思っていた以上に独創的な民族であるということです。かつて、日本人は良い模倣者ではあるが何かを創造するには向いていない。などという意見を聞いいたことがありますが、歴史を見なおせば、それが誤りであった事がわかるはずです。
では、これから日本を担う僕達若者がすべきことは何か。それは論理的思考力と情緒力を身につけることです。これにより、正確な思考を行う総合的な判断力が身につくと思うのです。今後は身の回りに目を向け、情緒力を磨いて行きたいです。それこそが、今後の日本を建て直す大きな原動力になるのです。
日本人であることの誇り
2年2組 男子
7月11日にお茶の水女子大学名誉教授で世界でも有名な数学者の藤原正彦先生による講演がありました。藤原先生の講演をお聴きして、自分の中の考えが覆されたことが二つあります。
一つ目は、この世に天才はいないということです。先生は天才と呼ばれる人はすごい努力家だとおっしゃいました。自分が他人よりも秀でている才能を見極め、磨き続けた結果が天才なのだと思いました。やはり、この世には生まれつきの天才はいないと思いました。 二つ目は、日本人の美的感性はとてもすばらしいのだということです。私は、無意識のうちに虫が鳴いている音をきれいでとてもいい音だと思っていました。しかし、欧米などの人にはいい音とは聞こえないということを先生の講話をお聴きして初めて知り、とても驚きました。虫の音などを美しく感じることができる日本人はすごいと思います。私が美的感受性豊かな日本人の一人であることを誇りに思います。
私は藤原先生の講演をお聴きして、たくさんのことを学びました。この講演をしてくださった藤原先生に感謝します。
伝統と技術の両方を大切に
2年3組 女子
先日、藤原正彦先生の講話をお聴きして、「美的感受性」について学びました。日本人の美的感受性はとても素晴らしいものです。夜、草むらで虫が鳴いていたり、桜の花が散っていると、風情があって美しいと思います。ですが、他の国ではそう感じないそうです。日本人が虫の音のような何気ない小さなものにも美しさを感じられることは、世界に誇れることだと思います。
日本人は昔から、「書道」「茶道」「華道」のような、「美しい」文化を発達させてきました。これらは見る人の心を和ませてくれます。私も友達に誘われて茶道をやったことがあります。最初は、「ただお茶を飲むだけ」と思っていましたが実際にやってみるとそうではなくて、とても奥深く、長い伝統を感じました。「お茶を飲む」という普通の文化の美しさを極め、一つの芸術にした昔の人の美的感受性は素晴らしいものだと感じました。
しかし、最近の日本は美的感受性が減りつつあります。「効率の良さ」や「便利さ」を求めてしまい、「美しさ」をあまり重要視していないと思うのです。講話をお聴きして、昔からの伝統と今の技術を両方大切にすることが、豊かで美しい日本をつくるために必要だと思いました。最後に、藤原先生から、野心・努力・楽観的であること、という三つの言葉をお聞きしました。努力が楽しくなるか苦しくなるかは本人が決めるものだと思いました。今回の講演会で私は多くのことを学び、頑張ろうと思うことが出来ました。自分の限界を決めることなく、まず何事にも果敢に挑戦してみたいと思います。
国を真剣に考える気持ち
2年3組 男子
先日、藤原正彦先生の講話をお聴きし、話題が様々で、それぞれの分野の話がとてもわかりやすく、また何が今の日本に欠けていて、これから何を重要視していけばいいのかが身体に染み込むように理解できました。とても実りのある貴重な時間になりました。また僕は今の現代社会を素直な目で見つめ返してみようと思いました。
今の日本では国柄が壊されていつつある、という警鐘がありました。国柄とは、日本人の美しい情緒とそれを華道・茶道・書道などで表す形、美的感受性、自然に対する畏怖心、故郷を懐かしむ心などであり、国難の時代を乗り越えるにはそれらを取り戻すことが大事だという話を聞きました。僕は、藤原正彦先生は弱者や敗者などへの思いやりの心を持てとおっしゃっている様に思いました。現在、いじめにより自殺に追い込んでいるという痛々しいニュースが大きく報道されています。やはり、配慮が足りなかったのではないかと思います。そこでもう一度、日本中で『日本人としての品格』を考えてみるべきではないか、強く思いました。
そのためには、すべての基盤として初等教育が必要であると仰られ、特に国語教育の重要性を話されていました。他者への配慮を学ぶとともに思いやりを第一に考えていく、これこそが日本人の品格や美徳に繋がるのではないのかと思いました。世界のトップの方たちを見てきた藤原先生の目を通した日本の姿や歴史のお話は、とても説得力があり、聞き入っていました。国の事を真剣に考えていて下さる気持ちが伝わり、この思いを後世に繋げていこうと思いました。ありがとうございました。
