紫 峰 祭 


 

1組

 紫峰祭大テーマ「和」を目指して取り組んだ紫峰祭
 

 今回の紫峰祭は僕にとっては3度目になるのですが、今年の紫峰祭は今までで一番良いものになったと思います。というのも、今回は全体のテーマである「和」というものを皆で目指し、そして達成できたからです。そしてまた、自分自身様々なことを学べました。

 クラス発表では、僕たちのクラスは「健康」というテーマのもと亀田総合病院について調べました。亀田総合病院には夏休みの間にクラスの数人で出向いたのですが、その時には今までよくわからなかったことやまだ知らなかったことを沢山理解することが出来ました。去年までは紫峰祭の研究発表の資料を調べる時にはインターネットや本などしか手段がなかったので、このように病院へ行ってそこで働く方々のお話をお聴きしたり、実際に何かを体験したりするなどの機会があったのはとても貴重なことだったと思います。事実、このような機会があったことによりそこで得た知識が今まで以上に自分自身に定着しており、また、有意義なものでした。

 前日準備では個人個人が尽力して準備に取り組むことができました。その中でも特に装飾は華やかなものになり、紫峰祭が終わった後に取り外してしまうのが勿体なく感じるほどのものでした。それも各班に分かれて分担し合い、与えられた仕事をきちんとこなしていたからだと思います。仲間の結束力というものを改めて感じました。

 紫峰祭当日は、1日目は僕のクラスではちょっとしたトラブルがあったのですが、 2日目にはその失敗を活かしてそれまで以上に皆力を合わせ、そして紫峰祭を成功させることができました。多分、その時の結束力は他のクラスより強かったと僕自身では思っています。それだけ皆で同じ目標へ向かい、そして力を尽くしてきました。

 中等部での紫峰祭は今年で最後ですがきっと有終の美を飾れたと思います。ですが、高等部では今年以上に頑張りたいと思います。そしてその時にも今年のように今までで一番良かった紫峰祭だと言えるようまた努力していきたいです。


 

東日本大震災後初めての紫峰祭
 

 10月8・9日に紫峰祭が行われました。たくさんの来校車に来て頂く中、自分は、紫峰祭実行委員として、かつ校内装飾係として活動しました。

  準備期間中は、校内装飾や部活で行う出店の仕事などでとても忙しく、クラスの活動にはあまり貢献することができませんでした。その代わり、時間がある時は、人一倍クラスの準備にも力を入れました。「自分達は、クラスの活動の他に学校全体の校内装飾係として活動しているのだから、その分人一倍頑張ろう。」と、もう一人の仲間と励まし合い、頑張りました。校内装飾係の活動日は、月曜日と木曜日、金曜日の放課後でしたが、紫峰祭直前の週は、自ら進んでその他の曜日にも活動しました。学校全体の校内装飾にも力を入れたのは、この江戸取に少しでもいいから恩返しをしたいという気持ちがあったからです。今年3月11日に、東日本大震災が発生して、もう7ヶ月も経過しているのにも関わらず、未だ不自由な生活を送っている地区もあります。そんな中、自分達はこうして今まで通り学校に通うことができ、このような紫峰祭を体験できたことは、とても幸せなことだと思います。

 紫峰祭当日も複数の仕事が入っていました。部活で出している出店のお好み焼き屋さん。午前中は、お好み焼き粉が不足してしまうなどのトラブルが発生して、部活の仕事がありませんでしたが、午後は、運搬係としてしっかり働きました。それが終わると、今度は、クラスの仕事があり、その時間には自分の両親も来てくれました。せっかく両親が学校まで足を運んでくれたので、3年生の教室を案内することにしました。すると両親は、「とても楽しい。」と、喜んでいました。少しでも両親に恩返しができたかなと嬉しくなりました

 それでも1日目は、失敗もあり、それを反省した上で、2日目をスタートさせました。2日目は、自分の小学校時代の友人も来校し、案内しようと思っていました。その友人達に、自分のクラスを案内できたので、良かったです。
 今年の紫峰祭は、昨年と比べて、部活の仕事が加わったり、また東日本大震災後初めての紫峰祭ということで、特別な紫峰祭になりました。

