1組

 ぼくはクラシック・バスカーズの演奏を聞いて驚きもしましたし、とても面白く思いました。 その理由はオーケストラがたった2人だけだったからです。 普通オーケストラは30人から100人くらいで演奏するので、はじめはとてもびっくりしました。 でも、ずっと聞いているうちに2人だけの演奏でも、とても面白く感じました。特に面白かったのはイアンさんです。 曲の途中で身振り手振りや表情も交えていて、普通のクラシックとは違うアレンジのクラシックを見られてとても貴重な体験になりました。 次に気付いたことは普通はピアノで演奏するような曲を違う楽器を使って演奏していたということです。 いろいろな笛を使っていろいろな音で一つの曲を聞くことができたので良かったです。 見たこともないような笛があり、「あんなにいっぱいいろいろな笛があるのだな」と思いました。 曲も知っているものが多く、クラシック・バスカーズの楽しい雰囲気に思わず僕もリズムに乗ってしまいました。 僕はそのように人をリズムに乗らせてしまうようなところを見習いたいと思い、とても勉強になりました。 最後に、僕はクラシック・バスカーズの演奏を聞いて、はじめはクラシック音楽だから「つまらないのではないかな」という気持ちがありましたが、演奏を聞いているうちに「音楽って楽しいな」と思い始めました。 だから、僕は音楽の授業もちょっと好きになり「次からはもっと頑張ろう」という気持ちになりました。 僕はクラシック・バスカーズの演奏をお聴きして、他にももっともっとクラシックの音楽を聞き、さらに音楽を好きになっていきたいと思いました。



 クラシック・バスカーズの公演を鑑賞して、今までよりも音楽が好きになりました。 クラシック・バスカーズはただ音楽を奏でるのではなく、たった2人で面白可笑しく演奏していました。 このような楽しい公演会を私は、初めて見て驚きました。ホールの中の雰囲気もいつもと違いました。 いつもの公演会は少し堅苦しい感じで緊張感がありましたが、今回のクラシック・バスカーズの公演会では和やかな雰囲気を感じました。 クラシック・バスカーズはアコーディオンと様々な笛を使っていますが、2人で演奏するので、一度に使える楽器は二つか三つです。 しかし、それだけで一つのオーケストラのように聞こえて、単純にすごいと思いました。 クラシック・バスカーズの公演会では、知っている曲も何曲か演奏していましたが、全く違う曲のように聞こえました。 楽器が違うだけでこんなにも別の曲のように聞こえるとは思っていませんでした。あんなに大勢の前で何かを発表できるのは凄いと思います。 私は、総合学習の時間に教室で何かを発表するだけでも声が震えて息が詰まってしまうのに、クラシック・バスカーズのお二人は、大勢の前でユーモアのあふれることを出来るというのは本当に凄いことだと思います。 ましてやプロとして演奏しているのですから途中で止まることも、失敗することも、間違えることも許されないという緊張感もプラスされると思います。 私は江戸取の公演会に来て下さる方々のようなプロとして呼ばれても緊張せずに冷静に何かを出来るような人になりたいと思いました。 クラシック・バスカーズのお二人にはとても面白い演奏をしていただき楽しい時間を過ごすことが出来ました。 そもそも、どうして真面目で荘厳なイメージのクラシックをユーモアを交えて演奏しようと思ったのか、そこも気になりますし、その発想力も素晴らしいと思います。 クラシック・バスカーズではたくさんの楽器を使用していました。初めて見たものもありました。 楽器というのはそれぞれ使い方が異なるのに、どうして幾つもの笛を使いこなせるのだろうと思いました。 また、アコーディオンはすごく使うのが難しい楽器だと聞いたことがありますが、それをまるで体の一部のように使いこなして、さらに演奏しながら踊ったりと、今回のクラシック・バスカーズの公演会はとても驚かされることばかりでした。 私は、クラシック・バスカーズのような一流の方々に触れさせてくれる江戸取にとても誇りを持っています。
講話の様子







