「東儀秀樹先生の講演会をお聴きして」 1年1組 |
私は今日、生まれて初めて雅楽の音色を聴きました。当初のイメージは、「古くさい」という否定的なものでした。が、聴いてみると想像と全く違い、耳にスーッと響いてくる素敵な音色でした。よく知っているJ-POPとのアレンジコラボも独創的で、非常におもしろかったです。音楽には底がなく、無限の可能性を秘めていると感じました。 また、先生はお話も素晴らしく、感銘を受けました。特に「無理だと決めつけては始まらない」というお話や、「先入観を持つのはよいことではない、失敗して当たり前!」というお話が印象に残っています。これは、何も音楽だけでなく、すべてのことにおいて言えることだと思いました。例えば勉強についても、やりもしないのに「私には向かない」「つまんなそう」と決めつけたら、本来の学問のおもしろさが見い出せずもったいないことになってしまいます。また、私たちは失敗を恐れて新たな挑戦をしないなら、成長することができません。 このように、先生は音楽という分野を越えた極致に辿り着いていらっしゃるのだなぁ、と深い尊敬の念を抱きました。国際化が進む中、自分の国、日本の伝統的な文化をしらないというのは恥ずかしく悲しいことです。私にとって今日は自分の国の伝統文化に少しでも触 れることができよい経験になりました。この素晴らしい講演会に心から感謝しています。 |
「雅楽から学ぶ」 1年1組 |
7月13日、オーディトリアムいっぱいに雅楽の音色が響き渡りました。演奏して下さったのは東儀秀樹さんでした。東儀さんは雅楽師であるだけでなく、俳優、画家や音楽家等の幅広い分野で活躍していらっしゃいます。今回
、東儀さんが紹介して下さったのは、雅楽の代表的な管楽器である笙、篳篥、龍笛の三種類でした。笙は天から差し込んでくる細い真っ直ぐな光を連想させ、パイプオルガンのような音でした。また和音を出せる楽器であるため珍しいそうです。篳篥は人の声=地の声を表すとされています。指を変えなくとも息使いによって様々な音が出るので、不安定ですがなめらかな揺らいだ音が出ます。龍笛は龍の鳴き声、つまり天と地の間の空間を表現した音を出します。主に篳篥に対する副旋律として使用されます。太古の人々は、笙の「天」と篳篥の「地」と龍笛の「空」が三位一体となって宇宙を表すことができると考えていたそうです。 東儀さんは雅楽師になる以前にロック、クラッシック、ジャズ等の雅楽とは世界が違う音楽を学んでいらっしゃったそうです。しかしある日雅楽と出会い、何事もチャレンジしてみるという精神のもとに雅楽の世界へ飛び込んだのです。その時、東儀さんは「とりあえずやってみようと勇気を出すことは結果よりも価値がある。」ということを学んだそうです。このことは誰にでも当てはまると思います。はじめから無理だと決めつけるとできることもできないが、チャレンジしてみることで新たな可能性を見出すことができるかもしれません。失敗が多い人というのは、それだけ多く挑戦した人なのです。東儀さんのお話から、先入観にとらわれずに挑戦することの重要さを学びました。 |
「日本の伝統音楽を知って」 1年2組 |
今回の講演会には、雅楽を主に活動されているミュージシャンの東儀秀樹さんが来てくださいました。日本の伝統的な音楽の雅楽ということで、あまりなじみの無い分野の音楽なのですが、神社かお寺かのようなところで聞いたことがあります。そんな感じだったので、雅楽に対するイメージというものは渋くて固いようなものでした。 |
「初めて雅楽に触れる」 1年2組 |
