1組 女子 私は、今回の体験学習に行って「自然を維持することや保護することの難しさ」を感じました。例えば、八子ヶ峰の草原は冬にはスキー場になる場所なので、草原のままの状態をずっと維持しておかなければなりません。そのために、秋には草原の草を全て機械を使って刈り取ったり、火をつけて草などを燃やしてしまうそうです。この事を聞いたとき、私は高原にしか生えていない貴重な植物が生えているかもしれないし、本来保護されるべき植物も生えているかもしれないのに、全部燃やしてしまったりしてもいいのだろうかと、インタープリンターさんのおっしゃったことに驚きました。けれども、スキー場としてお客さんが滑ってくる場所の真ん中に、もしも木が生えていたら危険だし、もしも人間の手を加えずに何もかも自然のままにしておいたら、あと五十年ほどでそこは草原ではなくなり森林に変わってしまうだろうというインタープリンターさんのお話を聞いて、自然はただひたすら保護をすればいいというわけではなく、その環境を維持していたいのであるならば、自然のままにしているだけではいけなくて、人間の手を加えていかなければそれは実行できない、ということを実感しました。 私は三日目の環境学習で、富士見高原へ行くコースを選びました。そこで斜面いっぱいに咲く、自然のまま咲くニホンスズランの花畑を見て、すごくきれいだと思ったことを覚えています。しかしそのスズランの畑もあと何十年かで、森林になってしまうそうです。私はその草原が広がるきれいな風景をそのままにしておいてほしいと思いましたが、それでは「自然のまま」ではなくなってしまうし、本当に「自然を維持することと、保護することは難しい問題だな。」と思いました。 環境学習に行くまでの私は、「自然を維持すること」と「自然を保護すること」を同じようなことだと思って考えていました。でも、今回の体験学習で思ったことがあります。それは「『自然を維持すること』と『自然を保護すること』は、ほとんど変わらないことだけれど、だからといってその二つが同じことであるわけではなく、その二つを両立させることはとても難しいことだ。」ということです。今はまだこういうことについて考え始めたばかりですし、言葉も足りないのですが、いつか自分自身の答えを見つけ出したいと思います。 1組 男子 僕は、今回の体験学習を通して、様々なことを学んだり改めて感じたりしました。 まず、僕は料理の難しさを学びました。今まで料理を作ったり掃除をする母を見ていて、楽そうだな、できれば替わりたいなと思っていました。ですが実際自分がやってみると失敗だらけでした。七人くらいで役割分担をしていたのでまだ楽でしたが、七人でやったにもかかわらず失敗をしてスープカレーになってしまいました。たとえ道具のそろった家の中でやったとしても、一人で僕は出来ないと思います。それよりは勉強をしていた方がはるかに楽です。僕が母を見ていて楽そうだと思っていたのは、新聞を読んだりテレビを観たりしている時間が長いからです。あんなに大変な料理を作り、さらに掃除までして、なぜ好きなことをするための長い時間がとれるのか、それはやるときはやるとしっかり決めているからだと思います。なので、母を見倣い、自分の時間を確保するために、いろいろな作業に時間の目標をつけていきたいと思います。 また、僕は本当に消灯時刻に寝られるのか、起床時刻に起きられるのかが不安でした。ですが、実際は疲れてすぐに寝られ、朝早く起きることができました。僕はいつも夜遅く寝て、朝慌てています。それは、いつまでもだらだらしていて、疲れてくるのが遅いからだと思います。つまり、やるときはやると決めて集中して物事を行う習慣をつけることができたら、早寝早起きが出来ると思います。 最後に、僕は、自然学習で八子ヶ峰の植物という分野を選びました。そして、雑草だと思っていたものが、山菜で食べられると聞いたとき、他のことでも同じだと思いました。無駄だと思っているものの中に、無駄ではないものが混ざっているのではないかと思います。なので、これからは一つの考え方で決めるのではなく、様々な視点から物事を考えていきたいと思います。 僕は体験学習で学んだこれらのことを、これからの生活に活かしていこうと思います。 |
