2002年12月15日(日) 第57回 毎日甲子園ボウル
           立命館大学パンサーズ vs 早稲田大学ビッグベアーズ

試合開始:13:00  試合終了:15:55
天候:快晴     会場:甲子園球場 
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
立命館大学パンサーズ 14 13 17 51
早稲田大学ビッグベアーズ 0 0 14

 甲子園球場は何年前かなあ、母校早稲田実業の硬式野球部が当時まだ高校1年生だった荒木大輔の活躍で都大会から旋風のごとく勝ち上がり、甲子園大会の決勝に進出したときに(相手高校は愛甲率いる横浜高校・・・、確かこのときの横浜高校の2回戦は江戸川学園取手高校のはず・・・。)OB会から緊急集合がかかり、当時某自動車会社ディーラーに勤めていた私も休暇を取って出かけました。それから20数年が経過し、アメリカンフットボールの指導者(そんな偉そうなものではありません。ごめんなさい。)となり再び甲子園球場に足を運ぶことになりました。
 とはいっても過去江戸取BEARSの卒業生が甲子園ボウルに出場したケースは数多くあります。江戸取BEARSの名誉のためにここで紹介を。

期 生 氏 名 出身大学 コ メ ン ト
 8期生 渡辺哲弥君 日本大 1年〜3年まで毎回出場。そしてすべて学生日本一に!
 8期生 増川徹也君 専修大 4年時に出場。(関学に敗退)
 9期生 関沢剛二君 専修大 3年時に出場。(関学に敗退)
 9期生 松田卓也君 法政大 4年時に出場。(京大に敗退)確かQBは金岡氏
 9期生 堀越康大君 法政大 4年時に出場。(京大に敗退)確かQBは金岡氏
10期生 古橋 茂君 日本大 1年時に出場。そして学生日本一に!
10期生 高梨 啓君 日体大 4年時に出場。(関学に敗退)
11期生 青木康之君 日体大 3年時に出場。(関学に敗退)
12期生 奈良隆之君 立命館大 4年時に出場。そして学生日本一に!
15期生 小池定範君 関学大 4年時に出場。そして学生日本一に!
19期生 礒谷幸始君 立命館大 4年時に出場。(現役4年)そして学生日本一に!
20期生 有泉彰人君 早稲田大 3年時に出場。(現役3年)(立命館に敗退)
21期生 山本大吾君 法政大 1年〜2年時に出場。1年時に日本一に!(現役2年)


以上が、江戸取BEARS卒業生の輝かしい栄光の奇跡です。だから、こうした立派な卒業生の活躍を一回も見ないで今回だけ見に行くというのは申し訳ないとは思うのですが(皆さんごめんなさい。)やっぱり早稲田が出場するとなると立場が違うのです。
立命館大学圧勝!
2002年甲子園ボウルのレフリーは
高倉さんでした。マイクロフォン越しの関西弁に
思わず笑ってしまいました。格好良かったです。
 さて、試合結果は・・・。予想通り立命館大学の圧勝だった。正直、完封されるかなと心配もしたけど、2本のTDはすばらしかった。立命館大学はあの高田君(QB3年:大阪産業大学付属校出身)を怪我で欠いてのオフェンスであったが関西学院大学戦同様、セカンドQB#16椙田君の完璧なクォーターバッキングによりパスはほとんど成功させ、前半のオフェンスシリーズは1回もパントを蹴ることなく得点に結びつけた。また、なんといっても江戸取卒の主将、#39礒谷幸始君のキャプテンシーとRBとしての活躍も印象的だった。1回のパスキャッチミスと3Qのファンブル以外はすべて大きくゲインさせ1回あたり平均約10ヤードのゲインは、早稲田ディフェンスのモメンタムを低下させる要因となった。まさに、今シーズンの立命館大学は強い。強すぎる。まるでジャイアンツみたいだった。また、外野席を一杯にした立命館大学の応援も圧巻だった。やはり、関西のフットボール人気は半端じゃない。何から何まで西高東低がはっきりした試合だった。
 でも、早稲田はというと健闘したと思う。ひょっとしたら法政大学や専修大学が出場したらもっと違う展開になったかもしれないけど早稲田大学が甲子園ボウルに出場した意味は大きいと思う。甲子園にやってきたOBは、お年寄りから現役に近い卒業生まで実に広い層の稲門会員で特設応援席はあふれていた。その応援席からは最後まで惜しみない拍手が鳴りやまなかった。また現役選手に目を向けると、QB波木君の活躍は孤軍奮闘を思わせるがんばりだった。ディフェンスの有泉君も早稲田ディフェンスの中核としてランプレー阻止のために精一杯努力していた
佐藤大樹君の同級生が彼のジャージ#4と
一緒に記念撮影。大樹の分までがんばって!
。しかし、ライン戦ではクラッシュボウルも含めてややオーバーパワーされていたことは否めず、椙田君に対してプレッシャーを与えることが出来なかった。まるで一昔前の日大ショットガンのようにリッツガンパスプロが完璧だったので、ターゲットを探すのに余裕があったのだと思う。

 それでも甲子園ボウルは感動だった。早稲田大学 BIG BEARSには来年がある。できることならばもう一度甲子園に応援に行きたいと思った。なんだか分からないけど、試合前「紺碧の空」を歌ったときに涙が出てきた。甲子園に出かける前に、お父さんにお願いして、佐藤大樹君のジャージを借りてきたからだろうか。生きていたらきっと一緒に見に行ってただろうなと思ったら、紺碧の空を歌っては、またコンバットマーチで叫んでは涙が出てきた。それとも、やたら涙もろくなり、早稲田を見て大騒ぎできている自分に感動したのかな?でも、久しぶりに感動と最高の一日だった。こんなに大きな声で校歌を歌ったのは初めてだろうと思うくらいに声がでた。帰りの飛行機や車の中では、応援部と吹奏楽部が演奏するコンバットマーチが耳から離れなかった。早稲田を卒業してよかったと思う一瞬でもあった。でも勝ってたら・・・、きっと月曜日は学校を休んでいたに違いない!だから不幸中の幸いとはこういうことだ。ぐっすり機内では眠ってしまい、コーヒーも飲めなかった・・・。
早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」

紺碧の空 仰ぐ日輪

光輝あまねき 伝統のもと

すぐりし精鋭 闘志は燃えて

理想の王座を占むる者 われ等

早稲田 早稲田

 覇者 覇者 早稲田

青春の時 望む栄光

威力敵無き 精華の誇

見よこの陣頭 歓喜あふれて

理想の王座を占むる者 われ等

早稲田 早稲田

 覇者 覇者 早稲田


(Windows Media Playerでご覧下さい。)
おっと、礒谷君ごめん。礒谷君の主将としての今までの働きに敬意をはらうとともに、今度はライスボウルで立命館大学の応援に行きます。必ず!!今度は主将としても最優秀選手賞を獲得してください。

 57th KOSHIEN BOWL Gallery



































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