1組 「公共心・公徳心を養うために」
 今回の先生のお話を聞いて、今まで考えたことのなかった「規律」と「規則」の違いについて、よく考えてみることができました。 「規則ある進学校」、この言葉に対する違和感は規則と言う言葉に若干束縛されている感じがあるからだと思いました。 「規律」には一定の秩序を守ろうとする事を人々の精神に訴えかけるという意味があるため、僕は「規則」より「規律」の方が好きです。 ハインリッヒの法則がありますが、その逆をとれば、小さな良いことを300積んでいけば29の中くらいの良いことになって、さらにそれを行えば1つの大きな良いことに繋がるかもしれません。 よって、自分の公共心を高めて、まずは自分の周りに存在している社会に少しずつ貢献していきたいです。もしそれらを持っていない医師が存在していたら、その人は医師を止めた方が良いと思います。 なぜなら社会の一部に自分が含まれていることを自覚し、守るべきものを守って利害関係に関係なく人の役に立っていくことが医師には必須だからです。 ディスカッションの話題の2つ「落書き」「ポイ捨て」については、落書きは刑法260条に抵触している時点で法を犯しているから罪が重いのは当たり前なのに、実例では処分が軽いと思うようなものになっていて驚きました。 ポイ捨ても不法投棄なので法律によって罰せられます。これらの迷惑行為は自分が社会の一員であるという自覚がほとんど無く公徳心が著しく欠如していると思います。 まず、自分から常に周りに気を配り、社会のため、周りのために行動をとっていきたいと思います。

 

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2組 「国際社会を生きる」
 一般に,「国際社会」というのは国と国、あるいは何らかの共同体の形をとったもののつながりのことだと受け止められています。 例えば、「国際社会の圧力が強まっている」といえば、国際社会=多くの国と考えられても差し支えないと思います。 その大きなつながりの中で国が生きていくために必要なことというのは、国々の外交や経済による結びつきにおいても必要であることなのだと思います。 一方、人から見て国際社会で必要なことというのは、多くの国々の風習が交わっても世界基準のふるまいが求められる中で生きていく場合に必要とされることなのではないでしょうか。 そう思ったので、国家から見た国際社会と個人から見た国際社会、それぞれで生きていくために必要なことを班で考えてみました。 まず、個人からの見方では、「情動と論理のバランスをもつ」「言葉の使い方をよく考える」「英語力」「挨拶」といった意見が出ました。 これらは「色々な国や価値体系の中の人々とうまくわたりあう」ためのスキルであると考えられます。一方で,「国家からみてはどうか」という方では「立場を明確にする」「相手の哲学や宗教への理解」などが出ました。 「理解」「マナー」という点は個人でも大切とされていたものです。これは人がすることですから立場が変わっても同じなのだと思います。 これからは国と個人という視点を場に応じて切り替えていけるようにならなければならないと思います。

 

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9組 「なぜ私たちは学ぶのか」
 今回は「なぜ私たちは学ぶのか」という内容の講話をお聴きしました。
 1つ目は「生きるために何を学ぶ必要があるのか」というものでした。この問いに対し、私は勉強などを思い浮かべました。しかし、先生はもっと不可欠なものであるとおっしゃいました。そのようなヒントをいただいても、衣食住くらいしか思い浮かびませんでした。ところが、先生が中国に旅行した時のことをお聴きしたあとに気づくことができました。それは「読み。書き、そろばん(計算)」というものでした。たしかにこれらのことができなければ、生きていく上で不自由が生じます。話をお聴きするまではわかりませんでしたが理解できました。
 2つ目は「なぜ勉強をするのか」というものでした。先生がおっしゃった11個の内容は、小学生から大学生まですべての年代に共通して言えることです。この11個の内容が伝えたいこと、それは「誰から見ても恥ずかしくない大人になるためには、勉強が大切である」というものだと思います。家族や、先生が子供や生徒に成長してほしい、幸せになってほしい、間違った人間になってほしくない、という思いから出ているものだと思います。
 ディスカッションでは、「5教科以外の勉強は必要か、不必要か」というものでした。私のグループはすべての教科が必要だという意見になりました。社会に出たときに、芸術やコンピュータの知識などはその人の人生を豊かにすることができると思います。直接、今必要ではなくても、後になってから役に立つということもたくさんあると思います。そういう意味で、学校で幅広く学習するのは良いことだと思いました。