2組

 クラシック・バスカーズという名前は校内に貼られているポスターを見て既に知ってはいましたが、実際にどのような演奏になるのかはわからないままでした。特に僕は、いつもコンサートの前に配られるしおりをあえて見ないで演奏を聞くことにしているので、実際に演奏を聞いたときの感動を楽しみにしていました。
 クラシック・バスカーズの演奏は何よりまず見た目の面白さに惹かれるものでした。その中で自分の知っている曲が何曲も出てきて、頭の中で「この曲は何だったかなぁ」と思い出しながら聞いていました。もちろん知っている曲でも変奏曲になっていてすぐにわからないものもありました。
 コンサートの後にしおりを見てみるとクラシック・バスカーズは「オーケストラ」であると書かれていて、なるほどと思いました。同じ曲でもいろいろな音色で、いろいろな速さで演奏されていて、まさにオーケストラといえるものでした。2人という最小人数でありながら、その能力を最大限に出しているように感じたのです。2人の息があっていなければ絶対にできない演奏で、相手のことを信じてこそできるものなのではないかと思いました。
 そしてクラシック・バスカーズは、音だけではなくパフォーマンスでも僕達を楽しませてくれました。人に訴えかけるすごみはそれが面白いかどうかではなく、その人のことを考えているかどうかなのではないかと思いました。今回のコンサートは、音楽が好きな人もあまりそうでない人も楽しめる素敵な演奏会だったと思いました。



 事前に配られたパンフレットを見たときに驚いたのは、クラシック・バスカーズがたった2人だけでかつ笛とアコーディオンだけであるということでした。 僕は演奏といえば、たくさんの人がいろいろな種類の楽器を使ってとても迫力のあるものだと思っていたのですが、その常識が覆りました。 クラシック・バスカーズの演奏はまさにオーケストラでした。 2人であることを全く意識させず、演奏の途中にも楽器を持ち替えるという荒業も披露してくださり、様々な楽器を操っている姿に驚きを隠せませんでした。
 もちろんクラシック・バスカーズの素晴らしいところは、楽器をただいくつも演奏するだけでなく、どの楽器に対してもものすごい超絶技巧を披露していたことです。ここまで上手に演奏し、面白く見せるためにはどれだけ多くの努力が必要なのかと考え、感動しました。
 僕もクラシック・バスカーズのお二人のように、音楽やパフォーマンスで感動を与えられるような人に将来なりたいと思いました。
講話の様子


3組

 今回「クラシック・バスカーズ」の公演を見て、アコーディオン担当のイアン・ムーアさんと笛担当のマイケル・コプレイさんの2人で、たくさんの楽器を操り、みんなを笑わせようと面白おかしく演奏していて、さらに、2人の息がぴったりの演奏に感動しました。 その他二つのことを感じました。 一つ目はマイケルさんが、吹き方の異なるたくさんの楽器をそれぞれに素敵な音色を出して吹いてくださったことです。 二つ目はマイケルさんが日本語で曲の説明をしていたことです。難しいといわれる日本語を話していてすごい努力をして学んでいるように感じました。 次は、演奏を聞いて思ったことです。 それは練習をたくさんすると、できるようになるということです。 2人の息がぴったりの曲は、たくさんの練習をしてできるようになると思うので、練習ををすればするほど上達すると思います。 そのことは、勉強にもつながってくると思います。出来ない問題は何回も何回も繰り返す。 そうやっているうちに、できるようになっていくので、勉強でも努力することはとても大事なことだと改めて思いました。 演奏の一つ一つの身振りや表情がすべて違っていて、見ているだけで、楽しそうで、愉快そうでした。 私はこの「クラシック・バスカーズ」の演奏会から、練習で何回も繰り返してわかるまでやり続けるということが大事だと学ぶことができました。



