令和元年度
高等部1学年 道徳感想文
第1回(5月7日)


テーマ:命の尊さを知る

今日は第1回目の道徳の授業でした。道徳はこれまで小学校・中学校でも学んできました。しかし今回の高校の道徳の授業は、小・中学校とは違い、命の大切さ・尊さについて本当に真剣に考えることができました。授業の時に出てきた東日本大震災の時、私は小学校1年生でした。気が付けばもう8年も経っていて、自分でも驚きました。地震直後のことは今でもよく覚えています。しかしまだ小学校1年生だった私は、東北がどうなっているのか自分で考えていませんでした。なので、今回の授業で震災時の東北の話を詳しく聞き、改めて震災の恐ろしさを実感しました。一瞬ですべてが崩れてしまう、すべてを失ってしまう恐怖は私には想像もつきません。しかし、私と同じ年の人や、私よりも年下の人がその恐怖を体験したのは事実であり、今でもその恐怖と必死に戦っている人がいるかもしれません。気仙沼市立階上中学校の梶原裕太君の送辞の一部を聞いたとき、「自分の命を大切にしよう」と心から思いました。同時に厳しい環境の中で生活しているにも関わらず、前を向こうと頑張っている東北の人々の強さに感動しました。私だったらすぐに立ち直ることができないと思います。自分の大切な人が亡くなってしまったら、私は自分が生きるのでさえ嫌になってしまうと思うのです。しかし亡くなってしまった人々のためにも残された人々は前を向いて生きていくことが義務なのではないでしょうか。東日本大震災では、多くの人の命が犠牲となりましたが、それと同時に日本全体で、命の大切さ、尊さを以前よりも深く考えるようになったと思います。現在の日本では、子供の最も多い死因は自殺です。まだまだこれから先の長い人生を歩んでいくことのできる子供の命がなくなってしまうのはとても悔しいことです。私は、私が生きていることに自信を持って、これからも生きていきたいと感じました。

 

 



テーマ:命の尊さを知る

今回、初めての道徳の授業で「いのち」についての話をお聞きしました。今までは、あまり深く「いのち」について考えたことはありませんでした。しかし授業を通し、「いのち」を考えるとてもいい機会になりました。授業の前に母に書いてもらった私が誕生したときについての手紙を読んでみました。すると、妊娠がわかった時は喜びがあったと書いてあり、私が生まれることに対して嬉しいと思ってくれていたことを知ることができました。その反面、不安も大きいことがわかりました。出産するまでには、様々な辛いことや苦労もあり、出産は母も子も命がけで、生まれてきたことは奇跡であり、とても素晴らしいことだと感じました。私の名前もきちんと意味があるもので、どんな子に育ってほしいか名前に込められているので、自分の名前は大切にしようと思いました。だから、相手の名前を呼ぶときには、しっかり敬意を払って君・さん付けで呼びたいです。また、生まれたころの写真を見てみると、私にもこのような小さい時期もあったのだと懐かしく思いました。そう考えると、両親はこんなに大きくなるまで育ててくれて、学校にも通えてこれ以上幸せなことはありません。とても感謝しています。母からの手紙を読むと、とても愛されていることを実感しました。応援してくれているので、夢に向かって頑張りたいです。このことを通して、「いのち」の尊さをより考えることができました。世の中には生きたくても生きられなかった人がたくさんいます。祖父や祖母よりもずっと前から受け継がれてきた「いのちのバトン」があります。人間はまだ、そのバトンが途絶えず、今まで続いてきました。このバトンは絶対に繋いでいかなければならないと思います。生きられなかった人たちのためにも、一日一日を大切に生きていきたいです。私も回ってきた「いのちのバトン」を次の世代にも繋げて、命の尊さを様々な人に伝えていけるようになりたいです。



テーマ:私たちはなぜ学ぶのか
私は今回の授業を受ける前は、なぜ勉強するのか深く考えたことはありませんでした。今までは、勉強はしなければならないものだからしていて、何か明確な理由があったわけではありません。しかし、この授業を通して、私が見つけた私の勉強する理由は、「将来、自分のやりたいことをするため」です。私は将来医師になりたいです。そして医師になったら、たくさんの人の命を救ったり、精神的なケアをしたりして患者から感謝される医師、そして、人の役に立てる人になりたいです。医師になって自分でお金を稼いだら、旅行に行ったり、買い物をしたり、犬を飼ったり、自分の好きなことをして暮らしたいです。将来の自分が思い切り楽しめるようにと思って、今勉強を頑張っています。授業の中で、なぜ五科目勉強しなければならないのか自分なりに考えてみました。まず国語は、患者やその家族の気持ちを汲んで、物事を伝える力をつけるためだと思います。患者に励ましの声を掛けたり、つらい事実を伝えたり、伝え方を間違えれば、患者やその家族を深く傷付けてしまいます。患者を傷つけない医師になるために、国語を学んでいるのだと思います。次に数学は空間把握能力を身に着けるためだと思います。特に外科医は手術の際に空間把握能力が大切になるので、数学を学んでいるのだと思います。次に、理科はもちろん、人体に関わることだから、そして研究者なら、世の中のいろいろなことを知る必要があるからだと思います。次に社会は偉人たちがどんな研究をしていたかを知ったり、どんな病気が流行したかを知ったりして、過去から学ぶことが大切だから、社会を勉強する必要があります。最後に英語は論文を読んだり書いたりするときに必要で、進んだ技術を外国から学ぶ際にも英語を使うので、学ぶ必要があります。改めて考えてみると、一見関係なさそうなことでも、深く関係しているのだと実感しました。また今回の授業を通して、私が見つけた勉強する理由は、「将来、自分がやりたいことをするため」です。しかし授業中お聞きした理由の中でいくつか納得したことがあります。それは、視野を広げるため、進路を広げるため、ストレス耐性をつけるためです。たしかに考えてみると、勉強しているうちにたくさんのことを知って、いつの間にか視野が広がって、進路選択の幅も広がりました。今回の道徳で、勉強する理由を考えたことで、多くのことに気づき、これからの勉強に対するモチベーションを上げるいい機会になったと思います。自分の見つけた勉強する理由を意識して生活し、日々努力していきたいです。

