期間 : 平成28年3月28日(月曜日)〜3月31日(木曜日)
場所 : お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター (館山臨海実験所) 千葉県館山市香11
3月28日(月曜日) 雨
13:30 開講式 及び ガイダンス
14:00 ウニの人工授精と卵割の観察(スケッチ)
18:00 夕食
19:00 講義 『海岸の動物』 清本 正人 先生
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ウニの口器をピンセットを用いて切除 | 塩化カリウム水溶液を注ぐ | 5つある生殖孔から精子が放出された |
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未受精卵 | 受精卵 受精膜の形成が観察された | 2細胞期 1時間程度での変化 |
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さらに卵割が進んでいった | 実験棟 | 生徒宿舎 |
3月29日(火曜日) 晴れ
8:00 朝食
9:00 講義 『サンゴの謎に迫る』 服田 昌之 先生
11:30 昼食
12:30 磯採集 館山市沖ノ島
15:30 採集した生物の同定と観察
18:00 夕食
19:00 採集した生物の同定と観察
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講義を受講している風景 | 沖ノ島での観察 | 磯にはヒジキがたくさんありました |
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アメフラシ | いろいろな生物を採集できました | 原腸胚 植物極から陥入が始まった |
3月30日(水曜日) 曇り
8:00 朝食
9:00 ウニの胞胚 〜 原腸胚の観察 (スケッチ)
ボートを使った採集 (プランクネット・ドレッジ)
12:00 昼食
13:00 海藻標本制作、海藻の断面観察 (スケッチ)
薄層クロマト実験 (海藻の色素検出実験)
講義 『海の植物の多様性』 嶌田 智 先生
18:00 夕食
19:00 講義 『半索動物の進化』 佐藤 敦子 先生
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ボートを使っての実験 | ドレッジの採集 | 海藻の同定 |
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海藻を細かく切る | アセトンを用いて抽出する | 薄層クロマトグラフィーでの分離 |
3月31日(木曜日) 晴れ
8:00 朝食
9:00 ウニのプルテウス幼生と稚ウニの観察 (スケッチ)
海藻アート作成 (ラミネート加工)
閉講式 (修了書の授与)
実験室の清掃
12:00 昼食後 解散
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プリズム幼生 | プルテウス幼生 【清本先生が育成】 | 稚ウニ 【清本先生が育成】 |
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偏光を利用した幼生の観察 | 偏光を利用した稚ウニの観察 | 海藻アート作成 |
参加した生徒の感想
今回の体験を通して、海洋生物の生態や海洋植物に対する興味を持つことが出来ました。
これまでの私は海洋生物や海洋植物に興味を持ったことがなく、実際にそれらを採集し同定したり観察したことがありませんでした。
しかし、実際に採集してみると、面白い習性が観察できたり、一見すると非常に似ているものでも、詳しく観察してみると種類が違ったりと新しい発見ばかりで、もっと多くの生物を採集してみたいと思いました。
ウニの卵割は、自ら人工授精させ発生段階を観察したので、受精卵が卵割していく様子が良く分かり、また水の成分によっても発生の様子が変わったりして、驚きと生命の凄さを改めて実感しました。
また、今回の研修に参加した人たちはみな違う高校の人でしたが、全員が生物好きという共通点の中で話をすることは良い刺激となりました。
様々なことに興味を持ち、色んな人とコミュニケーションをとる事の大切さを感じた3泊4日になりました。
今後もこういった体験が出来る機会が増え、多くの人に参加して欲しいと思います。