平成29年度 高等部1学年 道徳感想文 第6回(12月5日)

 
1組 「働くことの意義」
 今回働くという事の意義について色々と考える良い機会になりました。自分のやりたいこと、楽しい事だけをやっていくだけでは確かに何かが足りない気がします。私は高入生なので、小学校、中学校は公立の学校で今とは全く異なる生活を送っていました。小学校では小1からサッカーやスイミング、バレエやフェンシングなど、とにかく体を動かすことが大好きだったので色々なスポーツをやらせてもらっていました。中学校に入ってからもクラブチームで週5回の練習や試合、卓球部や駅伝部にも入りました。多い時には朝7時から卓球の練習、体育の授業で水泳、駅伝練習の後卓球部とサッカーの練習をした日もありました。とても忙しく、疲れている事も多かったのですが、とても充実していました。そして毎日が忙しかったからこそ勉強は授業中にすべて消化したり、朝早く起きて学習したり、移動時間に勉強したり、有効に時間を使う事ができました。この経験が今、医科コースに入ってからも大きく活きていて、今後仕事をするようになったとしても活かせることができると思います。
 ディスカッションで行ったドナルド・E・スーパーの労働価値では色々な人の意見が聞けてとても新鮮でした。私は12番の「社会的交流性」を大切にしたいです。私はもともと人見知りで話したことのない人には絶対に話しかけにいかなかったのですが、中学校に入ってから様々な人と話す事ができ、先入観や固定概念は持たずに人と接するようにしようと考えるようになりました。今回の授業を受けて広い価値観を身につけて、自分と意見が違う人を認めながら、多くの人と関わりを持ち、将来につなげていけたらと思っています。

 

        

 




2組 「福祉社会」
 私は福祉とは人々が最低限度の生活を営むことができるようにするよう努めることだと思います。また、それもやりすぎると、逆に不快感を与えてしまうものだと思いました。そして、相手が思っていることも考えて接することが必要だと思いました。例えば障がい者に必要以上のことをするということは、相手はきっと、「あなたは自分が障がい者だから、必要以上のことをしていて、普通には接していない」と思うでしょう。他にも、妊婦さんかどうか判断ができず、どうしたら良いのか分からなかったりすることがあります。私は、相手を考えて接することが難しいことがあるのだと思いました。先日私はメディカル塾に参加し、そこで救急医療の大変さを学びました。このことは私が医師になったときに役立つことだと思います。このように、手伝いに行くボランティアや、イベントでなくても、将来役に立つイベントは福祉の一環だと思います。そのようなイベントに積極的に参加することで日本の福祉に貢献することにつながります。そして、私はできることを少しずつ取り組みたいと思いました。それだけではなく、無意識の差別や偏見について考えました。それをなくすためにも、福祉についてよく考え、相手にとって不快感を与えないよう、接していかなくてはなりません。また江戸取などにある医科コースや、大学の医学部なども、福祉の一つだと思います。私は医師を志すものとして、今回の授業で福祉社会についてよく考えることができました。特にボランティア活動の意味を考えることができました。ボランティアは自分も楽しく参加できるので、積極的に参加していきたいと思いました。そして福祉はちょっとしたことで支えられているのだと思いました。例えば募金は少ない額でも一人一人が協力すればたくさんの人を救い、支えることができます。ボランティア活動なども大変ではありますが、社会の役に立てるのであれば積極的に参加したいです。私も少しずつできることをしていきたいと思いました。

 

        

 

 





10組 「働くことの意義」
 私は現在、大学に進学して、そこで英語をたくさん勉強して、アメリカかハワイで生活出来たらいいなとしか思っておらず、仕事に関しては詳しく考えたことがありませんでした。そこで、外国で、どんな仕事をしたいのかを考えてみた結果、「洋服やブランドに興味があるから、ブランドの会社に就いて、別のブランドとコラボさせたり、新しいデザインを考えたりもしたいな」「元々サッカーとかアメフトとか、いろんなスポーツをやっていて、用具にこだわっていたから、プレーヤーの為のスポーツ用品を考えたりしたいな」「洋楽が好きだから、洋楽に関する何かをやってみたいし、ずっとやりたかったサウンドエンジニアもやってみたいな」など、色々出てきて、ほとんど自分の好きな物や理想的なものばかりでした。今回の授業で、このような楽しくて、楽な仕事をしていても、何かが足りないという事が出てきましたが、初めは誰も楽なんてできないし、大変なことだらけで、何かが足りないどころではないと思いました。多分楽になるのは、その辛い事を乗り越えて、やっと自分のやりたい事ができる時だと思います。私の今の夢も、英語がペラペラになるレベルにならないと、仕事を行う上でコミュニケーションがとれないと思います。夢を語る会でお話下さった三井物産で働いている方も、英語力で初めのうちは苦労していたことをおっしゃっていました。ですので、私は苦労して英語を学んで、「こいつ、日本人なのに英語ペラペラってすごいな」と言われる格好いい人になりたいと、この授業を通じて思いました。

