みんなの声 高等部2学年    コンサートをお聴きして

「ジョイント コンサートをお聴きして」 2年1組女子

 私は今回初めて即興ジャズというものを聞きました。普段、耳にしているJ−Popやクラシック、吹奏楽曲とはちょっと違う感じがして音楽の幅が広がりました。私が知っているジャズはスイングガールズという映画でしかなかったのでこのコンサートを楽しみにしていました。即興で音楽を作って演奏することは一人でも大変なことだと思いますが、打ち合わせもなく演奏して、それでも二人の息がぴったりだったことにとても驚きました。私は吹奏楽でパーカッションを担当しているのでサックスのことはあまり詳しくありませんが、平野さんのサックスの音色は時には力強く、時には優しい音でした。曲によって音色を変えなければ全ての曲が平らになってしまうと思います。しかし音色を変えるのは難しいことだと私は思います。パーカッションでも叩き方や叩く場所によって音色を変えることが出来ますが、その日の温度や湿度によって楽器のコンディションが変わってしまうのでいつでも自分の思ったとおりの音が出るわけではありません。平野さんのように自分の出したい音がいつでも出すことが出来るようにしっかりと練習していきたいです。
 山下さんはピアノを腕全体で弾くこともあるとおっしゃいました。大切なのは曲に合った音を出して二人で息のあった演奏をすることだから、弾き方は問題ではないのかなと感じました。今回のコンサートで自分の知っている曲をジャズにすると全然違った音楽になるのだなと思いました。また、音楽というのは耳と目で楽しむモノだと感じました。自分の演奏にこのコンサートで学んだことを活かしていければよいと思いました。
 このような素晴らしい演奏をして下さった山下さん、平野さん、このような機会をもうけてくださった先生方に感謝します。

「ジョイント コンサートをお聴きして」2年2組女子

 私は、今回のコンサートをずっと前から楽しみにしてきました。元々クラシックの生演奏を聴いたことがあったのですが、ジャズの演奏は、聞いたことがなかったからです。そして、その演奏は期待していた通りの素晴らしいものでした。
 
平野公崇さんのサックスの音色は力強くもあり、まるで平野さんの言葉をありのままの音で表現しているようなリアルさがありました。楽器を演奏するというより、自身も楽器の一部であるかのように演奏に入り込んでいる姿には本当に圧倒されました。山下洋輔さんが奏でる音は、とても自由で、聞いていておのずと心が明るくなりました。自在に鍵盤を操る指に、私の目は釘付けになっていました。
 山下さんも平野さんも非常に素晴らしい演奏をなさっていましたが、私がお二人に対して、ここもまた素晴らしいと感じたことは、心から音楽を楽しんでいらっしゃったところです。
 私は少し音楽をかじっているのですが、心から音楽を楽しみ、それを自分の思い通りに表現していくということは、本当に難しいと常々感じています。ですから、今回のコンサートは私にとって、非常に強い刺激となりました。このコンサートでの感動を忘れずに、私も人に感動を与えられるような演奏ができるように、意識的にも技術的にも成長していきたいと思います。


「ジョイント コンサートをお聴きして」2年3組男子

 今回、平野公崇&山下洋輔ジョイントコンサートが、江戸取オーディトリアムで開催されると聞いたとき、ついに生演奏でJAZZが聞けるのか、と、とてもうれしい気分になりました。JAZZは今までI podやCD、テレビなどで聞いたことがありましたが、いつか生演奏が聞きたいなあと思っておりました。まさかこんな早く聞けるとは思っていませんでした。
 山下洋輔さんは、昨年NHKで放送された“スコラ 坂本龍一 音楽の学校”という番組で知りました。夜な夜な見ていたのですが、いままで何となくしかわからなかったJAZZが、前よりも分かるようになりました。まあ、ほんとに自分でJAZZやってみないと、本当にはわからないのだろうな、とは思いますが、「このひと、すごいなあ」と思いながら、視聴させていただきました。平野公崇さんは全然知らなかったのですが、東京芸術大学の講師、ってとてもうまいのだろうから、聞き逃すわけにはいかない、って思っていました。
 コンサートの最初、平野公崇さんが現れて、ソプラノサックスを吹いた途端、音色の素晴らしさに、心打たれました。
私はもともと個人的にソプラノサックスの音色が好きなのですが、このときは本当に興奮しました。こんなきれいな音色をきけることなんか、もう一生ないのだろうなと思います。いまでも思い出しただけで感激してしまいます。
 山下洋輔さんが演奏した“スワニー河”は、メロディーが普通、単調な状態から、どんどん変化していって、すごく愉快なイメージを与えるメロディーになるのを聞いて、こんなことができるなんてすごいなあ、と驚きました。