2組 女子 私は、体験学習に行って、挨拶、時間厳守、協力することを学びました。 1日目の飯盒炊爨では、4人分の食事を作ることがどれだけ大変かが分かりました。なのでその後の朝食、昼食、夕食を作って下さったホテルの方々に、感謝の気持ちを持ちました。ホテルの方々は私たち331人分の食事を少人数で作って下さり、そして私たちが会場にはいる頃には、食事がすべて並んでいたことにも感謝の気持ちを持ちました。また、ホテルの方々だけではなく毎日食事を作ってくれている家族にも感謝の気持ちをもてました。 2日目では、環境学習で、担当の先生方が私たちのためにわかりやすく資料を作って下ったり、ホテルの方々と雨の中、トラップを準備して下さりました。私は草の中や笹からトラップを取り外してきたので、よく分かりました。笹の中では座ることもできず、取り外すのに苦労しました。しかし、それを準備することは取り外すことよりもとても大変だと思います。それを私たちの為に準備して頂いたことに感謝の気持ちが湧きました。そのことを知るためにも雨の中、虫が沢山いる笹の中に入ってみて良かったと思います。担当の先生も、私たちの疑問に一生懸命答えて下さり、豆知識のようなものを教えて下さったので知らなかったことや自分が持った疑問が分かりました。長野県の方にも私たちが興味をもった、はた織りをするところを直接見せて頂いたり、わかりやすく解説して下さったりなどいろいろなことを教えて頂けました。 3日目の車山リフトの方が私たちのために濡れているリフトを拭いて下さったり、私たちが乗りやすいようにして下さいました。車山担当の先生も、下山している途中に動物の痕跡を見つけたり不思議な穴を見つけたりしたときは教えて下さり、私たちが発見した動物についても解説をして下さり実際に本物のシカの角を触らせて下さったことにとても感謝しています。自分が住んでいるところでは体験できないようなことをたくさん教えて下さいました。 3日間、ホテルに帰ってくるときにとてもきれいに整頓されていたスリッパや、食事の前に手を消毒して下さったこと、バス移動のときにはバスガイドさんがいろいろなことを教えて下さったことなど、体験学習中にはたくさんのことをして頂きました。普段の日常にも自分が気づいていないだけでいろいろな人たちが自分のために何かをしてくれていることが多くあると思います。私は、そのことに対し常に感謝の気持ちを持っていかないといけないと思います。そして、自分のためにしてくれていることを気づいていけるようにしていきたいです。 私は体験学習でとても多くのことを学びました。長野県の豊かな自然、今まで気づかなかったり、知らなかった物事の見方、これらを今後の生活に生かしていけるようにしていきたいです。 2組 男子 僕はこの体験学習に参加して様々な経験をすることができました。その経験したものの中で特に印象に残ったことや反省すべき点について書きます。 まず、僕がこの3日間の中で一番印象に残ったことは飯盒炊爨でカレーを作ったことです。僕は前日にカレーを作る練習をしていたのでカレーのルーは失敗せずに作ることができると思っていましたが、少し水を多く入れすぎてしまい失敗してしまいました。しかし班の友達がフォローをしてくれたので、きちんとカレーを作ることができました。僕はこのことで友達がいることがとても心強いということや友達の大切さについて改めて知ることができました。それと同時に僕は班長だったので少し情けなく感じました。次に班で協力して何かを作っていくようなときに自分がみんなをまとめる役割であるならきちんとみんなを導けるようにしたいです。 次に2番目に印象に残ったことは3日目の環境学習です。僕は北横岳を選んだのですが、オリエンテーションで、6年生くらいのときに塾で習ったときには良く意味がわかっていなかった構造線やフォッサマグナについて学びました。また長野県とその近辺が大昔には海であったことを聞いてとても驚きました。また、ロープウエイに乗ったときは、乗った場所はほとんど風が吹いていなかったけれど降りたところではとても強い風が吹いていて、更に気温も低くなっていたので高さが変わるだけでかなり天気が変わることを実感することができました。もし今後山に登る機会があれば軽い準備で登ってはいけないということがわかりました。さらに標高によって生えている植物がどんなものになるかもわかることができました。 3番目に印象に残ったことは川で水生昆虫を捕まえたことです。元々は音無川と大門川で虫を捕る予定だったのですが、雨で音無川の水の量が増えて音無川で虫を捕ることができなくて残念でした。僕はあまり虫が好きではなく触ることができるかどうか心配でした。しかしちゃんと虫に触ることができ、意外にたくさん捕ることができたので良かったです。 川は水温が低く、滑りやすいので僕は捕った虫を入れておいた皿を一度落としてしまい、それまで捕っていた虫のうちの半分近くを落としてしまいました。また去年よりも捕れた虫の種類が数種類減っていたと教えて頂き、年々川が汚れていっていると言うことを実感することができ、川を汚さないためにもどんなことをすればいいかを考えさせられました。皿を落としてしまったことと音無川で虫が捕れなかったことが残念でしたが、ほとんど川や森に行かない僕にとってはとても貴重な体験をすることができました。 この3日間の体験学習で挨拶をすることや時間厳守などの再確認や普段体験しないような経験をすることができました。この3日間の出来事をこれからに繋げることができるようにしたいです。 |