 クラシック・バスカーズの演奏を聴き、そのおもしろさや、音楽の美しさに感動しました。 一つ目は演奏の内容と速度です。楽譜を見ずに面白おかしく演奏していることに驚きを感じました。 何よりもびっくりしたのは演奏の速度です。笛を吹く速さに、きちんとついていくアコーディオンの速さが、異様に速く感じて、しかも曲として決して崩れていないことに感心しました。 二つ目は演奏中に次々とたくさんの楽器が使用されていたことです。 また、口で楽器の音の真似をしたり、いきなりコートを着たりパラソルを出したり、サンタの衣装になったり、虚無僧になったり、音楽でコントや漫才をしているような印象を受け、普通の音楽会ではありえないような演出でした。 私達が授業で練習しているリコーダーのようなものから、見たこともない笛まで使用され、音色がそれぞれ異なる楽器にもとても興味を持ちました。 とにかく楽しい音楽会でした。観客である私達も面白いところは大笑いしてしまいました。 今まで聴いたコンサートは、指揮者や解説者以外は話さない、重々しい荘厳なイメージがありましたが、今回は、楽しく和やかな雰囲気の中でクラシック音楽を鑑賞することができ、この次はぜひ本格的なオーケストラや室内楽で、今日聴いた曲を聴いてみたいと思いました。 楽しい時間をありがとうございました。  
講話の様子







4組

 私は、今回のクラシック・バスカーズの演奏をお聴きし、今までのクラシックコンサートに対する意識が大きく変わりました。 今まで私が聴いてきたコンサートは、大勢のオーケストラが難しい曲を演奏していて、とても堅苦しい感じでした。 だから、私にはコンサートはもっと大人の方が聴きに行くものというイメージしかなく、自分にはまだ早いと思っていました。 でも、今回のコンサートでは、誰でも知っている曲がアレンジされていたので、とても楽しむことができました。 「こんなに面白いコンサートになるなんてすごいなあ。」と驚きました。 私は、2人について少しだけ調べてみました。 2人は音楽学校に通っていたそうです。 そして、そこで何年間も基礎的なことを学んだそうです。 私は、改めて基礎的な知識がどれだけ大切なのかを知りました。 2人は音楽学校で何年も基礎的なことを勉強したからこそ、今、あんなに面白くて楽しい演奏ができるのだと思います。 基礎が理解できているからこそ、どこをどんなふうにアレンジしたら面白いのかわかるのだとも思います。 それは、勉強にもとてもよく似ている気がします。 勉強は、どんな教科でも基礎の内容が理解できなければ、応用の内容に進むことはできません。 私は、何かがとても上手にできる人つまりプロと呼ばれる人は、もとから他の人よりも飛びぬけてできていたのだと思っていました。 でも、そんな人はなかなかいません。しっかりと成果を上げられている人は、他の人にはわからないところで本気で努力しているのだということを実感しました。 私は、見えないところで本気で努力している人を、心の底から尊敬しています。 そのような人を見習って私も努力をして、周りの人達に影響を与えられるような人間になっていきたいです。



 僕は、音楽を聴いてこれほど笑ったのは初めてでした。 クラシック・バスカーズは、クラシック音楽にアレンジを加えて面白くし、時には物を使って会場を笑いで満たしてくれました。 ただ面白いだけではありません。高い音楽センスと独創性を駆使してコンサート会場全体を2人の空間にしてくれます。 僕はクラシック音楽が好きで、家にオーケストラのCDがいくつかあります。 それを聴くと色々な種類の楽器の音色が混ざり合って、小さな部屋の中に広い空間を作ってくれるような気がします。 クラシック・バスカーズの演奏は、笛とアコーディオンという2種類ですが、オーケストラのような広い空間ができあがるような感じがしました。 種類は二つでも笛のマイケルさんは30種類もの笛を使いこなし、アコーディオンのイアンは、口や手を使うことでユニークで印象的な、生きた音楽を楽しませてくれました。 僕は、このコンサートでユニークな行動をしながら、少しアレンジを加えた曲を間違えずに演奏できる2人をすごいと思いました。 楽器を変えたり、片手に物を持っていても、1回も音をはずさない2人には、舞台では陽気な動きをしてみせたりするけれど、裏では多くの苦労があったと思います。 そうでなければ、あのような良い演奏はできません。音楽でなくても、何でも小さな一つ一つの努力の積み重ねで目標に近づくことができます。 2人の演奏も地道な努力の積み重ねです。そう考えると2人の演奏をただ楽しむだけではもったいないのではないでしょうか。 音楽は聴く人に色々なものを与えてくれるような気がします。2人の音楽は私たちに笑いももたらしてくれました。 いずれまた機会があれば2人の演奏を聴きたいと思います。
講話の様子







