東儀秀樹先生講演会
1組
私は、雅楽というものに対して和のイメージを持っていました。しかし今回の講話で笙や篳篥、龍笛の3つの楽器の音を聴き、パイプオルガンなどに似た洋の音を出すことができると知りとても驚きました。東儀秀樹さんは、できない、と決めつけるのではなくできる、と思って挑戦することによって意外なものでもできてしまったりするなど、可能性が広がるとおっしゃっていました。そのことは「ジュピター」や「キセキ」の演奏を聴いて実感することができました。篳篥という楽器は古代から「人の声」と言われ、一定の音を出すのではなく抑揚などをつけて演奏することができる楽器だとおっしゃっていました。実際に演奏を聴いていると本当にその通りで、まるで人間の歌を聴いているかのような迫力や、しみじみとした
曲調までしっかりと伝わり、感動し、その音色がとても好きになりました。
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2組
私は今回、東儀秀樹先生の講話をお聞きして、夢に向かって日々努力をしていこうという気持ちが、よりいっそう強くなることができました。なぜなら、自分の「夢」に突き進む東儀秀樹先生の姿がとても輝いて見えたからです。
私は今まで雅楽がどういうものなのか知りませんでした。箏や琵琶などを使って演奏するものなのかと思っていました。しかし、実際は笙や篳篥、龍笛を使うものだと知り驚きました。笙は実物を見たことはありましたが、その音色を聴いたことがありませんでした。私は吹奏楽器は単音しか出せないものだと思っていたので、笙が複数の音を出せるのはどんな構造になっているからなのか気になりました。篳篥は楽器の説明を聞いたときオーボエみたいだなと思いました。しかし、音はオーボエとはちょっと違った音だったので、やっぱり西洋の楽器と日本の楽器はちょっと違うなと思いました。龍笛は形がフルートみたいで親近感が湧きましたが、はっきりした音のフルートとは違い神秘的に感じたので面白いなと思いました。龍笛だけでなく他の2つの楽器も西洋の楽器に比べ神秘的で気持ちが飛鳥時代など過去に飛んでいったような感じがしました。東儀さんが演奏して下さった「ジュピター」も管弦で演奏したときの雄大さなどとは違った雰囲気があり、宇宙がとても神秘的なものに感じられました。 |
3組
私は東儀秀樹さんから雅楽の宇宙観と音楽の可能性についてお聞きしました。私は今回お話をお聞きして思ったことが3つあります。
今回は雅楽についてのお話でした。雅楽は小学校のときに一度だけ聴いたことがあるくらいで、めったに聴く機会がないので、とても楽しみにしていました。 |
4組
僕は、7月13日の講話をお聴きするまで、「雅楽」を聴いたこともなければ、その言葉自体聞いたことがありませんでした。僕はベース・ギターなどの楽器をやっていて、ロック・ジャズなど、よく音楽を聴きますが、今回東儀秀樹さんが演奏してくださった音楽は聴いていてとても音が聴きやすく、心が落ち着く音楽でした。また初めて聴く音楽だったので、不思議な感覚もありました。
私は父の影響で幼い頃からCDで雅楽を聴いたりしていました。雅楽は私にとってポップス、ジャズ、クラシックなど様々な音楽と比べても、一番好きな音楽です。生演奏をお聞きしたのは初めてでとても感動しました。雅楽について詳しいことはわかりませんが、“聴く”というよりは空気のように勝手に感じていました。音はもちろんのこと、千年以上も前の時代の楽器がそのまま受け継がれているということに驚きました。楽器が受け継がれているということは、奏法も受け継がれているということです。また、それはつまりその時代の文化や先人たちの物事の感じ方や考え方、意思なども受け継いでいるのではないかと私は思いました。そう考えてみると、千年以上もの間、一代たりとも途切れず、今日まで雅楽が伝わっているということに、改めて、とてつもない凄さを感じました。また、東儀先生のお話は、考えさせられたり、たくさんのことを学ぶことができました。東儀先生は音楽を、ただひたすら“楽しむ”とおっしゃっていました。音楽を仕事にしている方の中で、そんなことをおっしゃっている方は東儀先生が初めてでした。アマチュアならば、例えば楽譜など見ることなく自分の感性にまかせて弾いていればいいですが、プロとなるとそうもいかなく、結果のために努力をしなければならないのだろうなと思っていました。