2018年度 中等部1学年 道徳感想文 第5回 7月2日

 
1組 「ルールについて考える」
 七月二日に行われた第四回青野先生道徳授業では、「ルールについて考える」というテーマを用いてスポーツや社会・学校などのルールを確認し、ディスカッションをしました。僕がスポーツのルールの中で一番重要だと思ったのは、「双方のチームが公平な条件で競技ができる」ということです。これは日本だけではなく、地球全体が望んでいる平和だというこということに通ずると思います。一つ一つの小さなことでも、平等・平和を望むということはとても大切なことだと感じました。社会のルールの中で一番大切だと思ったことは、成文律のように、はっきりと明文化されているルールを守ることはもちろん、不文律のように、はっきりと明文化されていない暗黙のルールを守ることです。不文律のような、分かりにくい決まり事でも、しっかり守り続けることで、豊かな心を養うこともできると思ったからです。ディスカッションの時間では、江戸取での生徒指導になりかねない苦情の数々をゼロにするための方法を考え、僕たちの班では、自分達も属している、身の回りの社会に属する人々が気持ちよく生活できる環境を作るために、時に辛抱し合うべきものであるということもわかりました。僕が通っていた小学校での変わったルールはありませんでしたが、江戸取のように、大切にしている風紀もありました。それは、「五分前行動」です。五分前行動を小学校からやっていたことで、江戸取での生活になじむことができ、とても大切なことであると感じています。
 今回の授業で、ルールの無視をすることで、個人・チームの評価が下がってしまうとともに、勝負において不利益を被ってしまうこと、そして、様々なルールの意味や必要性を理解することができました。今回の授業で学んだことをこれからの学校生活では常に生かしながら、勉強・部活・趣味に対し、中途半端ではなく、全力を尽くすほどの気持ちで取り組んでいきたいと思います。

   

      
2組 「公共心・公徳心を養うために」
 私は、今回貝森先生のお話をお聴きして、公共心や公徳心が欠けるのは、自分中心に物事を考えてしまっているからだと思いました。その考え方を変えるには、(地球は宇宙の中心で静止していて、太陽を含む他の天体が地球の周りを回っているという考え方の)天動説から、(地球は宇宙の中心ではなく、自転しながら太陽の周りを回っているという考え方の)地動説へというような、コペルニクス的転回が必要だと思いました。そのために、自分を客観的に見る力をつけ、それを実行していかなければなりません。また、世の中も自分中心に動いているわけではありません。あくまで自分は社会の一員であって(それを自覚することも大切ですが)、その社会は老若男女関係なく、みんなで支えあってできています。その中で重要なのが、自分がその社会のために尽くすということです。それはクラスや家族についても言えることで、自分のことで迷惑をかけないようにするのはもちろん、日々相手のことを考えた思いやりの行動をするという意識を、常に持っていなければなりません。私は、まずこのような身近なところから気を付けていくことで、江戸取への苦情もなくなると思いました。そこからどんどん視野を広げていって、今度はまたそこで自分は何ができるのかを見つけ出し、尽くしていく。この繰り返しが非常に有意義だと感じます。そして、公共心・公徳心を養う上でもう一つ重要なことは、規則を含めた規律を守ることです。私はこの授業を受けるまでは、「規律・規則・ルール・きまり(おきて)」は、ほぼ同じものだと思っていましたが、今回の授業を受けて見方が変わりました。これから私は「@規律を守る、A社会に尽くす」ということを自分の柱として、ニュースを見たり社会に目を向けたりしていきたいです。また、私はオープンスクールのボランティアに参加することにしました。今回の道徳を受けて、よりボランティアに参加することにしてよかったなと思いました。それは、自分にとって良い経験になるというだけでなく、一番は今回学んだことを大きなイベント(利害関係のない人が集まる場所)で実践できるチャンスだからです。私は今回オープンスクールに来校してくださった方に「来てよかった」と気持ちよく帰ってもらうために、一生懸命尽くしたいと思います。そして、この気持ちを大きなイベントがない時でも思い出して、これからの私の活動の原動力にしていきたいと思います。

 

        

 

 





