高校1年医科コース  ウニ飼育実験 No.5

 平成29年2月20日 昼休み・放課後・22日・24日 放課後
 
【実験の内容】

1.給餌(月・水・金)、水の取り換え(金)の実施
2.自分に割り当てられているチューブ内の胚の成長記録を取る
3.八腕幼生のウニ原基の状態を確認し、必要であれば変態誘導用の餌を与える

1.給餌(月・水・金)、水の取り換え(金)の実施

 2/21(火)〜2/24(金)が2学期期末実力考査に当たっていたため、24日以外は給餌のみとして、観察については時間が取れない状況がありました。
 生き物を取り扱っているという感覚がきちんと育ってきているため、20日に出来る最低限度の世話を、22日は試験後に給餌のみをきちんと行う律儀な姿勢が見られました。
実験を開始して1か月近く経過した現在、生徒の精神面の大きな成長が見られた場面でした。


2.チューブ内の胚の成長記録
3.八腕幼生のウニ原基の状態を確認し、必要であれば変態誘導用の餌を与える
 試験期間であったこともあり、いつものように観察が出来なかったため、更に大きな変化が見られた生徒もありました。
ウニ原基が十分に成長している生徒については、付着藻類がついているプラスチック板を入れ観察してもらうことになりました。

変態誘導実験の結果
先行して行った変態誘導用の実験は、20日(月)夕方にお茶ノ水女子大学さんから頂いた八腕幼生と本校で1/28に受精実験を行い
天然海水・恒温飼育してきたものをそれぞれ3匹ずつシャーレに取り行いました。
その結果、木曜日時点ではそれぞれ1匹ずつが変態に成功しました。
更に金曜日に確認したところ、お茶の水女子大学さんからの幼生で1/22開始したもので7匹、1/23に開始した人工海水で本校の受精実験のもので2匹の変態を確認し、合計11匹の稚ウニを確認しています。

下記画像中に動画が2枚含まれております。再生ができない場合には、ブラウザをインターネットエクスプローラーにしてご確認ください。

       
※再生出来ない場合は《こちら》を試して下さい。
 お茶の水女子大学さんから頂いた八腕幼生の変態後。たくさんの管足が見られ、動いていました。    本校で受精実験をしてきた八腕幼生の変態後。とてもよく動いていました。    本校で受精した八腕幼生の変態後の動いている様子。
       
 付着珪藻のついているプラスチック板上にいる稚ウニ。    同様に付着珪藻についているプラスチック板上にいる稚ウニ。    付着珪藻上で3匹並んでいた稚ウニ。

※再生出来ない場合は《こちら》を試して下さい。
       
 付着珪藻を探しながら、ウニ原基の管足を激しく動かしている八腕幼生。
変態を行うかを暫く観察していましたが断念しました。