3組 女子 体験学習に参加して強く印象に残ったことが二つあります。 一つ目は飯盒炊爨です。着火とカレー作りを担当しました。小学4年生のときに一度体験したことのある私は、簡単に火がつくだろうと思っていましたが、雨のため、薪や割り箸が湿っていたり、マッチがすぐ折れたり、風が強かったりして容易ではありませんでした。カレー作りでは仲間とうまくコミュニケーションがとれず、自分のやり方を押し通して衝突したりして、なかなかスムーズには進行しませんでした。しかし、やがて少しずつ歩み寄り、「おいしいカレーを一番早く作る」と一致団結し、てきぱきと料理ができました。 できあがったカレーを食べているとき、料理中のさまざまな困難や、そのときの高揚感を思い出し、涙が出そうになりました。もちろんカレーの味は、今まで食べたカレーの中で最高のものでした。飯盒炊爨を通して、私は仲間と協力し合うことの難しさと大切さ、そして何事かを皆で成し遂げたときの達成感を学びました。 二つ目は環境学習です。バスガイドさんが植物にとても詳しく、樹林から、道端に咲いている小さな花まで、名前を尋ねると、すぐに答えてくださり、その植物名の由来や特徴の似ている他の植物との見分け方まで教えてくださったことが強く印象に残りました。また、人間が外来植物の種を湿原に持ちこんでしまったり、自然の遷移によって湿原の範囲が小さくなっているという現状も話してくださいました。 人間は自然に逆らって生きていくことはできません。自然に対する慈しみと小さな努力の積み重ねがこのような湿原を保護していくのだということを強く思いました。そして自然保護のために、後世の人々のために努力している人々のことをもっとよく知ることが、これからの未来を変えていくきっかけになるのだと考えました。 私たちは湿原に住む動植物からすれば「お客さん」であり、そのことも頭において観察しなけばならないと、ガイドさんは最後におっしゃっていました。この考え方はほかの事にも通じるものです。今後この考え方を大切にして、様々なものに謙虚な姿勢を示せる人になりたいと考えています。 3組 男子 体験学習を通して4つのことを学びました。 1つ目は、「リーダーは何をすべきか」ということです。今回僕は班長になりました。しかし、班行動をうまく統率することができず、先生方から注意をされてしまいました。このことを通し、リーダーの責任ということを改めて強く感じました。責任がある仕事に就くということは、やりがいがあることであり、それは誰にでもできるものではありません。リーダーは他の人たちにそれぞれの役割りや義務について自覚を持たせなければなりません。そのためにはまず自分自身が自覚を持つことが求められます。班長は班員をまとめる立場です。そのとき班員に要求し、押しつけるだけでは相手は納得し、素直に従ってくれません。話し方に留意し、わかりやすく、なぜそうするのかを考えさせ、理解させることが重要なのです。人は「なぜ?」ということがわからないと、動くことができませんし、また同じ過ちを繰り返してしまうものです。押しつけは根本的な解決にはなりません。リーダーは正しい行動をおこない、皆の立場に立って、全員を正しい方向へ導くことが重要であると感じました。 2つ目、3つ目は他人と協力することの大切さと食事の大切さです。初日の飯盒炊爨で、これらのことを実感しました。班員と協力し合ってカレー作りをしましたが、予想以上に大変なものでした。皆と料理して一時間以上かかったのですから、一人だったら何時間もかかったことでしょう。もちろん、協力するときは当然意見の食い違いも出てきます。しかし、それを乗り超えて協力することのメリットはとても大きなものです。 また、意見が食い違っても、人の意見を知るということは自分の見識を広げる上でプラスになることです。 食事の大切さについては、実際に飯盒炊爨をしてみて実感しました。そして母親の大変さがよくわかりました。毎日の食事には、本当に手間がかかっています。その苦労を支えているのは何でしょうか。それは人が食べてくれることの喜びだと思います。誰でも自分が作った料理を残されるのは嫌なことです。そして残さずきれいに食べてくれるのはこの上ないうれしさ、満足感につながります。食事を作ってくれる人に感謝し、食べ物を決して粗末にしないようにしようと改めて思いました。 4つ目は、「一度汚してしまうと、元に戻すには時間がかかる」ということです。これは諏訪湖に行ったときに感じました。以前はきれいな湖だった諏訪湖は今では水質調査をすると、かなり汚れているということです。少しずつ改善されているそうですが、元のきれいな湖に戻すには長い年月が必要に違いありません。このことは人生に置き換えて考えることができます。一度罪を犯すと、自分に対する信頼や社会的地位は簡単には取り戻せません。ですから私たちは「自らを汚す」行為をしてはならないのです。 以上の4点を胸に刻み、忘れないようにして、これからも充実した学校生活を送っていきます。 |
