優秀賞を受賞しました

第5回 全国論文コンテスト

大手学習塾のY-SAPIX・代々木ゼミナールが主催し、中学生・高校生を対象に行われる「全国論文コンテスト」が9月20日(金)締切で応募がありました。
第5回となる今年の指定書籍には、島薗進著『いのちを“つくって”もいいですか ~生命科学のジレンマを考える哲学講義』が選ばれました。

本校の医科コースでは、本校独自の学校設定科目で「メディカルサイエンス」を、毎週金曜日の6校時で行っています。
医師を志す生徒に特化したその授業では、4つの項目から構成されています。

 1.医療問題 再生医療社会における問題点の検討
 2.化学実験 科学的に考察する姿勢の育成
 3.医療統計 正しく数値を読み解く能力の育成
 4.医療英語 英語によるプレゼンを視野に入れた指導

そして、上記の項目 1.に関しては、再生医療社に関する倫理的な問題点の検討を、茨城大学 教育学部 石原 研治 先生の指導の下で行っています。
また、小論文指導などは高等部3年生の受験指導として慌てて行うのでなく、早期から計画的に行えるような環境を整えつつあります。
今回は、指定図書を購入して頂き、今年度の医科コースとしての「夏休みの課題図書」として、「いのち」に係わる倫理的な諸問題を多面的に考えるような指導を行いました。
その成果として、第5回「全国論文コンテスト」に応募することにしました。

全国から500通を超える応募があったなかで、厳正なる選考の結果、3名が優秀賞、3名が佳作が決定しました。
その中で、本校の高等部2学年の生徒が優秀賞を受賞致しました。

     
 応募チラシ(表面)    応募チラシ(裏面)

趣旨

第5回論文コンテストでは、島薗 進著『いのちを“つくって”もいいですか? —— 生命科学のジレンマを考える哲学講義』を指定書籍とし、現在私たちが直面している生命倫理の諸問題を、皆さんに考えてほしいと思います。
技術の進歩により、難病の治療が可能になるなど、私たちは豊かな生活を享受することができるようになりました。一方で、その技術により、デザイナーベビーが誕生したという昨年末のニュースに象徴されるように、私たちは「いのち」にどのように向き合うべきかという問題に直面しています。
今後も科学技術が発展していくにつれて、「いのち」に関わる諸問題はますます重大になっていくことでしょう。
皆さんが本書の内容を参照しながらこの問題に取り組んでくれることを、心より期待します。

授賞式の様子

11月3日(日)にSAPIX代々木ホールで授賞式が開かれ、併せて著者の島薗進氏の特別講演会、さらに島薗氏と受賞者たちとの公開討論が行われました。


これから求められる学力とリテラシーを高める未来対応型の論文コンテスト【 Y-SAPIX のホームページ 】

2019年04月08日 掲載

https://www.y-sapix.com/articles/47807/

『いのちを“つくって”もいいですか ~生命科学のジレンマを考える哲学講義』をめぐって、未来を担う若者たちが、宗教学者・島薗進さんと白熱の討論

2019年11月9日 12時25分

https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2019-11-09-18219-159/

Y-SAPIX・代々木ゼミナール共催「第5回 全国論文コンテスト」受賞者表彰式・著者特別講演会レポート

2019年11月9日 11時30分

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000018219.html