3組 「なぜ私たちは学ぶのか」
 大串先生の話をお聞きして、「なぜわたしたちは学ぶのか」について学びました。
 初めに、江戸時代の日本の識字率が高く、多くの子供たちが「読み書きそろばん」と言われている基本的な学習をしており、貧しい町人ですら文字を読むことができていたようです。このことから、日本は識字率が高く、子供たちも進んで学習に臨んでいたことがわかりました。また、イギリスの識字率は20パーセントから25パーセント程度、就学率は25パーセント程度であったそうです。
 続いて、大串先生は「何を学ぶのかに」ついて話してくださいました。現代の日本の漢字率は99パーセントですが、南スーダンの識字率は27パーセントしかないそうです。27パーセントということは、国民の約4分の1しか字を読むことができないということになります。字を読むことができないということは、深刻なことだとおっしゃっていました。また、日本などの先進国では、数学力が高い一方で、南アメリカやアフリカなどでは、それが低いそうです。生活が苦しい人や困窮している人が少ない国は、日本、アジア、アメリカなどで、そのような人の多い国はアフリカだそうです。
 アフリカには5つのことが必要です。1つ目は、きれいな水、空気があること、2つ目は、戦争がなくなること、3つ目は、医療があること、4つ目は、ワクチンや薬があること、5つ目は、その国の伝統などを楽しめることです。この5つが手に入るようにするにはどうすればいいのでしょうか。僕は生活が厳しい人たちのために、募金をしてあげればいいと思います。その理由は、伝染病を予防するワクチンや病気を治す薬が買えるからです。また、アフリカの人々の生活を助ける方法は他にもあると思うので、これからもその方法について考えていきたいです。

 
    
4組 「命の尊さを知る」
 私は今回の遠藤先生の道徳を受けて、命はとても大事なものだとより強く理解することができました。私は東日本大震災のときに兵庫県に住んでいたため、地震などが起きているのをニュースで見ていました。テレビで見ると、とても大きな津波が起こっていました。私は遠藤先生の話をお聞きして、東日本大震災がとても大事な命をたくさん奪ったものだと思いました。遠藤先生のおっしゃっていた遠藤未希さんの話がとても心に残っています。私はその話を聞いて、とても複雑な気持ちになりました。遠藤未希さんは、たくさんの人に津波がもうすぐ来るとずっと放送し続けていました。もし放送をし続けなかったら彼女の命は助かっていたかも知れません。それにもう少しで結婚式を挙げる予定があったそうなので、とてもかわいそうだと思いました。
 次に、遠藤先生が三つ目におっしゃっていた、生きたくても生きられない人がいるということです。山崎直也君は5歳の時にがんが見つかり、そこから何回も手術を受けていたそうです。私は山崎君の話を聞いてとても感動しました。それは自分がとても辛いときでも、自分のことよりも弟に気を遣ってあげていたからです。私には絶対にできないと思います。それに山崎君の弟がお兄ちゃんと代わってあげたいと言ったそうです。それでも命は代わることができないものです。私も将来、病気の人などに貢献できるような仕事に挑戦したいと思います。
 私は今回の道徳を受けて、命はとても大事なものだと改めて感じることができました。そのことによってテレビなどで殺人事件などが起きてしまったことをニュースで見たりするととても悲しくなります。そのように人が殺されてしまったら、家族や友達などたくさんの人も悲しませてしまうと思います。だから「死ね」「殺す」などとふざけて言うこともいけないことだと思います。そういうことを言うような人に注意をして、みんなのお手本になれるような人間を目指して生活していきたいと思います。今回学んだことをしっかりこれからの人生に活かしていきたいと思います。


 





5組 「友人の多様性を受容する」
 私は今回のテーマの「友人の多様性を受容する」というお話を聞いて、人に認められ必要とされていることが「幸せ」ということだと学びグループ活動での「ジョハリの窓」では、友達とこの場で多様性を受容できていて良かったと思いました。マザーテレサが残した言葉では、生きていることを認めてくれない、生きていることに興味を持ってもらえないことを最大の不幸だと言っているのではないかと考えました。このような問題があるから、自殺してしまう人、不登校になってしまう人が増えていき「幸せ」という言葉に境界線を勝手に生み出してしまうと考え、一人一人が「心」という一つしかないものを大切にし、悪いことに踏み出さないことを守っていけば「幸せ」になる人が増えていくと思いました。そして、私達の特徴の自分と考え方が違う人や価値観の違うものを排除してしまうという特徴は、自分に自信がない人こそ、このような行動をしてしまい相手の意見や価値観を認めず自分で決めつけているだけで、さっきのように認めていないと同じになってしまい、多様性にある考え方にも反してしまい友人の多様性を受容していないと思いました。なので、相手の意見も反映したり良い所を取り入れていけば居心地もよくなり「幸せ」と感じていけると考えました。そして、グループ活動では「ジョハリの窓」をやり、自分の知らないことに気がつけました。私は、盲目の窓がとても多かったけれど思っていなかった番号がたくさんありました。特に嬉しかったのは、Hの信用できそうという項目でした。秘密の窓は13のプライドが高そうという項目で、私はとても高いと思われることが多いので少しびっくりしました。開放の窓はとても少なくて、自分の思っていることと相手の印象が違っているのが面白いなと感じて、さらにグループの人達が思っていた印象が私にとって嬉しいなと思えることでした。この活動を通してありのままの自分を少しでも知ることができ、これから一年五組で過ごしていくことに楽しみを感じられ、生きていくことに大切な「幸せ」も実感できてたくさんのことを学んだ道徳でした。

 

       

 