4組 男子 僕は体験学習で新たに多くの事を学ぶことができたと思います。さらに、友達との関係を深めることができたと思います。 まず、第一に山の天気は変わりやすいということです。前から聞いたことがありましたが、今まで何回か山に登っていますが、経験はありませんでした。なので今回、本当にすぐに天気が変わったので少し驚きました。次に山に登るときには、気をつけたいと思います。 次に、班でカレーを作った時に、水を入れすぎてしまいました。なので、水分をとばそうと、火を強めましたが、なかなかうまくいきませんでした。結果は、スープカレーのようになってしまいましたが、自分たちで作ったからか、とてもおいしかったです。けれども、次からは水の入れすぎはしないようにしたいです。 二日目に僕は陸生昆虫を選んでいたので、主に歩行性昆虫を観察しました。まず、「落とし穴トラップ」を仕掛けてあったので、そのトラップを調べました。「落とし穴トラップ」とは、歩行性昆虫は飛べないものが多いので、それを利用して、コップに虫を落として観察するものです。中には餌を入れておきます。普通は肉や魚を入れて腐肉で虫をさそいますが、今回は黒ビールと黒砂糖を混ぜた液体を使いました。肉や魚を使った場合は生きた虫を捕ることができますが、液体では中に入った虫が死んでしまいます。今回は液体だったので、中の虫は死んでいました。中に入っていた虫は、ゴミムシのなかま、ハサミムシ、シデムシなどでした。僕は小学生の頃シデムシについて書いてある本を読んだことがあります。それ以来、シデムシについてもっと詳しく知りたくなりました。今回シデムシがトラップに入っていて、陸生昆虫の先生もシデムシの話をしてくれてとても勉強になりました。その先生によると、今シデムシを研究している人は少ないそうです。僕は将来シデムシの研究をしたいと思いました。 その後、草原を歩いていたら、僕はアワフキムシという虫を見つけました。この虫は草の汁を吸い、それに空気を入れて泡を立て、その中に住んでいます。蝉のなかまで、泡の中にいるのは幼虫の頃です。ファーブル昆虫記によると、この虫は毒のある植物の汁の泡のなかでも生きていけるそうです。このような虫を自分で見つけることができてうれしかったです。 三日目は車山に登りました。山頂付近まではリフトで行き、そこから歩いて下って行きました。山頂付近はとても風が強かったです。山のふもとの湿地ではモウセンゴケなどの食虫植物も生えているそうです。今度行くときには見てみたいと思いました。 体験学習へ行き、協力すること、山について、山の生物等多くの事を学びました。今回学んだことを無駄にしないようにしたいです。 4組 男子 今回の「体験学習」は、普段勉強している英語や数学などのような事は全くせず、長野の自然などを学ぶと同時に、時間厳守や挨拶の徹底などの普段の生活の中からは習得するのが困難な事を学びました。 一日目、バスで八子ヶ峰ホテルに到着し、降りてみると風がすがすがしく感じました。きっとそれは普段僕たちが住んでいる所との標高の違いであろうと推測しました。気温自体は太陽が照っていて暑いくらいなのですが、風が吹くととても涼しかったです。その様な環境で長野の自然の中をハイキングするという事はとても気持ちの良いものでした。 やがて高い所に登り振り返ってみると、そこからの景色は何とも言えないほどの美しさでした。このような風景を見たのは初めてだったかもしれません。同時に疲れやすかったことも、普段より大気中の酸素濃度が薄かったからだと思います。 しばらく歩くと木の枝に蝉が異様な形で刺さっているのを見つけました。恐らく鳥の仕業だろうと思いましたが、見たことのないその光景はとても印象に残りました。 途中で急に天候が変化し、雨が降ってきた時には、さっきまで晴れていたことが信じられないほどの降りようでした。色々初めての事だらけで興奮や感動をしながら約二時間歩いた後の疲れというのは計り知れないものでしたが、とても楽しく良い経験になったと思います。 ホテルに戻ったときに僕は緊張と不安でいっぱいでした。それは次に飯盒炊爨が行われるからです。正直できるかどうか不安でしたが、なんとか班の皆で協力して進めていきました。僕たちの班が作り上げたカレーは何とか、スープみたいになる事は逃れ、とてもよく出来たと思います。自分たちで作ったカレーは特別美味で嬉しかったです。 二日目、僕は環境学習で「気象」を選びました。というのは長野と言うのは僕が住んでいる所より約1000m高いところなので、気象はどのような影響を受けてどのような違いが出るのかに興味を持ったからです。そして予定にはなかった車山を頂上まで登ることになりました。車山の頂上までの登山道は石だらけで、少し歩いただけで足の裏がすごく疲れてしまいました。同時に周りは濃霧で包まれており、10m先は全く見えない視界状況でした。 