平成29年度 高等部1学年 道徳感想文 第4回(9月19日)

 
1組 「文化の多様性」
 日本の文化と聞いて思いつくことはたくさんあります。相撲などのスポーツ、歌舞伎などの伝統芸能、華道、和食、建築様式など様々な面からみると本当に多くの“文化”と呼べるものがある事に気づかされます。中でも私が最も気になったのは歌舞伎などの伝統芸能です。私は歌舞伎を三回見に行ったことがあります。初めて見たのは小学校低学年の頃でした。その頃の私はまだ歌舞伎というものがどういうものかもわかっていなくて、つい寝てしまった記憶があります。二回目に見に行ったのは小学校6年生の頃です。学校の授業で歌舞伎という言葉を習ったこともあり、少しだけですが歌舞伎の内容が分かり、面白く感じました。これらの二回は歌舞伎が好きな父母に連れて行かれ、歌舞伎の公演が終わった後に何時間も歌舞伎の魅力や役者について語られたのを覚えています。そして三回目に見たのは中学校二年生のころです。その時はとても面白く感じたのを今でも覚えています。校外学習のような形で参加したのですが、歌舞伎体験や役者さんたちのお話などが聞けたのも面白かった要素の一つです。また、中学生になったことで歌舞伎の事だけでなく、様々な教養が身についていたために、歌舞伎の奥深さなども理解が出来たのではないかと思います。これは歌舞伎だけでなく、日本の文化全体に言えることで、まずは私たち日本人が自国の文化を良く知ることで他の文化もよく知ることが出来るのだと思います。それと同時に私たちは文化を受け継いでいく事も義務なのではないかと思いました。

 

        

 




2組 「働くことの意義」
 今回は「働くことの意義」とは、これからの私たちにとってどのようなものなのか、そしてそれはどのようにあるべきなのかについて考えていきました。今回の話の中で福沢諭吉の心訓七則についての話がありました。そのなかでも、「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つということ」というのが心に残りました。私はここにある『一生涯を貫く仕事』というのは、自分の好きな仕事・夢中になれる仕事でなければならないと思いました。もしそうでなければ、一生貫くことなんて不可能なのではないかと思いました。だから、どんな人であれ、今のうちに自分に合っていると思う分野や興味のあるものについて調べ、有意義に時間利用していくべきだと考えました。私たちは、グループ内で働くことの価値について話し合いました。グループの中で多かった意見として、「能力の活用」「人の役にたつ」「経済的報酬」という3つが主にありました。「能力の活用」は、私たちが職業に就く上で一番考えるべきだと思います。能力を活用することで自分の仕事によって人の役にたつことが出来るし、仕事効率も上がると考えました。また、なによりも自分の好きなことを仕事にすると働くことへの楽しさや、達成感を味わえると思いました。グループの中で働くこととは何かということについても考えました。私たちのグループでは「働くこととは快適な生活を送るためのツールである」と定義しました。これは、生活という大きなくくりにすることで、環境や金銭のこと、人間関係のことなど様々なことが含まれ、それらを全体を快適にすることが、私たちにとって最も幸せと言えると話し合いました。今後、私たちが就く職業について今のうちから考え、将来を見据える機会を持つことができて良かったと思います。仕事とは何かということを常に頭に入れ、日頃の日常生活で新しい発見をしていこうと思います。

 

        

 

 




       

10組 「文化の多様性」
 私は、今回の道徳で、いかに人々が偏見や差別、思い込みで物事を解決してきたのかが分かりました。文化についても、あまり深く考えてきたことなどなかったし、日本の文化がどのようなものなのかが分かっていたので、文化を知っているつもりでいたのだと思います。
 文化について、日本と外国の文化が決定的に違っているのは分かっていたけれど、外国の文化を聞かれた時、何も答えられません。このように、もう1歩先を考えてみると、意外と理解出来ていないことが多いと思いました。日本の文化を誇る上で、日本の文化は世界に一つだけなのだと確信しましたし、この日本文化を僕達が引き継ぎ大切にし、伝承していかなければならないと思いました。


 





11組 「働くことの意義」
 授業では、福沢諭吉の「心訓七則」や、ドラッカーの「マネジメント」などが載ったプリントが配られ、それを使いながら授業を進めました。その中には、今の私たちの学校生活につながるものもいくつかありました。また、話を聞いた後にグループワークが行われました。グループワークでは、最初に一人ひとりがドナルド・E・スーパーの「14の労働価値」から自分の考えに近いものを1つ選び、理由を付けて班の中で発表しました。次に、グループの中で他の人の意見を聞いて、「14の労働価値」の中からさらに3つ選び、どの番号を選んだのは何人かを集計しました。私の班では、1番の「能力の活用」や4番の「愛他性」、8番「ライフスタイル」を選んだ人が多かったです。また、7番の「経済的報酬」や5番の「自律性」を選んだ人がいたり、他の班では異なった集計結果が出てきたりと仕事に対する価値観の多様性を実感することができました。最後に、各班で「働くこと」についてのまとめをし、全体でもまとめをしました。そのときに、日本理化学工業の創始者の言葉を紹介されました。私は、将来どのような仕事に就いても、それを楽しみ、心に残るようなものにしたいです。