 3年生になって、体育祭、勉強合宿、紫峰祭という行事を体験してきましたが、時間の経過がとても早く感じます。このクラスでの生活も残り半年で終わりです。だからこそ、仲間達と共に、一日一日を大切に過ごしていきたいと、紫峰祭を終えて強く思っています。
 

 

2組

テーマ選択の難しさ

 私たち3年2組が選んだ今年の紫峰祭のテーマは「サブリミナル効果」です。映像に隠されたトリックによって、視聴されたお客様たちをある一定の志向に誘導する、という研究発表です。

 当初の予定では、夏休み中に「サブリミナル効果」について十分に調べ、自分たちで出演する映像を撮って、その中にフラッシュを挿入することによって、その映像を楽しんでもらいながら「サブリミナル効果」を体験してもらう、というシナリオでした。ところが、実際に準備を始めてみると、自分たちも体験したことのない「サブリミナル効果」なので、映像の撮影や装飾ばかりに気をとられ、肝心の「サブリミナル効果」について、クラス全員で共通の認識を持ちながら準備をするという計画からだいぶかけ離れていってしまいました。

 このままでは、中等部最後の紫峰祭が成功しない。そう思った私たちは、2週間前になってもう一度初心に返り、クラス全員でテーマの確認、最終的に持っていこうとする方向性の確認、残された少ない時間でいかに効率的に準備をするか、などについて時間を作り、再確認しました。その日からは、クラス全員が、「サブリミナル効果」そのものに興味を持ち、自分の出来る範囲内で協力をし、紫峰祭を成功させようとする意識が高まってきたように思います。もう少し身近なテーマを選んでいたなら、準備もスムーズに進んだかと思いましたが、最終的には、どんなテーマでも、クラス全員で取り組むことでその難しさも克服できるということをまさに私たちは実感しました

 紫峰祭当日は、1日目の午前中、プロジェクターと音声がかみ合わず、数名のお客様には映像をご覧いただくことができなかったというハプニングもありましたが、その後は、一般の方も江戸取の生徒も数多く来場してくださり、中には、ある一定の効果を体験してもらえた人たちも出てきて、大成功だったと思います。

 今回の紫峰祭で「仲間の大切さ」「協力することの大切さ」を改めて実感したので、これからも仲間を大切にしていきたいと思います

 最後に、クラスのリーダーとしてみんなを引っ張り、今回のテーマである「サブリミナル効果」が出るようにフラッシュを徹夜でいれ、おもしろく編集までしてくれた クラス委員長、そして、何をするにも一番に支えてくださった担任の先生、機材を貸してくださった先生方、本当にありがとうございました。

 

 紫峰祭を終えて

 僕は今回の紫峰祭を、紫峰祭実行委員というクラスにとって重要な役目を背負って迎えました。しかし、僕の動きはクラスにとっては不十分だったと思っています。そのせいでクラスの委員長や副委員長に助けてもらうことが多々ありました。紫峰祭を通じて思ったことがいくつかあります。

 1つ目は、たくさんの人を動かすことの難しさです。紫峰祭の直前になるまで、男子の数人と女子の数人で準備を進めていました。そうしたこともあり、当初に予定していたことも計画倒れとなってしまいました。話は戻りますが、そうした中でも、紫峰祭前日の1日をピークにしてクラスが協力し合えたと思います

 2つ目は、他のクラスなどについてです。例年だと、高学年になるほど発表のクオリティが高くなります。しかし今年は、中2だけでなく中1の発表も素晴らしかったと思います。部活の後輩のクラスをいくつか見てまわりましたが、発表などはきちんと調べてあり、装飾で手の込み入ったものを作り上げているクラスが多いと感じました。

 3つ目は部活動の発表についてです。ダンス同好会やチアリーダー部などは、観衆を魅了するようなパフォーマンスを披露していたと思います。茶道部や弓道部や筝曲部などの部活は、演奏会や部活体験を催したりしていました。そして、運動部は食べ物や飲み物を販売していました。

