令和元年度
高等部1学年 道徳感想文
第3回(7月2日)


テーマ:働くことの意義

私は今回の道徳の授業を受けて、「働くこと」への意識が変わりました。私は働くことの価値として多くの人が挙げるのは「お金を稼ぐ」ことだと思っていました。その意見は話し合いの中でも出てきました。しかしそれに対して先生は「そうだね。でもそう考えるとしたらビルゲイツはどうだろう。彼はもう十分大金持ちで、お金を稼ぐ必要はないのではないか」とおっしゃいました。この言葉に私は衝撃を受けました。では、彼らは何を目的として働いているのでしょうか。その答えは話し合った中でいくつか出ましたが、私はその中でも愛他性(人の役に立つことや、達成すること)が必要なのではないか、と思いました。なぜなら私は、仕事は勉強と同じようなもので、ただ知識をつけることを目標とするだけでなく、それによって達成感を得たり、他人に認めてもらうことで継続的に行い続けることができるのではないか、と私は思いました。そしてこの考えが浮かんだとき、もし私の考えが正しいのなら、今勉強を継続してかつ楽しみを感じながらこなすことができたのならば、近い未来職に就いた際にも、楽しく継続して仕事を行うことができるのではないかと思いました。したがって私は今から継続して楽しく勉強をするために、今、自分が楽しいと思う教科の勉強を怠らず、自分が苦手だと考えてしまっている教科を楽しいと言えるようなレベルまで持っていけるような努力をしたいと思います。また、最後に紹介された日本理化学工業の大山会長の「人間の究極の幸せは-働くこと-」という言葉に私はとても驚きました。なぜなら、以前の私は仕事をせずに暮らすことが、仕事をするよりもストレスや疲労が少なく、幸せなのでははいか、と思っていたからです。しかし、この言葉を理解しないと、自分の成すべきことが分からなくなり、自分の存在意義すらわからなくなることを認識することができました。よってこれからは、今日学んだ仕事の大切さを忘れずに、自分の進路や夢を今よりさらに細かく正確なものにしていきたいと思います。

 

 



テーマ:働くことの意義

今回は働くことについて学びました。私はこの授業の前までは働くことの意義として、人に役立つことをし、お金を稼ぐことだと考えていました。どの仕事も「人のため」となる仕事であると思うからです。クラスメイトの意見として、働くことは「能力の活用」、「愛他性」、「経済的報酬」、「ライフスタイル」と考えている人が多かったです。このことから生活面や経済面で考えているのはもちろん、自分の能力を発揮でき、人の役に立つということが重要になってくるのではないか、と考えました。そして、「働く」の語源である「傍」を「楽」にするということも、人の役に立つことに繋がるのではないか、と考えました。「二人の石切職人」の話から、「石を切るのに悪戦苦闘している」か「人々の安らぎの場となる教会を作ってる」かで、仕事に対する考え方も変化することがある、と感じました。働けばお金がもらえる、しかし大金持ちでも働くのはなぜか、その仕事自体は人のためになるようなことでも、自分の利益のためを考えて働いている人も多いと思います。でも、せっかく働くのならば、私は人の役に立つように、相手を思って、自分のやりたいこと、達成感がついてくるという形で働きたいです。先生が授業の最後におっしゃっていた、日本理化学工業の大山会長の言葉はとても心に響きました。働くことによって人間の究極の幸せ、人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、人から必要とされることの4つを得ることができる、ということをお聞きし、働くことはとても素晴らしいものだと思いました。私は将来やりたい仕事がまだはっきりとは決まっていません。「心訓七則」にある一生涯を貫く仕事を持てるように、やりたい仕事を考えていきたいです。



テーマ:いじめについて
今回の道徳は「いじめ」についての講話でした。私には中学時代、教室に来れないクラスメイトがいました。その子は、教室ではなく、階の違う別の教室に登校していて、友達もいたため、孤立してしまうことはありませんでした。私はその子と話をしてみると、一度傷つくとトラウマになってしまって、なかなか以前の自分に戻れないということを理解することができました。その子も、仲のいい友達とは普通に話せていましたが、教室に戻ることをとてもためらっていました。今回の授業でも、相手が嫌だと思ってしまったら、それは「いじめ」になってしまうと改めて実感しました。今は、学校での関わり以外にもLINEなどで、学校外でもたくさん友達とつながっています。だからこそ昔よりも「いじめ」のきっかけとなってしまう出来事が多く発生すると思います。また、会話の中ではただの冗談に聞こえるようなことでも、文面だとそのニュアンスが伝わりづらいため、余計なトラブルが発生してしまうのではないか、とも思います。そのため親しい間柄の友人でも、会話中、メール中では自分の発言しようとしていることを一回頭の中で確認してから言葉にすることが本当に大切だと思いました。一度言葉に表してしまったことは、記憶から消すことはできません。その一言が他人を傷つけてしまうかもしないということを受け止め、自分の何気ない言動にも責任があるということを感じながら生活しなければいけないと感じました。またプリントで配られた2つのエピソードでも、考えさせられることが多くありました。最初は少しの溝であっても、それがどんどん大きくなって人間関係にヒビが入ってしまいます。大きな溝になる前に自分のできる最善のことは何なのかを考え、見て見ぬふりをするのではなく、向き合わなければいけないことだと改めて感じました。悩んでいる友達に対して声をかけ、少し話を聞いてあげるだけでもその友達の心は軽くなると思います。私が実行に移して話を聞いてあげられる人になりたいです。