出発地点の車山肩の気温は16.0度で湿度が90.5%でしたが、車山の頂上の温度は15.3度で湿度がなんと103.8%という飽和状態でした。ですから車山の頂上の大気中は水が浮遊している状態でした。雨は全く降ってなかったのですが、帰ってきた時はびしょ濡れでした。この様な体験は初めてだったので、とてもよい経験になったと思います。 三日目、環境学習は「ゴンドラ」を選び、富士見高原に登りました。展望台からはうっすらではありましたが、しっかり富士山を見る事が出来たので良かったです。湿原では自生しているすずらんがとてもかわいらしく綺麗に咲いていました。その湿原の全体の風景はとても美しかったです。本来は道ではない所を近道として進んだ事は良い経験になったと思います。 今回の体験学習では普段経験できない経験がたくさんでき、普段とはまた別の事を考えさせられる良い機会であると共に、仲間との絆や友情が深まったと思います。 |
5組 男子 今回の体験学習で、僕は印象に残ったことがたくさんあります。ハイキングで行った八子ヶ峰は、最初から急な坂がとても多く、途中からは雨も降ってきたので地面が滑りやすくて登るのが大変でした。僕は、登山というものは、単に頂上に行って景色を眺めることが目的なのだと思っていましたが、友達と一緒に汗をかいてその辛さなども味わいながら達成感を得るという楽しみもあることが分かりました。そして、登山家の人達の気持ちが少し分かったような気がしました。 飯盒炊爨で僕はお米をといだのですが、小学校の調理実習以来だったわりにはうまくとぐことが出来ました。カレーを作り始めると、煙が多く、目が痛くなったり咳が出たりして大変でしたが、みんなで作ったカレーは予想以上に良く出来てとてもおいしかったです。 二日目に僕は、湿原とその周辺に生息する鳥類の観察をしました。天気があまり良くなかったので鳥を良く見られなかったのは残念でしたが、博物館で実際の森林を想定して作られたものが見られ、鳥のはく製も見ることが出来たのはとても良かったです。また、フィールド学習では、インタープリターの方が持っていた望遠鏡で鳥を観察することが出来ました。珍しい鳥や数多くの種類の鳥を観察するためには長い時間と我慢が必要なのだと思いました。 三日目は北横岳での学習を選択していたためロープウェイに乗りました。霧で景色は良く見えなかったのですが、八子ヶ峰で感じたことを頭に浮かべながら歩いたら、風が強い散歩でもとても楽しいものになりました。この気持ちをずっと忘れないでいたいと思いました。 今回の環境学習では主に鳥類について学びましたが、疑問に思ったり、その場でよく分からなかったことなどを、自分でもう少し調べてみようと思います。 5組 女子 私は今回の体験学習で多くの事を学びました。特に心に残ったのは命の尊さについてです。私は野生動物を2日目に選択し、行ってきました。インタープリターの方は写真家で、長年ヤマネなどについて研究しているそうです。色々な写真とともに解説をしていただきました。動物の生活の跡などを探しに行ったとき、実際に動物を見ることはできませんでしたが、足跡やシカの毛を見つけることができて、とても貴重な体験になりました。そしてホテルに戻ったあとでのまとめ学習では、インタープリターの方から命の尊さについて教えていただきました。 「自然が好きだからという理由で標高の高いところに家を建て、元から住んでいた動物たちが追い出される。その動物たちがその家に入って食べ物などを食べてしまったりすると、すぐに殺そうとする。その動物たちはもともと住んでいるところにいるだけで、悪いことはなにもしていない。こんなことがあっていいわけありません。ゾウ、人間、ねずみ・・・様々な大きさの動物がいますが、共通して言えることがあります。命の尊さは、どれも等しいということです。」という話にとても感動しました。 自分のなかで、命の尊さについてよくわかっているつもりでしたが、生まれてから今まで、たくさんの尊い命を奪ってしまっています。私たちが食べるだけで、私たちのためになくなっている命があります。これからは、自分のために失われていった命、1つ1つに感謝して生きて生きたいです。 |
6組 女子 私は今回の体験学習で多くのことを学びました。今まで体験したことのない空間でとても充実した三日間になりました。 6組 男子 僕は今回の体験学習で豊かな自然のもと、たくさんの仲間と共に色々な事を学んでくることができました。 僕がいちばん印象に残っているのは、一日目の飯盒炊爨でカレーを作ったことです。親に毎日三食作ってもらい何事もないように僕はいつもご飯を食べています。しかし、今回は班員や先生方だけで火を起こすところから全て作業しました。普段はカレーを食べる立場だった自分がカレーを作るので、全くと言っていいほどカレーの作り方の知識がありません。でも班の友達がわからないところをアドバイスしてくれたため、大変おいしいカレーを作ることができました。調理し終えたときはとても嬉しかったです。