私は今日、先輩方のお話を聴いて良い意味での決断ができたと思います。また、同時に今までの勉強へ対する自分の甘さを痛感したのも事実です。
今までの私は、勉強に対して自分から上限を作り、限界を決めていたのです。定期試験前にこそ集中して取り組んでいたものの、可もなく不可もない点数を取って満足していました。特に暗記物、休暇中の課題などは切羽詰らないとなかなかできませんでした。こんなその場限りの知識、勉強が本当に身につくわけがありません。ですが、私はこのやり方が効率的で要領が良いとさえ思っていたのです。かっこいい勉強がしたかったのだと思います。だからこそ、全体会でO・H先輩がおっしゃった
「かっこよく勉強しない。やったことにただ満足するだけでなくて自分にいかに身につけられているかが大事。泥臭い勉強をしたほうがいい」
という言葉が胸に刺さりました。大切なのはやったことではなくてあくまでも自分自身だということ。過程はどうであれ、自分が自由自在に使える知識こそが身に付いた真の知識であること。そんな思いが「泥臭い」という中に込められていたのだと思います。先週の学年部長講話で「勉強とは成長させてくれるもの」と時崎先生がおっしゃっていましたが、今、私は少しずつではあるけれど、この意味を理解しつつあるような気がします。自分の弱さとしっかり向き合った上で、その後どうするのか。どうしたいのか。それが勉強の核心であり、成長させてくれる部分だと思います。
私には夢があります。それは、やるのなら最高峰を目指したい、ということです。H先輩がおっしゃった
「やるんだったら、勉強が楽しくなるまでやってやろうという気持ち」
という言葉には共感したし、感化されました。私自身のことは私が誰よりもわかっています。だから、弱さもすべてではないけれど、わかっているつもりです。そして、これからどうしたらいいのかも知っています。私にとって一番必要なのは、その思いの丈を勉強にぶつけられるか、つまり行動でしょう。
今日お聴きした話のすべてが、その先輩の言葉一つ一つに重さを感じました。気持ちの面でも、教科一つをとっても参考になりました。私が受験というものを身近に感じるようになったのもありますが、今までで一番響くものがあったし、私の中で何かが変わったのだとも思います。このような貴重な機会を設けてくださった先生方、先輩方、本当にありがとうございました。
私もいつか卒業生として先輩としてあの舞台に立ちたい、そう思います。
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