 二人がとても楽しそうに演奏しているのを聞いて、音楽って楽しいなって改めて思いました。そして、何より演奏している人が楽しそうにしていることで、観客にもそれが伝わるのだなあと思いました。

「音楽という世界」 2年3組男子

 僕はジャズ音楽をかじった程度ですが勉強したことがあります。いわゆるクラシック音楽をやってきた人間にとって、ジャズの音楽は非常に違和感のあるものです。クラシックで「きれいな」音とされるもの以外の「ぶつかる」音を即興でたくさん入れてきます。いわゆる「普通の」ピアノのレッスンを受けてきた人にとって、簡略化された旋律にコードが書かれただけの楽譜を渡されたりして、それを即興でアレンジしたりアドリブで演奏したりすることはほぼ不可能です。それほど、クラシックとジャズは大きく異なるものです。最初に聴いた、バッハのG線上のアリアも、「通常の」演奏であればすぐにわかる有名な曲ですが、アドリブ演奏になると言われるまでなんの曲かわかりませんでした。それほど違いがありました。曲名を聞いたとき、こんなにも違う音楽の世界があるのだと思いました。どうしても音楽というと西洋音楽やポップスなどひとつの分野に偏りがちですが、世界にはたくさんの音楽の形があり、それぞれが良さを持っています。コンサートではそのひとつであるジャズの、最もジャズの素晴らしさが表現された聴くことができました。
 
今回のコンサートでは、非常に美しい音色や驚くような超絶技巧を聴くことができ、さらに平野さんや山下さんの人間性の豊かさまで伝わってきました。美しい音色や超絶技巧を身につける為には並々ならぬ練習が必要です。さらにそれらを用いてジャズに欠かせないアドリブを演奏するなど、あれだけ素晴らしい演奏をするためにはやはりそれ相応の努力が必要なのだと思います。また、音楽において最も大切なのは表現だと思います。表現力は、高いレベルにおいてはやはり人間性だと思います。本当に美しい音楽は豊かな心を持った人間から生まれると改めて感じました。
 
今回のコンサートで、僕はなにより素晴らしいジャズ音楽を素晴らしい演奏で聴けたことに感動しました。そしてこんなにも自由な音楽があると知ることもできました。これから、もっともっと音楽について知っていきたいと思いました。

「コンサートをお聴きして」 2年4組 女子
 今回のジョイントコンサートは、私自身とても楽しみにしていました。出演された平野公崇さんや山下洋輔さんはとても有名な方だったし、吹奏楽でサクソフォンをやっていながらプロの方の演奏を聞くという機会が全くなかったので、今回のコンサートはとても心に残るものになりました。今回このような機会を作ってくださったこと、そして、学校までいらっしゃって演奏をしてくださった山下洋輔さん、そして平野公崇さんのお二人にも本当に感謝しています。
 山下洋輔さんはジャズの世界で本当に有名な方なので、私もテレビなどで山下さんの演奏を何度も聞いたことがありました。その分本当に「テレビの世界の人」というイメージがあったため、山下さんの演奏を直接聞くことができるという機会があるとは夢にも思っていませんでした。山下さんがオーディトリアムのステージに立ったときは、本当に夢かと思うほどの感動を感じました。オーディトリアムのステージには、私も吹奏楽のコンサートなどで何度も立ったことがありますが、とても同じところで演奏しているとは思えない音の響きで、ホール全体に綺麗に響いていたのにはとても感動しました。私たちの演奏ではとてもあのようには行かないように思います。また、平野公崇さんの演奏も素晴らしい演奏で、思わず鳥肌が立ったほどです。
自分には到底できないような音色や表現力で、これから吹奏楽をやっていく上での貴重な経験になりました。私は小学生のころに吹奏楽を始めたので、それなりに長くサクソフォンを吹いていることになりますが、やはりプロの方の演奏だとこうも違うのかと心底驚きました。実際、初めて平野さんのサクソフォンの音色を聞いたときには、感動と興奮で思わず涙が出たほどでした。今までそのような機会がなかったこともありますが、それだけ素晴らしい演奏だったと感じています。それだけでなく、私だけでなく他の部員もとてもよい影響を受けたようでした。特にサクソフォンの後輩たちも私と同じようにいい刺激を受けたという話を聞きました。このような貴重な機会を無駄にすることなく、今後の活動に生かしていくことができればいいと思います。

