あしなが学生募金 ツナガレボキン ご協力ありがとうございました
 中等部2学年の生徒達があしなが学生募金「ツナガレボキン」活動を11月25日〜12月8日の朝の始業前と昼休みに校内で実施しました。

 ツナガレボキンとは新型コロナ蔓延により、普段は街頭募金活動を行っているあしなが学生募金が通常の募金活動ができないため、「ツナガレボキン」として学校内など団体での募金活動をするグループを募集しており、本校でも有志を募ったところ中等部2学年の生徒達から是非活動したいとの申し出がありました。

 メンバーで協力し合い募金活動前には、自分達で計画を立て今回の活動を告知するポスターを作成して教室内や廊下に掲示をし、オリジナルの募金箱を作成しました。
 募金活動期間には、募金箱を持ち今回の募金活動についての協力を大きな声で呼びかけました。また、なぜこのような募金活動が必要かも説明を繰り返しました。活動しているメンバーに、先輩達から多くの励ましの言葉がかけられる様子も見られました。
 今回の募金活動を通して、活動したメンバーは多くの学びを得ることができました。

 今回、校内でご寄付頂きました募金(総額24,159円)は全額あしなが学生募金に寄付致しましたのでご報告致します。
 ご協力ありがとうございました。


<あしなが学生募金は遺児支援の募金活動です。病気・自死・災害によって親を亡くした子どもたちや、親に障がいがある子どもたちの奨学金、またサブサハラ・アフリカの遺児たちが高等教育をうけるための奨学金として使われます。>
お礼状・領収書
 
 募金活動を実施して
<Kさん>
 私がこの活動を初めてClassiの投稿を見て知った時、やりたい!と思いました。小学校の頃に委員会でこういった募金活動をしたことがあったので、自分にもできるのではないかと思ったのです。しかし、一緒に活動するメンバー集めに始まり準備、活動全てを自分でやるということにこわさを感じ、そのままになってしまっていました。そんな時に、Aさんから一緒にやらないかと誘いを受けたのです。すぐに「やる!」と言いました。
 今回の募金活動を通じて、私が学んだことはまさに「行動すること」の大切さです。活動前の準備期間には気持ちが突っ走りうまくいかないこともありました。何をするべきか具体的に考えて仲間に共有し、実践するまでが「行動する」ということなのだと気付かされました。以降は全員慎重に行動するようになり、自分たちにとっては大切な経験になったと思います。また、実際に活動を行う中で得られたこともたくさんありました。クラスの友達や部活の先輩など自分の身近な人が募金してくれた時はとても嬉しかったし、一つの共通の話題としてお話しができたのもよかったです。なかには、「お疲れ様」と声をかけてくださる先生方や受験期で大変なのに「頑張ってね」と言ってくださる高三生もいて、人の温もりに心が暖かくなりました。このようにたった10人の友達と始めたこの募金活動で全校生徒を巻き込み、学校全体へと広がった私たちの「行動」が、少しでもつらく、苦しい思いをしている子供たちの力になれたらと思います。
 人と人とが繋がって、誰かに力を届ける。そんな活動を今後も積極的に行っていきたいです。
 <Mさん>
 私は誘われて募金活動に参加したのですが、正直最初はみんなで頑張ってポスターなどを作っても募金してくれる人は少ないのではないかと思っていました。ですが、募金活動をしているときに毎日来てくださる人や大金を入れてくださる人たちがいて、こんなにも協力してくださる人がいるということを知り、少し嬉しくなりました。私は今までこのような活動に参加したのがはじめての体験で勉強になりました。誘ってくれたAさんにも協力してくださった先生方にも感謝しかありません。これからもこのような活動に積極的に参加していきたいと思います。
 <Aさん>
 実際に活動を行なって、準備が一番大変だった。どのようなデザイン・文面ならわかりやすく目に止まるポスターになるか、何の箱を使って募金箱として代用できるか、いつどこで活動をすれば寄付が集まるか、など、考えることが多く、比較的時間がない中、コンスタントに進めていった。
 自分たちで立って呼びかけをするときには、タイミング・声量・内容など簡潔にわかりやすく言うことに戸惑ったが、回数を重ねていくうちに、全員で言う・一人で言う、などスタイルが決まってきて、しっかりとした呼びかけができた。私は呼びかけのとき、自分がこの募金活動に興味を持った言葉を中心に言い、多くの生徒の方や先生方が寄付してくださり、ありがたみと、この募金の存在意義を実感した。集計には参加できなかったが、購買や食堂で使ったお金のおつりなどで約2万4000円と、本当に多くの寄付を募れ、この学校として遺児学生のみなさんの背中を微力ながら押せてよかったなと思う。
 今回、私自身が「やりたい」と思い切って踏み込んだ。自分がこうしたいと思ったことをこれからも大事にして、また何かに協力したい。
 <Kさん>
 この活動を行う中で私はポスターも担当したのですが、一枚を作るために、ホームページや、今までこの活動を行った学校などを調べたりしました。そのおかげで、今どれくらいの子供たちが、この募金を必要としているかなどがわかりました。そのため、どこに貼ったら目に留まってみてもらえるか、どの配置なら見やすいか、どの色でどのフォントなら注目を集めるかと、この一枚でより多くが伝わる方法をものすごく考えましたし、「募金にご協力をお願いします」という呼びかけにも、熱が入りました。
 生徒、先生関係なく、たくさんの方が募金してくださり、少しの勇気を持って申し込めばこれだけ集まるんだということに驚きました。私はこの活動を、このような募金を必要としている子供達、募金活動に少しでも興味を持ってくれた人、そんな皆さんに幅広く知っていただきたいと思いました。
 最後に、このような機会を与えてくださった先生方、本当にありがとうございました。
 <Kさん>
 
声かけをする時にはわかりやすくどのようなことに募金されたお金を使うのかをいうことが大切だと感じました。また、何円募金してもらえたか調べる時、1000円札は5枚ほどでそれ以外はほとんど100円玉や1円玉でしたが、集まった金額は20000円を超えており、小銭も集まると大金になるということを改めて実感しました。また、お金を数える時に銀行で機械を使っていてどのように調べているのか気になりました。これから身近で募金活動をしているところをみたらできる限り募金しようと思いました。
 <Sさん>
 活動の目的を言うのと言わないのでは大きく違い、言うと多くの人が募金に協力をしてくれました。私たちのように豊かに学び生活を出来る人は限られており、教育も等しく受けられない子供達のために今回集めた募金が少しでも役に立って笑顔が増えてくれると嬉しいなと思います。
 <Kさん>
 まずこのような活動があること、このような活動を行っている人がいることを知ることができて、とてもいい体験ができました。また、ただ募金を集めるだけでなく、活動を知ってもらうためになど考えたりメンバーと話し合ったりすることが多かったので勉強になり面白かったです。
 <Hさん>
 募金に協力してくれる方が少ないとわかっていても声を出して協力を呼びかけなければいけないので、駅などで募金活動を行ている方々の大変さがわかりました。
 <Oさん>
 私は今回の募金活動で、募金をすることの難しさを感じました。募金箱や活動日の確認はもちろん、ただ立って募金をするのではなく、自分たちが募金の意味を理解して呼びかけることが大切であることを学びました。この活動の趣旨が学校のみなさんに伝わったみたいでよかったです。またこのような活動があったら参加したいです。
あしなが学生募金 ツナガレボキン  https://tngrbkn.ashinaga-gakuseibokin.org/

活動の様子

 生徒作成ポスター