第3回 STICK BOWL(関東高校アメリカンフットボール地区選抜対抗戦) 

2003年1月12日(日) 等々力硬式野球場
13:30KICK OFF  天気:晴れ
Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
埼玉茨城千葉選抜 13 21
東京選抜B 15 28
【優秀選手】
埼玉茨城千葉選抜   #46 家亀 克郎(千葉日大一)
埼玉茨城千葉選抜   #52 高橋 正彦(立教新座)
東京選抜B #4  西澤 匡史(早大学院)
東京選抜B #10 太田 亘(日大鶴ヶ丘)
岡室先生(すいません。選手の陰で
見えませんでした。)とDB陣の確認事項
 昨年から続いてこの数ヶ月間はアメリカンフットボールシーズンの大詰めということもあり、ゲームのほとんどが、最高峰のゲームばかり。そして、それをすべてスタジアムで観戦してきたので、高校生のオールスター戦は久しぶりに身近な庶民的な(?)ゲームとなりました。オールスター戦と言っても選手層は皆2年生が主体であり、尚かつここ数年の参加校の減少と部員数低下が影響して、埼玉地区は各校ごとから多くの選手を選出しなければチーム自体が運営出来ない状態から、江戸取からもなんと6名の選手が出場しました。第1試合は東京選抜が加わったオールスター戦では(昔は、埼玉地区と神奈川地区との間で対戦していた。)初の神奈川選抜チームの勝利で終わり、この大会でまだ勝利したことがない埼玉・茨城・千葉地区選抜はプレッシャーのかかるキックオフとなりました。
 しかし、その心配を吹き飛ばすかのように開始早々、千葉日大一高#46家亀君のパントリターンTDが飛び出して、神奈川選抜に続いて絶好の立ち上がりとなった。その後も、江戸取QB#宮崎君の絶妙な(何たってハドルが長く、地面にプレーを書いてるんじゃないの?っていう)クォーターバッキングでゴール前までシリーズを更新。最後は俺が入れるとばかりに、ブーツレッグからのキープでなんと1Qに2TDと、この時点では誰が見ても今年の東京選抜は恐るに足らずのチームと思った。しかし、やはりそこは高校生。その後のオフェンスでゴール前まで進めておきながら、3TD目目前でエクスチェンジミスからのファンブル。息を吹き返した東京選抜Bチームは、その後、要所要所でベストプレーをチョイスして前半であっさり逆転。後半に入ってもお互い1TD追加し、残念ながら埼玉地区の初勝利は又来年にお預けとなってしまった。
ゴール前!あ〜っ!1対1だ・・・。
この後最悪な状況に〜っ。
 特に印象的だったのは(すいません、前半しか見てないんですが・・・。)東京選抜B#QB 4西沢君(早稲田大学高等学院)のプレーコール。といっても特にすごいというわけではないのですが、これまた江戸取#99 DE 高安君が豪快なラッシュからQBサックし大きくロスゲインの後、サードダウンロングで志気あがる埼玉茨城千葉選抜に対して、スクリーンパスをプレーコール。このプレーに対しても豪快にパスラッシュに入ったDLを引きつけ、コントロールよくRBにパスをヒット。大きくゲインして陣地を回復した。前のプレーで埼玉地区選抜の選手がQBサックに有頂天になっているところだったので、その裏をかくような”う〜ん”とうならせるプレーでした。(東京選抜が行うからうまそうに見えてしまうのでしょうか?)
 又、残念だったのは、前半終了間際の埼玉地区選抜のプレー。ラスト1分30秒程度でのオフェンス。埼玉茨城千葉選抜のQB(立教新座高)が選択したプレーはすべてロングパス。どこかで見たような?あっそうだ。ライスボウルでも同じような・・・。残り1分30秒近くあり、確かタイムアウトも2回くらい残っていたような・・・。もう少し刻んで行けばFGだって狙えたかも。(まあ、オールスターだからしょうがないけど。)そしてもう一つは、前半逆転のTDを喫してしまったゴール前のプレー。下のスライドショーの最後の画像をご覧になれば分かるように、東京選抜B#20とこれまた江戸取DB#20 田中君が1対1に。この後は、残念ながらタックルすら出来ずすんなりとTD・・・。無念。
 さあ、いよいよ2003年度のシーズンがもうすぐ開幕。今までにも、このオールスター戦を通じて大化けした選手もいれば、そのまま有頂天になり勘違いして一年を送った選手もいる。そろそろ復活しなければならない時期が来る。トレーニングを積んで現役選手もがんばってもらいたい。だって、今現在3シーズン連続無得点進行中だから・・・。