『感染症』で使われたパワーポイントの一部
1. | 実施目的 | 医科クラス卒業生を含む医学部学生が行う医療講話を通じて、医学部で学ぶことの理解をより深めることにより、医学部進学への意識高揚をさらに図る。 |
||||||||||||||||
2. | 実 施 者 |
|
||||||||||||||||
3. | 主 催 者 | 自治医科大学茨城県人会 | ||||||||||||||||
4. | 実施日時 | 7月21日(土曜日) 13:30 〜 15:30 | ||||||||||||||||
5. | 実施場所 | 江戸川学園取手中・高等学校 ジュニアスタディールーム | ||||||||||||||||
6. | 対象生徒 | 高等部1年医科コース 1組 32名 2組 31名 合計 63名 |
||||||||||||||||
7. | 講話内容 |
|
医療講話の風景
右側:菅原 未来 先生 本校34期生 中央:陳 嘉辰 先生 本校35期生 左側:笹目 瑠 先生 |
大学などお忙しい中、本校の医科コース生のために時間を費やしてわかりやすいパワーポイントやレジュメなど作成してきて下さいました。 | 昨年度は「心筋梗塞」でしたが、今年度は「感染症」についての講義でした。ウィルスや細菌などの微生物が引き起こす病気の基本を学ぶことができました。 | ||
菅原先生より人形を用いた胸部圧迫による心臓マッサージのやり方を学びました。机の上には演習を行う人形が寝ています。人形といえども緊張感がありました。 | 緊急時を想定し、ロールプレイ(役割演技)を行いました。状況に応じて、言葉で正しく伝えることの難しさなどを知ることができました。 | 陳先生は、生徒の傍で細かな指導をして下さいました。胸部圧迫に関して非常に力が必要なことも学びました。約5cm沈めることは難しいことを体験しました。 | ||
AEDが到着し、音声指示に従って電極を胸に貼りました。心電図解析中に、傷病者には触れてはいけないことなどを教えて頂きました。 | ジュニアスタディールームに3体の人形を配置し、それぞれの場所で指導を仰ぎました。ここは笹目先生が指導している場所です。 | 男子も積極的にロールプレイに参加し、AEDの使い方を学ぶことができました。 | ||
陳先生より胸骨圧迫のコツを教えて頂きました。『強く、早く、正確に、そして絶え間なく』あんパンマーチのテンポで行いました。 | 菅原先生からは心肺蘇生の注意点としては、2分ごとに救助者を交代しながら行うことを教えて頂きました。 | 判断に自信がなくても、直ちに心肺蘇生とAEDを行うことが、ドリンカーの救命曲線に基づいて重要だと言われました。 |
生徒の感想の一部
(1)感染症についての講義はどうでしたか?
● | 生物の授業で真菌・細菌を習いました。生物基礎の内容が大学の授業にもつながることが分かりました。また、あまり専門用語が使われておらず、充分に授業内容を理解することができました。そして、大学での講義が楽しみになりました。 |
|
● | 微生物の種類など大まかなことは知っていましたが、深いところまで理解していなかったのでとても勉強になりました。技術の進歩によって不治の病と言われていたHIVが治るようになり、薬品の開発など多面的な研究が大切だと思いました。 |
|
● | 感染症のメカニズムなど、細菌やウイルスなども普通の授業だけでは学べないことも教えて頂き、非常に良い経験となりました。「微生物」という区分だけで、真菌・細菌・ウイルスをあやふやに理解していたので細かい違いを教わり、より生物学に興味・関心が高まりました。 |
|
● | 微生物の種類に「真菌」という分類があることを初めて知りました。身近な所にも様々な微生物がいるにもかかわらず、知らないことがたくさんあってもっと積極的に学びたいと思いました。 |
|
● | 昔は根治することが難しかった感染症の病気が、現在ここまで医療が発達して治せることが増えてきたと聞いて医学は凄いと思いました。とても有益な講義でした。 HIVウイルスはテレビなどで良く聞くことがあったので少し興味があり感染経路などは知っていました。しかし、治療法における改善など初めて聞く内容もあり非常に良かったです。 |
(2)来年やってみたい医療体験、聞いてみたい講義あれば書いて下さい。
● | 医療問題について詳しく講義をして欲しいです。専門的な知識についても聞いてみたい気もありますが、医療全体像も知りたいです。また、少子高齢化に伴う医療の現場も聞きたいです。医療体験に関しては今年度のままで非常に勉強になりました。 |
|
● | エピペンの注射の方法について。(自分はアレルギーを持っているので、多少は知っておりますが、多くの方が正しく知っておいた方が良いと思うので、是非お願い致します。) |
|
● | 解剖を行っている大学での講義の様子を教えて欲しいと思いました。 |
|
● | 地域医療についてより詳しくお聴きしたです。注射や輸血関係について知りたいです。 |
|
● | 傷口を縫う体験をしてみたい。医療器具に触れてみたい。 |
(3)将来、医師について具体的な進路がある方は書いて下さい。
● | まだ、医師としての進路の全体像が分からず具体的な名前を挙げることは現状では難しいです。大学入学後様々な経験を積む中で自分に本当に合った進路を探していきたいです。 |
|
● | 今のところ直接手で患者の臓器に触れ、治すことができる外科医にはとても興味があります。 |
|
● | 内科医になりたいです。国際組織(青年海外協力隊など)に所属してボランティアを通して多くの人を治療したいと思います。また、国境なき医師団にも興味があります。 |
(4)何か一言あれば
● | 大学や医学部受験のことについて高1から知ることができる経験を持てたことは非常に良かったです。具体的な将来像が明確になれば明確に成る程、モチベーションの向上につながると思います。また、心肺蘇生法の体験も医師を志している私にとって良い経験になりました。万が一にも目の前で心停止している人がいたら動揺しないで対処したいと思います。 |
|
● | 人体モデルを用いた心臓マッサージや人工呼吸の操作が非常に難しかったです。そのため、もっと多くの医療体験を行いたいと思いました。貴重な機会を有り難うございました。 |
|
● | 医師を志している私たちのためになる良い講義をして下さって、本当にありがとうございました。大学の紹介などを聞いて少し行ってみたいと思うことができたし、ウイルスなどの話を聞いてとても面白いと思いました。今回の経験はモチベーションが上がり、非常に良い経験となりました。 |
|
● | 胸骨圧迫のやり方を初めて知りました。もし、そのような場面に直面した時は、この経験を役立てたいと思いました。有り難うございました。 |
|
● | とても貴重な体験となりました。万が一にも目の前で倒れた人を見かけた時は、今日習ったことを怖がらずに実践していきたいと思います。毎日使う交通機関でいつ人が倒れるのか分からない中で、冷静に対応していきたいと思いました。今日は貴重な時間の中で来校して頂きありがとうございました。 |