 先に述べたとおり、中等部生としての最後の紫峰祭を終えた今になって振り返ってみると、ずいぶんとたくさんのことがあったと思います。準備段階においては、全員が紫峰祭に向けて団結することがなかなかできず、周囲にとって迷惑に感じられることをしてしまう人がいたり、クラス内で様々な形でのトラブルが発生したりしました。それに対しては、反省することも、実行委員として十分に仕切れなかった自分を戒めることも多い紫峰祭であったと感じています。しかし、その一方で良かった点もたくさんあります。一番良かったことは、言うまでもなく紫峰祭を通じてクラスが団結することができたことだと思いました。特に紫峰祭前日の終日準備の日から、クラスの中には一体感が芽生え、協力し合える体制が整ったことは本当に心に残っています。それは記念撮影などの表面的な想い出ではなく、これからもずっと残っていく「想い出」になるはずです。紫峰祭のようにクラスが一つになる機会はとても少なく、貴重であり、クラスメイトと協力し合って成し遂げられたことで、2組はより良いクラスになったと思います

 色々とあった中等部最後の紫峰祭の経験を糧として、これからの学校生活や人生に生かしていきたいと思います。

 

 

3組

 今年の紫峰祭

 僕の今年の紫峰祭はいつもと違うところがありました。それは紫峰祭実行委員になったということです。最初先生が係を決めて、僕が紫峰祭実行委員になった時、正直なところ嫌でした。紫峰祭の会議が始まるまで、嫌だなと思っていました。しかし、会議に参加して、クラスの皆の前で発表するという機会があり、こんな経験もするのはいいなと思いました

 クラスのテーマは「CM」でした。それぞれの班が、クラスのCMを作ったり、スクリーンでCMを流したり、ゲームを考え出したりと様々なことをしていました。今年のクラスの売りはなんと言っても4つのゲームです。

 1つ目は輪ゴム鉄砲でACのキャラクターが書いてあるコップを倒すゲームです。輪ゴム鉄砲は班員たちが作ったものでした。

 2つ目はストラックアウトです。ストラックアウトの的の骨組みも、木で作っていました。よくこんなものが作れたなと感心するほどでした。

 3つ目はACのキャラクターが書かれたバケツにボールを入れるゲームです。ルールの紙があり、お客さんも分かりやすそうでした。

 4つ目は僕の班だったのですが、イントロクイズです。CMソングのイントロを流して、曲を当てるというものでした。お客さんにルールを説明することは難しかったのですが、達成感はありました。

 皆の前で連絡を伝えることもお客さんの前でルールを説明するのも初めてのことなので、良い経験になりました。この経験を今後に生かせたらと思います

 また、一緒に紫峰祭をやり遂げたクラスの皆と先生に感謝をしたいです。

 

紫峰祭を終えて 

 僕はもう一人のクラスメートと共に、紫峰祭実行委員に選ばれました。まず初めに、3年3組で行う研究発表についての骨組みを決めました。放課後にクラス会を開き、各個人が色々な案を出し、投票によって3組のテーマは「CMについて」となりました。

 実質的に取り掛かったのは紫峰祭の2週間前で、先生に必要な資材を買ってきていただきました。CMについてより詳しく調べるためにクラスは「CMの歴史」「面白CM」「ご当地CM」「CMの作り方」「CM音楽」の5つの班に分けられ、個々で発表に向けての資料を集めたり、アトラクションの計画を立てるなどしました。

 僕の所属していた「CMの歴史」班では、スクリーンに懐かしいCMや長く続くCMを上映するため、映像を集めたり、模造紙に調べたことをまとめたり、また射的を行う計画も立てました。特筆すべきは「面白CM」班の作ったストラックアウトです。木材と発泡スチロールを使い、完成度の高いものを造り上げました。 今回の紫峰祭では担任の先生に色々な資材を買ってきていただいたり、プロジェクターのくじ引きで見事当てるなど、ご協力いただきました。紫峰祭実行委員として感謝したいと思います。

 また、外部の方々にもご協力いただきました。現在、大阪大学に在学していらっしゃる学生の方にスピーカーを貸していただき、迫力のある音と共に、映像を流すことが出来ました。そのことも感謝しています

 紫峰祭を終えて、僕はこのクラスの団結力の高さを改めて実感しました。修学旅行でもこの団結力を生かしていきたいと思います。


 

 

