1組 6月15日にジョイントコンサートが行われました。ジョイントコンサートでは、サクソフォンの演奏者である平野公崇さんと、ジャズピアノの演奏者である山下洋輔さんの2人の方が演奏してくださいました。 サクソフォンを使って演奏する平野さんは、1回の呼吸で演奏する時間が長いなと思いました。とても大きな音を出しているのにも関わらず、曲の間にある呼吸の数が少なかったので、1番前の席で見ていて呼吸する音が聞こえるのは当然だなと思いました。 また、平野さんは曲に合わせて体を動かしたり足でリズムをとったりしていました。私は、それがリズムをとるだけでなく、感情を表現したり、きれいな音をだすようにするためという理由もあるのではないかと思いました。 ジャズピアノを使って演奏する山下さんは、弾いている時、とても楽しそうでした。私は、クラシックのピアノをならっているのですが、ジャズピアノはクラシックとは違って自由に弾いていると思います。指や腕を使ってピアノをたたくように弾いてみたり、自由の表現さが魅力的でした。山下さんも平野さんと同様に、右足でペダルを踏みながら左足でリズムをとっているようにみえました。 この2人の方が1曲をあわせて奏でると、ゆったりとしたメロディーとなっている童謡『赤とんぼ』も、最初は寺院の鐘の音がなり静かに始まるのですが、終盤になると速いテンポの明るい曲になって終わります。 このコンサートは、個性的な曲をきくことができたのではないかと思います。自由と感情が表現されたあの個性的な曲をきいて、私は心を打たれました。そして、ついききいってしまいました。私は音楽が好きなので、とても嬉しいコンサートでした。 平野公崇さんと山下洋輔さんの演奏には感動しました。特に感動した曲が2つあります。 1つ目の曲は、「赤とんぼ」です。懐かしいような感じの静かな曲ですが、ジャズを混ぜて弾くとテンポのいい明るい曲に変わったので驚きました。それに、平野さんと山下さんの息がぴったり合っていてたくさん練習したんだなと思いました。ジャズの形にした楽譜でピアノをゆっくり弾くと、対立する音同士が重なって変な音になるのですが、速く弾くと意外にとてもきれいな曲になっていたことに感嘆しました。山下さんのピアノを弾く指さばきがとてもすごくて私には到底まねできないなと思いました。 2つ目の曲は、「ピカソ」です。山下さんが作曲しています。曲を作るのはとても難しいことです。なのに、とても素晴らしい曲になっていて凄いなと思いました。ふたりとも自由に弾いているように見えるのにちゃんと音楽になっていて感動しました。二人とも演奏しているときはとても真剣で、それでいて楽しんでいるようにも見えました。ジョイントコンサートの演奏はすごく心に残りました。わたしも平野さんや山下さんのように何事にも楽しんでいきたいです。 2組 私たちは先日、サクソフォニストの平野公崇さんとジャズピアニストの山下洋輔さんの素晴らしい演奏をお聴きしました。このお二人はとても功績のある方々ですので,お目にかかれてとても嬉しかったです。 はじめにサクソフォニストの平野公崇さんの素晴らしい演奏をお聴きしたとき、私はとても感動しました。なぜなら平野公崇さんが体全体で表現した音楽が私に伝わってきたからです。私は平野公崇さんが作り上げた世界に吸い込まれたような気がしました。 次にジャズピアニストの山下洋輔さんも平野公崇さんと同様、体全体で表現していました。山下洋輔さんの体全体から凄まじいパワーを感じて鳥肌が立ちました。ピアノを弾いている山下洋輔さんの姿はとても楽しそうでした。私はそんな山下洋輔さんの姿を見て羨ましいと思いました。心から楽しいと思えるものがあり,それを使ってみんなにパワーを与えてくれる山下洋輔さんは偉大な方だと思いました。 また平野公崇さんと山下洋輔さんが一緒に演奏されていたのを聴いたとき、これが本当に自由に演奏しているのかと疑ってしまうくらい完璧な演奏でした。平野公崇さんが作り上げた世界と、山下洋輔さんが作り上げた世界が合わさって、新たな世界が作り出された気がします。そして、二つの全く違う楽器がぴったり合わさっていたのは本当に感動しました。 最後になりますが、平野公崇さんと山下洋輔さんは偉大な方々だと思います。私も木管楽器を扱っているので分かりますが、サックスを吹きこなすと言うことはものすごく難しいです。