「ジョイント コンサートをお聴きして」 2年4組女子

 今までの私は、本格的なジャズを聴いた経験がなかったということもあり、今回のコンサートは、ジャズがメインということで、とても楽しみにしていました。音楽の授業でジャズとは白人の音楽であるクラシックが黒人の民族音楽をもとにして融合してできたアメリカに起こった民族音楽だと教わりました。実際に聴いてみて平野さんの演奏なさっていた「G線上のアリア」は、確かに知っている旋律のはずなのに、どこか初めて聴いたような気がして新鮮だと思いました。ただ新鮮なだけでなく、同時に吹き手の肩も自由で楽しそうに演奏していらっしゃり、ジャズとはまさに「音」を楽しむこと、音楽そのものだと思いました。
 もとにする曲とは、始めから崩して演奏するのがジャズのきまりだと思っていた私は、初めの平野さんのソロを聴いて、次に山下さんもピアノを聴いて、本当にジャズは固い決まり事のようなものがないのだなと、驚きを覚えました。始めは普通の曲だったのに、徐々にアレンジが加えられていて、最後には雰囲気は分っていても、もとの曲がどの曲であったか分らなくなるほどで、聴いていて全く飽きることがありませんでした。また、平野さんと山下さんのお二人の演奏を聴いて、アレンジの対象となる曲は、何であってもいいというのは、何ともジャズらしいなと思いました。
 先ほど述べたように、
私は今回のコンサートで初めてジャズというものに触れましたが、ジャズは異文化が混じり合ったものであるということもあり、聴いていて新鮮さはありましたが、どこか初めて聴いたという感じはしませんでした。山下さんも平野さんも有名な方で、私もテレビでなんどかみたことはあるのですが、生で聴くことができて、良い経験になったと思いました。

 「ジョイント コンサートをお聴きして」 2年5組女子

 私は今回のジョイントコンサートで、平野公崇さんと山下洋輔さんの演奏を聴けた本当に良かったと思いました。普段はあまりプロの演奏を聴くことがないことに加え、私の好きなジャズということで、とても楽しみにしていました。平野さんがサックスを吹いた時、あまりにも素晴らしい音色だったので、思わず鳥肌が立ちました。私は、吹奏楽を何年もやっているので、サックスの音はどんな者か分るし、多少吹ける機会もあったので、自分の音色も聞いたことがありますが、やっぱりプロは違うと実感しました。音色も素晴らしいですが、表現力もキーを押す速さも流石だと思いました。ここまで上手になるのにどれほどの時間と努力が必要だったのか、また平野さんがどれぐらいサックスを愛しているのかが演奏を通じて分りました。平野さんのサックスも素晴らしかったのですが、山下さんのピアノには深く引き込まれました。自由に鍵盤を叩いているように見えますが、その音楽にはジャズ特有の力強いリズムとスイングがちゃんと含まれています。驚いたことに、その音楽のほとんどは、即興演奏だと言います。即興演奏であれほどの演奏ができてしまうなんて感動を越えて、羨ましいなと思いました。音楽は聴かせる側も聞く側も楽しませてくれます。ただ、それは、演奏のうまさに比例すると思います。彼らの音楽には、もはや非の打ち所がありません。私は、一応小中高とホルンを吹いているのですが、正直音程も音質も悪い上に技術もさっぱり向上していないような気がします。もとお頑張って音に磨きをかけて、聞いてくれる人が楽しんでくれるような音楽を作れるようになりたいです。またいつかお二人の演奏を聴ける機会があったら、是非聞きたいです。

