卒業生による医療講話

 1.  実施目的  医科クラス卒業生を含む医学部学生が行う医療講話を通じて、医学部で学ぶことの理解をより深めることにより、医学部進学への意識高揚をさらに図る。
 2.  実 施 者
 森松 仁毅 先生  自治医科大学医学部3年生  本校卒業生
 町永 幹月 先生  自治医科大学医学部4年生  
 陳 嘉辰 先生  自治医科大学医学部1年生  本校卒業生
 3.  主 催 者  自治医科大学茨城県人会
 4.  実施日時  7月26日(火曜日) 14:00〜16:50
 5.  実施場所  江戸川学園取手中・高等学校 コミュニティーホール
 6.  対象生徒  高等部1年医科コース(1組・2組)合計 51名
 高等部2年医科コース(1組・2組)合計 59名
 7.  講話内容
 @  自治医科大学の紹介  14:00〜14:30  陳 嘉辰 先生
 A  医学部模擬授業(糖尿病について)  14:30〜15:30  町永 幹月 先生
 B  AED及び心臓マッサージの実習  15:45〜16:30  森松 仁毅 先生
 C  質疑応答  16:30〜16:50  陳 嘉辰 先生

医療講話の風景

         
 先ずは、本校卒業生である森松 仁毅 先生より今日の医療講話の流れを説明して下さいました。    陳 嘉辰 先生より、自治医科大学の日常生活や大学での勉強の様子を教えて頂きました。難関な受験を終えての大学生活はとても充実しているようでした。    森松 仁毅 先生より心肺蘇生法の説明をされて、陳 嘉辰 先生がそれに応じた実演をわかりやすくして頂きました。
         
         
 BLS;Basic Life Support についての講話がありました。救急車が119番通報を受けてから現場に到着するのは平均5〜6分。その間にすべき処置を学びました。    陳 嘉辰 先生の力強い実演が印象的でした。救命の連鎖「Chain of Survival」をいかに現場で落ち着いて行うかが大切だと教えて頂きました。    認識と出動要請をした後、安全確保を充分に行ない、即時で質の高い心肺蘇生が必要になります。その方法(胸骨圧迫)を教えて頂きました。
         
         
 町永 幹月 先生からはAED(Automated External Defibrillator)の使い方を教えて頂きました。    音声指示の手順に従って適切に処置をしていきます。その詳細な指示をみんなで学ぶことができました。    現状を正しく把握し、安全を配慮した後、胸骨圧迫による心肺蘇生までの流れを先生方の指示のもと生徒ひとり一人が行いました。
         
         
 森松 仁毅 先生による指導の様子。1年生は初めての経験でしたが、経験豊かな先生たちの細かな指導のもとで実習を行うことができました。    気道を正しく確保することが非常に難しかったです。陳 嘉辰 先生により人工呼吸法を学びました。感染予防のためのフェイスシールドを用いて行いました。    陳 嘉辰 先生より細かな指導を受けることができました。このような経験は医学部進学の意識を高めることになりました。
         
     
 左側:陳 嘉辰 先生
 中央:町永 幹月 先生
 右側:森松 仁毅 先生
 大学などお忙しい中、本校の医科コース生のために時間を費やしてわかりやすいパワーポイントやレジュメなど作成してきて下さいました。
   医学部模擬授業(糖尿病について)では、標準体重の求め方や、身体活動量に関しても学習しました。そこで実際に、現在の自分に必要なエネルギー摂取量を求める演習もありました。時には、みんなで議論しあって理解を深めることも行いました。
     
     
 自治医科大学内分泌代謝科の石橋教授の監修によるパワーポイントは大学医学部で用いている資料でした。生徒たちは高校での学習とは違った内容の講義を受けることができて、非常に良い刺激を得る事ができました。    森松 仁毅 先生の指導のもとで、陳 嘉辰 先生が実演して頂きました。身近な先輩たちの自信に満ちた指導を見ることができて、後輩たちはそれぞれの目標に向けて新たな努力をしなければならないと考えるよい機会となりました。