ただ息を吹きかければ音が鳴るわけではありません。私はあのような素晴らしいサックスの音色は初めて聴きました。また山下洋輔さんのピアノの音色も素晴らしかったです。山下洋輔さんはピアノを弾いているとき、目を閉じているときがありました。それでも指先がしなやかに動いていて驚きました。それを見て感じたことは、演奏は技術だけでなく心を豊かにすることによって体全体から表現されてくるのだと思います。私も楽器を演奏することが好きですが、技術を磨くと同時に心を豊かにし、それを表現できるようになれたらいいと感じました。 僕はコンサートをお聴きして、「ジャズ」という音楽へ対する見方が変わりました。以前は,ジャズは何となく大人っぽいイメージが僕の中にあり、そのせいか、あまりこれまでジャズを聴いたことはなく、正直に言えばあまり興味の湧くものではありませんでした。 しかし、今回の演奏会を機にジャズに対して少し興味を抱きました。まず「赤とんぼ」ではサックスで寺の鐘の音を表現するというとても斬新なアイデアに驚きました。またこれは今回の演奏会でお二人の演奏されたすべての曲に通じるのですが、今までその曲そのものの曲調で聴いていた曲を、ジャズで聴くと大概の曲は激しい曲調になったり、曲調ががらっと変わったりしています。そして、そこがジャズの魅力なのだなと気づきました。 また、山下さんがピアノを弾くときの手がもの凄く速いスピードで動いているのに、ちゃんとした曲を奏でているので、とてもすごい技術に対して驚嘆しました。そして、サックスの音色も澄んでいて、聴いていて心が洗われるようでした。 今回、僕は今までであまり聴いたことのなかったジャズを聴いてみて、ジャズの素晴らしさがわかったとともに、お二人の一流の演奏を聴くというとても貴重な体験をできたのでとても良かったと思いました。またこのような機会があれば積極的に参加していきたいです。 3組 私は、コンサートを聴き、とにかくものすごいと思いました。とてもすばらしく、聴き入ってしまいました。 私は、吹奏楽部でクラリネットを吹いています。それよりもとても大きくて難しいであろう楽器をあそこまでできるのはとてもすごいと思いました。 また、サックス一本でクラシックを吹いていたのもすごいと思いました。私は、まっすぐな形のサックスを初めて見ることができ、今回聴いた初めての音色がとても独特なことに驚きました。 ピアノのソロは、はじめは普通な音楽がどんどんかっこよくなっていく変化のしかたがとてもおもしろく感じられました。私も小さいころからピアノを習っていますが、あんな弾き方はできないし、とても難しそうな曲をいとも簡単そうに弾きこなしている山下さんは、どれほどの練習をこなしていらっしゃるのだろうと思うのと同時に、その表現力のすごさにとても驚かされました。私も少しでもあの表現力を身につけられたらと思いました。 平野さんと山下さんのデュオは、本当にすばらしく今まで聴いた音楽の中で最も魅力的だったと思います。 「赤とんぼ」は、鐘の音がものすごくリアルに表現されていて、とても驚きました。また、誰でも知っている童謡もジャズにアレンジされるととてもかっこよくなるのだなと思いました。どんな曲でもジャズに変身できるのは、とてもおもしろく感じました。「ピカソ」は、本当に「ピカソ」と発音しているようで、ユニークで面白かったです。「スパイダー」は、それぞれのソロがとても印象に残りました。 「江戸の子守唄」は、題名を見て想像した時、子守唄をジャズにしたらうるさくて子守唄ではなくなってしまうのではないかと思っていたら、そんなことはなく、色々な曲調の曲ができるのだなと感動してしまいました。 私は今まで、ジャズに少し抵抗がありましたが、今回のコンサートを鑑賞したおかげで、もっともっと色々な音楽と出合いたくなりました。 とても素晴らしい演奏で、感動と新しい発見の出来た楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。 私は今回の山下さんと平野さんのコンサートを聴く前に、テレビでジャズの演奏をしているところを見たことがあります。ピアニストは、でたらめに弾いているようで、でも音がよく合っていました。 なぜ、こんなにもメロディをアレンジ出来るのか不思議でした。 今回の演奏を生で聴いて、二つの事に感動しました。 一つ目は、二人で演奏しているところです。