 「ジョイント コンサートをお聴きして」 2年5組  女子

平野公嵩さんはサックス、山下洋輔さんはジャズピアニストということで、今回のジョイントコンサートを楽しみにしていました。
 私は吹奏楽部に所属していますが、担当楽器は金管楽器です。だからサックスの音色、技術について詳しいわけではありません。しかし、そんな私でも平野さんのサックスの音色、技術に驚きました。まず始めに、ソプラノサックスを演奏してくださいました。江戸取にはソプラノサックスがないので、めったに音を聞くことはないですが、高い音でも本当に音がきれいで驚きました。そのあと、アルトサックスを演奏してくださいました。アルトサックスは江戸取にもあるのでよく聴く楽器です。しかし、平野さんのアルトサックスの音の余韻を聞いていたら、なぜか悲しくなりました。
楽器の演奏を聴いて、このような感情になったのは初めてでした。でも、人の心を楽器ひとつ、音一音で動かせる平野さんのサックスの音色は本当にすごいと思いました。楽器は違いますが、私もこれから演奏していく中で、演奏を聴いてくれている人に何かを感じてもらえるような演奏が出来たらいいと思います。
 私は以前にテレビでジャズについての特集を見たことがあり、少しジャズに興味がありました。山下さんの手にかかると誰でも知っている曲がジャズ風に変わり、びっくりしました。ジャズ風に変わってしまうとほとんど元の曲の雰囲気とは変わってしまいますが、その中にもきちんと曲の軸が残っていることに驚きました。
 サックスだけの演奏、ピアノだけの演奏でもすごいと思いましたが、2つが一緒になるとまた少し違う雰囲気になり、音楽は本当にすごいなと思いました。
 平野さん、山下さんはお話も面白く、とても楽しく、印象に残った演奏会でした。
ありがとうございました。

 「ジョイント コンサートをお聴きして」 2年6組  女子

私は今までジャズというものをあまり聴いたことがありませんでした。部活で時々演奏することはありましたが、クラシックなどに比べてあまり馴染みはありませんでした。ですからこのジョイントコンサートでとても貴重な経験をすることができました。普段クラシックなどで聴き慣れている曲がジャズ風にアレンジされると、こんなに雰囲気が違ったものになるのかと感動しました。
 
今回平野公崇さんというサックス奏者の演奏を聴かせていただいたのですが、私も同じリード楽器を演奏しているので、その技術のすごさがよく分かりました。今までものすごい努力をされたのだと思います。また、過去に私が出会ったサックス奏者と吹き方や癖などが違い、演奏する人によってこんなに曲の感じが違ってしまうのかと驚きました。 
 山下さんのピアノもとても上手く、即興なのに2人ともとても息が合っていてここでも驚きました。
 今回のジョイントコンサートでジャズのおもしろさを感じることができました。これを今後の演奏に生かしていきたいと思います。

 「コンサートをお聴きして」 2年9組  女子

感動の一言でした。赤とんぼで平野さんのアルトサックスの音を聞いた時は、本当に鳥肌が立ちました。どこまでも響いていくような透き通るその音にぞくぞくしました。それから、山下さんのピアノ、すごい躍動感のある音にこちらまで元気が沸いてきました。今回私は、初めてジャズを生で聞きました。ジャズはほとんどが即興だと聞いた時は、驚きました。私は、吹奏楽部に入っていますが、楽譜を見て演奏しています。毎回違った音を出すジャズはすごいと思いました。また、そこにジャズの面白さ・魅力を感じました。
 山下さんと平野さんは、日本で有名な奏者ということで、今回のコンサートをすごく楽しみにしていました。そして、期待以上のものを聞かせて頂いて、感無量です。ピカソとスパイダーには、圧倒されました。山下さんの手の動きがすごかったです。特に、スパイダーは、手が本当に蜘蛛のように動いていて目が離せませんでした。ピアノとサックスの息がぴったり合っていて、音楽を楽しんでいるのがひしひしを伝わってきました。そして、聞いているこちらも楽しくなりました。
 今回のコンサートでは、音楽を通じて人と人が繋がると言うことを改めて感じました。奏者が楽しみ、聞き手も楽しくなる、同じ気持ちを共有できる素晴らしい機会でした。 