 

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9組 「なぜ私たちは学ぶのか」
 今回の道徳では、「学ぶ」ということに対して、先生のお話と、ディスカッションを通して考えました。
 先生は人間が生きていく上で必要不可欠なものは「読み、書き、そろばん(計算)」であるとおっしゃっていました。僕もそれには共感します。人間は決して一人で生き抜くことはできません。毎日他人と関わり、自分の意志を伝達しながら生活をします。そのときに必要になるのが、読み、書きだと思います。そして今、世界中のほとんどの国は貨幣経済国となっています。お金が生活上重要な役割を果たすことになります。ですからできなくてはならないものは計算です。この計算ができなければ、世の中を生き抜くことはできないと思います。
 発展途上国の識字率は先進国と比べてかなり低い割合になっています。豊かな生活を送るために必要不可欠な「読み、書き、そろばん(計算)」を発展途上国では学んでいないのが現状です。その理由は学校がない、お金がないなど、その国に生まれたことを後悔するような内容です。
 生まれた国が原因で、他の国に生まれた人よりも苦しい人生を歩むことを強いられているというのは本当につらいことだと思います。人は生まれる場所を選ぶことはできません。僕は早く、世界中の人たちが平等な生活を送れる日が来ればいいと思います。しかし、ただ願ってばかりいても、何も前には進みません。自分自身が無知ではこの思いも現実にすることはできません。ですから、この高校生という貴重な時間を使って、様々なことを学び、将来は世界の平和に貢献したいと考えています。

 

 





10組 「公共心・公徳心を養うために」
 今回の道徳の授業を受けて、規律を守ることと規則を守ることの違いがよく分かりました。江戸取は「規律ある進学校」で、その言葉をよく耳にしています。しかし、それを「規則ある進学校」と置き換えてみると、何でも強制的なイメージがとても強くなります。この言い方では江戸取に行きたいとは思わなかったと思います。私は第一志望で江戸取に入学しました。ここを選んだ理由の一つとして「規律ある進学校」にとても惹かれたことが挙げられます。実際に学校見学に行ったときの、先輩方が率先して明るい挨拶をしていた姿や、身だしなみが整っていたこと、バスで一般のお客さんに席を譲っていた姿など、言葉通りの姿がたくさん見られて、想像以上に心を動かされました。やらされているという感じは全くなく、自らの気持ちで行動に移すことこそが「規律ある」ということなのだと思いました。
 今回、ある程度のマナー、ルール、江戸取生としての常識が決まっている上で、当たり前のように周りに気遣うことが規律を守るということだと思いました。それとは反対に、規則というのは絶対に守らなければならない強制的なルールという感じがしました。自分から何か思って行動するのではなく、最初から守るのが当たり前だというイメージが強くなります。だから「規則ある進学校」だと全て誰かに決めつけられて自分の意思で行動できない感じがします。公共心や公徳心は、今だけではなく、これから社会という一つの大きな組織で生きていくために欠かせないものです。電車の中や公園、学校など、たくさんの場所が公共の場になります。自分以外の周囲のことを常に考えて行動していくことが大切です。その場所に応じた考えを持って公共心や公徳心を実行していきたいと思います。

 

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10組 「公共心・公徳心を養うために」
 今回の道徳の授業を受けて、公共心というものを改めて考えることができました。今回初めて「公共心」という言葉の意味をきちんと理解することができました。 その「公共心」に反することを発表していくといろいろ出てきましたが、僕もいろいろなことが思い浮かんできました。「公共心」について、大聖堂での落書きと煙草のポイ捨てについて話し合いをしました。 僕たちの班では、最近たばこの吸い殻を捨てる人が増えているということでどうやったらポイ捨てを減らすことができるのかを議論しました。自分たちの班で一番良いと思った意見は携帯吸い殻入れを配ることでした。 でもそれはたいした効果がなかったそうで、罰金と組み合わせてようやく効果が出たということでした。規則を決めないと守れないのか、と思いました。 もう一つの落書きの話ではどういう処罰をすればいいかということで、みんなの意見は、学生が退学、大人は免職や罰金でしたが、実際は厳重注意や停学のみでした。 重いことをしたのになぜこんな軽い処罰だったのかと思いました。しかし、イタリアではその処罰は逆に重いと言われていたそうです。 そこで世界との差があり、日本は規律を重んじる国だと改めて思いました。それはとても良いことだと思います。ただ、煙草のポイ捨てのようにルールを決めないとやらない人がいることは残念だと思います。 そこに「規律」と「規則」の差が出てきます。「規律」は個人で生活を正しく行っていくことで「規則」は周りが決めたルールを守っていくことです。 その二つの決定的な違いは自分から進んでやるのか他人から言われてやるのかということです。そのどっちになるのかは自分の行動次第だと思います。 自分は周りから言われてやるのではなく、自分で考えて規律ある行動をしたいと思います。今後は、江戸取の「規律ある進学校」という言葉をさらに心に留めて生活していきます。