友達と協力して作ったカレーの味は忘れられません。僕は今回の飯盒炊爨で協調性と互譲の精神を学ぶことができました。野菜の切り方がわからないときは教え合ったり、薪を譲り合ったりしました。このように僕は友達と互いに助け合ったり譲り合ったりしながら、同じ目標に向かう思いやりの心が育まれたのだと思いました。これからの人生で他人と共に物事を実行していく事がたくさんあると思いますが、そのようなときに今回学んだ思いやりの心はとても役立つと思うので、これからの生活でも思いやりの心を育み「心豊かなリーダー」になれるようにしたいです。 僕が二番目に印象に残ったのは三日目の車山高原での環境学習です。三日目の環境学習では車山高原をリフトで登頂して、歩いて下山しました。僕はこの環境学習でたくさんの動物の足跡などを見ました。そして最後にインタープリターの西村先生からお話をいただきました。僕はこの西村先生のおっしゃったことに感動しました。動物の命などについてのお話でした。僕は西村先生がおっしゃった話を聞き、食事をするときはもっとありがたく思わなければならないと思いました。人間は野生の動物や植物の命をいただいています。しかし長い間生活をしているとそのようなことを忘れてしまうことがあります。本来生きているはずの動植物が人間が生き延びるために死んでいるということを忘れずに動植物に感謝して食事をしたいです。他には西村先生の動物に対する愛情を学びました。人間はアリやガなどの動物をすぐに殺してしまいます。自分を殺す危険性の無い動物なのに気持ち悪いという個人的な理由だけで殺してしまいます。動物界の中で不必要な動物などないので、どんな小動物でも、どんな見かけの悪い動物でも大切にしていきたいと思いました。 僕は今回の体験学習でいろいろなことを学び自然に触れ、心が豊かになったので、とても充実した三日間をおくることができました。この体験学習で学んだことをこれからの生活にも生かし、豊かな心を育んでいきたいです。 |
7組 男子 僕は、3日間の体験学習を通じて様々なことを学びました。学校から離れ自然の中で学習することで、川や湖や森などの自然環境を守ることの大切さを改めて感じました。また、2年生のこの時期に友達と一緒に泊まりがけで過ごせたことは、お互いに知り合うことで精一杯だった1年生の時の研修旅行とは違い、より深い友情と絆を深めることができたと思います。楽しかった中にも、時間を厳守する、団体生活のルールを守るなど、江戸取生としての自覚を再認識することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。 1日目の八子ヶ峰ハイキングでは、道の傾斜が大きくて辛かったです。最近は卓球部の練習に力を入れていて、以前よりも体力がついたのではないかと思っていたのですが、まだまだ鍛え方が足りないと反省しました。しかし、ハイキングの途中で見た景色が素晴らしく、大自然のおいしい空気を思い切り吸い込んだら元気が出てきました。どんな状況でも自然に立ち向かっていけるよう、もっと力をつけたいと思いました。 飯盒炊爨は、小学校の林間学校でも体験したことがあるので、思ったよりスムーズに作業ができました。皆で協力し合い完成したカレーの味は、いつも食べているものよりとてもおいしく思えました。 2日目の環境学習では、「水生昆虫の観察から環境問題を探る」講座を選択しました。ホテル内でのオリエンテーションでは、川虫の生態について学び、八ヶ岳総合博物館で拡大写真などを見て知識を深めました。午後から大門川へ移動し、川の中に入り川虫の採取をしました。最初は、川の水は冷たいし、映像で見た川虫は気持ち悪くて嫌だったのですが、だんだん慣れてくるとなんだか楽しくなってきました。川の水はきれいで、メダカやいろいろな種類のカワゲラなどがたくさん採れました。採取した川虫はすべて、水がきれいな川にしか生息できないのだそうです。このきれいな自然か破壊されないようにしなければならないと思いました。 3日目の環境学習では、遊覧船で諏訪湖を見学しました。諏訪湖の水は思っていたよりも透明度が低かったのですが、昔は飲めるほどきれいだったそうです。これでも地元の方の努力により、年々きれいになっているのだとお聴きしました。一度破壊された自然を元通りにするには、たくさんの努力と長い年月がかかるのだと思いました。だからこそ、これ以上僕たちの住人でいる環境を破壊しないよう、今ある豊かな自然を守るために考えていかなければならないと思います。 この3日間の体験学習の中で、普段知ることのできない、自然の中でしか体験することのできない様々なことを学ぶことができました。自分の知らないこと、実際に体験してみないと分からないことはまだまだたくさんあると思います。今後もいろいろなことに興味を持ち、何事も積極的に挑戦していきたいと思いました。江戸取生としての自覚を持ち、時間を過ごすことができ充実した体験学習でした。 