お互いに、相手に気を遣いながら自分の楽器を弾いていました。相手に合わせるために、相手が盛り上がっている時は、自分の音を小さくしたり、また楽器を弾かなかったりして相手の音を主張させていました。 二つ目は、肘でピアノを弾いたりして、おもいっきり演奏することを楽しんでいる山下さんです。ジャズは、アフリカからアメリカ南部に連れてこられたアフリカの移民や、多くの奴隷とその子孫の民族音楽です。多くの苦しみから少しでも楽しもうと、故郷の音楽と西洋の音楽を組み合わせたのがジャズです。その本質を忘れずに、演奏する自分自身が楽しんで、聴いている人に笑顔を届ける山下さんはとてもすごい人なのだと思います。 今回のコンサートで、自分自身が笑顔で楽しいという気持ちを忘れなければ、きっと多くの人に喜びを届けることが出来るのだと学びました。 |
4組 今回のコンサートはサクソフォンとピアノが主だといい、さらに平野公崇さんは以前から知っていたので、直前までとても楽しみにしていました。 平野公崇さんのサックスの音色は美しく綺麗で和むような音をしていました。サックス一本だけで演奏するということはかなり難しい事なのですが、平野公崇さんはサックス一本だけで聴衆の心を打つような素晴らしい演奏を見せてくださいました。 山下洋輔さんのピアノの演奏は主にジャズであり、一つ一つの音は本来と全くかけ離れているのですが、全体的にみると本来の曲を弾いているのだなと分かる不思議なものでした。 ジャズでありながら正確なテンポで、1人で演奏していても2人かそれ以上のプレイヤーが一緒に演奏しているように聴こえるような、今までにあまり聞いた事のない奏法で、深い感銘を受けました。 そしてその平野公崇さんと山下洋輔さんがコラボレーションしたらどんなにいいものになるだろうと期待を胸に、「赤とんぼ」のジャズバージョンを聴きました。 それは「素晴らしい」としか言いようがないほど感動するものでした。平野公崇のサックスと山下洋輔さんのピアノが合わさって出来た何とも言えない音色に強く胸を打たれ、思わず泣きそうになりました。 特に「赤とんぼ」の初めのアルトサックスを用いて表現した「鐘の音」はとてもサックスの音には聞こえず、「鐘の音」になっていました。 今回のコンサートを鑑賞し、僕は大きく感動し心を打たれました。自分も平野公崇さんや山下洋輔さんのように素晴らしい奏者になってみたいです。 今回初めて生のジャズの演奏を聴いて、私はとても感動しました。平野さんと山下さんによるサックスとピアノのデュオは、即興演奏とは思えないほど二人の息がとても合っていて、二人の駆け引きをしながらの演奏はとても素晴らしいなと思いました。 有名なピアニストの山下さんの演奏はテレビで聴いたことがありましたが、ホールで直接聴いたサウンドはとても素晴らしいと感じました。普段、私たちが耳にする平坦な曲でも、少しずつジャズのリズムにしていくとその曲ではないかのような楽しい曲になってしまうのはジャズの魅力だと私は思っています。 また、平野さんによるサックスソロの「無伴奏チェロ組曲」をサックスであんなにも表現力豊かに演奏出来るのは難しいことであり、高度なテクニックが必要なのだろうなと思いました。 今回の演奏はどれも素晴らしく心に残りましたが、一番印象に残っているのは「鐘の音」です。サックスであのような音が吹けるということを知らなかったのでとても興味を持ちました。 ジャズの様な自由な音楽を演奏出来るのは基礎がしっかりと身についているからこそ楽しい演奏をすることが出来ると思っています。ですので、私も自分の担当しているトランペットをもっと上達できるように頑張りたいなと思いました。そして、この体験をもとに様々なジャンルの音楽や、誰にでも楽しむことができるジャズについてもっと知りたいと思いました。 5組 私は平野公崇さんと山下洋輔さんのジョイントコンサートを聴いてジャズというのは即興で曲をその場の雰囲気や自分の今の状態などに合わせてひとひねりの工夫、アクセントを加え本来の曲のメロディーは残しつつ演奏する事を意味するのだということを今回のコンサートで感じることができました。 また、サックスのやわらかいメロディーとピアノのキレのあるメロディーが合わさった平野公崇さんと山下洋輔さんのデュオはすごいとしか言い表せられないぐらいの感動に包まれました。 