城南病院見学ツアー

 1 :   見学目的  中学生に向けてキャリアプランニングの一環として医療従事者としての視点を持ち、命の重さとそれに携わる素晴らしさや、そして、やり甲斐を感じ取らせ、将来の進路選択に関して正しく認識させることを目的とする。

 2 :   見学場所  茨城県民主医療機関連合会
 茨城保健生活協同組合 城南病院
  〒310-0803
  水戸市城南3-15-17 
  TEL:029-226-3021

 3 :   見学日程  8月12日(金曜日)
  9:30  水戸駅集合(引率教員:医科コース長 兼 龍盛)
 10:00  城南病院受付 ※徒歩で水戸駅南口から13分
 10:05  オリエンテーション
 10:20  病院見学ツアー
 12:00  病院食体験
 13:00  医師懇談 (菊池修司 先生)
 13:30  感想 及び アンケート記入
 14:00  終了

 4 :   参加生徒  中等部1年生(応募者多数の場合は 1組医科ジュニアコース生を優先 とする)

 5 :   見学費用  水戸駅までの交通費に関しては自己負担とする。

募集ポスター

病院見学ツアーの様子

         
 水戸駅から歩いて、病院に無事に着きました。担当の方が来る前に血圧の測定もしてリラックスしていました。    医学生担当事務の山川先生からオリエンテーションを受けました。病院のことや、茨城県の医師不足の現状など教えて頂きました。    病院から白衣と聴診器を貸して頂きました。気分はすっかり「新人医師」です。今日はこれを来て病院見学となりました。
         
         
 看護師の方のお仕事などいろいろ詳しく教えて頂きました。チーム医療に関する医師の役割などお話を頂きました。    実際の病院での各部門でのお仕事について説明を受けました。また、病院内での見学の際における諸注意などして頂きました。    患者さんに安心して医療を提供できる病院としていろいろな工夫があることを知りました。医師としていろいろな場面で謙虚に配慮していく態度が重要だと教えて頂きました。
         
         
 人工透析の機械の前で説明を受けました。ベットの上では患者さんがいましたが、その横で透析に関する原理など教えて頂きました。    人工透析の機械を管理する人やメンテナンスを行う人など、どの医療に関しても医師は総合的な指示をしていますが、多くの専門家がサポートしている実態を知ることができました。    リハビリの定義から教えて頂きました。リハビリの職種は、理学療法士(PT),作業療法士(OT),言語聴覚士(ST)の3種あり、いずれも医師と同じく国家資格を有することを知りました。
         
         
 デイケアのサービスや仕事など教えて頂きました。在宅で療養されている方への、心身機能の回復や社会生活への参加が目的リハビリが中心だと知ることができました。    検査科も見学させて頂きました。実際の血液の様子を顕微鏡で見させて頂きました。理科でも血液に関して学びますが、教科書のイラストとはいろいろな違いがあって驚きでした。    様々な血球の違いを比較して教えて頂きました。特に、白血球にはその働きによって形状の違いがあるなど、とても分かりやすく教えて頂きました。
         
         
 中学校や高等学校にあるような顕微鏡とは違って高性能の顕微鏡を目の前にして興味や関心が深まりました。教科書や参考書とは違って、さらに複雑な学問があることを知ることができました。    コンピューター断層撮影法(Computed Tomography)の原理を簡単に説明して頂きました。安全に充分に管理された放射線を利用しての診断など様々な説明を受けることができました。    実際のCTを見学させて頂きました。最新のCTとの違いなど非常に興味深い話を丁寧にして頂くことができました。また、この診断器機の値段なども教えて頂いて、その高い値段に驚きました。
         
         
 先ずは4階病床の「回復期リハビリテーション」を見学させて頂きました。    様々な症状によって対応することの大変さを知ることができました。いろいろな所に患者さんに配慮している工夫を見ることができました。    看護師の仕事の多さやそれをサポートする多くのプロたちによって、多くの患者さんをフォローしていることを知ることができました。
         
         
 病院の療養病棟も見学させて頂きました。目的に応じた施設になっており、医師の役割やそれをサポートするいろいろな職種の方々のお話をうかがうことができました。    病院には入院の際に様々な家庭の事情があり、安心して病気に添える環境も整えていかなくてはならないことを教えて頂きました。いろいろな場面で充実した「医療」が行われることを知りました。    実際の病院食を頂くことができました。ここでも日本の病院に関する行政のお話を聴くことができました。栄養のバランスも取れていておいしかったです。
         
         
 現役医師から、いろいろなお話をうかがうことができました。先生が医師を目指した理由や、医師の苦労ややり甲斐など直接聞く機会を作って頂きました。    お忙しい中でしたが、医師としての「責任」や「誇り」などいろいろな話をして頂きました。これから医師を目指す上で非常に役立つ言葉を頂くことができました。    これから江戸川学園取手中学校や高等学校で一生懸命に勉強をして、夢を叶えて医学部に合格して欲しい。そして、医療従事者として大切な「」名になって欲しいと激励を頂くことができました。。

見学ツアー感想アンケート

1.「病院見学ツアー」についての感想

 ●  診察室の裏側やリハビリテーション、CTなどを見たり、同じ病院内で働いている人が、医師と看護士以外にどのような職種の方がいるのか知ることができました。とても貴重な体験ができて良かったです。そして、いろいろな診察をするための機械を見せて頂いて、医療が日々進歩していることを実感しました。
 ●  最初は病院に対して患者様とお話をし、病気を治していくという大雑把なイメージしかなかったのですが、リハビリを行ったり、レントゲンの写真を撮ったりと病院内の詳しい所まで知ることができ、よりはっきりとイメージを持つことができました。


2.見学の中で「医師」以外に気になった職種はありますか? また、その理由は?

 ●  【療法士】
   ただ単に以前のようなもとのようにするだけでなく、「本来あるべき状態への回復」ができて、その「本来のあるべき状態」が継続できるように療法士の皆さんが努力をしている姿が格好いいと思ったからです。私もそのようなことを考えることができる医師になりたいと思いました。
 ●  【リハビリの職種】
   リハビリの職種には3種類の職種があることを初めて知りました。3つとも国家資格が必要ということを知って、驚きました。私はリハビリというと「立つ」、「歩く」などの基本的な日常生活をできるようにするだけだと思っていましたが、生活に関わるすべてのことや、言葉や聴覚に関わるリハビリがあることを知って、それぞれの療法士さんたちは大変だと感じることができました。


3.医師という職業についてどのようなイメージを持っていましたか? また、今回の病院体験を通して何か変わりましたか?

 ●  医師はただ一人だけでなく、看護師などと協力して医療を進めているということを知りました。だから友達や家族、先生方と対話の中で、日々のコミュニケーション能力も上げていきたいです。
 ●  今回の医師体験に参加することができて、医療をより身近に接することができました。そして、自分の夢について、もっと詳しく考えることができるようなきっかけになったので参加して、本当に良かったと思いました。これからも積極的に参加したいと思いました。


4.医学部の受験を考えている学生を対象の新しい企画はありますか?

 ●  医師は、一日のうち病院で具体的にどのようなことをしているのか学ぶことができる企画があると面白いです。また、患者様が求める「理想の病院」を知ることができる企画に参加してみたいです。
 ●  今回は、見学と医師への質問が主でしたが、見学してる時に最新の機械や、機械の性能が進歩していることを、私たちにわかる範囲で少しだけ教えて頂いて、非常に興味を持ちました。だから、次回は「最新の医療」について見学しながら、教えて頂きたいと思いました。