7組 女子 私は体験学習に参加して、普通はできないことを、たくさん体験しました。 まず、1日目のハイキングでは、緑が生い茂っている山道を歩きました。そこには、毛虫などの虫がいたるところにいて、鳥の鳴き声もよく聞こえました。また、道は急で、歩くことが非常に困難でした。途中から雨が降ってきて、空気が一瞬にして冷えてしまいました。そこで私は人生で初めて、山から下ってくる霧を見ました。山の霧は、いつも見ている霧とは全く違うもので、きれいでした。ホテルに到着したころには、もう歩けなくなりそうでした。ハイキングで、私は一つのことをやり遂げると、達成感を得ることができることを知りました。 今回の旅行では、挨拶の大切さも学びました。特に、食事の時の挨拶は、体験学習の前はできていなかったので、身につけることができました。また、クラスの人たちの良さや性格を知って、仲が深まった気がします。体験学習は、2年生になって気が抜けていた私を1年生のときより良い状態にしてくれたようです。これからは、充実した学校生活を送れるように、体験学習で学んだことを実践していきたいと思います。 |
8組 女子 私は、体験学習を通して数多くのことを学びました。その中から4つのことを感じました。 8組 男子 まず、一日目のハイキングで感じたのは、八子ヶ峰の植生の豊かさでした。名前を知っているフキやイタドリから、名前のわからない山の植物まで、とても多くの種類の植物が生息していました。地元で普段見かける植物とは大きな違いがあり、驚きました。 飯盒炊爨は初めての経験でした。実際にやってみてわかったことは、仲間と協力して行うことが大切だということです。班で一緒にやっていてもとても大変でした。一人ではとてもできないでしょう。結果はまずまずで、おいしいカレーができました。これも班での協力があったからでしょう。こういった場面、特に火をつけるときは、大人数での協力が必要不可欠なのだということを実感し、協力し合うことはとても大切だと思いました。 二日目の環境学習では、地質について学びました。午前中は雨でフィールド学習こそできなかったものの、インタープリターの方は博物館で働いていたといい、オリエンテーションや午前の博物館での説明はとてもわかりやすくておもしろく、地質についてさらに興味がわきました。そのお話の中で、何十年も八子ヶ峰の地質を研究し続けたある先生の話がありました。その先生は数十年かけて八子ヶ峰をくまなく歩き、おびただしい岩石のサンプルを採集したそうです。八子ヶ峰に登った回数は、毎日登っても12年もかかるほどだそうです。また、岩石のサンプルは一万を超えており、これはその先生が亡くなった際に博物館に寄贈され、今は資料室にあるそうです。僕は昔から岩石などに興味があったので、地質について研究する仕事があると知り、もっと地質や地学について調べてみたいと思いました。実際にみてわかりましたが、八子ヶ峰は草木のない岩場や、崖の多い場所でくまなく歩くことは大変だったと思います。その亡くなった先生は実際、沢に落ちて気を失ったこともあったと言っていたとインタープリターの方はおっしゃっていました。それだけ大変なことであるのにその先生は一生をかけて研究しました。僕もいつか、そのような職業、仕事を見つけたいと思います。 北横岳へ行って、まず驚いたのは気候です。ロープウェイの山麓駅では曇りで、風はあまりなかったのに、頂上まで400メートルほど上ると、霧と風がすさまじく、真冬のような寒さでした。冬の山で遭難する理由がわかった気がします。頂上の、火成岩と高山植物で構成された景観はとても美しいものでした。途中、皮のはがれた木が並んでいました。鹿の害だそうです。食べ物のなくなった鹿が木の皮を食べ、枯らしてしまうのだそうです。原因は、人による開発です。さらに害が増えれば、美しい景観も損なわれてしまうかもしれません。 長野へ行って感じたのは、自然の力と美しさです。100万年以上前の火山活動と植物によって、美しい景色がつくられています。それは、かけがえのないものでしょう。失われてしまうのは、人にとって大きな損失です。開発だけでなく、環境保護も行っていくべきだということを改めて感じました。 |