野心を抱くこと
2年4組 男子
今回の講演で、自分にとって新しい視点や考えを見つけることができました。
僕が改めて気付いたことは、基本が分かってなければ何もできないということです。僕は数学が得意なので、数学で例えます。縦3センチ横5センチの長方形の面積を求めよという問題があった時に中学生であれば頭の中にある常識的な公式で一瞬で解いてしまいますが、藤原先生のおっしゃっていたように、それができるのも頭の中に知識が蓄えられているからです。また、こういった作文も漢字や文章の書き方の知識を持っていなければ書けません。
新しく学んだことは、野心を抱くことが大切だということです。今までの僕は、「どうせ1位は無理だろう。」とはじめから諦めていました。しかし、上を目指していけば、いくら無理でも目指していくうちに、少しずつ可能になると知りました。今の自分に見合ってない望みでも目指していくうちに実現可能となるのだから、まず得意な数学で野心を燃やし、1位を取っていきたいと思います。
論理と情緒
2年4組 男子
今日藤原正彦先生の講演をお聴きして、今の日本は昔の日本の様子からかなり離れてしまったと感じました。昔の日本人が持っていたものは、美しい情緒とそれらを華道や書道、茶道にしてしまう美しい心を持っていました。たった三、四日間咲く桜の花も大切にしていました。桜の花はすぐに散ってしまうが、そこに自分の人生を重ねるところも日本人の感性の鋭さです。しかし、今ではそれらが徐々に失われていってしまっています。それらの重要なものを失っては国が成り立たなくなってしまいます。そうならないためには、論理は大切ですが情緒も大切です。この二つは例えるなら剛と柔のようなものです。
今まで私は、国際人となるためには英語を必死に勉強すれば良いと考えていました。しかし、藤原先生のお話をお聴きして、英語よりも国語が大切だとわかりました。私は今まで古典や古文をあまり重視していなかったので、今後はしっかり精進していこうと思います。
また、今の時代を乗り越えるには、昔の日本人が持っていた「惻隠」つまり、弱者への思いやりが大切だと理解しました。この国は資源が少ないので、人こそ資源で国力になると思います。
今回の講演で藤原先生はユーモアを交えながら物事の本質をついたお話をして下さったので、これから何を重視すれば良いか分かり、とても貴重で内容の濃い時間となりました。
自分に打ち克つ強い力
2年5組 女子
私は今回の藤原正彦先生の講演をお聴きして特に3つのことが印象に残りました。
1つ目は、どんなに難しい問題でも「It’s
so easy!」と思って取りくむということです。私は難しい問題があるといつも「無理だ」と思ってしまいます。しかし今回先生のお話をお聴きして自分の実力の半分の力しか出せない、ということを知りました。確かに「無理だ」と思った瞬間、今まで集中していたのに、その集中力が欠けてしまうことが多々あります。集中力が欠けてしまっては、解ける問題も解けません。だからどんなに難しい問題でも 「It’s
so easy!」と思って取り組んでいきたいと思いました。
2つ目は「美的感受性」を持つということです。感受性とは、外界の印象を受け入れる能力や、ものを感じ取る力、感性という意味です。また感受性だけでなく、「美」ということなので美しい感受性ということになります。私はものを感じ取る力が少ないと思います。例えば誰かにあるものを渡され、絵に描きなさいといわれたら、目で見た情報でしか描くことができません。そのものをただ見るのではなく、どういうものなのかということを考えてみたいと思います。美しいものを感じ取る力を持つことによって、図形など立体的なものも発想しやすくなると思います。また勉強だけではなくこれから仕事していく上で、また生活していく上でとても重要になってくると思います。ですから本を読む、たくさんのことに関心を持って「美的感受性」を持ちたいと思いました。
3つ目は楽観的になるということです。私はいつも「どうせ私なんて」と思うことがあります。このことを友人に相談すると、いつも「あなたは悲観的になりすぎだよ」といわれます。悲観的になればなるほど、「やらなきゃ」と思ってもなかなか行動に移せなかったり、やる気が起きないときもあります。ですから悲観的にはならず、楽観的に物事を考えていきたいと思いました。またこのようなこともおっしゃっていました。それは挫折したときに立ち上がれるようにするということです。人生は長いので、その間に一度か二度の挫折はあると思います。そう考えた時に、たった一度か二度の経験で落ち込んで、立ち直れなかったりしてはいけません。ですから挫折しても立ち直れるようにしていきたいと思います。そして一番の敵は自分だと思います。自分に勝たなければ欲求だけの行動をとってしまい、自分の志望校に行けない、就きたい職業に就くことができないなどの問題が起こってしまいます。自分に打ち克つ強い力を持って行きたいと思いました。今回お話を伺いたくさんのことを学びました。その学んだことを生かして学校生活を送っていこうと思います。
