先輩方のお話をうかがっていると、どの先輩も共通して仰っていることがあることに気がつきました。それは、自分に合った勉強方法を確立し、それをやり通したということです。共通していたというより、ほとんどの先輩方のお話が最終的にその点に集約されていったように感じました。自分に合った学習方法という言葉は、高三のこの時期だからこそ、はっとさせられるものがありました。今は右を見ても左を見ても、友人達の真剣な姿が目に入ります。それは非常に良い刺激となっている反面、人によっては自分を冷静に見つめる余裕を無くしてしまっているのではないかと思います。自分自身の反省も踏まえて、自分のペースを見失ってしまうことは学習を進めるに当たって、大きな障害になってしまいます。私が今後気をつけなくてはならないことは、他人を見て焦りすぎないで自分の学習を貫くことだと思います。そのうえで、友達の学習方法から学べることはうまく吸収し、自分の学習方法に応用させていけるような柔軟性を持ち続けたいです。同様に生活スタイルや息抜きの方法も、他人に影響を受けすぎない方がいいと思います。人によりけりかもしれませんが、私は生活スタイルの乱れが明らかに学習に悪影響を及ぼします。私は人よりも早めに寝て、人よりも早めに起きる習慣が染みついており、友人達のように夜遅くまで勉強できないので、その分を朝にできるだけやっています。それでも充分に補えていないかもしれませんが、焦って無理に生活スタイルを変えて体調を崩すことが一番怖いです。また適度な運動も、私の健康を保つために欠かせなくなっています。三十分のジョギングは私にとっては無駄な時間ではありません。ちょうどいい息抜きにもなるし、心身相互の関係を考えても続けていきたいと思っています。自分の性格と体質上、身体的・精神的な健康管理は怠らないようにしたいです。
先輩方のお話をうかがっていて、次に頭に浮かんだのが、浪人をする覚悟についてでした。私は浪人をすることに少なくとも恐れは感じません。浪人を許してもらえる環境があってこそですが、私は医学部に落ちたとき、他に進みたい学部がありません。そこは一種の強みでもあると思っています。かといって現役をあきらめているわけではなく、もちろん現役合格したいです。浪人することもけっして悪い経験ではないと思いますが、現役生にしかない魅力があります。何より同じ目標を持った仲間がいて、学校行事などと両立して受験勉強ができるというのは現役生の特権です。これまでの高校生活を振り返ってみても、部活に文化祭、体育祭と私は非常に充実した生活を送ってきました。そして二年間同じクラスで多くのことを乗り越えてきた仲間がいて、こんな最高の環境はないと思います。二年間も一緒にいて、お互いに良いところも悪いところも見せ合ってきました。だからこそ支え合う力があり、認め合う意識があります。医科コースは、悪い意味で「慣れ」が生じ、他コースと比べれば緊張感に欠けるところがあるかもしれませんが、お互いの弱点がわかっている分注意し合える環境だと思います。この環境をぜひとも大事にし、クラスの全員が悔いなく受験を終えられるといいと思っています。私がこのクラスのためにできることは、自分の心にゆとりを持ち、穏やかに精一杯取り組む姿勢を忘れないことだと思います。互いの雰囲気が影響を及ぼす環境であるからこそ、誠意ある行動を心がけることが、友人達への最大限の礼儀であると思います。
自分たち高校三年生にとって、今回は最後の卒業生を囲む会になりました。最後であるからこそ、とても重要なものになるはずで、自分たち高三という、この受験を控えている大事な時期を乗り越えていこうとする決意に、大きな刺激を与えてくれました。
今回の卒業生を囲む会において、自分は改めて「どの卒業生であれ、成功を収めた人たちが僕らに伝えてくれることは同じなのだ」と思わされました。今まで、卒業生を囲む会は中等部の時とあわせて4回出席したことになりますが、どの年のどの卒業生も、話してくれる内容は、根本的には同じでした。特に、授業内容の確実な理解、総合点主義、定期考査重視、そして、自分に自信と信念を持つこと。この4点はいつになっても変わらない、もはや現役で合格したいのなら、必ず従わなければならない「真理」のようなものになっていると思います。
まず、授業内容の確実な理解について。大学入試で問われるのは、確かに応用性が高い問題や、単純な知識だけでは解けない問題ばかりです。しかし、どんなに難しい問題であれ、その根本にあるものは授業で学んだ内容です。大学、特に国公立は文部科学省の管轄にあるため、どんなに問題を難しくしようとしても、高校の授業で学んだ範囲を超えることはありません。さらに、江戸取の授業はそれなりのレベルを保っているので、授業を確実に理解することが、第一志望の現役合格につながることは言うまでもないことです。