「音楽は人を感動させる!」 2年9組 女子
 私は中学2年から吹奏楽部でテナーサックスを担当しています。なので、今回のジョイントコンサートを以前からずっと楽しみにしていました。開演5分前、サックス奏者の平野さんが舞台袖で音だしをしている音に私の期待はさらに高まるばかりでした。そして、舞台に現れたソプラノサックスを持った平野さんが1曲目の最初の音をだしたとき、その1つの音だけで私はとても感動しました。
「音楽は人を感動させる」ということの意味を、そのとき私ははっきりと実感しました。ど
うして人は音楽に感動するのか。私はそれは、その音楽の中に誰かの惜しみない努力や情熱、そして音楽への限りない愛情があるからだと思いました。
 私は今回のジョイントコンサートで、プロの演奏家によるジャズを初めて生で経験することができました。「赤とんぼ」など、おなじみの曲がかっこいいジャズにアレンジされているのには、ただただ驚き感動するばかりでした。正直私にとってジャズ自体は、これまで自分が演奏してきたジャズの曲にあまり良い思い出がないので一種のトラウマとなってしまっていましたが、今回のジョイントコンサートで再びジャズに触れ、ジャズの魅力にあっという間に引き込まれていきました。
またそのMCで、ピアニストの山下さんがジャズの基礎知識やそのおもしろみについて簡単にお話してくださいました。
 その中での
「ジャズは見ず知らずの人とでもすぐに一緒に楽しむことができる、そして仲間が増えればもっと楽しい、そういう音楽なんだ。」という言葉が、私の中でとても印象に残っています。私自身、吹奏楽部に入部しなければ一生関わることができなかったかもしれない仲間と、今毎日のように顔を会わせ、一緒に練習に励み、音楽で1つに結び付いているということに、音楽の不思議な力を感じます。
 最後になりますが、今回のジョイントコンサートは、私にとって忘れることのできないとても良い刺激になりました。平野さんと山下さん、このお二人の演奏には今までにない程の感動を与えられました。
この感動を忘れずに、私も何事にも情熱を持って、楽しんで取り組んでいきたいと思いました。すばらしい機会と演奏をありがとうございました。
ジョイントコンサートをお聴きして 2年10組 女子

今回のジョイントコンサートで、私は初めてジャズの生演奏を聴きました。今までにピアノや吹奏学、オーケストラの演奏は、生でも聴いたことがありましたが、そのどのものとも違って、とても興味深かったです。
 一番印象に残っているのは、私達が知っている曲をアレンジするだけで曲の雰囲気ががらりと変わるということです。和音や音は元々の曲をもとにしているのに、しっている曲とは違って聞こえるというのは不思議で、とても面白く感じました。特に赤とんぼなどの日本の音楽も、アレンジするだけで、日本の音楽ではなくてジャズの雰囲気に変わったのはとても驚きました。
 次に印象に残ったことはピアノもサックスもすごく音がきれいだったなということです。
あれだけ体全体を使って演奏をしていても、音はまっすぐにホールの中で響いていました。吹奏楽のように大人数で演奏していても今回のように音を響かせるのは難しいのに、平野さんと山下さんの音は会場中に響き渡っていました。それに音の一つ一つが澄んでいてとてもきれいでした。私もお二人のように演奏できるように練習に取り組んでいけたらと思います。私は、ジャズの演奏をあまり聴いたことがなかったのですが、今回の演奏でどのようにアレンジを加えていくか、少しだけ知ることができたので、これからはジャズの演奏も聴いていきたいと思います。それから、私が曲の練習をする時には、澄んだ音を出せるように練習していきたいと思います。

ジョイントコンサートをお聴きして 2年10組 女子

私は、今回のジョイントコンサートに参加して、とても感動しました。私は今までにジャズをきいたことはありませんでした。だから今回のコンサートは私にとって本当に貴重な経験だと思いました。最初の演奏は平野さんのサックスによるG線上のアリアでした。私はこの曲を中学校の時に演奏したことがあるので、よく知っている曲なのですが、平野さんが曲名を言うまで、私は全く気が付きませんでした。ですが、言われてみると、かなりアレンジがされていましたが、確かにベースはG線上のアリアだったと思いました。少しアレンジをするだけで、あんなに曲の雰囲気を変えることができるんだと、私はとても驚きました。
 次の曲では山下さんがピアノを弾いて下さいました。ピアノでだんだんとアレンジを加えていきながらの演奏だったのでとても面白い演奏でした。最後は、もうもとの曲がどんな曲かも分らなくなるぐらいアレンジが加えられ、私は、違う曲を聴いているようだと思いました。その後の演奏からは、平野さんと山下さんによるデュオでした。私が特に印象に残っている曲は、山下さんの作ったピカソです。まず、私がおもしろいと思ったのは、曲がピカソの名前でできているところです。また音の一つ一つがホール中に広がって行くようでした。私は二人の演奏を聴いて、音がすごく響いていて感動しました。あの音を目標にして、吹奏楽を楽しみたいと思いました。

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