実施日時 | : | 平成29年8月5日(土曜日) 第1日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平成29年8月6日(日曜日) 第2日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実施会場 | : | 江戸川学園取手中・高等学校 大ホール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加生徒 | : | 高等部医科コース生
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学習目標 | : |
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32期生 | N.K. 先生 | 筑波大学 | 3学年合同で何か1つのことについて議論することはとても大変だったと思います。「人の死」という映画のテーマを自分の身近なものとして捉え、考えを深めていって下さい。 | ||
35期生 | N.K. 先生 | 東京女子医科大学 | 今年の課題のテーマは「安楽死・尊厳死」でした。これは実際に医療現場でも目を背けてはならない問題となっています。高校生ではありますが、医科コースの皆さんなら、いろいろな立場から考えられるはずです。 集団討論やプレゼンの技術を学ぶだけでなく、将来、医療者としての倫理観を身につけるためにも一生懸命取り組みましょう。充実した時間となることを祈っています。 |
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35期生 | A.R. 先生 | 千葉大学 | 今回は、生徒たちに指導をするという立場で参加させていただきました。数年前は、自分も生徒側の立場で人の生死という難しいテーマについて必死に考えていた記憶があります。 この分野は、絶対的な正しい答えがない中、どうするのが最善なのかを考えなければならないことにあります。 しかし、このような素晴らしい経験を積んでいけばきっと将来役立つと確信していますから、みなさん頑張ってください。。 |
2004年のスペイン・フランス・イタリア合作の伝記映画。 ノルウェー船の搭乗員であるラモンが、若い時ある事故で首より下が不自由になってしまう。その後、寝たきりで不自由な生活をしなければならないラモンは、農夫である兄ホセの家で献身的な介護を受けながら生活を送っていた。しかし、周囲に依存する人生に絶望したラモンは自らの死を強く望むようになった。 「生きることは義務ではなく権利だ」と強く訴えるラモンの行動と、その周囲の人間の思いと関係が複雑に絡み合った実話に基づく内容の映画です。 主な出演者
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医科コースを希望する生徒が多くなり、高等部の各学年が2クラス体制になりました。そこで今回のチュートリアルは、大ホールで行うことになりました。 | 今年度のテキストとして使用された映画「海を飛ぶ夢」をみんなで鑑賞しました。テーマは「生きることは義務でなく権利だ」と主張する主人公の悲痛な言葉が印象的な映画でした。 | 主人公ラモンの乗っていたノルウェー船です。今後医師になった時、「命」に真摯に向き合うことができる内容の映画でした。 | ||
1班は、2年1組に集まって討議しました。 班長は、村井くんでした。 |
この班の特徴としては、映画を見た中での課題をそれぞれ挙げて、その課題ごとに議論を深めていく形式を取っていました。 | 初めての1年生も先輩方に混じって課題の解決に向けて話し合いに参加していきました。 | ||
2班は、2年2組に集まって討議しました。 班長は、大藤さんでした。 |
この班の特徴としては、課題を細分化して先輩が少数の後輩たちに指導していく形式を取っていました。 | 3年生は全体を俯瞰的に捉えて、議論の方向性を正しく掌握していきました。 | ||
3班は、2年3組に集まって討議しました。 班長は、菅井さんでした。 |
この班の特徴としては、高3年の先輩が前で板書をしながら全体で議論を深めていく形式を取っていました。 | 授業のような形ですが、班員の発言を大事にして多面的な議論を展開していました。 | ||
4班は、2年4組に集まって討議しました。 班長は、釣田くんでした。 |
この班の特徴としては、3年生が黒板を用いて議論を深めていくテーマを書き上げ、それぞれの班に分かれて議論を深めていく形式を取っていました。。 | 時折、高3の先輩たちが班の議論の進行状況を確認して全体に問題点を共有するように工夫をしていました。 | ||
5班は、2年5組に集まって討議しました。 班長は石塚くんでした。 |
この班の特徴としては、2つのテーマに分かれて議論を深めていく形式を取っていました。 | もう一つのテーマでの討議風景です。円卓を2ヶ所作って司会者がそれぞれ各班員の意見を集約していきました。 | ||
6班は、2年6組に集まって討議しました。 班長は、吉崎くんでした。 |
この班の特徴としては、議論すべきテーマを黒板に書き上げ、その後各班に分かれて自由に議論を深めていく形式を取っていました。 | 高3生を中心にして、後輩たちの発言を大切にしつつも色々な意見を集約していきました。 |