総合点主義について。東京大学理科V類の合格最低点が、330点を超えることはめったにありません。なので、自分は確実性をとって、340点を目標にしています。まずセンター試験で(換算後)100点を取ります。これで、二次試験では、240点で良いことになります。これを、英語40点、国語40点、理科2つで40点、数学で120点と、かなりいびつにとるよりは、英数60点ずつ、国生化40点ずつと、ずば抜けている科目があるわけではないけれども、バランス良く点数を取れる方が合格する確率が高まることは明らかです。
定期考査重視については、授業内容の理解と全く重なります。
最後は、自信と信念を持つことについて。どんなに勉強をして、どんなに成績が良くなっても、100%受かるなどとは誰も言い切れません。そこで、少しでもその確率を上げてくれるのが、自信です。自信があるかないかによって、パフォーマンス力は大幅に変わります。これは、自分が部活をやっている中でも、ひしひしと実感していたことでした。また、どんなに大きな壁にぶつかっても、それを乗り越えるのを手助けしてくれるものは、いわゆる信念です。これらなくして、東京大学に受かることはまずできないでしょう。
自分たちはとても恵まれた環境にあります。勉強する環境が整っており、共に同じ目標に向かって努力するライバル達がおり、自分たちを応援してくれている家族や友人、先生方がおり、こうして時間を割いて卒業生が来てくれる伝統もあります。自分はこれらのこと全てに感謝しています。
現役で東京大学理科V類に受かります。必ず。
僕は卒業生を囲む会に参加して、大学入試において成功を収めた先輩方の話を聞いて、様々なことを学びました。まず、受験に向けての心構えについてです。先輩方の話を聞いて、誰もが言っていたのは、あきらめずに最後までやるということでした。東大に受かった先輩ですら、自分の実力に自信がなかったといっていました。でもそこで不安になるのではなく、絶対に合格するということを常に考え、それによって自分のモチベーションを高く持ち、合格するべく努力していくことが大事であるということでした。大学受験というのは精神戦でもあるということを言われました。確かに不安に駆られた状態では、本当の実力は出せないでしょう。受験に打ち勝つために、実力をつけるだけでなく、プレッシャーに負けない精神力を養っていこうと思います。次に、実際に勉強する際にやるべきことについてです。これはおそらく毎年誰かが言っているように思いますし、実際に大いに賛同できることなのですが、とりあえず、学習計画を立てるということです。今日何々をどこまでやるというのを紙などに明記しておくことにより、自分の意識が時間を効率よく使うということに向けられ、たとえ短い時間だとしても、それを最大限に利用できるようになりますし、卒業生の方も言っていましたが、少しその通りに動くのは難しいのではないかと思われるような計画を立てて、それを実行するようにすれば、学習時間も増えていきます。学習時間が増えて、さらに効率よく勉強できれば、この上なく充実した時間になります。これもまた多くの人が言うことですが、まずは勉強時間を増やして、それから効率を上げていくようにするのが良いということです。高校3年生になってもまだ学習時間が短いというのはそもそも論外です。やはり高1高2の時と比べたら増えてはいるものの、それでもまだまだ足りていないなので、さらに時間を増やすためにはどうすれば良いか僕なりに考えてみると、やはり計画を立てると言うことが大変良いのだと思います。というのは、学習面だけではなく、大雑把だとしてもいいから生活面についても計画を立てて見れば、それを守らなければならないと考え、時間の使い方に変化が生まれると思ったからです。自分で定めたものをきちんと紙にかいておけば、それを意識せざるを得ないですし、それをきちんと守れればそれなりの自信にもなります。普段の意識の持ちようも重要であるという意味でも、受験というのは精神戦であるように思います。僕はなんとしても受験戦争で勝って、東京工業大学に入学したいです。東工大の説明会に行ってみると、様々な設備が整っていて、大変興味がそそられました。やはり、卒業生の方々を見ていると、キャンパスライフが楽しいのだろうなと思えてきます。苦労の先に楽しいものが待っていると思うと、それまでまたがんばれるものです。僕は将来のため、そして僕をここまで育ててくれた家族のためにも、頑張っていこうと思います。