9組 女子 私は、この体験学習を通じて、個人としてもクラスとしても多くのことを学べた良い学習の場だったと思います。2年になってからの大きな学校行事としては、2番目でしたが、二泊三日、本当に自分たちの力で考えて行動したということもあり、得たものは体育祭をはるかに超えたと思います。ここで得たものをそこで終わりにしないでこうしてまとめ、次に繋げることが最も大事だと思います。だから二泊三日の体験学習を反省とともに振り返りたいと思います。 まず、1日目はハイキングと飯盒炊爨がありました。ハイキングではいきなり登り坂だったということもあり、この体験学習で一番つらかったです。途中で雨が降ってしまい心の中で残念だなと思ったのですが、先生方にこれも一つの貴重な体験と言われ、それからは雨、霧も前向きに考えられました。正直ハイキングの最初の方は「疲れた」と言っていて、こんなに大変で何の意味があるのか、などと思っていたのですが、最後の方に何となく分かった気がしました。誰かが転んだら声をかけ、危ないところがあったら手を借りるなどと、助け合う場面が多く、仲間の大切さを学びました。そして、私が一番楽しかった飯盒炊爨では、てきぱきやることを心がけました。私はお米担当だったのですが、できあがりがとても固く、班員に申し訳ないなと食べながら思っていました。しかし学年で一番早く終わったことは、班全員が一致団結した結果だと思うのでとてもうれしかったです。 2日目、3日目の環境学習では、普段触れ合えない自然で、たくさんのことを学びました。2日目は、鳥類を選択したのですが、午後は双眼鏡で実際に鳥を観察しました。自分から見つけることができず声しか分からなかったのですが、講師の人にだいたいの場所を教えてもらって探して見つけていたのですが、自分で探したときの感動はすごかったです。3日目の車山高原ではリフトで上に行くうちに、6月の下旬とは思えない寒さになりました。でも、鹿の足跡など本当にここで動物が生息しているんだなと実感しました。 そして、3日間つねに心がけていたのが時間厳守です。研修旅行以来、1年間あいさつはずっとやってきたことだったので、こまったのは「こんばんは」くらいで問題なかったのですが、部屋に戻ったらすぐに次の時間を確認する作業が、意外にも戸惑いました。でもこれから社会に出て学校とは違い、1日1日が違う時間帯で違うことをするようになると思うので、良い経験になったと思います。 私はこの体験学習で他人の意見の尊重を学びました。班が8人という大人数でどうやってまとまって動くかよく考えないと、みんながバラバラになってしまいます。だから1人1人にこれからどう行動するかを聞き、結果をみんなに伝えるということは、とても難しいことでした。でもそれができるようにするには、全員の協力が必要不可欠です。だから、それを乗り越えられたため、みんな団結したと思います。この団結を武器にして、これから紫峰祭に向けてがんばりたいと思います。 9組 男子 僕はこの3日間、体験学習に参加していろいろなことを学び、感じました。 まず1つ目に感じたことは自分たちが楽しく生活していけるのはたくさんの人達から支えてもらっているからだということです。例えばこの体験学習は両親が働いてお金を出してくれたから参加できたのであり、そして先生方の指導やホテル側の大変な準備があって成り立ったからです。特にホテル側の人達は331人分の料理を時間通りに作って下さったり部屋の掃除や布団のシーツの用意もちゃんとしてくれています。だから当たり前だと思い生活をするのは失礼なことだと思いました。また飯盒炊爨班でカレーライスを自分たちで作るにしても事前に道具を用意してくれています。食事1食を作るだけでもとても苦労することを実感しました。だから毎日3食しっかりと食事がとれるのは当たり前のことではないと思います。これらのことから日々の当たり前だと思っていることに対して考えを改め、感謝の気持ちを持つように心掛けていきたいです。 2つ目にルールや規則を守ることの大切さについてです。体験学習では時間厳守や元気な声で挨拶をすることについて徹底をし常に班単位で行動しました。挨拶を元気よくすることでお互いに気持ちが良くその後の行動について影響すると思います。逆に挨拶をしなかったり、小さな声で挨拶をすれば自分たちのために動いて下さっている先生方やホテルの人達に迷惑で失礼です。だから元気に挨拶をすることは欠かせないことだと思います。時間厳守もしっかりしなければ周りの人達全員の迷惑になります。班単位で活動することもお互いで注意をし合ったり、全体としてまとまった行動ができると思います。これらは日頃の生活の中でも実践するべきことだと思いました。 3つ目に長野県の自然に対する感動です。体験学習の1日目に八子ケ峰をハイキングしたことがとても印象に残っています。八子ケ峰を登るのは平地が少なく、急な所がおおいのでとても疲労がたまります。でも途中でみることができる景色がとても開放感があって素晴らしかったです。また、登っている途中で雨が降ってしまい足場がやわらかくなったりして足をすべらせそうになったり、転びそうになったりいろいろと苦労しました。その時は辛くて早く帰りたいと思っていたけれど、いまとなってはなかなか味わえることのできない貴重な経験であるということに気づきました。それに登り終わった後の達成感もなかなか味わえないことだと思います。 日々の生活でも辛いことや苦しいことがありますが、それを乗り越えればハイキングで経験した時と同じように美しい景色や達成感などのように、その結果が自分自身に褒美となってかえってくると思います。 |