4組

紫峰祭を終えて

私は今回の紫峰祭を通して、仲間や来校者の方々から多くのことを学びました。

 まず1つ目に、リーダーの大切さと大変さを学びました。私は今まで、リーダーや班長などの役目に就いたことがありませんでした。しかし今回の紫峰祭ではクラス内に4つある班のうちの1つの班の班長を務めることになりました。なった直後は、班員に指示をすればいい、と軽く考えていましたが、いざ準備を始めようとすると、班員が指示を聞かなかったり、途中で帰ってしまったりしました。その結果準備が進んでいないと、自分1人の責任になってしまいます。このようなことから、いつも自分たちのリーダーや目標になってくれている先生方や両親が大 変で、また苦労しているということを考え、指示される側であるときは、リーダーがなるべく苦労しないよう、自分から行動できることは行動するということを心掛けていきたいと思います。

 2つ目に学んだことは、接客の大変さです。今回の紫峰祭には、とても多くの来校者の方々がいらっしゃいました。そしてとても多くの方がいらっしゃったということは、本当に様々な性格、年齢の方が訪れたということでもあります。その中には、まだ幼くルールの守れない子どもなど、接し方の難しい人もいます。しかしそのような人達の、また周りの人達の気分を損ねないよう心がけて接しなければなりません。このようなことから私は、今回の紫峰祭を終えて、人への対応の仕方が少し上達したと思います。なのでこれからも、このような機会があったら是非参加して、もっと人への対応をうまくしていきたいと思います。

 3つ目には、仲間と協力することの大切さを学びました。今回私のクラスの発表は、学年で1位をとることができました。しかしこれは自分ひとりでは絶対にとることはできません。クラス内の仲間たちと協力して計画を立て、模造紙を作成するなどの準備をし、発表することによって、やっと とることができた1位です。そしてまた、自分が準備に参加できなかった時も、準備を進めてくれていたのも仲間たちでした。なので私は、一緒に協力してくれた仲間たちに感謝し、また私達が直面する最初の難関である大学受験も、協力することで乗り越えていきたいと思います

 私はこれらのことを今回の紫峰祭で学びました。なので、来年の紫峰祭では、今回学んだこと以上のことが学べるよう、努力したいと思います。

 

中学生活最後の紫峰祭を終えて

 僕は今回の紫峰祭を通して思ったことや感じたことがいくつかあります。

 まず1つ目に、「努力は必ず報われる」ということです。今回の研究発表で僕たち3年4組は「地震」について発表しました。それは一人ひとりが真剣に知恵をしぼって出来上がったものでした。その一人ひとりの努力の結果3年生のクラスの中で、1位をとることが出来たのだと思います。さらに、僕たちのクラスの発表を見に訪れて下さった方々が2日間の合計で1200名を超えたので、その点を考えてもクラス全員が100%以上満足できたのではないかと思います。また、その訪れて下さった1200名の方々にも満足していただけたのではないかと考えています。これらのことは、紛れもなく、努力から生まれたものであると思います。

 次に「他人に物事を教えることの難しさ」についてです。今回、僕の班では「液状化現象」の実験を、来てくださった方々にやっていただきました。その時に実験の解説をしたのですが、最初はどの様に表現していいのか、どう解説したらいいのかとても悩んでしまいました。でも、何回もやっていくうちに、段々と慣れていき最終的には自分でも満足のできる発表をすることができました。この達成感も「紫峰祭」という特別なイベントを通したことで得られたものだと思います。

 3つ目に「自分から学ぶことの大切さ」を改めて感じました。普段の授業では先生方が教えて下さることを僕たちは「受身」に学ぶことがどうしても多くなってしまいます。しかし紫峰祭の準備ではまずは自分たちから「働きかける」姿勢を常にとっていました。その結果、一から自分で考えて行動するようになりました。今回、幸いにしてそうした行動に結果が伴ったので、クラス全員の達成感も増し、一人ひとりが自信を深めることができたのではないかと思います。

 今回の紫峰祭では、中1、中2の時のことを生かして行動することができました。また、今回の紫峰祭で得たものを、普段の学校生活にも生かしていけるようにしたいです。

 中等部最後の紫峰祭を気持ちよく終わらせることができて良かったです。来年高等部に上がった時には研究発表、演劇、模擬店のどれをやることになろうとも、今回の喜びを忘れずに取り組みたいと思います。