全体会の後の分科会で、筑波大学情報学群の先輩と慶應義塾大学理工学部の先輩が、学習時間について仰っていたことで、夏休み以降の学習時間が平日6〜7時間、休日10時間というものがありました。私は中等部時代から三者面談のたびに「学習時間が少ない」とか「この学習時間でこの成績を維持しているのがすごい」など、褒められているようにも、ちくりと来るようにも感じるようなことを言われ続けてきました。中学二年生の時の理科の定期試験で43点を取り、次回は赤点をとるだろうという恐怖に駆られ、それ以降最低限の勉強をするようになりました。私は中一のはじめから高二の終わりまで部活をやっていました。放課後は部活がない日も自主練習に行き、運動部なら半日で終わる休日も文化部なので一日中やっていて、入試のためというよりは、定期試験でいかに点を取るかということを目標に、日々勉強をしていました。といっても、夜は体力温存のためにしっかり睡眠をとっているので、朝学習と電車の中と部活がないときの昼休みしか勉強をしていませんでした。これだと授業の復習はできますが、入試を考えると演習量が足りないだろうと今は思っています。
高2になるときにの文理選択で、私は迷わず理系を選びましたが、現実的な問題点が一つありました。それは、数学が苦手であるということです。英語は努力が露骨に表れる科目であるのに対し、数学はできる人はできる、発想力が重視される科目だと思います。そして、足りない発想力を補充するのは努力だと思います。理系で数学ができないのは致命的でしょう。今回来てくださった先輩方の多くは、毎日少しでも数学をやった方がいいとおっしゃっていました。自分でも1日1問はやらないと、と思いつつ、得意な英語に走ってしまいます。現実逃避の表れであると思います。
今回の卒業生を囲む会に参加して、モチベーションが上がったということはいうまでもありませんが、少しでもいいから数学を毎日やろうと覚悟を決めました。そうすれば、ちりも積もれば山となり、特に数学における学習時間は増えるはずです。過ぎてしまった時間を取り戻すことはできず、入試までの残されている時間は限られていますが、時間は自分で作り出すものだと思います。私は九時学習には参加していませんが、放課後に残って勉強しようとすると、九時学習に出るから今はいいやと思っているのか、仲の良い友人がおしゃべりをしていて、話に入りたくなります。ですが、そのような誘惑に負けず、自分に対する厳しさを持ち続けられるようにしたいです。そして、第一志望の大学に合格して、来年の卒業生を囲む会に呼んでもらえたら、と思っています。現実から目を背けず、しっかり向き合っていこうと思います。
今回、卒業生を囲む会に参加することができて本当に良かったと思います。今までで一番モチベーションが上がりました。これまで「大学」というものがまだはるか先のことだと思っていましたが、あっという間に高三になってしまいました。センター試験まであと半年しかありません。そう考えると1日でも無駄にできる日はありません。年が一つしか違わない先輩のお話をお聞きすると、合格したい、という気持ちが強まってきました。このような時期に、同じ環境で勉強し、合格した先輩方のお話をお聞きするのはとても貴重なことだと思います。先輩方がどれだけ努力したのかを知ることで、自分の至らなさを痛感しました。そして、それぐらい努力し、よい結果を出さなければ、心から喜べないと思います。受験は大学に合格する、ということだけではなく今後の人生においてもどれだけがんばれる人間なのかを試すものだと思います。この受験を乗り越えることで自分を成長させることができると思います。受験に対して不安なこともたくさんありますが、悩む前に少しでも前に進もうと思いました。ある先輩のお話の中で、「合格を信じられなくなったやつから落ちていく」という言葉がありました。絶対に受かると信じ、残りの6ヶ月を毎日全力で過ごしていきたいと思います。
受験に必要なのはやはり集中力だと思います。私はあまり集中力がありません。すぐに飽きてしまいます。同じ教科を長い時間だらだらとやってしまいます。集中力をつけるには、メリハリのきいた生活をすることだと思います。だらだらとやるより、集中して勉強した方がはるかに効率が良いと思います。今後はそういった勉強を意識して、集中力の向上に努めたいと思います。
また、受験において重要なことは基礎力だと思います。合格するには基礎がしっかりしていなければ、応用力も積み上げられません。夏休みが終わるまでには基礎力を完成させていなければならないと思います。夏休みは「天王山」と呼ばれるほど重要ですが、意外と短く思ったより勉強が進まない、ということを聴きました。夏休みに頑張ろう、ではなく、今から頑張っていきたいと思います。
