1組 女子 「夢」
 

夢は自分を、他人を成長させてくれる存在です。夢があるからこそ人はより充実した日々を過ごし、輝きを増していくのだと思います。私は今、医師という職業を目指しており、医科コースで二年間過ごしてきました。夢を追いかけ始めた中学校一年生の頃から、早五年が経過しました。昔の自分に比べて今の自分が輝きを増しているかどうかはまだわかりませんが、夢は目標のおかげで少しずつ成長してきていると感じています。

 まず、医師を目指し始めたきっかけは中学校一年生の頃にテレビで見た手術の映像でした。手術を行う外科医の手さばきにも感動しましたが、何よりも生命の神秘さに感動し、医学に魅了されている自分に気がつきました。そしてその後も一人ひとりの患者さんと真剣に向き合う医師達の姿に憧れを抱き続け、「自分もこの人たちのような医師になり、怪我や病気に苦しむ患者さんの痛みを少しでも和らげる手助けをし、一人でも多くの人の幸せに貢献できる医者になりたい」と考えるようになりました。医者にも色々な業種がありますが、今興味あるのは小児科や産婦人科に興味があります。小児科では患者さん以上に保護者の目が厳しい、産婦人科であればいつお産が始まって呼び出されるかわからないことや、訴訟件数が多いと言った理由で敬遠されているようです。これらの件は長所よりも短所の方が圧倒的に多いのですが、小さい命の神秘さに携われる大切な仕事であると言えます。これからどんな科を専攻しようとも、医師という職業自体が責任重大であることに変わりありません。しかしどの科にも一瞬の神秘さがあり、そこに魅力が感じられ、患者さんの幸せに貢献できる業種です。患者さんに寄り添う医療をモットーに夢を叶えたいと思います。

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2組 男子 「僕の夢」

僕は将来、科学の研究をしたいと思っています。その理由は「科学」が好きだからです。今はたくさんのことに興味があり、何か一つを研究したいと絞ることはできませんが、大学では様々なことを学び、いろいろな研究に携わりたいと考えています。

 例えば、夢を語る会で化学の分野における話をしてくださった先輩のように化学物質を自らの手で作って、それを医療などに応用したりする研究です。この研究は「化学」の研究だけでは結果を得ることができません。「科学」は理論上でうまく事が進んでも意味がありません。理論を実験をして確かめるという過程を経てそれが正しいと証明されます。そのため、「化学」の分野で成功しても「生物」や「物理」の分野で失敗をしてしまえば、実験の結果が仮説とは異なったものになってしまします。

 また、僕は研究をする上で実用的な研究をしたいと思います。研究をした結果が日々、街の中で使用され、人々が快適に生活を送れるようにしていくことが、最終的な僕の目標です。

 これから生きていく中で僕の視野は更に広がり、考え方も様々に変わっていくと思います。夢を語る会でも先輩方が「総合的な視野をもつことが大切。君たちの可能性は無限大」とおっしゃっていたように、僕たちにはまだまだ多くの選択肢があります。その選択肢をつぶさないためにもこれからもしっかりと勉強していきたいと思います。

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3組 男子「音楽は人の心を動かす」

 僕は多くのことに興味や好奇心を抱き、自分の未来に関して多くのことを空想します。いずれはどれか一つに絞らなくてはいけない時が来るとはいえ、今の僕にとってはどれも捨てがたい選択肢です。それらの可能性の中の一つとして、今から音楽の話をしたいと思います。

