子ども達に手作りマスクを寄付しました!



  手作りマスクを、毎年中2家庭科の「幼児とのふれあい実習」でお世話になっている稲保育園の園児の皆さんと、取手市の子ども発達センターの皆さんに寄付しました。

 このようなコロナ禍で私たちにもできることがないかと考えていた本校生の有志が夏休みに子供用のマスクを手作りし、普段お世話になっている稲保育園の園児の皆さんに寄付する活動を行いました。

 当初考えていたよりも多くの生徒がマスクを手作りし、45名が参加し263枚集まりました。稲保育園の園児の皆さんへの寄付を目的としてスタートしましたが多くのマスクが集まったため取手市に相談したところ子ども発達センターへの寄付もすることとなりました。

 実際使って頂き、子ども達だけでなく保護者の皆さんも喜んで下さっているとうかがい大変嬉しく思っています。今後も私たちにできることを考え行動していきます。


(掲載している写真につきましては、稲保育園・取手市福祉協議会より許可を得ております)
  

   

   
集まったマスクを1枚ずつメッセージを入れて包装しました。
 
寄付する際の箱を装飾しました。
   

  
10月21日に代表生徒が稲保育園に直接マスクを届けに行きました。
   


稲保育園よりかわいい写真を送って頂きました!(掲載許可を得ています)
  
取手市福祉協議会の方を通じて子ども発達センターにマスクを寄付しました。(11月10日)
参加者感想一部抜粋

中1 S君
 二年生になったときに実習で園児にお世話になると思うので、少しでも多く園児の方々に何かしてあげたかった。自分たちが作ったマスクを付けていてくれたらどんなに嬉しいか...考えるだけで心がほっとする。それに母と一緒に作って、会話したりする時間が増えたことも良かった。

中3 Iさん

 私は今回のボランティアで初めて小さい子向けのマスクを作りました。コロナウイルスが流行したことによって家族のためにマスクを作ったことは何度かありましたが、どのような年齢でどのような顔の大きさの子が使用するのかが具体的には分からず、また、使用する子の顔がわからなかったので、作成するのに多くの時間がかかりました。しかし、顔の見えない相手だからこそ思いやりを持って作成することができたと思うので良かったです。そして今回のボランティアで学ぶことが多かったので良い機会になったと感じました。

中3 Tさん
 中2の時に実習で稲保育園さんにお世話になりました。その恩返しがしたく、今回このプロジェクトに参加しました。実習のとき、おにごっこやお店屋さんごっこ、ブランコに紙芝居と、たくさん遊んだ楽しい思い出があります。布マスクを作っているとき、その思い出で胸がいっぱいでした。特に生地やワッペンを選ぶのが楽しかったです。個人的なこだわりとして、男の子にも女の子にも選んでもらえるように、紫色の生地にくまちゃんのワッペンをつけました。私たちの布マスクで、またキラキラした笑顔になってくれれば良いなと思います。

高1 Oさん
 作っている時、子供たちが喜ぶ顔や、マスクを着けている時の嬉しそうな顔を想像しながら、気持ちを込めて作りました。ボランティアには色々な種類がものがありますが、今回のように相手のことを想いながら、自宅で作業をするというボランティアに参加でき、とても良い経験ができました。私はボランティアにとても興味があるので、これからも色々な種類のボランティアに参加し、色々な人の手助けになるようなことをしていきたいと思いました。

高1 Yさん
 マスクを着けることが苦痛であったりマスクの必要性がわからない幼児が、気に入ったマスクを選ぶことで、少しでも嬉しい気持ちで毎日使えて、感染予防ができればと思い、可愛らしい柄でマスクを作成しました。また、ボランティアというのは私にとってはじめての経験でした。私がマスクを作ることで、その作られたマスクが誰かの役に立つと考えると、私が行うマスク作りというのはとても意味あるものなんだと感じられました。さらに、作成過程で少し大変だなと思うことがあってもこのマスクを誰かが求めていると考えると頑張れました。今回初めてボランティア活動をしてみて、ボランティアは楽しい!と思えるようになりました。