 

        

  

 


 





11組 「福祉社会」
 私は今まで日本は福祉社会だと思っていました。しかし、今回の山田先生の福祉社会についての講話を聞いてその考え方が変わりました。また自分の福祉社会という言葉の捉え方も変わりました。今までは福祉社会とは高齢者の方や障害のある方に優しい社会のことだと思っていました。しかし本当の意味の福祉社会とは、高齢者や障害のある人にただ優しくするだけの社会ではなく、そういう人達とも共に生きていくことのできる社会のことなのだと学びました。共に生きていくためにはお互いのことをよく知る必要があると思います。自分の小中学には特別支援クラスがあって、そのクラスの生徒たちとはあまり交流がありませんでした。しかし、たまに同じ授業を受ける時がありました。そんなときに担任の先生は気にしすぎずにみんなと同じだと思って接してほしいといつも言っていました。その意味がこの講話を聞いてからやっとわかりました。みんなと違っていて、大変そうだからといって気にしすぎたり、手を貸しすぎたりすることはその人のためにはならないという意味だと私は考えました。それは障害のある人や高齢者の方だけに当てはまることではなく、足を怪我してしまった人や妊娠している人にも共通していることだと思いました。なので、これからは相手がどうして欲しいのかを考えて、ただのおせっかいにならないように、少しでもそういう人たちの役に立てるようになりたいと思いました。

 

      

 

11組 「福祉社会」
 今、少子高齢化が急激に進んでいるので福祉について興味がありましたが、知識が少ししかなく良く分かりませんでした。しかし、今日の講話によって福祉についての理解を深めることができました。色々聞いた中でも特に印象に残ったのは、障害者に対する考え方です。例えば、僕が電車から降りて階段を登っている時に障害を持った人を見かけることがあります。その人が頑張って登っているのを見て「よく頑張っているな」と思ってしまうことがあります。そう思うのは普通のことだと思っていましたが、そのように思うことが障害者に対する偏見を持っていることになるのではないかと先生がおっしゃっていてとても心に響きました。他にも障害者に対する共通理解のための何種類ものマークがあり有名なマークのテストをしました。一人一人が理解しなければマークの存在意義はなくなってしまうとおもいます。僕も最低限度テストに出てきたものを理解したいと思います。
 





12組 「なぜ私たちは学ぶのか」
 私は今回「私たちはなぜ学ぶのか」という題名の話を聞き思ったことがいくつかあります。まず一つ目は世界の識字率の格差です。同じ地球に住んでいるのにもかかわらず、ここまでの差があるものなのかと、とても驚きました。日本は99パーセント以上の識字率です。毎日当たり前のように学校に通い、勉強をすることが私たちは出来ます。しかし、決してそれが当たり前のことではないのだということを知りました。当たり前と思っている日常、勉強ができる環境に感謝していかなくてはならないと感じました。そして、二つ目は興味、関心を広げることの重要性についてです。誰かと話をしているとき、話を聞いているときに相手の話に興味がわかないというのは自分が無知であるからだということを聞いて、今までの自分を見つめ直そうと思いました。終礼でも、担任の渡邉先生から「知識は力なり」という話をされました。知識を持つことで、沢山の人と関わりを持つことができ、そこから多くのことを得ることができますし、人生を豊かなものにしていけると思います。これからは、ただ何となく毎日を送るのではなく、さまざまなことに興味を持ち、日々の授業や友達・先生方との関わりの中からできるだけ多くのことを得られるようにしていきたいと考えています。

 

          

 

12組 「なぜ私たちは学ぶのか」
 私は今回の竹中先生のお話を聞いて、二つのことを思いました。
 一つ目に思ったことは、自分が世界の中でとても恵まれた環境にいるということです。竹中先生のおっしゃっていたことの中で世界にはとても貧しい人たちがたくさんいるということが分かりました。私は美味しい食べ物もお腹がいっぱいになるまで食べることができるし、安全で美味しいきれいな水を好きなだけ飲むことができます。また、電気もいつでも好きなだけ使えるし、働かずに勉強に集中できる環境も整えられています。このように考えると、私はとてももったいないことをしていると思いました。なぜなら、私はその当たり前でないことを無駄遣いしてしまっているからです。私の生活の中で電気が常時好きなだけ使えることや安全で美味しいきれいな水を飲めることは当たり前で、節約等を今まで考えたことがありませんでした。また、勉強においても働かずに勉強にだけ集中することができる環境が与えられているのに、私はそれを面倒くさがってサボってしまっています。世界には勉強したくてもできない子がたくさんいると言うのに。
 二つ目は自分の考え方についてです。私は今までマイナス思考でした。しかし、竹中先生がプラス思考の方が人生を楽しく送ることができると言われて、確かにその通りだと思いました。これからは自分のありがたい環境に感謝して、プラス思考で生きていきたいと思います。