5組

 私が今回クラシック・バスカーズの演奏を聞いて思ったことは、クラシック・バスカーズの皆さんが演奏されていた曲はどれも聞いたことがある曲ばかりでしたが、演奏しているところを見ていると、曲の世界に引き込まれ、聞き入ってしまったということでした。それは、クラシック・バスカーズの皆さんが曲に合わせて動いたり、歌を歌ったり、おもしろい道具などを使ったりして、その曲の情景を表現したりと、多彩なことをして客を楽しませていたからだと思いました。
 もう一つ思ったことは、あまり音色を聞く機会がなかったり、知らない楽器が多く登場したりしたことです。アコーディオンの名称は聞いたことがありますが、どのようにして弾くのかという疑問が前からある楽器でした。笛には、様々な種類があり、曲調によって高い音を出せる物や、鈍い音を出せる物、または、鳥を模った物などを使い分けているのが印象的でした。そして、アコーディオンと様々な種類の笛との音色のハーモニーがとても美しくきれいで、演奏者自身もとても楽しそうに演奏していたので、私達も楽しい気分になりました。
 私は、その様に感じたことで、音楽というものは、演奏する人たちの表現の仕方の違いによっていろいろと形を変えるものだと実感することができました。また、その様な音楽は、人の心を癒し、演奏者も観客も楽しめるとても良いものだと改めて感じました。



 僕は、クラシック・バスカーズさんの演奏をお聞きして、面白くて、楽しくて、すごいと思いました。 クラシック・バスカーズさんは、普通に演奏をすると同時に、身振りをしたり、声を出したりして、とても私達を楽しませてくれました。 同時に二つのことをやり遂げることや、ふざけているようでも、きちんと演奏しているということが、すごいと思いました。 テーブルの上にたくさんの楽器が並んでいて、まさかそれらを全部使えるということは思わなかったので、実際に上手に楽器を演奏してくれたときは、本当に驚きました。 演奏してくれた曲は、私達でも知っている有名な曲ばかりだったので、とても分かりやすかったです。 身振りでは、アコーディオンを弾いている人が主にやってくれて、「くるみ割り人形」で踊ってくれたり、「猫の二重奏」の時、猫の真似をしてくれたりして、本当におもしろかったです。 僕が一番印象に残っているのは、「猫の二重奏」の時に、アコーディオンの人が実際に猫の鳴き真似をしてくれたり、腰を振って踊ってくれたりしたことでした。 今回のコンサートを通して明るさというものが大切であることが実感できました。今回のクラシック・バスカーズさんの楽しいコンサートを聞けて良かったです。  
講話の様子





6組

 僕は、今回クラシック・バスカーズの演奏を聴き、笛とアコーディオンをたった2人で演奏しているのに、40種類もの楽器を駆使していたので、オーケストラのように感じました。 演奏された曲は、どれも一度は耳にしたことのある、とても有名な曲ばかりで、普段はオーケストラやピアノで演奏されている曲が、クラシック・バスカーズのお二人の手に掛かると、とても面白可笑しくなっていました。 ステージに道具がたくさん置いてあったので何に使うんだろうとか、どんな面白い演奏になるんだろうという疑問で、曲が終わるたびにわくわくしていました。 2人は有名な曲を速くしたり遅くしたりして、会場を笑わせていたので、そのようなことが出来るほどの余裕があり、練習をたくさん積んだんだな、と思いました。 2人の技術がどれほど凄いのか調べようと事前に配布された資料を見ると、マイケル・コプレイさんは真面目なリコーダー・プレイヤーとして様々な協奏楽団からオファーがくるほどの実力の持ち主で、イアン・ムーアさんはコンクール優勝歴も誇る立派なオルガニストであり、指揮者・編曲者でもあるそうです。 やはりこれほどの実績があるからこそ、出来る芸なんだなと思いました。 今回の演奏ではクリスマスの名曲が、色々なところで紛れ込んでいました。例えばヴィバルディの「冬」でクリスマスを楽しそうに過ごしている様子や、曲の節目に1小節だけ交えるなどといったサプライズもありました。 イアン・ムーアさんは、バレエ・ダンサーとしての初期トレーニングを積んでいるので、演奏中少しだけ披露していたのが、とても面白く、より一層楽しませてくれました。 2人の愉快なおしゃべりや表情、身振りも交えたアイデアいっぱいの即興的なステージで、子供から大人まで楽しめる演奏だったので、是非もう一度見たいと思いました。 演奏してくださった2人にも素敵なクリスマスが訪れるといいなと思いました。