6組 「自由と責任」
 僕は、今回の道徳のお話をお聴きして、初めて自由について考えました。自由とは、僕の日常で考えると、夕食を決めるときに、自分が食べたいと思ったものを母などに伝え、受け入れてくれることや、家事などをやってくれることです。そしてなにより僕の自由として学校に通わせてくれていることが一番大事なことだと思います。なぜなら、この世の中には、貧しい家庭で学校に通わせてくれるほどのお金を持っていない人もいるので、自分がこのような生活ができていることにありがたみを感じました。そこで、次に責任について考えました。責任は、なさねばならないことで、自分が果たさなくてはいけない責任は、自分を学校に通わせてくれている家族に対しての感謝の表れとして、まずは学校の授業にしっかりと取り組み、一生懸命に勉強することだと思います。また、家事をやってくれているところを手伝う必要もあると思います。これが、まず家族に対して果たせられることです。家族以外にも果たさなければいけない責任もあります。それは、学校の人達です。学校の人達は、友達、クラスメート、先生などです。まず、クラスメートに果たさなくてはいけない責任は、自分に与えられた仕事をしっかりとやることです。もしやらなかったら、他の人がその分を上乗せしてやらなければいけなくなってしまいます。また、人の個人情報をばらすことなどはやってはいけません。次に、先生に対しては、自分たちに授業をしていただいているので、態度を整えなければいけません。また、教わったことを生かせるようにする必要もあります。これは礼儀だと思います。ぼくたちは、いろいろな自由と責任を抱えています。これからは、それらのことを理解してしっかりとこなせるように、自分の行動に誤りはないかを考えて生活をしていきたいです。
 





7組 「国際社会に生きる」
 私は千葉先生の講話をお聴きして、国際社会について深く考えることができました。より良い関係を相手と築いていくためには自分の国のことをよく知り、また他国の文化などを知って理解しあうことが大切だと感じました。他の国も自分の国とは違った考え方があり、全てが同じではないと感じました。だからこそ他の国のよいところを見つけたり、取り入れられるなどいいことがあるのだとも感じました。なので、自分の国の考え方を他の国に押し付けるのではなく、国境を越えて助け合うことが自分の国と他の国との国際関係をよくする一つのことだと思います。私は、一つの国で解決できなくても他の国と助け合い理解することで解決できるのだと考えます。これはこれからの国際社会において大切なことだと思います。また他の国の文化など、理解するだけではなく、異なる文化をもつ人々を受容し、つながれることが大事だと思います。理解した上でそれらを受容しながら共生し、相互の異文化や伝統、価値観を尊重し、より良い国際関係を築きたいと思いました。そのためにまず、国際化した社会で生きる自分の価値観を作りたいと思います。また、積極的にコミュニケーションを取ろうという行動がこれから必要だと思います。自分の国が国際社会から理解、信頼され、国際的な存在感を高め、江戸川学園取手中・高等学校でも注目されている社会に通用するリーダー的人材の育成をすることも極めて大切です。
 私は、他の国を理解し、つながり、良い国際関係を築くこと、積極的にコミュニケーションをとることなど、様々なことを今回の講話で改めて感じることができました。どれだけ国際社会から理解され、信頼されるのかは、個人としての価値観をつくり、自分の考えや意見を相手に伝え、他の人の意見、考えを尊重し、議論をまとめられ、具体的に行動するということが何より大切だと感じます。相互理解を深め、ともに良い関係を築けるよう、個人一人一人が自分の考えを持ち、行動してほしいと思いました。敬意を持つことも大切だと思います。

 

           

 

8組 「社会の一員として」
 私が、今回学んだ道徳の授業で「社会」という言葉が出てきました。今までは「ルール」などがテーマにありましたが、今回は「社会」が出てきて、今までとどう違うのかと思いました。社会とは、会社や家族などの一つの集団であると教えてもらい「自分たちは、いつから社会の一員なのか」ということを考え、自分なりの答えは、産まれた時からでした。生まれる前からと言う意見もありましたが、それは家族の中の母親のお腹の中にいるので家族の一員として考えることができ、やはり一般的に考えると、産まれた時からが社会の一員であると考えられます。なぜなら、社会は、人間が相互に関わり合う場所であるからです。そして、人間は、産まれた時からは、絶対に社会の一員であり、赤ちゃんの時のような小さな社会と比べて成長するにつれて社会の大きさは、どんどん大きくなります。その社会が円滑に営まれるためには、人間の多様性を理解することが重要です。これは、江戸取の教育理念にも出てくる「心豊か」に似ていると思いました。なぜなら、心が豊かであるには、人それぞれの多様性を理解することが大切だからです。人間それぞれの役割が大事です。ある社会のなかでの立場を考えて、自分の果たすべき役割をしっかりと果たすことです。具体的にどのようなことをすれば良いのかを、班で考えました。「江戸取生として何をするのか」で公共心に反する行動はしないことでした。このことをしっかりと守り生活をしていきたいと思います。