日本人の美的感受性
2年5組
女子
藤原先生のお話は楽しく伺うことが出来ました。特に美的感受性の重要性についてはとても興味深く共感できるお話を聞かせて頂きました。確かに物事を美しくとらえることは、それに執着するきっかけになりますし、人生において楽しめることをどんどん増やしていくことが出来ます。先生は例として数学の公式が美しいと感じることをおっしゃっていました。私はまだ数学というものを全く知らないためそのようなことは分かりませんが、少しでも分かるように、数学の世界を体験してみたいと思いました。
また、日本人の美的感受性は素晴らしいというお話も聞かせて頂きました。確かにテレビ番組や本などでも、日本の様式美、気品ある美しい国などと、日本文化の美しさ、すなわち日本人の古くからの美的感受性の豊かさなどが賞賛されています。私はそれについてあまり実感がわきませんでしたが、今回講話を聞かせていただいたことで実感がわき、日本人として誇らしかったです。そして同時に西洋文化をどんどん吸収していってしまう日本をとても残念に思いました。今までとは変わったもの、という点で珍しく、そこにたくさんの「美」を見つけて吸収していってしまうことは仕方のないことなのかもしれません。でも、古くから伝わる日本独特の文化をもっと日常に取り入れたままにしてほしかったと思います。私たちはこれからも、日常の中で美的感性というものを自然と身につけ、育み、これからの日本を、今のがちがちに凝り固まった論理的思考主義者達から解放し、国を担っていかなければなりません。今から少しずつですが、頑張って心豊かなリーダーを目指していきたいと思います。最後に私たちのために講演に来て下さった藤原正彦先生、本当にありがとうございました。
挫折に負けない努力
2年6組 男子
今回の総合学習で僕は藤原正彦先生の講話を聞きました。この話の中で一番印象に残った内容は日本人の「美的感受性」です。僕は秋に聞こえる虫の声は美しいと思います。しかし、欧米の人々は虫の声を聞いても、「ただ虫の声が鳴いている。」と、思うだけで、美しいとは思わないと聞き、驚きました。ただの虫の声を美しいと思える日本人の美的感受性は素晴らしいと思いました。また、桜の花のはかなさを自分の人生と重ね合わせさらに、歌を詠んでしまうのも日本人の美的感受性の表れだと思います。日本人は桜の花で花見をしますが、これも日本人の美的感受性の表れだと思います。僕はこの日本人の美的感受性を大切にしていきたいと思います。
また、先生はノーベル賞を取った人でも努力をやめないといっていましたが、これには驚きました。僕は何もしていないのにあまり努力していないので、努力していきたいと思います。努力をすると「挫折に次ぐ挫折」をすると先生はおっしゃっていたので、挫折してもあきらめないようにして、目標を達成できるようにしたいと思います。
先生は自分に自信を持たないと能力は減ってしまうと言っていました。そこである学者は問題を解く前に「これは、簡単な問題だ。」と言って自分で自分の緊張をほぐすといっていました。
先生がおっしゃっていたことを参考にしていきたいと思います。
古いものも大切に
2年7組 女子
先生のお話は私達中学生にとっても、色々なことを話しているのに、1つの大きなことに対して順を追って話をしてくださるのでとても楽しく理解して聞くことができました。本当にありがとうございました。
藤原先生のお話の中で、特に印象に残っているのは「日本人の素晴らしさ」についてです。わびさびやものの哀れ、儚さの中から美しさを見いだせる日本人に私もなりたいです。私の好きな新撰組の沖田総司、彼は土方歳三と並んで一番人気であると聞いたことがあります。ある本ではその理由が沖田総司は戦死でないため、血生臭い感じがしないから、そして短命であったからと好まれる理由が書いてありました。日本人で儚さを美しいものと感じることができるから、沖田総司を好きになった人が多かったのではないかと思いました。日本人のそのような心を忘れないように、理解できるように、新しいものだけでなく古いものにも大切に日常的に触れていきたいとも思いました。