また二人で演奏された曲は日本国民に古くから親しまれている「赤とんぼ」や「江戸の子守唄」それに山下洋輔さん自身が作曲された「ピカソ」や「スパイダー」などで、特に「赤とんぼ」では平野公崇さんしかできないというサックスならではの特技として曲の出だしの最初の鐘の音をこれでもかというほど上手に再現し一曲一曲に込めている思いや工夫を強く感じられました。 私は今回のコンサートを聴いて「何か一つの事に一生懸命になれる事のすばらしさ」、「これだけは誰にも負けないと言い切れる特技がある」、この二つ事が全てできていると感じられた平野公崇さんや山下洋輔さんはとても憧れの的です。 私もいつか一生懸命になれることや誰にも負けない特技が出来たらいいなと思います。 素晴らしいコンサートをありがとうございました。 サックスという楽器を本格的に聴いたのは今日が初めてでした。本来はジャズや軽音楽で使われるだけだと思っていたので、クラッシックの分野で使用されるとは思いませんでした。 音色は木管楽器だけあって、そんなに刺激的ではなく、またテナーという音域はとても自然に感じました。バッハの無伴奏チェロ組曲は有名だそうですが、聴いたのは初めてでした。本来だと、チェロとサックスは全く性質が違う楽器なので、不自然に聴こえてくるかと思いました。しかし、出てきた音は自然で抵抗なく聴けました。でも、やっぱり今考えてみても、「何か違う」と思います。やはり、バッハの曲を聴いたというより、平野さんの作品に接したのではないかと思います。 山下洋輔さんの演奏はジャズだったので、共演した平野さんのサックスも生き生きと聞こえました。曲目は「赤とんぼ」でした。これは私もよく知っていました。ジャズとは全然違う分野から生まれた曲ですが、雰囲気はとても出ていたと思います。「江戸の子守唄」も同様でした。他の曲も聞いてみるとこのお二人の無限の可能性、豊かな才能に直接触れることができたと思います。全体として単純な音楽ではなく、色々と多彩な内容や、未知の分野に踏み込んだ音楽でした。 単なるクラシック音楽でもなく、また軽音楽でもない、これらが一つになるとそこには新鮮な感動が感じられると思います。またバッハなどのずっと昔に作曲されたものも、こうして演奏されると現代に生きているように思います。音楽などもいつでも我々に大切な「何か」を与えてくれると思いました。 私も今度はロック、クラシック、ジャズなどの様々な音楽を鑑賞して人生をより豊かなものにしていきたいと思います。また出来れば何か一つ楽器を演奏できるようになりたいと考えています。 6組 今まで私はピアノを弾くとき楽譜を見て、その通りに弾いていました。また、そのようにすることが当然だと思っていました。しかし、今回の平野公崇さんと山下洋輔さんのジョイントコンサートを聴いて楽譜を見ずに即興で弾くジャズもおもしろそうだと思いました。 私は、この平野公崇さんと山下洋輔さんのジョイントコンサートを聴いてジャズはすばらしい、つまり、音楽は自分の思うとおりに自由に楽しむことが大切だと思いました。 私は平野公崇さんと山下洋輔さんの演奏を聴いてとても感動しました。平野さんのサックスのソロではきれいな音色をたった一人で、クラシックを演奏したことにとても驚きました。また、山下さんのピアノのソロは聴いているうちにだんだんジャズになっていってアレンジがかっこよく、聴いていて楽しかったです。 私はピアノを習っていてシング・シング・シングというジャズの曲を弾いたことがあったのでジャズが割と好きでした。今回の山下さんの演奏を聴いてジャズをさらに好きになることができましたし、もっと弾いてみたいとも思いました。 「赤とんぼ」は平野さんがサックスで鐘の音を出したのが印象的でした。最初は赤とんぼのような曲とジャズを組み合わせるとどうなるんだろうと思っていましたが、聴いてみるとけっこう明るい曲になっていてジャズになるだけで曲の雰囲気がまったく変わることに驚きました。「ピカソ」は最初サックスが「ピカソ」と発音しているようでおもしろかったです。 曲中のそれぞれのソロもかっこよくて、やっぱりすごいと感じました。そして、私は今回のお二人の演奏を聴いて改めて感じたことがあります。それは音楽の楽しさです。演奏をしている平野さんと山下さんの姿はとても楽しそうに見えました。 |