 私は、たった2人でオーケストラをしているのを見て、本当に凄いと思いました。楽器をたくさん吹くことのできるマイケル・コプレイさんは特に凄いと思いました。 たくさんの楽器をきれいに吹いていて、たくさん努力をしたのだろうなと思いました。イアン・ムーアさんは笑いをとるのが凄く上手いと思いました。 手で音を鳴らしたり、というような芸も面白いと思います。特にイアン・ムーアさんがボケたのを、マイケル・コプレイさんが上手くかわしていて面白かったです。 この2人組は2人そろうことでより素敵な音楽を作り出していると思います。そういう関係だから、これほど面白くて人に感動を与えられるのだと思います。 人生では何が起こるかわかりません。そういう時のためにも、周りの人や友達を大切にするべきだと思いました。 マイケル・コプレイさんの笛の技術は本当に凄くて、私も全然知らない楽器がたくさん出てきました。色々な音があり、楽しむことが出来ました。 それらを美しく奏でていたので驚きました。イアン・ムーアさんもたくさんの努力を重ねてきていることを知りました。 コンクールで優勝した立派なオルガニストであり、指揮者・編曲者でもあり、合唱団も結成したそうです。 私も小学生のとき、ホルンを習っていました。そこで、とても小さいコンクールに出たことがあります。 その時、私はとても緊張したことを覚えています。クラシック・バスカーズのお二人はこんなに大勢の人の前で美しく曲を演奏していたので素晴らしいと思いました。 私もいつか、クラシック・バスカーズのお二人のように、人を感動させられるような仕事をしたいです。    
講話の様子








7組

 今回の演奏をお聴きして、私は音楽の楽しさやおもしろさ、美しさなどを耳だけでなく体全体で感じとることができました。 すべてをきちんと正確に演奏するというよりは、楽しみながら演奏しているということが聞き手にも伝わってきました。 演奏をする側、聞く側、共に音楽のすばらしさを共有し合えることは、曲が流れている間、互いに最高の時間を過ごせることに等しいということを今回実感することができました。 また、アコーディオンとさまざまな笛とを組み合わせた美しい旋律にとても感激させられました。 聞いたことのある曲がいくつもありましたが、それはオーケストラで聞いたものです。今回のように2人での演奏というのは初めてでした。 そして、オーケストラとはまた違う良さを見つけることができ、考えをめぐらせるという面でも良い機会となりました。 中でも、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は小学生の頃に習っていたバレエで踊ったことがあり、懐かしさを感じさせてくれました。 その一つである「花のワルツ」はとても印象的で、音の強弱、高低、すべてが心に響きわたりました。 このように、人の心を動かすことができる演奏をするのは決して容易なことではありません。 バスカーズのお二人もさまざまな努力を重ねてきたと思うので、私もそのような人々を見習い、日々何事に対しても努力をおしまぬよう心がけていきたいです。 将来、音楽に関わる仕事をしなくとも、そのすばらしさを知っているということが損になることは絶対にありません。 音楽というのは、人の心を和ませてくれる重宝だと演奏を通じて感じることができました。 今回のクラシック・バスカーズの演奏を聴いたことによって抱いた思いをこれから先、より多く活かしていけたら良いと思います。