また、毎年卒業生の方のお話は、先生方がいつもおっしゃる話ととても似ていると思いました。それはやはり先輩方が先生のお話をしっかりと聞いて、勉強を進めそれが受験にとって実際に正しいと実感したからこそ、そのようにおっしゃるのだと思います。
あと半年で自分がどれくらい変われるのかとても不安ですが、合格を信じ、また先生方のおっしゃることを信じて受験へ立ち向かっていきたいと思います。
今回、この会に参加し目を覚ますことができたと思います。精一杯努力し、第一志望に合格できるように頑張りたいと思います。
卒業生を囲む会が行われる前、私は「今回来てくださる先輩方も、きっと中学生の頃からそこそこ勉強をしてきて、そこそこの成績を取っていた人たちなのだろう」と勝手に思っていました。今まで勉強をサボり続けて、もう高校3年生になってしまった今「高1の時から○○をやってきました」と言われても、もうどうすることもできない、と思っていました。
今回、先輩方がお話しくださった内容は私にとってすごくためになるものばかりでした。私のような今までサボってきた人間でも、もしかしたら逆転するチャンスがあるかもしれないと思うことができました。自分が今まで何の危機感もなく、定期試験の勉強をちょっとするくらいしか勉強をしてこなかったことは確かに悪いことであるし、もし戻れるのなら、ちゃんと勉強をしておけばよかったなと思います。
今回お話をしてくださった先輩は自分の模試の結果を持ってきて、得点、偏差値、合格判定を全て教えてくださいました。正直すごく驚きました。今、先輩が千葉大学に通っていると言うことからすると、その模試の成績は想像しがたいものでした。先輩のお話はとても親近感が湧き、とても説得力がありました。私も先輩のような逆転合格を果たしたいと強く思います。今まで勉強してこなかったことを後悔していた私ですが、逆転のチャンス、希望の光が見えたような気がします。後悔しても意味がないのでポジティブに、今まで勉強をやってこなかったために力が有り余っているからそれを今の勉強に全て注ぎ込もうと思います。私はとてもネガティブなところがあるので、ポジティブに勉強に取り組んでいきたいと思います。夏休みは「できるだけ毎日学校に来る」「1日12時間は最低限勉強をする」。この2つを目標に掲げて、夏休みを有意義に過ごしたいです。私は予備校にも通っています。家からは予備校の方が学校よりも近いのですが、できる限り学校で自習をしたいと思います。学校の完全下校時間の後に予備校に行こうと思います。1日の流れを確立させて習慣づけしたいと思います。
今回の卒業生を囲む会で、バンド関連で知っていた先輩と、会が終わった後にお話ししました。バンドの時も先輩はかっこよくて私はすごく憧れています。先輩のスーツ姿は本当にすてきでした。先輩は、囲む会が終わった後、メールで「人生80年あるうちのこの1年だけ頑張ればいいんだから、頑張ってね。何か辛いこととか、聴きたいこととかあればメールくれて構わないよ」と言ってくれました。すごく感動しました。先輩や先生、そして両親が味方してくれている中、自分が勉強してこなかったことをすごく恥ずかしく思いました。やる気スイッチが入ったような、そんな感覚がありました。私も先輩のようになりたいです。来年の春、かっこよくスーツを着て笑顔で第一志望の大学の入学式に行くことを目標に、頑張ります。私なら絶対にできると信じて、妥協はしません。今回の卒業生を囲む会が私の気持ちを変えてくれたと思います。逆転合格目指します。
早くも受験本番まであと半年と少しとなり、そろそろ基礎を完成させなければならない時期になりました。私は、受験の近い3年生の「卒業生を囲む会」では、受験テクニック、おすすめの参考書など具体的なお話を聞くことを予想していたのですが、考えていたよりももっと全体的な学習の仕方について気付く点が多くありました。
まず、各教科にかける学習時間の割合は人それぞれであってよいということです。周りの人に聞いたり、本を読んだりすると、時間をかけるべきだという教科はバラバラで、忙しい中でどの教科に時間をかけたら良いのかと迷っていました。しかし、分科会で、2人の先輩方が「伸びしろのある教科を伸ばせば良い」と話してくださったことで、こうすれば誰でも必ず合格できる、というような方法はなく、自分の問題点を見つけて克服していくことが大切だとわかりました。
また、計画を立てて学習を進めることの重要さを再認識しました。計画を少しきつめに立てることで、学習の漏れがなくなるだけでなく、毎日のやるべき事を達成するために学習時間が自ずと多くなります。最近、計画を立てる時間がもったいないと感じていたのですが、より効率的に学習を進めるためには、計画を立てただけで満足しないように懲りすぎない程度の計画が必要だと思いました。また、全教科に毎日少しずつでも触れるというのも実践していきたいと思います。