7組 僕たちは、6月15日にコンサートを聴きました。僕はサックスという楽器の音を聴いたことがありませんでした。その音の第一印象はすんだ音というものです。すんだ音がオーディトリアムに響きわたり、とてもよかったです。 平野さんは演奏するとき、音だけでなく、体の動きでも曲を表現していると思いました。その曲それぞれで、体の動き方というものが違うのです。大きく動いたり、細かく動いたりしていました。僕は初めて聴いたのにもかかわらず平野さんに見入ってしまいました。退屈というという言葉とは無縁でした。 僕は音楽などを聴くとついぼーっとしてしまうのですが、平野さんの演奏はそれをさせません。山下さんのピアノも、とても上手で、僕たちにエネルギーを与えてくれるような演奏をされていました。 しかし、僕が一番この人たちをすごいなと思ったのは演奏ではありません。それは二人とも楽しそうに音楽をしていたところです。僕はそこに感動しました。この二人は僕たちに楽しみを与えてくれます。その楽しみというのが「聴く楽しみ」、平野さんたちの楽しみは「演奏する楽しみ」です。他人に楽しみを与えながら自分も楽しむのはすごいと思います。 今回、僕はジャズにも興味を持ち、一流の人たちのすごさというものを肌で感じることができました。 今回のコンサートは、ピアノを小さい頃から習っている私にとって、とても心に残るものでした。特に印象が強かった曲は「スパイダー」です。この曲を聴いているとき、すばしっこいクモを想像しました。サックスの音色が繊細で、クモが糸を出しているときのようでした。そして、ピアノの音色は、クモがすばやく移動しているようでした。私はこのことから、ピアノとサックスが合わさったことで、より楽しい演奏になったのだと思いました。 私はピアノを弾いている時、よく心の中に曲の感じに合わせた情景を浮かべることにしています。しかし、その情景を音で表すのにとても苦労します。今回のコンサートで、山下洋輔さんや、平野公崇さんは、その曲に込められた思いなどが曲全面に出ていました。そして、リズムに合わせて体が動いていました。また、足で拍子をとっていました。その様子から、私は真剣に演奏しているのだと思いました。また、その真剣さが私たちをひきつけるのだと思いました。 今回のコンサートで私が学んだことは、自分の感情を相手に伝わる形で、伝えることが大切だということです。私は今まで、音楽でも、生活でも、感情を伝えることは難しいので、あまり表すことがありませんでした。しかし、平野公崇さんや、山下洋輔さんのすばやい手の動きと、力強い演奏を聴いて、曲の良さを伝えていたように、私も色々な場面で、相手にわかるように伝えていかなくてはならないと思いました。 8組 今回のコンサートは僕の心と音楽の視点を大きく揺るがすものでした。 以前は音楽の優れた演奏の評価を楽譜通りのものだけとして捉えていました。もちろんそのような演奏は素晴らしいものですが、今回の演奏のように、「赤とんぼ」のような日本の名曲をジャズで創造性や独創性あふれる曲として演奏する技法には非常に驚きました。 しかし、山下さんと平野さんの演奏は、こうしたテクニックだけでなく、とても熱意や思いも伝わる演奏でした。平野さんは、吹くことだけでさえ大変なことですが、体を張ったとても力強い演奏でした。山下さんも同様に、指だけでなく、足でペダルや鍵盤に沿って体を動かしていました。このような全身の表現と美しい音色とが相乗作用となって、僕たちのような聴衆に、心地よさや想いが伝わってきたのではないかと思います。 僕は今回のコンサートで初めてジャズの演奏を聴きましたが、改めて感じたのはジャズに限らず、音楽の力が偉大であることです。五十分間という時間の中で、こんなにもたくさんのことを考えさせられ、心を動かされました。それは音楽の力がいかに心に響くものであるかを証明しています。 私は今回の演奏をお聴きして、とても感動しました。私は以前、吹奏楽部で何回かサックスを吹いたり、ピアノを習っていたりしたのですが、ここまで音楽が表現できるものだとは思いませんでした。また、ジャズは、演奏している人だけでなく、聴いている人も楽しめるものなのだと知りました。私が今回の演奏の中で一番よく知っていた「赤とんぼ」もそうです。「赤とんぼ」は私が小学生の時から知っている曲でしたが、ジャズだと全く別物のように聞こえました。それを聞いたとき、本当のプロの人はすごいと思いました。