高1 Kさん
 以前保育実習でお世話になったということと、そのときに私と遊んでくれた子がいたことを思い出したので、もうこの子たちは保育園にいないかもしれませんが、授業の中という少しの時間の中で良い思い出がたくさん作れた場所にいる子達に絶対にコロナに病気にかかって欲しくないのでが少しでも手助けになって欲しいと思って参加しました。

高1 N君
今回、私がこのボランティアに参加した理由は、3つあります。1つ目は、私がつい最近までマスク嫌いだったからです。コロナパンデミックの前の冬までは、インフルエンザ予防として、マスクを着用するということをあまりしませんでした。その理由は、マスクをつけると息苦しく感じたからです。ですから、今回のマスク作りでは、息苦しいと思わないように大きさを若干大きめに作ったり、暑い布ではなく、極力薄い布を使用するなどの工夫をしました。2つ目は、自分の裁縫技術をあげられる絶好の機会だと感じたからです。私は、手先がそこまで器用ではありませんが、それでも裁縫は並みより上の技能を持てたら良いな、と思いました。3つ目は、この状況を少しでも良くしようと思ったからです。小さい子供たちは、幼稚園や保育園に思うように行けず、友達や先生と会えずに寂しかったり、ずっと嫌なマスクをつけて生活しなくてはならない状況に置かれたりといろいろな制約を強いられています。それを考えると、せめてマスクをつけたいという気持ちにさせたほうが、子供たちは気持ちが良いと思います。

高2 W君
 私は中2の時に実習でお世話になった稲保育園に、コロナが流行っているなか、自分には何かできることがないかと思い参加しました。
 マスクをつくるということは1度もしたことがなかったのですが、裁縫は上手ではないけれども好きなので、楽しかったです。自分が作ったものが誰かに使われてるというのはどこかはにかんでしまうような、しかし幸福を感じると思います。ものづくりをする人の気持ちがなんとなく、少し分かったような気がします。
 稲保育園、また取手市の力に少しはなれて、よかったです!

高2 Kさん
 私がこのボランティアに参加しようと思ったきっかけは、世界中が新型コロナウイルスの流行によって、大きく混乱している中、学校が休校となり、自宅で過ごす時間が多くなる中で、自分自身が何か世の中に貢献できることはないのかと考えることが多くなりました。その中で、保育園へのマスク寄付のボランティアの詳細を見て、少しでも誰かの役に立てたらと思い、参加を希望しました。
 今までの家庭科における学習を存分に生かし、楽しく、かわいいマスクを作ることができたのでよかったです。また、時間はかかったけれど、完成した時にはとても達成感がありました。
 今回のボランティア活動を通して自己啓発や自らの成長にもつながったと感じています。また、この先も様々なボランティアに参加し、多くの経験をして、立派な人になれるように頑張りたいと改めて思いました。

高2 Sさん
 私がこのボランティアに参加した理由は2つあります。1つ目は小さな子供たちが大好きだからです。中学生の頃、保育園に実習に行った際に、保育園児が無邪気に私に話しかけてくれる姿がとても可愛らしくて、見知らぬ私に楽しそうに話しかけてくれる子供たちが大好きになりました。そしてもう一つの理由は、将来小児科を担当する病院薬剤師になりたいからです。マスクを作るだけでは幼稚園児たちと接する機会がないので意味がないかもしれないとも考えましたが、誰かのために何かをすることは絶対にこの夢につながると思ったので、今回参加させていただきました。実際マスクを作ってみて、みんなが喜んでいる姿を想像したら全然苦痛に感じませんでした。なので、これから将来に向けて勉強していく上で、今回の経験を思い出したらもっと頑張れるような気がします。良い経験ができてとても嬉しかったです。