 

   

 

 



テーマ:国際社会に生きる

今回の道徳を通して、グローバル化について考えを深めることができました。グローバル化とは、現在の世界の動きであり、そのことによってもたらされるメリット・デメリットを考えました。グループの仲間との話し合いの中で、メリットとデメリットはつながりがあることがわかりました。メリットは、「考えや文化を広く共有できる」ということです。それに対してデメリットは「国の独自の文化が失われる」、「国民性が薄くなる」ということです。メリットとデメリットは互いに関係し合っていることがわかりました。確かにグローバル化により、日本にも多くの海外製品などが輸入され、私たちの生活を豊かにしてくれます。しかし一方で、海外製品に頼りすぎて、日本製品が売れなくなってきているということも問題になっています。このように、グローバル化は進んでほしい反面、国独自の文化を大切にしていってほしいと感じました。また、先生の講話の中で、もし自分が日本でない国に生まれていたら、ということをおっしゃっていて、国によって文化・風習・物事の捉え方など様々なことが異なってきます。もし私が日本に生まれていなかったら、全く性格が違っているかもしれない。ご飯がなくてガリガリに痩せていたり、逆に食べ過ぎてとても太っていたり...国によって周りによって確実に自分は変わってくる、そう考えると私はこの現代の日本に生まれ、恵まれた環境で自分が作られていっているのだと感じました。

 

    

 



テーマ:国際社会に生きる

今回の道徳はグローバル化についての話でした。最近はよくグローバル化という言葉を聞きますが、定義やメリット、デメリットについて自分で考えるような機会はありませんでした。そのため、今回の授業で班ごとに話し合う時間など、他の人の意見を聞くことで、グローバル化についての知識を深めることができて良かったです。また先生がおっしゃった、育った環境によって考え方が違うことはグローバル化の大きな問題点だと感じました。考え方が違うことはグローバル化が進む中で争いが起きる原因になります。実際に海外で発生しているテロなども原因の一つに考え方の違いが挙げられます。このような問題を解決するには、他国の文化や人々の考えを十分に理解し、尊重し合うことが大切だと思います。そのため、私は修学旅行など海外に行ける機会を大切にし、少しでも多くの外国人と話していきたいです。また、江戸取の目標の一つに「世界型人材の育成」があります。グローバル化が進む中、世界型人材というのは、より重要になってきています。将来、世界型人材になるためには、高校生のうちから準備が必要だと思います。そのため、私は高校生のうちに3つの力を身に着けていきたいです。まず1つ目は基礎学力です。どのような仕事をするにも必要な力だと思うので、普段の授業の予習・復習を完璧にすることから始め、しっかりと学力をつけていきたいと思います。2つ目は英語力です。世界で最も話されている英語を話せるようにすることは、グローバル化の対応への一歩だと思うので、書けるだけでなく話せるようにすることも重要だと思います。3つ目はコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は日常的な人との関わりから高めていけると思うので、日々意識していきたいです。グローバル化に対応していけるように、高校生のうちからしっかりとこの3つの力を身に着けていきたいです。

 

 

 



テーマ:国際社会に生きる

私は今回の道徳「国際社会に生きる」をお聞きして、「グローバル化」に対するイメージが変わりました。これまでの私のグローバル化のイメージは、国際協力することで力を高め合うことができ、それと同時に争いも少なくなるという良いイメージしかありませんでいた。しかし今日、友達と話し合った中で、「国民性が失われる」というデメリットがあるという意見を聞き、グローバル化をこのまま進めてしまうのではなく、ある程度のところで止めることも必要かもしれないと考えました。また、日本文化についてのイメージも変わりました。今回の授業の中では、「日本文化の特徴」「日本特有の文化」についても話し合ったのですが、これに関しては、どの友達の意見も自分の意見と似たもので、「日本は謙虚の文化」や「礼儀を重んじる文化」というものでした。そして発表の際、他のグループも同じような意見を持っていたので、先生もこの答えをおっしゃるだろうなと思いました。しかし先生は「確かに日本の文化は謙虚や礼儀を大切にする文化です。しかしそれは裏を返せば自己主張がないということになり、外国などで自己主張のない人は使えない、と判断されてしまうこともあります」と正反対のことをおっしゃったのです。私はこの言葉に衝撃を受けたのと同時に、外国人の友人の「日本人は分かりづらい、意味が分からない」という言葉を思い出しました。このことから日本文化である「謙虚」や「礼儀」が大切だということは日本では当たり前ですが、外国に行った際には通用しないこともあり、逆に「自分の意見も言えない人」という悪い意味で捉えられてしまうこともあるということを意識しておく必要があると思いました。つまり、日本文化は外国で好意的に受け取られるとは限らず、その場所に合った文化を身に付けるべきだ、ということがわかりました。私はもし将来仕事などで外国に行くことがあったら、まず事前に行く場所の文化や習慣を調べてからそこに赴き、現地の人々が不快に思ってしまうような行動をしないようにしたいと思いました。そして、これからもっと多くの外国の文化を知ろうと思いました。