中等部1年生対象 理数融合講座

平成28年5月14日(土曜日) 土曜日授業B 中等部1年生(中等部30期生)の希望者を対象に理数融合講座を行いました。

【理数融合講座の目的】

 本校の理科及び数学科として取り組むべき方向性と生徒たちの可能性を探るべく、希望者に対して土曜日授業の午後を活用して実験課外授業を行います。普段の授業から一段高いレベルの実験授業を実践し、本校の理科教育及び数学教育の更なる充実を図ります。テーマによっては外部団体や大学との協力を得ることで、より高度な実験・実習を行い、知的欲求を刺激し発展的な思考、高度な技術の習得へ結びつけていくことが目的です。

今回は、1組(医科ジュニアコース)希望者41名・2組(東大ジュニアコース)の 希望者38名 が理数融合講座に参加しました。

【担当教師 実施場所 講座内容】

 科 目  担当教師名    講座使用教室  講座内容
 数学科  成宮 徳彦    中等部実験室  ポリドロンを用いたいろいろな多面体の作成
 理 科  兼 龍盛
 阿部 哲也
   化学実験室β  うがい薬に含まれるヨウ素を用いた抽出の原理

 今回の理科の実験では、高等部2年1組(医科コース)の生徒2名が助手として参加してくれました。

 記 録 :  金子 真紀

【当日の様子】

   
 成宮先生から多面体のお話がありました。  基本の立体(5種類)から作りました。
   
   
 基本の正多面体が次々とできました。  みんなで相談しながら作り上げました。
   
   
  次第に複雑な立体もできるようになりました。   大きな多面体に挑戦しました。
   
   
 兼先生より「分子の形」について話がありました。  試験管内の液体を注ぎ入れて観察しました。
   
   
 水を加えると「界面」が現われたりしました。  結果を予想をしながら実験を進めていきました。
   
   
 分子の形から予想をして実験で確かめました。  不思議な現象がいろいろと起きました。
   
   
 成宮先生の数学の講義の様子です。  兼先生の化学の講義の様子です。

【生徒の感想】 一部抜粋

● 立体パズルを組み立てるのが難したっかけれど、できあがると面白かった。
● 失敗をしたと思っても、それが新しい発見かも知れないと知ったことが良かったです。
● 立体の図形を作る時、とても集中してできたのでとても良かったです。
● さまざまな立体を友達と協力して作ることができて嬉しかった。
● 実際に立体を作ってみて、正多面体の1つの角には決まった数の頂点があることにはじめて気付きました。
● 1辺の長さが同じ時、正十二面体の方が、正二十面体よりも高いことに驚きました。

● 油やいろいろな液体を混ぜたりして、それらが分かれたり、溶け合ったりするのが面白かった。
● うがい薬に含まれている「ヨウ素」、ヘキサンに溶け出すと紫色になったことがきれいでした。
● アセトンを机の上で燃やす実験に驚きました。(引火の実験)
● 分子は見えなくても、溶解を考えることで形が似ていることに気付きました。
● 白衣を着て実験をしていると、お医者さんになった感じがしました。


【次回の予定】 今回と同じ内容で中等部1年生(中等部30期生)の希望者に対して理数融合講座を開講する予定です。

 講座実施予定日    時 間  対 象 者  応募生徒数
 平成28年6月25日(土曜日)  土曜日授業E  13:30 〜 16:00  3 〜 8組(難関大ジュニアコース)  8 0 名

理数融合講座を受講する際には、お弁当などの準備をして下さい。