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高等部39期生 1年1組(医科コース) S.S くん |
「物理チャレンジ」は、高校生・中学生を中心に20歳未満で大学などの高等教育機関に入学する前の皆さんを対象とした全国規模の物理コンテストです。
世界物理年(2005年)を記念して第1回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2005」が開催され、以後毎年開催されています。
「高校物理」を履修していなくても挑戦することができて、物理の楽しさ面白さに触れられるのが「物理チャレンジ」の魅力です。
なお物理チャレンジは、国際物理オリンピックに派遣する日本代表の選考も兼ねています。
「物理チャレンジ」には、いくつかのステップがあります。
はじめの第1チャレンジは、「理論問題コンテスト」と「実験課題レポート」です。
「実験課題レポート」は、実験課題に、自宅や学校で取り組み、その結果をまとめてレポートとして提出します。
「実験課題レポート」と「理論問題コンテスト」の結果を合わせて、第2チャレンジへ進む100名の選抜を行います。
第2チャレンジは、第1チャレンジによって選抜された100名が夏休みに一堂に集まる3泊4日の合宿です。
「物理チャレンジ」は、国際物理オリンピックに派遣する日本代表選考を兼ねています。
第2チャレンジで特に優秀な実力を示し、かつ翌年の国際物理オリンピックの参加資格を満たす若干名を日本代表候補者として選出する予定です。
通信教育や合宿などの教育研修によって日本代表候補者のスキルアップを図り、最終選考によって日本代表5名を選出し、翌年夏に開催される国際物理オリンピックに派遣する予定です。
第2チャレンジの合宿形式のプログラムは、この「国際物理オリンピック」のスタイルをヒントにしています。
http://www.jpho.jp/2016/2016-poster.pdf
今年度の参加者申込数は 1,851名 でした。
実験課題レポートの提出は 1,533通 でした。
2016年7月10日(日曜日)理論問題コンテスト(90分)では、参加者合計 1,527名 でした。
その結果、本校の 高等部39期生1年1組(医科コース)の S.S くん が優秀な成績を収めることができて、東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)で実施する第2チャレンジ2016に参加できる 約100名 に選ばれました。
http://www.jpho.jp/2016/2016-2nd-chall-participants.pdf
第2チャレンジでは、「理論問題」と「実験問題」それぞれ5時間で行なわれるコンテストにチャレンジしました。
そのほか、第2チャレンジの期間中には、第一線の科学者との対話、先端研究施設の見学、そして参加者同士の交流ならびに物理及び関連する科学技術の諸分野の研究者との語らいを深める機会など、コンテスト以外の多彩なプログラムも織り込まれていて、物理好き、探求好きの皆さんには充実した4日間となりました。
1. | 日 程 | 平成28年8月19日(金曜日)〜 8月22日(月曜日) 3泊4日 |
2. | 会 場 | 東京理科大学野田キャンパス (千葉県野田市) |
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奨励賞 実験及び理論試験を終えて、奨励賞を頂くことができました。 |
レポートの一部 今年の第1チャレンジの実験課題は「単3乾電池1本から取り出せるエネルギーの総量を求めてみよう」でした。 乾電池に含まれるエネルギーを、電熱線により水を加熱し、その水の温度変化から考察しました。 熱分析の難しさや、いろいろな課題を克服してレポートにまとめることができました。 |