 

 





11組 「国際社会を生きる」
 私は「国際社会」と聞くと、個人と個人との関係でもあるとわかってはいても国家と国家の関係であると考えてしまいます。国際社会というものは自分とは遠いものだと思ってしまいます。しかし、今回の道徳で国際社会は自分にも関係のあることであり、もっと自分で考えなければならないと思いました。
 前回の道徳は「社会の一員として」というテーマで行われました。だから今回は、前回学んだことに加えて、外国と関わるという考えを持たなければならないと思いました。私は外国と関わる上で、自分や自分の国のことをまず自分で知っておくことが大切だと思っています。なぜなら、人と関わる上で最初に自分を知ってもらわなければ何も始まらないからです。自分をアピールする際に必要不可欠なことだと思っています。私は自分について質問されたら答えられる自信はありません。だから、これからもっと自分をアピールしてわかってもらうために自分自身のことをもっとよく知ることに努めようと思いました。
 また、クラスのみんなの意見を聞くと、東京オリンピック招致の際、話題になった「おもてなし」という言葉に関することが多いと感じました。「おもてなし」については総合学習の時間にも考える機会がありました。しかし、今回のように意見はありますし、自分では分かっていますが、それを実際に行うことは難しいと思ったので、いつも意識をしながらやっていかないと自然には、相手に「おもてなし」をすることはできないと思いました。
 私は今回の道徳で単に国際社会といってもいろいろなことを考えるべきだと感じました。様々な場所で国際化が進んでいるので英語を学ぶことをはじめとして、私もその中で生きていけるように努力したいです。

 

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11組 「国際社会を生きる」
 今回の講話では、将来に大きく関わってくる社会と国際社会について学び、自分がどういう目標を以て学習に取り組んでいくかを知りました。また、言葉の本質を考えていくことの必要性を感じました。
 先生の最初の問いかけは「国際社会」という言葉を聞いてどのようなイメージを持つか、ということでした。考えながら簡単そうに見えて、本当は非常に奥が深い問いかけであることに気づきました。なぜならこの言葉はどの方面にでも使える表現だからです。「平和」と「文化」という一瞬、あまりつながりのないような言葉同士でも、「国際平和」「国際文化」という形で「国際」という言葉によってつながるのです。国際社会という言葉を様々な角度から見る方が、結果的にその他のより広いものを観察、考察できます。となると今度は数多くある観点をどのように見つけるかが重要になります。
 先生はさらに「国際社会でどのようなことに留意していくべきか」という質問をなさいました。英語力やコミュニケーション能力など、日本社会で言われているような意見の他に、プレゼンテーション能力、笑顔、フレンドリーな心などの意見、あいさつの方法や食の尊重といった文化の重要性、相手に寄り添うことや自分の尺度にとらわれないことなど、自分一人で考えていたことよりもたくさんの意見、考えが挙げられました。このようなたくさんの意見を聞いて、一人ではなく多くの考えを取り入れていくことがより、国際社会で生きていく私たちに必要なことではないかと思いました。
 学校生活においてもこのことは重要だと思います。クラスの中で一人だけの考えや意見で動いてしまうようなことがあると、それぞれの意見が反映されず、クラス運営に支障を来す恐れがあります。盛んな交流を持続していくことでクラス、学校全体へと視野が広がると思います。社会人になる手前の高校生として、さらに知識を深めていき、国際社会をしっかりと歩んでいけるよう、努力していきたいと思います。

 

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