 

 

5組

中等部最後の紫峰祭

 中等部最後の紫峰祭で、私のクラスは博物館をテーマとした研究発表を行いました。そして私の班は古代の海の生物を調べました。変わった生物がたくさんいて、調べるのはとても楽しかったです。調べた生物の中にアンモナイトがあり、そのレプリカを造りました。紫峰祭当日にくじで当たった人にそのレプリカをプレゼントすることになりました。

 紫峰祭1日目、幼い男の子がクラスに入ってきました。展示物を1つ1つ見て回っていました。私はその男の子にくじをやるかどうか聞きました。男の子はやると言ってくじの箱の中に手を入れました。男の子がわくわくしているのがとても伝わってきました。正直、私はこの時とても不安でした。もし、はずれのくじを引いてしまったらとてもがっかりすると思いました。でも当たりのくじを引いてアンモナイトのレプリカをプレゼントしても、絶対に喜んでくれるという自信はありませんでした。アンモナイトのレプリカは、本物と見分けがつかないくらい上手にできたわけではありません。上手にできたものはいくつかあったけれど、いびつになってしまったものもありました。私がどうしようと考えている間に男の子はくじを引きました。当たりくじでした。私は不安でいっぱいになりながら男の子にアンモナイトのレプリカを渡しました。男の子は両手でそれを持ってまじまじと見た後、わぁっと言って私に笑いかけてくれました。とても嬉しかったです。このクラスのこの班で良かったと思いました。

 クラスの紫峰祭の準備が終わったとき、この3年間の中で一番すごいと思いました。お客さんも来てくれるか心配だったけれどたくさんの方が来てくださって、楽しそうに展示物を見てくれました。中等部最後の紫峰祭は大成功だったと思います。とてもいい思い出になりました。

 

紫峰祭を終えて

 今年の紫峰祭は中等部生活最後の紫峰祭でした。そのため、1、2年次以上に準備を一生懸命やることができたと思います。
 クラスのテーマは、「博物館」ということで本物の博物館に近づけるためにリアルさを求めました。そのため準備は早いうちから始められ、どのようにしたら、リアルさが出るか、お客さんに楽しんでもらえるかなど、試行錯誤しながら、自分たちが思い通りに行くまで工夫を施しながら、準備をすることができました。
 そして紫峰祭前日準備の日、各班がテーマごとに作った作品を展示していきました。
 すると、自分が想像していた以上の完成度になっていました。これはクラスで早めに準備をして、一生懸命やった結果だと思いました
 そして当日、予想以上のお客さんが5組に来てくれました。それは、今までの研究発表とは違い、模造紙の説明を少なくし、体験してもらったり、展示物を増やしたからだと思います。来たほとんどの人に、ちりめんじゃこの体験や、クイズに参加していただいて楽しそうにしていたので、嬉しかったです。
 今回の紫峰祭は協力し合い、努力した結果、最高なものをつくり上げることができました。このことを忘れず、高等部でも、今年より最高なものを紫峰祭に来てくれた方々に届けられたらなと思います。


 

 

6組

努力故の成功を手に

 1年の内で、学校がいつも以上の人でにぎわい、輝きを増す行事は数少ない。その代表的な行事として挙げられるのが、文化祭である。私たち生徒は学校により多くの光を差し込むため、来て下さった方々により楽しんで頂くため、準備と当日の接伴に励むのである。    

準備は、クラスを数班に分けて行った。私たちの班は2、3週間前から準備を始め、紫峰祭間際になると、最終下校時刻まで残り、準備をした。しかし、自分たちの班の進行状況は良く分かっていても他の班のことはあまり分からなかったため、全体像が見えず、紫峰祭だという実感はあまり湧いてこなかった。ほぼ直前までこんな思いだったので、前日準備の終盤になってからの教室の変わり様は、私を驚愕させた。一気に装飾が施され、紫峰祭の雰囲気が教室に満ちた時であった。それは私に期待や喜びをもたらすと共に緊張もさせた。