私は、今回、初めて雅楽に触れました。雅楽は宮中や寺社などにおいて伝わる日本古来の音楽で、上代以前から伝わる日本の音楽や舞に、アジア大陸の諸国からもたらされた音楽や舞が融合し日本化した芸術で、10世紀頃に大まかな形態が成立し、今日まで伝承されているようです。雅楽の世界観と長い歴史を感じました。 雅楽は「笙」「篳篥」「龍笛」の合奏が基本でそれぞれ「天から差し込む光」「地上の声」「龍の鳴き声」を表しているとされ、すなわち「天」「地」「空」を合わせています。いかにも日本らしく、また日本に合っているなと思いました。 楽器紹介で「笙」「篳篥」「龍笛」の音を聴かせていただきました。楽器が表しているとされているものを感じました。一番心に残ったのは「篳篥」です。「篳篥」は雅楽の中で中心的な役割、メインのメロディー、いわゆる主旋律を演奏する役割にあります。「篳篥」の演奏の技術は大変難しいですが、難しいだけにいろいろな色合いを出すことができます。苦労が多い分、いろいろな結果を出せるというのは現実にもあてはめられ、親近感が湧きました。 東儀秀樹さんは古典雅楽に敬意、愛を持ちながら、新しいことにチャレンジに挑んでいます。講演会では現代のヒット曲「jupiter」「キセキ」「夜空ノムコウ」を演奏されました。「jupiter」は最近、東北大震災で被災された方への応援ソングとしてテレビで放送されているのを見ました。講演会での演奏はオリジナルとは違うものを感じたのと同時に、速いテンポの曲も演奏できるんだと驚きました 。また、東儀秀樹さんは今月、岩手県平泉で世界遺産への登録の喜びや震災からの復興の思いを込めた曲を演奏されています。 このように、新しいことにチャレンジし、喜びを分かち合い、被災された方の所に駆けつけ、励ます東儀秀樹さんは本当に偉大な方なんだと感激しました。今後も東儀秀樹さんのご活躍をお祈りしています。 |
「何度でも挑戦する」 1年3組 |
私は東儀秀樹さんのお話を聞いて、やりたいことやなりたいものは一つにしぼらなくてもいいんだなと思いました。東儀さんは雅楽師でありながら、CMやドラマ出演もしていて、私が見ていたら「MR.BRAIN」にも殺人犯役で出演していたことに驚きました。そして今度、生田斗真さん出演の「源氏物語」という映画にも出演すると聞いて、見に行きたいと思いました。 |
「可能性を見出す」 1年3組 |
僕は講演会が始まる前までは雅楽にほとんど興味がありませんでした。しかし東儀秀樹さんの話や演奏を聴いているうちにだんだんと雅楽の良さに惹かれていきました。笙や篳篥、龍笛の演奏はとても素晴らしかったです。雅楽の演奏だけでなく、将来の可能性についての話や一歩踏み出す事のできる勇気の凄さを学びました。笙の音のことを天から差し込む光と表すのだそうです。確かに笙の音色はとても綺麗でした。それに東儀さんの吹き方も格好良かったです。篳篥の音は人の声のように響く声だと言っていました。龍笛の音はその名に負けず劣らずとてもいい音色でした。 |
「人間は自然の一部」 1年4組 |
今回、東儀秀樹さんは「雅楽の宇宙観と音楽の可能性」というテーマで講演をして下さいました。 |
「表現すること」 1年4組 |
最初、東儀秀樹さんの講演会といっても、雅楽の説明と演奏をして下さるだけかと思っていました。もちろん東儀秀樹さんの演奏は、簡単に聴けるものではありませんし、古典文学の勉強にもなるということでとても楽しみに話していましたが、今回は予想以上にためになるお話も、たくさんして頂くことができたので、すごく貴重な体験になったなと思いました。 |
「東儀秀樹さんの生き方」 1年5組 |
私は今まで、雅楽がどのようなものなのかほとんど知りませんでした。それは、日本古来の楽器で重く堅苦しいというイメージがあり、自分から興味をもつことができなかったからです。しかし、今回の講演会をお聴きして、自分がとても