 日常生活で僕たちはたくさんの音楽を耳にします。その中にはさりげなく聞き流しているようなものも本当に多くあります。例を挙げればホテルのロビーやレストランで小さめに流れている音楽、映画やテレビ番組の効果音・BGMなどです。中には、人々の意識に残らないのなら最初からなくても同じだと考える人がいるかもしれません。しかし、実際にそれらの音があることによって無意識のうちにリラックスして楽しむことができたり、自然とストーリーの展開を頭に吸収することができたりするようになります。音楽は僕たちが快適に生活を楽しむ手助けをしてくれているのです。ここで重要なのは、音楽はあくまで「手助けをする存在」であるということです。人々は音楽を楽しもうとしているわけではないため、自然な感じで場の雰囲気に溶けこませなくてはいけません。音量や音選びを間違えるとどうにも聞いていて耳障りな音になってしまう可能性もあります。僕は演劇部員で、今年夏のコンクールおよび紫峰祭二日目の劇「三角プリズム」では音響を担当していました。使用した音の中には僕がコンピュータを使って自作したものもあり、その他にも音を選ぶのにはかなりの時間と労力を費やしました。自分だけで判断するのではなく役者など周りの意見も取り入れながら、なるべく誰が聞いても自然に聞こえるよう気をつけるのは思いのほか難しいことでした。それを通して僕は、多くの人が夢見るような目立つ仕事の裏にはこのように目立ちはしないが実はとても重要な仕事が存在するということを身をもって感じることができました。 
  自分の好きな「音楽」を使って仕事をすることの楽しさを知り、僕はそのような道も将来の選択肢として十分に考慮する価値があると思いました。本校のような進学校に来ている以上、医者や弁護士といった職業を夢とするのが普通かもしれません。しかし
夢は夢であり、人それぞれです。強い意志を持ち、自分の信じる道を進むことができればいいと思います。

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4組 男子
 僕たちは夢を語る会に今年も参加しました。しかし、今回は今までと大きく異なることが一つありました。それは今まで何となく聞いていただけの内容が、今回に関してはかなり現実味を帯びたものとして受け止めることができたということです。その理由は、高校2年生となり、1年後には受験が迫ってきているという背景がありました。これまで僕は自分の夢に近づく努力をほとんどしていなかったと言っても過言ではありませんでした。しかし、このままでは夢の実現は無理であるという自覚が湧き、少しずつ現実と向き合うことができるようになりました。そんな矢先の夢を語る会でしたので、夢を語った人たちの話、卒業生の活躍などを聴いて、非常に意欲が出てきました。江戸取は他校に比べて、入学後もしっかりと面倒を見てくれる学校だと思います。現在僕は多数の教科において、個別の学習指導をしていただいています。その結果、努力は裏切らないということがわかりました。勉強をした分だけ成績は伸びるということがわかり、更に、不思議なことに一つの科目の成績が上がれば他の科目も伸びていくことがわかりました。先生方には感謝し、その期待を裏切ってはいけないと思いました。そのため、先ずは模試などの試験で結果を残し、夢への第一歩を歩んでいきたいと思います。
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5組 女子 
 今回、江戸取に入学してから5回目の夢を語る会に参加し、どんどん自分の夢が具体化していく感じです。昔はまだおおまかな方向しか決まっておらず、しかし知識も少なかったためよくありがちな職業しか考えられなかったのですが、最近ではようやく自分が取りたい資格などもわかってきてますます夢について考えるようになりました。
 私は将来、教育関連の仕事に就きたいと思っています。もっと具体的にいうと高校の化学の先生です。教師になりたいと思い始めたのは高校に入ってからで、それまでは研究所で働きたいと思っていました。その時から変わらないのは「どんな職業だろうと化学を使う仕事がいい」という気持ちでした。ですが、色々学んでいき自分の性格を考えてみたところ、
研究という新しいことを作り出す仕事より、今あるものを伝える方があっていると考え、教師になりたいと思いました。また知識が豊富な先生やどんな質問でもわかりやすく、そして納得するまで何度も説明をして下さる先生に出会い私も将来はこんな先生になりたいと思うようになりました。
 私が今教師になるために行こうとしているのは教育学部ではなく理学部の化学科です。それはより専門的で高度な知識を習得してから教壇に立ちたいという気持ちがあるためです。また少し先のことなのでわかりませんが、出来れば大学院まで進めればと考えています。夢を叶えるために私が今、すべきことは、まず大学に合格することです。その大学に合格するためには勉強が何よりも大切です。高2になり周囲の人たちの勉強に対する姿勢が変わり、本格的に受験勉強をはじめる人たちも増えました。また、まだまだと思っていた受験という未来も気付けばあと1年ちょっとしかありません。私ははじめ「まあ、もう少ししたら本気を出そう」と甘えたことを考えていたのですが、周りのやる気に満ちた勢いをみたら「今はじめよう」という気持ちになりました。まず私が、しっかり勉強したいのは英語です。基本である単語を学習することで、読解力が上がりました。これからは更に
学力の向上を図るために文法も身に付けていきます。英語を学ぶことは受験にも、それ以後にも役立つし、自信にもなるからです。
 私は将来「あのとき、もっと勉強しておけば良かった」という後悔だけはしたくないと日々考えています。その時持っている全力を出し切って最善を尽くせるようにしていきたいと思います。

