2000年 春季大会結果

4月16日(日)1回戦 (第1試合:9:30kick off) 埼玉栄高校グランド

対 狭山ヶ丘高校

team 1Q 2Q 3Q 4Q total
狭山ヶ丘高校    0    0    0    0    0 
BEARS   16   14   18   24   72
春季大会1回戦、快勝。快調な滑り出し。でもこういうゲーム、我々の間では通称「弱いものいじめ」といいます。この得点力が本物かどうかは次の埼玉栄戦で証明されるでしょう。OB諸君、お楽しみに。尚、次回の2回戦もグランドは埼玉栄高校です。是非応援を!!!
4月23日(日)2回戦 (第1試合:9:30kick off) 埼玉栄高校グランド

対 埼玉栄高校

team 1Q 2Q 3Q 4Q total
 埼玉栄高校    0    0    6    6   12 
BEARS    6    0    6    6   18
春季大会2回戦、晴れ時々曇り、雷。たぶん現役選手にとって今シーズンの目標としていたゲームであったように思う。すでに1試合経験しているという強みから、ゲーム開始より浮き足立つ事なくシリーズを更新できたクォーターバッキング(堀田君)を誉めたい。しかし、金岡氏にレクチャーをしてもらい2ミニッツオフェンスについても詳しく聞いたはず。2Qのラスト30秒タイムアウトなし、ゴール前セカンドダウンのシュチュエーションであれば、ハドルで2プレーコールしてハドルを解くのは当然!でも、バックフィールドの3年生、そしてTE(すいません、名前が分かりませんが2年生)がオフェンスとしては敢闘賞でした。特にシリーズでボールコントロール出来たのは、TEのパスレシーブのおかげです。又、ディフェンスも久しぶりの5−2ディフェンスでNGの山本君(通称だいご)がセンターラインのデフェンスを完璧に止めたのが勝因だと思います。オフェンス主導型のスピードあるチームという印象があり、ディフェンスが追いついていけば期待できそうです。LBの強い弱いがはっきりしているように思う。W/LBのスキルアップを今週中に!
タイムアップと共に皆3年生は涙していたが(昨年の秋栄に負けているので・・。)老婆心ながら、言わせてもらえば、次の徳栄にどうするかが江戸取フットボール部の今後を握る鍵になるはず。次は、君たちが泣くのではなく、勝って岡室先生を泣かせる番だと思う。まだ、涙するのは早すぎる。江戸取BEARSが本来の真価を発揮すれば関東で充分戦える、ノウハウとトレーニング指導はしてきている。来週に期待する。是非とも、現役諸君は緊張感を切らさずに打倒徳栄に向けて頑張ってほしい。

ps:栄の選手が試合終了後ほとんどショックを得ている様子がない事にちょっと驚いた。言い換えれば、彼らはウチに最初からかなわないという思いがあったのだろう。でも、栄も落ちるところまで落ちたなと思う一瞬でした。そして今日帰りにグランドを去るとき、徳栄の監督(吉田氏)に思いっきりシカトされた。ちょっと、天狗になっているヤツの鼻を誰がへし折るか!それが立教か?イヤ、それをやるのはBEARSであってほしいと熱望する。だいご、頼むぞ!
4月30日(日)準決勝 (第2試合:13:00kick off) 立教高校グランド

対 花咲徳栄高校

team 1Q 2Q 3Q 4Q total
花咲徳栄高校   7   0   0   7   14 
BEARS   6   2   6   7   21
準決勝、”強い江戸取”が帰ってきた。とてもうれしい。やはり徳栄天下を引きずりおろしたのは、浦学でも立教でもなく江戸取だった。江戸取は決してアスリートがそろっているわけではないが、時代の節目でこうして記憶に残るゲームをやってくれる。きっと、選手にそうした魂がようやく宿ってきたのだろう。岡室先生になり、徳栄の勝てたことは本当にうれしいし、それを実行してくれた選手に感謝したい。いつも言っていることだが、やはり勝負事は勝たなければ意味がない。勝ってこそ次に残る教訓があり、勝てたからこそ負けの悔しさが実感できるのだと思う。
ゲーム内容は良くTBが壊れずに(?)頑張った。又、今日は徳栄オフェンスをディフェンスがよくしのいだことが勝因だろう。何度も攻められながらフロント5がよく止めていた。今日のラインは久しぶりに大きく見えた。また、4Qラスト5分に入り同点にされた後(14−14)のオフェンスで追加点をあげることが出来たのは、今までの岡室先生の指導の賜だと思う。やっと勝利者監督「岡室」が脚光を浴びる時が来た。江戸取が久しぶりに立教高校と決勝戦を行えるのは大変うれしいし、名誉のあることだ。宿敵立教を倒し7年ぶり4回目の優勝を勝ち取り、岡室先生を胴上げ出来るよう選手諸君は頑張って欲しい。