そして、多くの先輩方がおっしゃっていたのは、東大に合格するためには「東大にしか入らない」という覚悟がいるということです。合格するためには、学習量を増やすだけでなく、東大に絶対受かると決め、自信を持ち、しかも謙虚でなければなりません。合格を目指すということは、精神を鍛え、人間性を磨くことでもあるのだと思いました。
実際に学習を進めていく上で注意したいと思ったのは、学習したことが本当に身になっているかを考えるということです。焦って勉強すると、解いた問題集の数は多いのに全く身についていないということになってしまうことがあります。そうならないように、同じ問題を、見てすぐに解けるようになるまで繰り返し解きたいと思います。具体的には、今年度配られた数学の問題集を完璧に解けるようにしたいです。また、世界史の記述力を身につけるには、教科書を太字以外の所を含めて頭に入れる必要があるというお話もありました。文章を含めて覚えることで、世界史の「流れ」が身につくのだと思います。私はまだ単語ももっと覚えなければなりませんが、受験に向けて世界史の「流れ」をつかめるようにしたいです。
分科会の時、先輩が、東大文Uをあきらめなかった友達とのエピソードを話してくださったのを聴き、意志の強さに感動しました。また、ある先輩は、東大受験に失敗し、後悔していることを話しに来てくださいました。昨年度の東大文系クラスの二の舞になって欲しくないという先輩達の気持ちを聴いて、本当にありがたいと思いました。受験にはそれぞれの物語があると思います。私はこれから一生懸命実力を伸ばして、東大合格という最高の結果で大学受験を締めくくり、大学での有意義な生活や将来につなげたいです。
私は今回、卒業生を囲む会に参加して先輩方の新鮮な体験談をたくさん聞くことができました。厳しい受験を乗り越え、見事に自らの夢を叶えた先輩方はとても立派で、私のあこがれの存在です。そんな先輩方から直接アドバイスをいただけたことは、私のやる気を今まで以上にかき立て、第1志望の大学に受かりたいという気持ちをより一層強めてくれました。
一流大学に通っている先輩方に共通している点は、非常に努力家だということです。先輩が高校時代に使っていたという日本史の教科書を見せていただいたときは思わず仰天しました。隅々まで細かい内容が書き込まれ、資料が貼ってあり、努力の跡をはっきりと見ることができました。また一分一秒を惜しんで日々勉学に取り組んだとおっしゃっていました。今の自分を改めて振り返ってみると自らの意志はまざまざ未熟なのだということに気付かされました。
また先輩は、絶対に目標を下げてはいけないとおっしゃっていました。はじめから自分の限界を定めてはいけません。高い目標を持つことはとても辛いし、あきらめてしまいたくなりますが、それではいつまでたっても自分の力を発揮することができません。今の私は目標ばかり高く、自分の成績は全く追いついていませんが、私はまだまだそれにふさわしい勉強ができていないのだと考え、必死で勉強に食いついていきたいです。
先生は、受験は団体戦だとおっしゃっていました。私は最近、放課後は毎日学校に残り、休日も登校するようにしています。私が勉強をしている周りにはいつも、同じように高い目標に向かって頑張っているクラスメイトがいます。長時間の勉強に疲れて、もう勉強をやめようと思ったときにふと周りを見ると常に勉強に励んでいる友人がいます。彼らの存在は私に多くのエネルギーを与えてくれます。彼らがいれば、なんだか私もがんばれるような気がします。先生がおっしゃっていた団体戦の意味を身をもって実感しています。自らがおかれている環境に感謝しなければ行けないと思いました。
1年後の自分を想像するととてもワクワクします。大学生活は私たちが思っている以上に楽しいそうです。私も先輩方のような立派な大学生になって、来年は卒業生として卒業生を囲む会に参加できたらいいなと思います。今回、先輩方から得たことはとても大きいです。これを最大限に活かして、受験勉強に専念しようと思います。絶対に自分に妥協せず、目標を達成したいと強く感じました。私はこのように立派な先輩方に囲まれてとても幸せです。またこのような素晴らしい機会を私たちに与えてくださった先生方にも感謝したいと思います。これを決して無駄にすることのないようにし、この強い意志を忘れずに目標に向かって頑張ろうと思いました。