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6組 女子
 私の今の夢は理学療法士になることです。昔祖母が老人ホームにいた頃、リハビリの光景を見たことが何度かありました。そのとき見た理学療法士の方の真剣さは、幼い私の心に深い感動を与えました。
 この理学療法士を本気で目指したいと思い始めたのは最近で、夏休みに大学見学に行った時に様々なパンフレットを見ているときに、この幼いときの感動がよみがえってきました。患者と関わってメンタル面などでも支えていけるような、
どこかで人とのふれあいがある仕事に就きたいと考えました。
 理学療法士は医師の指導の下で患者に電気マッサージや治療体操などの訓練をして、病気や事故で不自由になった身体の機能を回復させる仕事です。病院やリハビリテーション施設、障害者施設などで患者のリハビリテーションをサポートします。身体面でのサポートが主ですが患者とのコミュニケーションを大切にして精神的にも支えていかなければいけません。理学療法士は患者と共に回復を喜び合える仕事です。とてもすばらしい仕事だと思いました。
 今年は高校3年生に進級しいよいよ大学入試となり、夢の実現に一歩近づくことができます。これからの1年はとても大切で、またすぐに過ぎてしまう1年だと思います。1日1日を大切にして夢への努力を怠らないようにしたいと思います。
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7組 女子
 今私が、興味を持っていて将来やってみたいと思う仕事は、ある商品の消費者や使用者がより使いやすい商品にするために企画を出したりアイディアを出したりする仕事、いわゆるマーケティングです。私がこの仕事に興味を持ったきっかけは、テレビドラマでそのような仕事をしているという設定の話があって、それを見て率直に楽しそうと思ったことです。ちょっとしたことでも、もし自分が考えてアイディアを出した商品が、実際に「使いやすい」、「買いやすい」と思ってもらえたら素敵なことだと思います。また、自分が普段使っているもので、「こうだったら使いやすい、便利なのに」と思うことがあります。そう感じたものについて、私の手で商品にすることができたらいいなと思いました。
 しかしそれはもちろん、私が普段使っているものの中での話なので、世の中から見たらとても小規模なものになってしまいます。だから、世の中にいる大勢の消費者が現状の商品やサービスについてどう感じているのかを調査する必要があります。それぞれの商品について、いろいろな年齢層の人々の意見を集めれば、その世代や年齢ごとの考え方や価値観を知ることができますし、その延長として、新しくできた商品をどのように宣伝しアピールするかなども考えてみたいです。
 また、私は英語に興味があり、英語を話せるようになりたいと思っています。会社の会議で外国人が一人でもいたら、会議は英語で行われるという会社があると聞いたことがあります。それを聞いて、英語の学習の大切さを改めて実感しました。
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8組 男子「人の役に立つ」
 今回の「夢を語る会」は、5回目の参加になります。毎年この時期は、自分の夢について考えることになります。僕の夢は、表面のところでは多少変化していますが、根本は変わりません。それは「人の役に立つ人間になる」ということです。これは、ここ5年くらい変わったことがありません。「人の役に立つ仕事に就きたい」という気持ちは、常に強くあります。
 「人の役に立つ仕事」というと、教師、警察官、医師、弁護士など、あげたらきりがありません。そういった中で、僕が今考えている理想の仕事は、英語を使って様々な国の人たちと話をし、日本と外国の距離をもっと近づけられるような仕事です。たとえば、海外を飛び回るジャーナリストだったり、外資系の会社に勤めるサラリーマンだったりです。
 そのためにまず必要なのは、英語力です。当然、英検やTOEICなどの資格があると有利だと思います。と言うより、そういう資格を持っていて当たり前かもしれません。英語力を高める手段として、留学には以前から興味を持っています。大学生になったら、一度は留学してみたいと思います。