ps:徳栄も天下を取りすぎ地区に対する向上心がなくなってきたように思う。岡野先生というエネルギッシュな指導者を失い、みんなが勝負事に対する緊張感を失ってきている。試合終了後ラインの数名は負けて涙していたが、番号こそ見ていないが、ある選手などは着替えの最中に笑っていた。これで、地区の力関係は又変わってくる。何故か・・・、それはいつもそうだが「江戸取に出きるのだから、ウチにも出来る。」という考えが各チームに浸透し、又戦国時代が始まるのである。
まあ、徳栄の監督(?)が14−7の時、審判に『同点になったらコイントスですか?』などと余裕を装った顔で審判に尋ねていたが、コイントスにもならず負けたことには溜飲を下げたものだが・・・。

対 立教新座高校

優勝 江戸川学園取手高等学校 (7年ぶり4回目の優勝)
team 1Q 2Q 3Q 4Q total
立教新座高校   0   7   0  16   23 
BEARS   6  13   7   6   32
岡室先生が宙に舞った日!
この日を本当に待っていました。
おめでとう!
優勝という言葉を聞くのが7年ぶりになる。これを早かったと思うか、遅かったと思うかはOB関係者の中ではそれぞれの感想があるだろう。私的にいえば、やっと巡ってきた優勝という言葉にただうれしいばかりである。同時に、幾多の難関を乗り越えて(これは江戸取関係者でなければ分からない難関ばかりですが)ここまでチームを育ててきた岡室先生、本当におめでとうございます。本当に頑張ってくれました。江戸取が進学校になっていく中で岡室先生にバトンタッチしそれ以降の学校の体制は、およそ優勝する事を阻むかのように、放課後学習、課外授業、紫峰館とますます数少ない練習時間を奪われ、同時に怪我との対応に追われる毎日でした。それでも、愚痴一ついわずチームのため努力する姿勢には素晴らしいものがありました。これからも決して楽な道ではないと思いますが、関東大会に向けて頑張って下さい。

選手諸君、本当におめでとう。最高学年である3年生諸君は1年の頃からトレーニングセンターで一生懸命トレーニングに励んで(当時の20期生にやらされていたのもありますが・・・。)いました。同時に大きい声で私にしてくれる挨拶に、この年代で何かあるかもと感じさせるものがありました。今日は12分正式計時という未知の時間帯でのゲーム初体験でしたが、4Qに見せたボールコントロールオフェンスは圧巻でした。先週も述べたように、この勝利は決してフロックではなく強い江戸取が
7年ぶり4回目の優勝!
又、優勝カップが江戸取に帰ってきた

良くやった、主将原君
帰ってきたことを証明しています。強烈なキャプテンシーを持ちハドルの志気を高めた原君、常に冷静に金岡ばり(?)にオフェンスを指揮した堀田君、SICオールスターの時、うまいところは全くないけど化ける可能性ありと評したが、見事に化けた神田君、スーパーリャンメンにもかかわらず、攻守の要となった大吾、山下君、ハイパワーオフェンス、伝統のBEARS−Iからのスイープで圧倒的な力を発揮した武田君、そして、残念ながらこのフィールドには立てなかったが、病室で必死に自分と戦っている前島君、本当に君たちの頑張りは素晴らしかった。本来ならすべての諸君を讃えるべきですがこの辺にして、本当におめでとう。関東でも頑張って下さい。

でも、老婆心ながら(すいません、いつもうるさくて・・・。)、江戸取が注目されるのは強いからではなく、昔から一生懸命取り組んでいる選手達の姿に周りが共感するからだと思う。今日も、優勝した君たちの集合写真までを撮って下さった会田氏も過去に一度だけ、BEARSの人数が12名になり、後輩がいなくなった秋季大会で(11期生の時です。)我々に向かって『記念撮影しよう。』と誘って下さった時だけです。またゲーム後の反省を直接オフィシャルがして下さることも他では考えられないことです。それだけ昔からOB諸君が培ってきたチームの姿が今の君たちに反映しているのです。関東に行っても、弱気になることなく正々堂々と、そして何事にも一生懸命諦めずにプレーする意志を失わないで下さい。本当に、優勝おめでとう!

決勝の模様はBEARS Photo Galleyで見て下さい。(といっても、傑作はありません。)