僕は今回の卒業生を囲む会に参加し、先輩方の話を聞きましたが、今回の話は僕にとって、今までのものとは違ったものでした。それは、僕自身の大学受験に対する気持ちが変化したからです。高校に入ってから、部活のことしか考えておらず、模試などで悪い成績が返ってきても、どこか他人事のように考えていて、一年、二年の時も卒業生を囲む会で先輩方から話を聞いてきましたが、どうにも自分の中にすんなりと入ってきませんでした。でも、高三のこの時期になり、部活を引退すると、望むにしろ望まないにしろ、自分でも驚くほどの、今まで目を背けてきた大学受験に関する情報が入ってきて、今、自分がどれだけ人より遅れていて、これから先、受験までの時間がどれかだけ少ないかを思い知らされました。
しかし、部活を引退してから、僕はまだ本格的な受験勉強ができていないような気がします。朝学習にも出ていますし、九時学習にも参加していますが、今まで「勉強の仕方」というものがわからないまま、ここまで来てしまったので、時間はたくさんあって、勉強もしているものの、しっかりできているのか、毎日少しずつでも前進しているのか、本当にこの勉強法でいいのか、などと不安はいくらでもあります。そのため、今回の分科会で、この時期に何をすればいいのか、夏には何をすればいいか、といった話をしていただけて、とても嬉しかったです。
また、教科別にも具体的な話をしていただきました。やはり主な話は英語のことになるのですが、どの先輩も口をそろえて言うのは、「基本(英単語など)が大事」ということでした。僕は親が英語の教師をやっていて、色々とわからないことを聞くことができることもあって、英語だけは以前から勉強の習慣があります。それは良いことなのですが、今までに英語しかやってこなかったために、他の教科の勉強をしていて、少しでもわからないことがあったり、飽きてしまったりすると、勉強法がある程度わかっている英語に逃げてしまっているような気がします。しかし最近は、古典や日本史というような科目にも少しずつ勉強の幅を広げられています。僕の第一志望は国立の大学なので教科を絞ったりすることはできません。ですからこのまま少しずつでも他の教科にも学習時間を割けるようにしていきます。
最後に、僕が受験勉強に真剣に取り組むようになったのは、部活を引退したこともありますが、目標が明確になったこともあります。僕は今まで志望大学といっても大学名しか出てこなくて、学部のことは詳しく知りませんでした。でも今は志望大学の学部・学科まで調べ、自分の目指すべき所を明確にしました。後は僕自身の頑張りによると思うので、まずは夏までに基礎固めをしっかりとやっていこうと思います。
僕は、6月18日の土曜日の授業後に、卒業生を囲む会に参加しました。今までも参加してきたものだけれど、受験学年である高校3年生で参加するに当たって、せっかくの機会でもあるから、大学受験を乗り越えてきた卒業生の先輩方から何か自分のためになるようなものを吸収して得ていこうと思っていました。
まず、オーディトリアムに移動して全体でのお話がありました。ステージで話をしていただいた3人の先輩方からは、ユーモアも交えながら、自分の成功の経験に基づいた、とても大事なことを教えていただきました。
次に、教室に移動して各クラスでの話がありました。こちらも10組には3人の先輩方が前で話をするために来てくださいました。自分の受験の体験や勉強方法など、より詳しく話していただけて、とても大事なことをたくさん教えていただきました。特に3人目の先輩は同じ部活の先輩でもあり、よく知っている方なのですが、勉強のことに関してあれだけ熱くなって、かつ話も的を射ていたし、自分の考えを堂々と述べている姿に感動しました。
今回のこの卒業生を囲む会を通して、自分はたくさんの貴重なことを感じ取ることができました。まず、勉強に対するモチベーションがだいぶ上がったように思います。部活の方には一区切りがついたわけですが、それでもそんな日常が充実していただけに反動も大きく、最初の内は寂しくなったり切なくなったりもしていて、何となくぼうっとして過ごしていましたが、そんな自分も卒業生を囲む会に参加してまた少し違った角度からの刺激を受け、勉強に対するやる気がより湧いてきました。また、この時期からの具体的な話をお聞きできたことで、自分のこれからの道筋を漠然とかもしれませんが、思い浮かべることができるようになったと思います。これから夏休みを迎えるわけですし、今から大学受験の本番まで時間が有り余っているわけではないので、しっかりとしたプランをもって勉強の量も質も上げて、やっていければいいと思います。
今回のこの卒業生を囲む会は、自分にとってとても有意義なものになりました。ここで吸収したものや得たものは活かしていければいいなと思います。あとは自分次第ですから、大学受験を乗り越えた後の充実した生活をイメージしながら、せっかくやるわけなので中身の濃いものになるように、頑張りたいと思います。