もったいないことをしていたと気づかされました。私がそう感じたのは、雅楽の楽器でJポップを演奏できるということを知ったからです。今時の音楽に、長い歴史を通して育まれてきた天地空を表す雅楽の宇宙観が合わさり、とても神秘的な奥深さを感じました。そして、私の雅楽に対する勝手なイメージが打ち砕かれました。雅楽は決して遠い存在ではなく、身近な楽器として楽しむことができるということを強く感じました。 また、興味を持たずに挑戦しないことは損だということも学びました。東儀さんは、「まだ百歳の半分。いくらでも挑戦し、わき道へそれたり、戻ってみたり、何だってできる。やりたいことはたくさんある。」とおっしゃいました。私はその言葉に感銘を受けました。まだいくらでも失敗できる私達が、臆病風に吹かれて挑戦せずにいてはいけないと思いました。どんな物事にも主観に囚われずに、興味を持って手を出していくことが、人生の可能性を広げる1つの方法であるということを学ぶことが出来ました。これから私は、この東儀さんの「人生の幅を決定付けず、どこまでも可能性を広げていく生き方」を目指していこうと思います。 |
「東儀秀樹さんの講演会に参加して」 1年5組 |
今回東儀秀樹さんの講演をお聞きして、それまであまり関心のなかった「雅楽」というものについて知る契機となりました。僕は小学生の頃に一度授業で教わったぐらいなので、とても興味深く感じられました。「雅楽」というだけあって、やはり楽器の音色は優雅なものでした。僕はこの音色を聞いて、奈良・平安時代の一端を感じることができたように思われます。千年ほど経った今でも、その音色を聞くことができたのは大変喜ばしく思います。 |
「挑戦する姿勢」 1年6組 |
私は今回の講演会に参加して、音楽についてより深く学びました。私は弦楽同好会でバンドをやっていてベース担当です。バンドでは主にJ−POPを中心に曲を演奏します。なので、今まで私の中では、J−POPを弾く人、楽器といったら、バンド系のギターやドラムだという固定観念があり、笛系のものでは普通日本の伝統的な曲ばかりを弾くのではないかと思っていました。しかし、そうではありませんでした。主に演奏がメインだったこの講演会では、「キセキ」などみんなが知っているような曲も演奏して下さり、曲の途中途中の小話では、楽器だけでなく、俳優などの他のことにもどんどん挑戦したいと話して下さいました。私はこの話と曲をお聞きして、色々な事に挑戦してきて経験を積んだ人がどれだけ輝いているかを教えて頂いたような気がします。私はまだ15年間ぐらいしか生きてはいないけれど、これからの人生で、恐れることなく何事にも挑戦する姿勢がとても大切になるのだと思いました。様々な人に触れあい、様々なことを体験するのは、机の上の勉強だけではできないと思うし、そういうことが人間としては重要なことになると思います。そのために私はこれから残された学校生活から1つでも多くのことを吸収して成長をしたいと思います。 |
「意志を持つこと」 1年6組 |
大河ドラマやブレイン等、国民的な番組に出演された上、多彩なご趣味、芸当をお持ちの東儀さんから今回の講演で、様々な生き方を学びました。 |
「諦めずに挑戦すること」 1年7組 |
私は今回の講演会に参加するまで、実際に雅楽器を見たり、演奏を聴いたりしたことはありませんでした。もちろん、音楽の授業で教科書に載っている写真を見ることはありましたが、それぞれの雅楽器の音の特徴や名称などは全く印象に残っていませんでした。今回の講演会では、実際に雅楽器を見ることができ、それぞれの雅楽器が何をイメージした音を奏でるのかということについても知ることができ、大変興味深かったです。また、イメージされたものとそれぞれの雅楽器から奏でられる音がとてもよく合っていて、昔の人の発想力に驚かされました。今回のような貴重な体験は、今後二度とないかもしれません。ですから、大切にしたいと思います。 また、私が今回の講演会に参加して、強く感じたことは、色々な物事に興味を持ち、挑戦してみることと、簡単に諦めないことの重要性です。私自身は、自分には合わないだろうと思ったことも、必ず一度は挑戦してみることにしていますから、周りの人に比べて好奇心は強い方だと思っています。今回、色々な物事に興味を持って触れていくことによって自分の本当にやりたいことが見つかることもあるのではないかと感じました。また、何かを諦めることは、自分が持っている可能性を削り取ってしまうことだと思います。それは非常にもったいないと思います。ですから、何事も簡単に諦めず、最善を尽くすことを大切にしたいです。 |