いよいよ当日となり、いつもより少し早くの登校の途中、私は自分の教室に入る前までにも紫峰祭の空気を吸ったように感じた。少し残っていた準備をしている内に紫峰祭開始の時刻となった。始まって早々多くの人が来るはずもなく、私たちの教室の場所は少し分かりにくいため、尚更人はしばらく来なかった。やっと人が少しずつ入り始めたかと思う頃、私は衛生委員の仕事であるトイレ清掃へと出掛けた。今年は委員会の仕事や学校でのボランティア活動、自分の教室のシフトなどで忙しく、自分の時間があまり持てなかった。しかし、今までの 2回の紫峰祭ではこういう忙しさはなかったので、また違った観点から紫峰祭を見つめられて良かったと思っている。ボランティアでは、教室での接待とは少し異なった人との触れ合いもすることができた。少しの空いた時間で見に行った他のクラスの発表は、一生懸命に大声を出し、手振りも使って説明していた。「頑張って調べた成果を人に伝えたい」という強い意志が伝わってきて、本当に素晴らしいと思った。私たちのクラスは結局、全体として人がまばらだったようにも思うが、前述のような人をお手本として来年また頑張りたいと思う。

クラスに人が多く入ることも確かに大事ではあるが、それが全てというわけではないように思う。私が言うと負け惜しみのように聞こえてしまうかもしれない。しかし、本当に紫峰祭で学ぶべきことは何かを考えると、物事に一生懸命に取り組むことや人との付き合い方などではないか。これらを全うすれば、自然と人の入りも良くなると考えるのならば、やはり私たちは努力不足たったと言わざるを得ない。しかし、悔やんでばかりいては仕方がないので、今回のことを真摯に受け止めた上で、前に進んでいくことが大切だと思う。人生に失敗はつきものであるし、今回のことで多くを学ぶことができた。それを次に活かす努力を怠らなければ、人は誰でも成功への道を歩んで行ける。時に辛いことがあっても、それを乗り越える力を身につけ、有意義な人生を送ることができる。私はそう信じてこれからの人生を歩んでいく

 
 

他人と協調する素晴らしさ

紫峰祭は、年に一度しか行われない祭典です。1年の中で最も楽しみにしている行事の1つでもあります。今回は中等部最後の紫峰祭だったため、いつも以上に積極的に取り組もうと張り切っていました。

クラスでは、「音楽」というテーマに決定されました。そして、研究班、体験班、装飾班に分けられ、僕はあまりすることがなさそうな体験班になりました。体験班は毎日放課後に残り、各自家で調べてきた資料や図書館で借りた本などを元に、来校者に体験してもらう見本の物を作ること、その見本の改良や模造紙作成をしたため、予想以上に大変でした。 

紫峰祭の前日は、主にクラスのセッティングや装飾をしました。装飾は、クラスみんなで適材適所の場所で行い、協力し合いました。その結果、上手に完成することができました。他人と協調をすることで、大きな力となり、無事に前日までに終わらせることができました。紫峰祭を通じて協調する精神が育まれたと思います。

当日の紫峰祭では、来校者の方々に体験コーナーにて、五分で作れる三味線やグラスハーブを体験してもらいました。来校者はあまり来ませんでしたが、幾度か説明をしなければならない時がありました。僕は他人と話すことがとても苦手でした。他の班のクラスメイトの補助のおかげで、来校者の方に説明メモを持ちながらですが、説明することができました。

僕は、各クラスで2名ずつ選ぶ「学校紹介」のボランティアに参加しました。「学校紹介」の仕事は、ジュニアスタディルームで来校者の方々に学校のことを紹介することでした。しかし、前述したとおり、僕は説明がとても苦手でした。しかも、紫峰祭の終了 1時間前から終了までの時間帯が担当で、クラスをある程度見て回った来校者の方々が、余った時間で「江戸取はどのような学校方針なのだろうか。」と足を運ぶことがあらかじめ予想されました。このときは周りに誰も頼る人がいません。来校者の方が学校のことや勉強法について聞いてくることがありましたが、あまり上手に答えることができませんでした。このときに「周りに友達がいてくれたらどんなに心強いことか。」と友達の大切さを改めて実感することができました。

