1.目 的 | 幅広い教養と豊かな人間性、医師としての責任感や高い倫理観を養い、自ら考え解決するために必要な基本的知識と、主体的に行動できる態度と習慣を身に付ける。 |
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2.実 施 者 | 獨協医科大学 微生物学教授 増田 道明 |
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3.日 程 | 平成29年10月28日(土曜日) 13時00分 〜 14時30分 (90分) |
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4.参加生徒 | 高等部1学年医科コース生 (51名) | |
高等部2学年医科コース生 (47名) | ||
中等部3年生(希望者) (34名) |
出 張 授 業 「〜世界を牽引する医療系リーダーを志す皆さんに向けて〜」 獨協医科大学医学部 微生物学講座 増田 道明 先生 |
増田先生の自己紹介です。 色々な大学や研究所で第一線の研究をなさっていることを教えて頂きました。 非常に多岐に渡っておりますが、その研究の一部です。 ?ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の病原性機構に関する研究 ?マウスレトロウイルスの病原性機構に関する研究 |
獨協医科大学の建学の理念を教えて頂きました。 @ 人間性豊かな医師並びに医学者の育成 A 能力の啓発に重点を置く教育方針 B 地域社会の医療センターとしての役割の遂行 C 国際的交流に基づく医学研究 本校の「心豊かなリーダーの育成」にも通じる言葉が多くありました。 |
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学び方や学習のことに関してもコツを教えて頂きました。 大切な事は、「何事に対しても、主体的に学び、それを他者に教えてみること。」です。 |
医学部で学ぶ上で、3つの資質を評価できる例題を教えて頂きました。 ”I live in Tokyo.”過去のことを表す文に直しなさい。 その解答は… 非常に興味深い「解答例」を教えて頂きました。 |
先生の講義の最後にはとても印象的な言葉が書かれていました。 「医学部合格はゴールでなく、一生続く長い長い階段の第一歩」 |
増田先生より、獨協医科大学のパンフレットが一人一冊ずつプレゼントされました。
そのパンフレットには、本校を卒業した先輩の姿が紹介されていました。
本校の医科コースで学び、そして、大学でも活躍されている姿を知ることができました。
● | ウイルスについての簡単な構造などを専門家から話しを聴くことができたので非常に役に立ちました。また、近年の分子生物学の学問的な発展を受けて遺伝子を導入するための仕組みなど詳しく教えて頂きました。メディカルサイエンスの再生医療での学習の際に、「レトロウイルス」など学びましたが、病気を治すための道具として利用されていることを教えて頂きました。しかし、逆転写酵素などまだ正確に理解できないこともあり、これを学ぶために更に学習をしていく必要があると思いました。 |
● | 医学部に合格することが本当の目的でなく、主体的に学び続けることができる医師にならなければならないことを改めて教えて頂きました。大学での勉強の様子など教えて頂き、これからの日々の勉強にも役立てていきたいと思いました。獨協医科大学での具体的なシラバスなど見せて頂き、常に勉強を深めていかなければならないと思いました。 |
● | 医師国家試験の合格点の高さにも驚きました。また、全員が合格できるのでなく、医師の質を確保するために、合格最低点が変動する仕組みを聞いて、大学に入ってからも本当の学習が始まるのだと分りました。厳しい話しもありましたが、医師を志すために必要な意識を教えて頂きました。また、幅広い教養が重要で、時にはユーモアを持つことも重要であると教えて頂きました。 |
本校は「平成29年度私学版未来の科学者育成プロジェクト推進事業」に茨城県より採択されました。
本校の具体的な実践項目は、次の4点を柱としています。
@ 学校設定科目「メディカルサイエンス」の新設
A 理数融合講座・実験講座
B 江戸川学園取手小学校のアフタースクールへの指導
C 医科講話・医療教養講座・一日医師体験による医師としての自覚作り
今回は、上記の C に関しての項目となります。