また即興演奏なのに、息がぴったりと合っていたことも、とても不思議に思いました。 私はサックスをふくことの大変さや、ピアノで指を速く動かすことの難しさを、身をもって知る経験があります。演奏された方々は、相当練習されたのだなと感じました。そして、そのことから学べたことがたくさんあります。それは「努力すること」の大切さです。私は何か壁に突き当たる度にあきらめてしまうことが多くありました。しかし、今回の演奏をお聴きして、一つのことを極めることは大切であるとわかりました。 現在、私は吹奏部に所属しており、パーカッションを担当しています。平野さんと山下さんのように、みんなの心に届くような演奏ができるよう、部活動に励み、努力していきたいと思います。 9組 僕は、サクスフォン奏者の平野公崇さんとジャズピアニストの山下洋輔さんのジョイントコンサートで演奏を終えられた後に真っ先に思ったことは「まだ、ジャズは無限の可能性を秘めている。」ということです。 最初に平野さんが演奏されたバッハの無伴奏チェロ組曲二番のプレリュードは音の種類がいくつもあるように聞こえ、音の温かみがあり、まるで音によって違う楽器を使っているようなすごい演奏でした。自分は、この曲の原曲のチェロ版の演奏もCDで聴いたことがありますが、それと比べてもよくバッハ特有の雰囲気が出ていたと思います。 そして、自分がこのコンサートにおいてうれしかったことは山下洋輔さんのピアノ独奏のときにガーシュインの「ラプソディー インブルー」のもっとも有名なところを弾いてくださったことです。「ラプソディー インブルー」はとてもジャズらしい曲で山下さんが弾けば絶対に合う曲だと思っていたので、聴くことができすごく感激しました。あと、「スパイダー」は毒蜘蛛が激しく動いていて、獲物を捕まえているような印象を持ちました。その曲での山下さんの豪快なテクニックには興奮しました。 僕はヴァイオリンを幼稚園の年中の時からずっと習っています。そのときに演奏する曲はすべてクラシックで、また動画を見たり、CDを聞いたりするのはクラシックとアカペラだけなので、普段全くといっていいくらいしかジャズと触れ合う機会はありませんでした。だから、今回のジョイントコンサートで聴いたジャズはとても新鮮でした。そして、「音楽」という枠に入りきらないような非常にスケールの大きい演奏だと思いました。いくら、技術を伴っていたとしてもスケールの小さい演奏だとこじんまりとしてしまいます。これは自分の弾いているヴァイオリンにもいえることだと思います。自分もスケールの大きい演奏をしたいです。僕は今回のコンサートで「ジャズ」の大きな魅力を感じることができ、またすばらしい演奏を聴くことができて感無量でした。 私は吹奏楽部に所属しています。部活でやっている楽器がアルトサックスだったので今回のジョイントコンサートが楽しみでした。 サックスのソロが始まりました。驚いたのが息を吸う量です。私の座っていた席はステージから結構離れていたにも関わらず息を吸う音がハッキリ伝わってきました。凄くて呆然としていたら今度はピアノのソロです。またこのピアノの演奏にも衝撃がありました。即興に対するイメージみたいなものがあまり無かっただけに知っている曲が山下さんの手によってジャズの曲へと変わったのです。 そして驚きはまだ続きました。平野さんと山下さんのコラボで、何曲か披露してくれた中でも特に印象に残ったのが山田耕作が作曲した「赤とんぼ」です。「夕焼けこやけの赤とんぼ・・・」で馴染みのある「赤とんぼ」。正直「この曲をジャズに、しかも即興で二人で息を合わせて変えるのはいくら何でも難しすぎるんじゃないか」と思っていました。しかし、平野さんと山下さんの手にかかると「赤とんぼ」をいとも簡単にジャズへと変えてくれました。曲の前半部分が聴いた事のあるフレーズでしたが繰り返し同じ音を発するうちに少しずつではありますがジャズの世界へと姿を変えていきました。即興でこういう事が出来てしまうので本当に驚きました。 私は、普段あまり外出する事が嫌なのでこういった演奏会はとても新鮮で刺激的でした。少しずつこれからは時間を見つけ、演奏会など自分から積極的に足を運んでみようと思いました。また、より部活の方も平野さんの様に上手くなるよう努力していきたいです。
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