今回の紫峰祭は、来校者の方々に楽しんでもらえるように心掛けていましたが、結果として満足できませんでした。しかし、紫峰祭の準備や当日のクラスでの説明や学校紹介を通じて、友達の大切さや強調することにより大きな力を生み出すことを学びました。また、みんながまとまり、団結し、より絆を深めることができました。中等部最後の紫峰祭にふさわしいものを経験できました。次の高校生になってからの紫峰祭は、今回の失敗と気づきを踏まえて、より良いものにできるよう頑張ります。
 

 

7組

紫峰祭を通して感じたこと

 今年の紫峰祭は、和〜笑顔の花を咲かせよう〜というテーマのもとで行われました。そんな中、私のクラスは海賊に関する研究発表を行いました。当日は、海賊船の模型を展示したりしてお客さんには喜んで頂けたと思います。準備の間は、一人ひとりが仕事に取り組めていないこともあって、紫峰祭実行委員として力不足だったように感じます。しかし、各班の班長が自分の班をうまくまとめてくれたので、前日準備から当日までの短期間で良い仕上がりになったと思いました。こうして、紫峰祭の準備を通して、今まで壁があった男女の仲も打ち解けることができたと思います。何より、クラスメート全員で協力して一つの作品を作ることで、大きな達成感を得ることもできました

 また、今年は初めて屋台の手伝いにも参加しました。はじめは少し浮き足立ってしまいましたが、先輩から説明を受けるうちに、食品をお客さんに提供するには細心の注意を払わなければならないことを実感しました。紫峰祭当日は、調理室と屋台までを往復していき、疲れも感じましたが、全て売り切れたときはとても嬉しくなりました。新しいことに挑戦できたので、とても良い経験になったと思います。

 さらに、今回の紫峰祭では東日本大震災で被災された方々、時に私たちと年齢の近い中高生の方々への意識を持って活動することができました。同年代の方々の中で、家族や友達、家や学校など大切なものを失った方がいます。しかし、多くの人々は、その困難をも乗り越えて生きているのです。今年の紫峰祭では、そのような人々に私たち江戸取生の笑顔やお客さんの笑顔を支援の気持ちとして届けられたと思います。

 最後に、今年の紫峰祭では、クラスでの充実した研究発表や、屋台に参加することへの挑戦など、たくさんの経験ができました。和というテーマのもとで、学校中が一つになれたのもとても魅力的だったと思います。今回学んだことは、これからの学校生活にも生かしていきたいです。

 

   紫峰祭を終えて

 10月8日と10月9日に紫峰祭がありました。

僕のクラスのテーマは「海賊」でした。クラスでは、模造紙と射的、輪投げ、トランプの3つのゲームをしてお客様に楽しんでいただきました。クラスには、装飾班が長い時間をかけて用意した船の模型を展示しました。そのような努力もあり、3号棟の奥という決して良いとはいえない立地条件でしたが予想以上にお客様がいらっしゃいました。また、来ていただいたお客様の中には、何度もゲームに挑戦してくださったお客様も多数おり、十分に楽しんでいただけたと思います。

 僕のクラスは、紫峰祭前日に準備がほとんど終わっていませんでした。しかし、紫峰祭の初日に6時に来る人がいるほどクラスの生徒のほとんどが朝早くに学校に登校し、紫峰祭に間に合うよう努力をしました。そして、クラス全員で努力をした結果、紫峰祭には無事間に合い、お客様に楽しんでいただけるような研究発表することができたと思います。

 また、僕は紫峰祭実行委員をしながら「校内装飾」という学校の仕事を任されました。各クラスから2人ずつ計16人と高校生の生徒会1人からなる計17人で主に渡り廊下と中等部校舎の玄関を装飾しました。そして、中等部校舎と高等部校舎をつなぐ階段の装飾を手伝いました。しかし、渡り廊下の装飾は特に大変で、最初に予定していた装飾するための物の量を半分に減らしてギリギリでやっと終わるほど大変でした。今回の校内装飾は、他の高等部生徒会の人にも手伝ってもらわなければ終わらなかったのでもう少し早く始めなければならなかったと思います。また、そこが今回の反省点だと思います。僕のクラスから「生徒会」、「バザー」、「インフォメーション」などクラスから学校の仕事をがんばっている生徒がほかにもいたため、「校内装飾」の仕事をがんばることができたと思います。中等部生の最高齢として胸を張ることができる仕事をしたと思います。