「楽器の素晴らしさ」 1年7組 |
今回の講演を聴くまで、私は雅楽があそこまで綺麗だと全く知りませんでした。特に笙の音色は素晴らしいと感じました。もちろん篳篥や龍笛もひけをとりませんが、笙のあの天から光が降り注いでいるような音色は似た音を出すパイプオルガンでも真似できないような気がしました。 今回いらっしゃった東儀秀樹さんは、音楽だけでなく俳優や画家などもやっていることを知ったとき、初めに思ったことは驚きでした。一つのことでも普通なら大変なはずです。それなのに同時並行で様々なことをやってのける東儀さんを私は凄いと思いましたが、東儀さんにしてみれば、自分の好きなこと、やってみたいことだったから全然苦にならないんだ、ということを聞き、なるほどと思う反面、それは東儀さんだったからできるのではないか、と思ってしまいました。 今回、東儀さんが演奏してくれた数曲の中で、私がもっとも感動したのが1番最初の『Jupiter』です。自然を体現したかのような雅楽の楽器と宇宙にある木星という大きなコラボレーションに私はただ呆然とするばかりでした。 正直言えば東儀さんと江戸取生はというのは全体的に見て正反対な気がします。それでも今回の講演により江戸取生として何かが変わればいいと思いました。 |
「失敗を恐れない」 1年8組 |
今日、奈良時代から1400年間も雅楽を受けついできた東儀家の東儀秀樹さんの話を聞くことができ、また、国宝級の雅楽の管楽器の音色を聞けてとても幸せでした。 |
「響く音色」 1年8組 |
今日、奈良時代から1400年間も雅楽を受けついできた東儀家の東儀秀樹さんの話を聞くことができ、また、国宝級の雅楽の管楽器の音色を聞けてとても幸せでした。山下洋輔さん、平野公崇さんのジョイントコンサートに続いて、江戸取では有名な方々の話がいろいろと聞けることをうれしく思っています。 |
「日本の伝統文化に触れて」 1年9組 |
私は今回の演奏会で初めて生で雅楽という音楽のジャンルで使われている楽器の音色を聞きました。正直、私は、J−POP以外興味がないので、つまらないのではと思っていました。しかし、東儀秀樹さんが演奏して下さったジュピターやキセキ、夜空のムコウには、とても感動しました。選曲はもちろんのこと楽器の音色、響きがとても美しかったです。私が一番興味を持った楽器は篳篥です。この楽器は、息の方向や口の形で音をコントロールすると聞いて本当に驚きました。 |
「何事にも恐れずに挑戦する」 1年9組 |
私はこの人生15年間、音楽の授業では雅楽を聴いたことは何度かありました。しかし今回のような生の演奏を聴くことは一度も経験したことがありませんでした。楽器については中学生時代、音楽の授業で何個かは習いましたので、今回紹介された笙や篳篥、龍笛は名前ぐらいなら知っていましたし、音も少しなら聞いたことがありました。私はこれらの雅楽の音は何か歴史的な音を奏でていて好きになる音でした。雅楽に使われる楽器は先入観からか正式な場で流れるような音楽しかやらないと思っていました。しかし、最近の曲とのコラボレーションがあり、古典文化と現代文化の融合のようなものでとても心に響き、思わず感動してしまいました。さらに笙などの音が原曲とはひと味違った優雅な感じを醸し出していて心に響く一つの要因だと思います。 講演会中、何度も東儀さんがおっしゃっていた「何事にも恐れずに挑戦する」という言葉がありました。この文を見るだけだと簡単なのに見えるが実際に行動に移すことは案外できないものであると思います。私は中学生の時、先生や友達に助けてもらったおかげで自分はその勢いで他のことにも挑戦することができました。なので、自分を応援してくれる人がいるということを理解した上で、今後は自分から何事にも挑戦していきたいと思います。 |