 

   

 

 



テーマ:いじめについて

今回の道徳では、いじめについて学びました。今回の講話をお聞きして、私は行動力が大切だ、と思いました。なぜなら先生が紹介してくださった、いじめで自殺してしまった生徒の話を聞いて、その時に、学校の先生がそのいじめを止めることができたなら、周りのクラスメイトがその生徒を助けてあげることができたなら、その生徒が自殺する必要は全くなかったと思うからです。いじめを見たときに無関心になるのではなく、行動して、助けてあげることが大切だと思いました。また、いじめをする人は、自分がいじめを行っていることに気付いていないということも学ぶことができました。なのでやはり、周りの人たちが教えてあげるべきだと思いました。ですがそれはとても勇気がいることで簡単ではないのかもしれません。私がもしいじめを目の前で見たらどんな行動をとることができるでしょうか。私は絶対に助けられる人になりたいです。一人でいた場合もどんな場合でも、無関心を装う人たちといた場合でも、自分は助けてあげられる人になりたいと思いました。また、今後無意識に友達を傷つけないためにも、相手の気持ちを考えて行動していきたいと思いました。最近ではSNSのいじめも増えてきているとニュースなどで聞いたことがあります。顔が見えないので言いたいことが言いやすくなったこともあると思いますが、SNSの使い方にも気を付けていきたいと思いました。国でもいじめについて詳しく明記されていることを知り、自分が思っている以上にいじめは重く受け止めなければいけない問題だと、改めて気付くことができました。また、どんな些細なことでも無意識にいじめになってしまうこともあるので、自分を客観視しながら行動していきたいと思います。

 

    

 



テーマ:福祉社会

自分は、今の日本は福祉社会かどうかを昔の日本と比較して考えました。昔よりはバリアフリーやユニバーサルデザインなどが普及しているので、福祉社会であると思いました。しかし、他国と比べて考えてみると、確かに今の日本は福祉社会ではないと思います。このように人々は無意識に比較対象を置いて考えているのだと思いました。これから何か物事を考えるときは何を比較対象に置いているのかを考え、様々な考え方を見つけていきたいです。自分はボランティア活動をあまりしたことがないです。自分がしたことといえば、赤い羽根の募金や挨拶運動くらいです。今回の講話をお聞きして、より慈善活動をすべきだと思いました。自分は、自分のことよりも相手の方が大切だと考えています。だから相手の意見を尊重し、相手のことを考えて行動していきます。このことをボランティア活動に生かしていきたいと思いました。オリンピックの話になった時、確かにパラリンピックはあまり報道されていませんし、どんな選手がいるかもあまり知りません。次の東京オリンピックでは、パラリンピックについてもいろいろと調べ、他の人たちに紹介できるようにしたいです。自分の意識改革として、たくさんの雑学について深いところまで調べたいと思います。また知らないことを減らすためには、新聞が有効だと思いました。なぜなら、世界のことについても理解でき、幅広く知識を得られるからです。今まで新聞を読むことがなかったので、この機会に読んでいきたいです。自分は知らないことがとても多いので、様々な知識を身に付けていくうえで、社会の常識やこれから役に立つ社会人基礎力を学んでいきたいです。無意識の差別をなくすために、自分は差別してしまっていることをいろいろな人に広めていくべきだと考えます。そのために、車いすの体験や、障がいを持った人たちの話を聞く機会を作って、障がいに対する理解を広めるべきだ、と思いました。

 

 

 



テーマ:福祉社会

私は今回「福祉社会」についての授業を受けて、改めて改善しなければならないと感じたことがあります。それは、気付かないうちに、自分自身、障がいのある人に対して線を引き、関わらないようにしていたということです。先生の問いの「今の日本は福祉社会か」ということについて、私は福祉社会であると答えました。後から考えてみると、それは今の日本が取り組んでいることだけに焦点を当てて考え、答えを出したのだと言えます。私は障がいを持っている人に対しての思いやりや行動、接し方はまだまだ自分を含めて改善されていないと感じます。実際、介護施設で働く人が少ないのは、給料の低さに対しての仕事量の多さもあると思いますが、気持ちの面でも福祉に対して関心がないからだと思います。そういった人の気持ちの面から変えていかなくては、日本の福祉は世界に比べても発展しないと思います。私の一番下のいとこである小学2年生の男の子は、生まれたときから障がいを持っています。親戚なので、小さいころから可愛がり、いつもお手伝いをしていますが、いざ知らない人を気遣って手助けをしても、たぶんスムーズにはできないと思います。これからは、まず福祉について自分でも考え、実行できる力を身に付けていきたいと思います。また、ボランティア活動もその一環なので取り組んでいきたいと考えています。今回の授業を経て、福祉のことについて考えることができ、これからの福祉についても考え直すことができました。また先生が最後におっしゃった「人間は人と人との間に無意識に上下関係を作る」という言葉がとても印象に残りました。私自身、思い当たる節があり、人と比べて安心していた気がします。また、無意識にやってしまうところがとても厄介で、直すことが大変です。しかし、こういった差からなくしていく必要があり、そして福祉にもつながると思います。私自身意識して過ごしていきたいと思います。