各班長に向けて次の課題と今までの議論の仕方など指導されているところです。 このチュートリアルでは、高等部3年生が後輩を多面的に指導していく形式となっています。そして、適宜、班長は現状の報告を求められて、その改善点を指導教員より伝えられていきます。 |
【 1班 】 チュートリアルの報告会は1年生が壇上に立って発表を行います。その後、質疑応答に対しても1年生が答えます。発表内容や質疑応答に論理的な矛盾などあった時は、3年生の指導不足が指摘されます。 |
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【 2班 】 発表の内容に具体性がなく、チューターから手厳しく指導を受けました。この映画を通して何を議論していきたいのか、議論の軸が明確でないなど色々な指摘がありました。 |
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【 3班 】 映画を見て何を議論したいのか。議論の主旨が不明瞭であると医学部生のチューターから手厳しい指導がありました。 |
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【 4班 】 いろいろな議論を行っているものの、それが何についての結論になるのか明確でなく、わかりにくい点であると指摘がありました。 |
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【 5班 】 この映画を通して何を学び、何の議論を深めたいのか明確になっていないとチューターから意見がありました。 |
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【 6班 】 1年2組の担任である金森先生からも、厳しい意見がでていました。発表に対して明確な意図が見えてこないので、結論も曖昧であると指摘がありました。 |
1班の様子です。 | 発表内容を更に深めていく班と模造紙を書き上げる班に分かれて作業を行っていました。 | 高3生の指導のもと、作業は分担しながら計画的に進んでいきました。 | ||
2班の様子です。 | 発表内容の原稿作成をしているところです。 | 医科教養などで学んだ議論の方法など活用していました。 | ||
3班の様子です。 | 黒板に大まかなアイデアが示され、それを班員たちが模造紙に書き上げていきました。 | 模造紙の作成も役割に応じて作成していきました。高3生が全体を掌握していきました。 | ||
4班の様子です。 | 充分に議論されていない点は、どんどん話しをして共通認識が深まるようにしていきました。 | 適宜、医学生のチューターが入って、支援を受けました。 | ||
5班の様子です。 | 文字を美しく書ける人が分担をして模造紙を書き上げました。 | ここに来ても新しい問題点や不明瞭な点があれば、すぐに話し合いを行いました。 | ||
6班の様子です。 | 全体に意見を反映させるために資料を作成していました。 | 模造紙の作成もみんなで分担して行いました。 |
生徒たちのスキルとして、パワーポイントを作成できます。しかし、不必要なアニメーションや文字の配色などに過度にデザインなどに拘ってしまうこともあります。また、コンピュータを用いた作業は、時として一部の生徒だけに負担を強いることがあります。何よりも、「医科チュートリアル」では議論を深めることを目標としているので、発表方法に関しては、まず模造紙で3枚(枚数も限定しました)書き上げ、それを教員が集めて写真で撮り、パワーポイントに貼り付けることだけをチューターが行いました。
いよいよ2日間の集大成である「発表・討論会」です。担当教員から諸注意がありました。 | パワーポイントによるレジュメと資料が個人に配布されました。 | 1班の発表風景。 | ||
2班の発表風景。 | 3班の発表風景。 | 4班の発表風景。 | ||
5班の発表風景。 | 6班の発表風景。 | 質疑応答も積極的に行われました。 |
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1班 1枚目 | 1班 2枚目 | 1班 3枚目。 | ||
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2班 1枚目 | 2班 2枚目 | 2班 3枚目 | ||
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3班 1枚目 | 3班 2枚目 | 3班 3枚目 | ||
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4班 1枚目 | 4班 2枚目 | 4班 3枚目 | ||
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5班 1枚目 | 5班 2枚目 | 5班 3枚目 | ||
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6班 1枚目 | 6班 2枚目 | 6班 3枚目 |