   

  
11組 「働くことの意義」
 今回の道徳の授業の題名を見たとき最初に、自分は将来就きたい職業をどのような理由で選んだのか考えました。福沢諭吉が書いたとされる「心訓七則」の七つの言葉の中に二つも仕事のことについて書いてありました。これにもあるように、一生涯を貫く仕事があるということはとても素晴らしいことだと思います。それと同時にたいしてやりたくもない仕事に就いて、いやいや仕事をすることは人生の限られた時間をもったいなく使っているように思えます。僕は少ない時間を無駄にしたくありません。だから、やりたいことが全力でできる仕事に就くために今のうちに勉強をたくさんしなければと思って毎日精一杯学生生活を充実させようと努力しています。授業の最後のほうに、自分なりの「仕事をする意義」を考える時間が設けられました。先生は最初にこの問いには答えはなく人それぞれだ、と言いました。僕は「仕事をする意義」を考えてみましたが、なかなか答えが出ませんでした。そこで、自分がどのような理由で将来の夢を設定したのか考えてみました。答えは単純なものでした。「人を楽しませたいから」、これだと思いました。世の中には色々な職業があり、自分がやりたいと思う仕事変わってしまうかもしれませんが、いずれにせよ大きな目的は変わらないと思います。それは、やっていて楽しいと思える仕事に就くことです。やっていて楽しい仕事はおそらく一生涯続けることができるのではないかなと思います。
 





12組 「命の尊さを知る」
 殺人や自殺などといった、目を背けたるようなニュースが多く、命を粗末に軽く考えているような事件が年々増加しているように思える。「人を殺める前に、自殺をする前に踏み止まることはどうして出来なかったのだろうか。」と私はいつも思ってしまう。命はひとりに一つしかなく一度失ってしまうと取り戻せない。だから命はこの世の何よりも大切なものだと私は思います。自分だけの命ではありません。誰かに大切に思われている命。私がそう思うようになったのは、友人の母が亡くなってしまったことでした。今まで一度も泣いたことのない強くて明るい友人が、初めて私の前で泣きました。激しく、見たこともない深い悲しみの涙でした。私はそんな姿を目の当たりにし、胸が苦しくなりました。「死」という意味を実際に感じ、命がいかに尊くて、どれほど重いものかと痛感させられました。生きていれば、苦しいこと、辛いこともあります。けれど生きていなければ、楽しいことも、嬉しいことも経験出来ません。もし生きていることが辛いほど悩んだり、疲れている人がいるなら、誰かに相談してほしい。話を聞いてあげたい。きっと解決できることはあると思うし、一緒に悩んだり、一緒に歩いてくれる人はいるはずです。そうやって助けあい共に生きていくことが大切だと思う。戦争やテロなどといった関係のない命が失われています。夢を持って努力していた命。幸せがいっぱい待っていた命。沢山の人々に夢や希望を与えられた尊い命。大切な命がこれ以上理不尽に失われないように平和な世界になって欲しいと思う。無くなっていい命など世界中にないと思うから。

 

  

 

12組 「命の尊さを知る」
 私はこの世に命よりも大切なものはないと思います。たとえ自分の命よりも大切と言われる自分の子供の命でも、それもまた同じ「命」です。お金もまた生きるため、命を維持するための道具です。そして、お金を貯めるためにはたらき、はたらくために休息をとる、とサイクルが続いていきます。どこかで聞いた話ですが、体に不自由がある人のことを、日本ではかわいそうと悲観的に見ますが、アメリカでは天から壁を授かった幸せな人間と評価されるそうです。人間はみな平等です。どんな壁があろうとみな平等です。体の不自由な人も自分が特別扱いされるのは嫌だと思っていると思います。だから私は、体の不自由な人には察されない程度にサポートができたらいいなと思っています。世の中には病気で死んでしまう人がたくさんいます。致死率の高い病気にかかってしまった人はどんな気持ちになるのでしょう。今回の男の子はとても強い子だと思います。自分に命がもう続かない、自分の命がなくなってしまうという現実が目の前にあるにもかかわらず、気丈に振舞います。残り少しの命、世界を自分中心に回してほしいと思ってもおかしくないと思います。そんな中でも自分の感情をコントロールし、気を遣っています。私にはそのようなときの感情のコントロールの仕方は分かりません。しかし、そんな体験はできればしたくありません。また、言葉の持つ重みも考えなければならないなと思いました。相手のことを考え思いやる気持ちが大切だなと思いました。