例えば、活字になっている本を沢山読むことです。私は読書が大好きで沢山本を読みます。やはり本は手でもってページをめくることにより読んだという気持ちになります。携帯で本が読めるというのは、いくら時代が進んだとはいえ受け入れにくい文化です。勿論、時代遅れにならないように、タッチ式携帯やタブレットが使えるように努めていきますが、日本の今まである文化を尊重しつつ生活をこれからもしていきたいと思っています。
執着心と楽観的な思考
2年7組 女子
藤原先生のお話をお聞きして、世の中には多くの考え方があるのだと感じました。なぜなら、先生がおっしゃっていた大事なことの中に『執着心』と『楽観的な思考』ということがあったからです。
私自身時と場合によって、そのような考え方も必要であるし、そのようにしてはいけないこともあると思いました。
例えば、楽観的な思考についてですが、例えば何か壁にぶつかってめげてしまっているときには、そのような考え方も必要かもしれません。ただ、常にそのような思考回路になると、自分に都合のいい考え方に偏り、なぜそのような失敗がおこったのかを客観的に分析しなくなると私は思います。この先、失敗をしたという経験を活かしていくためにも楽観的な考えを捨てて、自分を厳しく見つめていくことも必要ではないかと改めて思いました。
しかし、文頭でも書きましたように、誰もが私のような考えをしているわけではありません。そのため、たくさんの人たちの考えを理解しようと努めた上で、感情を表していくことが大切であると、今回の藤原先生のお話をお聞きして感じました。いろいろ分かりやすく楽しくてためになるお話をしてくださいましてありがとうございました。
いろいろなことに取り組もうという気持ち
2年8組 男子
私は藤原正彦先生の講演をお聴きした中で、特に三つの内容について感想を持ちました。
一つめは「情緒力」についてです。これは私たちが生きていく上で必要なものの一つで、普段の生活のちょっとしたことで培われていくと先生はおっしゃっていました。そのため私ももっと毎日を大切にして、いろいろなことに挑戦していきたいと思いました。
二つめは「美的感受性」についてです。日本人は文字を書くことやお茶を飲むことなどを書道や茶道のように芸術にしてしまう、というお話をお聴きして、日本人の「凄さ」を改めて認識しました。私たち日本人にはいろいろなものを芸術にしてしまう「美的感受性」があるそうで、当然私にもあるものなのだと思います。だから自分の「美的感受性」を大切にしていきたいと思いました。
そして三つ目に「楽観的」になるということです。仕事などをするためには楽観的になったほうが良いと聞きました。例えば、他の国には数学の問題を渡された時に「It’s
so easy!」と言ってから問題を解き始める数学者がいるそうです。このように物事を楽観的に捉える方がいろいろなことに取り組もうという気持ちが湧いてくると思うので、私も楽観的になることを意識したいと思います。
私は今回の藤原先生の講演会で学んだことを自分の生活に生かせていけるように頑張っていきたいと思います。
何回も挑戦すること
2年8組
男子
僕は今回藤原正彦先生のお話をお聴きして、数学のすばらしさを知ることが出来ました。先生は数学者には美しさが必要だとおっしゃっていました。僕もそうだと思います。数学には複雑に構成されている定義があります。しかし一つの数式で一気に統制されることがあり、そこに美しさがあるのだと思いました。
日本は他の国に比べて美的感情において異なる考え方をしています。先生のお話では、紅葉や桜などが例として出されていました。花や葉が散るときに僕たちは美しさを感じるのは、儚いものに対する美しさを感じているのだと言えるのでしょう。数学は数学の美しさを発見します。そしてもし挫折をしたならば、またこの美しさを味わうために努力をして乗り越えます。「天才」はそれを何度も繰り返すと先生はおっしゃっていました。そこに必要なものは努力であり、天才は努力を嫌がらないのだとおっしゃっていることに僕は驚きました。なぜなら、僕はすぐに物事を投げ出してしまうからです。僕も今後はすぐに投げ出さず、何回も挑戦することが大切だと思いました。
他にも一つのことだけをやるというのは間違っているということを教わりました。数学を専門にするとしても数学だけをやっていれば良いというわけでなく、様々なことを学んで初めて大成するということは、自分自身も気をつけたいと思いました。
僕は元々数学が好きでしたが、今回はそれ以上に興味を持つことが出来た貴重な経験となりました。
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