 私は今回、音楽に対する意識が変わりました。 なぜなら文字通り「音」を「楽しむ」ということがクラシック・バスカーズのお二人からにじみでていた気がしたからです。 私は吹奏楽部に所属しているのですが、入ったきっかけが「楽しそう」ということだけでした。 私はあんな風に自分の演奏している楽器一つで、多くの人を楽しませたり感動させたりできるところに引き込まれたのだと思います。 しかし実際のところ予想以上に辛く、あれだけ簡単そうにやっていたのに、先輩達の舞台以外での練習量はものすごく多かったです。 私も楽器を持って初めて、失敗することの怖さや担当を任されることの責任の重さを感じ取りました。 さて、吹奏楽は基本、大人数で組み合わさってできるものですが、あの方達はたった2人でした。 私はまだ未熟ですがピアノとフルートなら一応できます。その二つを習得するだけでもかなりの時間を要したのに、あの方達は44種類もできるのです。 最初からあのような演奏家を目指されたのかはわかりませんが、音楽に関係するすごく大きな夢に向かって努力されていたことがうかがえました。 あの方達のことをいろいろと考えてみると、自分がいかに最初の「きっかけ」を忘れているかに気づきます。 最初は先輩達みたいに楽しませられるようになりたくてがんばっていたのに、今では練習自体が嫌になることさえあります。 前にある音楽家の伝記を読んだ時、「本当の音楽とは人を楽しませ、笑わせ、世界一不幸な人からでも笑顔をひきだすことです」という言葉が胸に染みました。 確かクララ・シューマンというピアニストだったはずです。クラシック・バスカーズのお二人とクララの目指したところはとても似ていると思いました。 私も早くあの方達みたいな「人を楽しませ、自分も心から楽しめる」音楽にできるようにこれから一生懸命に努力したいと思います!    
講話の様子






8組

 僕はクラシック・バスカーズが来ると聞いてとても楽しみにしていました。特に、「2人だけのオーケストラ」ということで、いったいどのようなことなのだろうと、始まる瞬間までワクワクしていました。生の演奏を聴く機会はなかなかないので良い経験となったとともに、演奏は本当に素晴らしく、なるほど「2人だけのオーケストラ」と言うだけのものだったなと感激しております。 演奏して頂いた曲は私達に馴染みの曲が多く、とても聞きやすかったです。また、2人の掛け合いがコミカルで、音楽に精通していなくてもとても楽しめるものとなっていました。 一流の場で学び、演奏されてきたからこそ、音楽を楽しんでもらいたいという思いが加わったものなのだと感じました。僕は音楽についてたくさんわかっているわけでも知識があるわけでもありませんが、しかし、そんな僕でさえ良さが分かるほどのものだったのだと思います。
 また、マイケル・コプレイさんが片言ながらも日本語を話されていたことには驚きました。世界各地で演奏されると言うことは、その各地のこともある程度分かっていると、より思いを届けられるのだろうと思います。 それだけに、その国の言葉を話せることは大切なのかもしれません。英語も学び始めてまだ日の浅い僕たちですが、こうした何事にも懸命に取り組んでおられる方々とのふれあいをとても良い経験とし、今回のコンサートで感じたこと、学ぶことのできたことを大切にしていきたいと思います。
 バスカーズの方々に、そしてこのような機会を設けて下さった先生方、本当にありがとうございました。また機会があれば、もっともっと聴きたいです。それとともに、大人になっても積極的にこうしたコンサートに行けたらと思います。



 私は、海外の方の演奏を、今まであまり聴いたことがありませんでしたし、ましてやクラシック・バスカーズの方々の演奏も聴いたことがありませんでした。それだけに、今回のコンサートは私にとって 未知のもので、興味をそそられました。
 当日、実際に演奏を聴くと、当然生の迫力を感じるとともに、いくつもいくつもの楽器を奏でる様子に見とれてしまうほどでした。席も前に近い方でしたので、演奏している方の様子、動きもしっかり見ることができました。知っている曲が多かったこともありますが、何よりも聴いている私たちを楽しませようという試みがなされており、心から楽しく聴くことができました。
 私の家には、クラシックのCDがいくつもありますが、どうしても聴いていて眠くなってしまうことが多かったのです。私はそれらを手に取って進んで聴くことはほとんどありませんでした。でも、こうした楽しい様子で、しかも一流の技術で演奏して頂いたことで、すこしその良さ、そして何より楽しさが分かったような気がします。今度、父にお願いして、クラシック・バスカーズの方々の演奏CDを探してもらおうと思っております。そしてもっと本格的なクラシックも聴く、ということができたらいいなと思います。今までの私にはあまり縁のなかった芸術的センスが身につくかもしれません。このようなコンサートがあれば嬉しいと思いました。ありがとうございました。  
講話の様子