 今回の紫峰祭は部活の屋台、高等部生の研究発表、演劇、模擬店、そして中等部生の研究発表が主な催し物として出されました。どれもが紫峰祭にきてくださったお客様に満足していただけるほどの完成度だったと思います。催し物を出していたほとんどのクラスから活気があふれていました。お客様がとても入りやすい雰囲気が学校全体から出されていたと思います

 今回の紫峰祭は学校で一丸となって、がんばることができたと思います。その点では今回の紫峰祭のテーマである「和」が達成されたと思います。中等部生としての最後の紫峰祭を学校のみんなで協力することにより、最高の形で終わらせることができたと思いました。


 

 

8組

紫峰祭を終えて

 私は紫峰祭をこのクラスでやって本当によかったと思っています。何がよかったのかというと、1つ目は、中等部最後の文化祭をいい形で終わることができたこと。2つ目は、普段あまり話し合ったりしなかった男女同士がしっかり話し合って協力してやっている姿を見ることができたこと。3つ目は、来てくれたお客様が結構楽しそうにして説明を聞いたり、ゲームを楽しんだりしていたことです。

 1つ目は特に、文化祭の終わりの30分くらいの時に感じられました。最後までクラスにお客様がいても、みんな対応よくして、見送っていました。もし、1年生だったら、遊んだりうるさくしたりしていて、手を抜いてしまっていたかもしれません。そういう細かいところが2年間の経験の多さを表しているんだなと改めて思いました

 2つ目はどこで感じられたかというと、紫峰祭の準備期間の時です。特に文房具班なんかは協力性が多く見られました。実はクラス替えしたばっかりの時、私は今年のクラスはそんなに仲が良くないと感じていました。しかし今、少しずつですが、距離が縮まってきていると感じます。これから修学旅行や、球技大会など大きなイベントがあるので、クラスの仲間として、みんなで仲良くしていけたらいいと思います。

 3つ目は、今年文化祭をやって、本当に文化祭とは何のためにやるべきか、すごくよくわかったという点でよかったと思いました。昨年は中等部の4階ということで、あまり人が来てくれませんでしたが、今年は、3号棟の一番手前のいい場所だったので、お客さんもよく入ってくれました。私は文化祭研究発表が最終的に成功するためには、当日が大切だと思っています。にぎわっていること、入ってください、どうぞと声をかけること、対応がいいこと、などがそのためには必要です。8組は、誰が何も言わなくても、出口を出るお客様に足して、近くにいる男子、女子みんながありがとうございました、と大きな声で言っていたのを聞いて、こういうのが一番大切なのだと思いました。そこに中3生としての姿勢と成長が現れているのだ、と実感しました

 来年はもう、このクラスでやることはできません。しかし、この経験を活かして、頑張っていけたらいいと思います。

 

紫峰祭を終えて

紫峰祭はそれぞれの班ごとに発表内容の一部を調べましたが、集団の中の一人として作業しているという実感を得ることができました。特に、自分が興味のあったこと、調べたかったことを仲間と一生懸命調べ、まとめ、発表することができたということもあり、僕はとても高い意欲を持って積極的に取り組むことができたと考えています。夏休み中に企業・会社と連絡を取り、実際にそこへ行って働いている人たちの姿を見たり、インタビューをしたりすることが出来たことは実社会の貴重な体験であり、自分にとって非常に大きな財産になったと思います。

紫峰祭が行われた2日間は招く側の立場として、自分たちの調べた内容を来校してくださった方々により分かりやすく伝えられるように努力しました。僕はそれほど積極的に人に話しかける方ではありませんが、自分から進んでお客さんに宣伝をしたり説明したりもしました。また教室から人がいなくなることのないよう、昼食の時以外はできる限り教室に残るなど、全体のバランスを考えて行動することもできました。来校してくださった方々にも江戸取の良いところを分かってもらうことができていれば嬉しいです

今年の紫峰祭はクラス一丸となってつくりあげた実感があります。そのことを通して得られた団結力を、今度の修学旅行で生かせるようにしたいです。