ウニ発生・飼育実験 2019年度版

 平成31年1月31日(木曜日)中等部2学年アフタースクール(熊井・阿部担当)
 平成31年2月1日(金曜日)希望者対応(岡崎担当)
 
にて、恒例のウニの受精・発生実験を行いました。


飼育観察については、3月5日現在までの内容を掲載します。

【実験概要】

 今回は、1月31日・2月7日(木)に実施されている中等部2学年対象のアフタースクール(実験)にて、受精実験およびプルテウス幼生の確認をするコースと、2月1日(金)放課後に科学同好会主催での受精・飼育実験(中等部1学年〜高等部2学年希望者対象)のコースの2コースでの実施を行いました。

【担当教師 実施場所】

 コース  担当教師名    講座使用教室  内容
 受精実験   熊井 優
 阿部 哲也
   中等部実験室  アフタースクール(ウニの発生飼育実験)
 受精・飼育
 コース
 岡崎 恵子    生物実験室  ウニの発生・ポケット飼育実験


【例年との違い】

 今年度は昼休みの活動は無しとし、放課後の活動のみでの飼育・観察実施となりました。
このため、飼育コースの生徒は、初日に海水を持ち帰るためのペットボトル500mLも用意をし、自宅での世話の方法についてのレクチャーも行いました。
このため、なかなか状態の観察が出来ず、全滅させてしまう生徒が例年に比べて多かったのですが、途中で投げることなく、最後までやり遂げようとする姿勢を全員が見せました。


【実験の様子】


 当日は、時間の無い中を慌ただしく実験を行っていたため、写真が撮れませんでした。(2コースともに)
実験の2日後(2月2日(月))の様子を掲載します。

         
 自分のチューブの内容を顕微鏡観察をした後、海水を入れ替え、餌(珪藻)を与えているところ。    プルテウス幼生の状態を観察するために、顕微鏡観察で状態確認をしっかりと行いました。
手前の生徒がiPadのロイロノートにより写真撮影をし、データを整理している画面も写っています。(本人は写っていません)
   顕微鏡観察時は、必ずiPadを用意して行いました。
チューブは、マーブルチョコレートの空き箱が温度管理しやすいことを、今までの先輩方から伝授されているため、今年の生徒も使用しています。
         
         
 高1生徒が撮影をした受精卵。
ほぼ100%の卵が受精膜があがりました。
(2月1日撮影)
  高1生徒が撮影をした16細胞期の胚。
ほぼ3時間後の受精卵。
(2月1日撮影)
   高2生徒が撮影をしたプルテウス幼生
(2月4日撮影)
         
         
 高1生徒が撮影をしたプルテウス幼生。
(2月4日撮影)
  高1生徒が撮影をしたプルテウス幼生
(2月4日撮影)
   中3生徒が撮影をした四腕幼生後期(2月14日撮影)
         
         
 教員が撮影をした六腕幼生。
(2月25日撮影)
  撮影した写真に必要コメントを入れる生徒(中1生)    顕微鏡を覗きながら幼生を探す生徒。
(中1生)
         
         
 教員が撮影をした八腕幼生。
(3月3日撮影)
  H29年度の受精実験後のウニ。
1年経ち、現在はキャベツ、アオサなどを食しながら2〜3cm弱程度にまで成長しました。