そして気がつくと楽しいというよりは必死になっているという感じだろうと考えていました。だから先生のことを非常に稀有な音楽家の一人だなと思いました。本格的に音楽を勉強したというわけではなく、ただ雅楽が好きだというだけでCDを出すほどの音楽家になったということにも驚きました。好きなことに真剣に打ち込むことの大切さや、好きという純粋な気持ちの強さが、いかに自分の行動力になっていくかということについて学ぶことができました。私が何よりも凄いなと思ったことは東儀先生の雅楽に対する考え方です。様々なコラボレーションや現代の曲をオリジナルで演奏しているが故の考え方なのかもしれませんが、新しいもののおかげで古典に対する理解が深まり、古典に力を注ぐことで、新しいものへの影響が深まるということ。また、常に古典雅楽を愛し、敬意を持っているから、自分がしていることに胸を張っていられるのだということです。私も、誰がなんと言おうと、大丈夫と言えるように、胸を張って生きられるように、頑張らなくてはいけないなと思いました。 |
5組
私は今まで雅楽というものについて、ほとんど何も知りませんでした。今回の講演会のパンフレットを見て、古代から伝わっている楽器であるという程度のことを知ったものの、最初は、現代に生きる私達にはあまり興味を持てるようなものには感じられませんでした。
東儀秀樹さんの講演会は演奏もお話も素晴らしく、感銘を受けました。 |
6組
雅楽は、私たち中等部生、そして高等部生と大人の方々も、あまり日常の授業や生活時間で触れることのないものです。かく言う私も、小学校では楽器を見て、このような音楽があると教わり、中学校では音や曲を聞いただけでした。ですから、あまり馴染みがないため、好きなのかどうか、興味があるのかどうかも、自分の中では判断できませんでした。
東儀秀樹さんの講演会では、はじめに雅楽の管楽器の説明をしていただきました。僕は、雅楽というものを全然知らなくて、最初は無関心だったのですが、分かりやすく説明してくださり、その楽器の見た目も変わっていたため、すぐに興味を持ち始めました。天、地、空を表す三つの楽器を紹介して、演奏していただきました。三つの楽器ともにとても珍しくて面白い音で、説明していただいたように、それぞれが天、地、空のような印象を受ける音でした。その中でも僕が最も惹かれた楽器は天から差し込む光を表す「笙」でした。見た目がとても変わっていたことはもちろんですが、その音色が本当に天から差し込む光のように感じられたからです。他の二つの楽器も同様にすばらしかったです。 |
7組
今回の東儀秀樹先生の講演会を私は前からとても楽しみにしていて、ステージに東儀先生が登場したとき、「Mr.Brainのピアニスト役の本物だ!」と興奮しました。
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8組
今回、東儀秀樹さんが雅楽の宇宙観と音楽の可能性というテーマで講演をしてくださいました。私は今回の講演で雅楽というものが何なのかを知りました。また初めて雅楽で用いられる楽器にどんなものがあるのかを知りました。雅楽という音楽はこれだとは分かっていませんでしたが楽器の演奏を聴いているうちに、初詣に行った時によく聞くあの音楽だと分かりました。この雅楽は神社だけではなくお寺や宮中儀式などでも使われている音楽のジャンルだとうかがって活躍の場が多いことに驚きました。そして雅楽で用いられる楽器には笙と篳篥と龍笛という3つの代表的な楽器がありました。笙の音色は天から差し込む光を表しているとのことで、パイプオルガンの様でした。また篳篥の音色は地上にいる人間の声を表しているそうで、クラリネットやサックスの様でした。そして龍笛の音色は天と地の間を行き交う龍の鳴き声を表すと言われ、その音色は夏祭りで聞いた笛の音の様でした。これらが天と空間と空というものを表していて宇宙を創ると考えられ、雅楽が創られた事を思うと雅楽はとても深い意味を持つ、神様にささげるにふさわしい神聖な音楽なのだなと思いました。今回初めて面と向かってプロの方の奏でる雅楽の音色を耳にすることができました。日本の伝統音楽である雅楽を、こうした素晴らしい環境下で聴く機会を与えてくださった東儀秀樹さんと学校に感謝したいと思いました。 |