 夢を叶えるために、僕は今、国際関係、国際経済、国際教養といった分野を専門としている学部のある大学を目指しています。今、国際関係を学ぶ学部はとても人気がある、と言う話を聞きました。それだけ倍率が高いということになると思います。したがって、並大抵の努力では合格することができません。まず第一に、江戸取の授業を大切にし、予習・復習を行うことが大切です。第二に、自分から学ぶ姿勢を身につけることが大事です。宿題だけをやるのではなくて、自分の弱い所を見つけて、自修をするということです。第三として、目指す将来を見据えて英語だけは誰にも負けないような実力を付けたいと思います。この3つをしっかりやりきれば、結果はついて来ると思います。
 僕には、入試まであともう1年と少ししか残されていません。その1年と少しが、将来後悔のもとではなく、良き思い出となるよう、最大限の努力をしたいと思います。 
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9組 女子 「自分の夢」
 私の夢は養護教諭兼心理カウンセラーになることです。もとは心理学に興味があり、小学生の頃から心理テストの本を子ども向けの本から心理学の説明がついている本格的なものまで読んだりしていました。でも、そのころはまだ単に心理学はおもしろいと思っているだけでした。そんな私が心理学を学びたいと思い始めたのは高一の夏です。夏の三者面談の前におじとおばと会い、大学受験の話になりました。おじは上智大学の心理学部に行っていたそうで、話を聞いて心理学を学びたいと思うようになりました。
 しかし、周りの人から「心理学は就職が大変だからあまり勧められない」と言われ、どうしようか迷っていました。そのことを三者面談の際に担任の先生に相談したところ、「他の資格を持っていれば就職に有利だ」と言われ、看護や養護といったものに目を向けるようになりました。私の母の友人に、千葉大学の養護教諭科に行っていて、今小学校で働いている人がいたので、その人にも話を聞きました。その結果、臨床心理士と養護教諭の資格を取ろうと思い、どうしたらよいのか調べてみました。すると、大学で教員免許を取り、大学院で臨床心理士の資格を取る方法があるそうで、まず母の友人が通った千葉大学に行こうと決めました。
 臨床心理士は国家資格ではありませんが、近々国家資格にしようという動きがあります。それだけ現代では心のケアが重要視されてきているのだと思います。昨年の三月に東日本大震災があり、そこでは心の病になってしまう人が多くいましたが、
心のケアが中途半端になってかえって悪影響を及ぼしたこともあるそうです。そのようなことにならないように、心のケアについてしっかりと学ばなければならないと思います。
 私は心のケアも体のケアもしっかりとできるように、私の夢を実現できるように自分を高めていかなければならないと思います。

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10組 「教師になる」
  私の将来の夢は教師になることです。教師になりたいと思った理由はいくつかあります。一番は、例えば私が誰かに教えたりしたときに、「ありがとう」と感謝されたのがとても嬉しいからです。こういった気持ちを味わうことができる仕事をしてみたいと思ったからです。 二つ目は、今までたくさんの先生に支えてもらった分を、私が次の世代に伝えていくことで返していきたいと思ったからです。もしかしたら、私の教え子の中にもそんな風に思ってくれる子が出てきて、ずっとそれが続いていけばすごいことだと思います。

 この夢を叶えるためにはまず教員免許が取得できる大学に行く必要があります。大学に入るという目標のためにしっかりと自分の学力をつけていきたいと思います。まず苦手な科目をなくすことに取り組みたいと思います。今苦手な科目として英語があります。英語は文系の私にとっては落としてはならない科目なので、しっかりとやり直していきたいと思います。もうひとつ苦手な科目は数学です。文系だからやらなくてもいい、と考えるのではなくて、文系だからこそ武器になるようにしていきたいです。

 こうして考えてみると、まだまだ自分には足りないことばかりです。今、とても焦っています。しかしあきらめません。この焦る気持ちをバネにして努力していきたいです。

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