ハンドボール部顧問・監督 遠藤    

高校時代の想い出

 高校時代の生活は、「ハンドボールに始まりハンドボールに終わる」といったもので、「日本一」を目指すチームの練習内容は、心身共にかなり厳しいものがありました。一ヶ月に最低一回のペースで合宿があり、夜遅くまで練習。夏休みや冬休み、春休みも合宿や遠征ばかり。家にいる時間の方が少なかったのではと思うほど毎日が練習漬けでした。「ラスト一本」という声が聞こえてからの練習が長く、そして監督の先生が求めるものは本当に厳しいものでした。正直言って、一年生の頃は「やめたい」と思ったことが何度かありました。その度に「ここでやめたら、自分の夢は実現できない。。。海二(水海道第二高等学校)に入学した意味がなくなる。。。やめてたまるか〜!!」という思いで、何とか厳しい練習も乗り越えてきました。こんな私が最後まで続けることができたのは、厳しさの中に愛情を持って指導して下さった両先生のおかげだったと、今でも心から感謝しています。それと同時に、切磋琢磨する素晴らしい仲間がいたということです。苦しい時には助け合い、励まし合い、スクラム組んで頑張りました。時には、厳しい声も掛け合いました。残念ながら「日本一」の夢は、実現できず銅メダルで終わってしまいましたが、ハンドボールのおかげで一言では言い表せない貴重なものをたくさん得ることができました。一生の財産だと思っています。そして、こうして教職の道に就いた今、改めて高校時代に御世話になった両先生には感謝の気持ちが大きくなっています。

 
関東大会 インターハイ ミニ国体 全国選抜大会
高一 3位 ベスト16 出場 3位
高二 優勝 3位 出場 ベスト16
高三 優勝(2年連続10回目) ベスト8 出場
 

大学時代の想い出 

目標達成!歓喜の胴上げ!
全日本インカレ(ベスト6)
大学時代と言って忘れられないのが、大学4年生の秋に行われた全日本インカレ(仙台)です。インカレには、出場するけれど一勝もしたことがなかった我がチーム。「これが現役最後の大会」ということで、主将として、それまでにない「絶対勝つぞ〜!!」の気持ちで、夏からの練習に気合いが入りました。日本実業団リーグの強豪「シャトレーゼ」や「ムネカタ」に合宿に行かせて頂き、それまでの練習とは変化のあった数ヶ月間でした。その頃試合をしている夢をよくみるようになっていました。自分がシュートを外したシーンが出てきて、はっと目が覚めたことも幾度かありました。
 そして迎えた現役最後の全日本インカレは・・・・。
一回戦の対戦チームは、福岡大学(西日本インカレ2位)でした。その福岡大学に1点差で勝ち、念願のインカレ1勝をおさめることができました。その勢いで準決勝リーグでも、中京女子体育大学に勝ち、何と「ベスト6」に入賞したのでした。そんな東海大学は、まるで優勝でもしたかのような盛り上がり。(写真がその時のものです。)宙に舞っているのは・・・。「ハンドボールをやっていて良かった。」と心から思った瞬間でした。同時に、これで現役引退という淋しさもこみ上げてきました。
 やはり何事もあきらめずに努力すれば、必ず目標は達成されるということです。要は、どれだけ「勝ちたい」という気持ち(執念)を強く持てるかどうか・・・ではないでしょうか?