えどとり服のチカラプロジェクト報告
   
 中等部・高等部の有志による「えどとり服のチカラプロジェクト」を実施しました

 服のチカラプロジェクトとはユニクロが行っている“届けよう、服のチカラ”プロジェクトです。このプロジェクトは生徒達が主体となって、着なくなった子ども服を回収し、難民の方々など世界中で服を本当に必要としている人々に届ける活動です。
 生徒達は、箱などの装飾をしたり、ポスターを掲示したり、朝の登校時間に子供服の回収を呼びかけたり、母校の小学校や兄弟のスポーツチーム、近隣の保育園などにも自ら依頼し、子供服を回収するなど多岐にわたって活動しました。
 無事、段ボール約40箱の子供服を難民キャンプに届けることができました。

 
今回子供服を寄付して下さった皆様、ご協力ありがとうございました

 高1以下の参加者全員が今年度の経験を活かして来年度も活動し、より良いものにしたいと意気込んでいます。来年度も実施の際には、ご協力よろしくお願い致します。
 ユニクロ 服のチカラプロジェクトの詳細はこちらです。
高2 Uさんの感想
 小学校へのアポイントメントを取り、交渉は、思っていたよりも何倍も大変でしたが、やりがいのある仕事でした。
 先生方は、私の意見を「やれるかどうかは別として、たくさん意見を言ってごらん」と言ってくださったので、ある程度自分のやりたいように、組み立てることが出来ました。その上で、先生の考えと自分の考えを合わせて、新たな意見を出す。何回も足を運んだり、電話したり、メールしたり、全て1人でやって、大変でしたが、自分の考えたことが実際に具現化していくというのが、とても楽しかったです。
 回収の日に立ち会った時、多くの小学生が手渡しで洋服を渡してくれて、これは自分の行動からの結果であると思ったら、とても感慨深く、嬉しかったです。
 こうして、それぞれの担当が色々なところから集めた結果、あんなに集まったのはそれぞれが頑張った結果であり、「思ったことって具現化できるんだな」そう感じた瞬間でした。
高1 Oさん感想
 「世界の子供達の助けになりたい。」そう思って私は今回のプロジェクトに参加しました。私は中等部が幼児とのふれあい実習でお世話になっている稲保育園に回収に行きました。校内で回収している際はあまり集まらず、残念でしたが、保育園ではたくさん集まっていてとても嬉しくなりました。世界中の子供達が今回の寄付によって笑顔になれたらいいなと思います。
高1 Sさん感想
 今回の活動を通して、子供服をただ集めるだけではなく母校に訪れることができたので、このプロジェクトに参加して本当に良かったと思っています。学年を越えて集まり活動するので、活動をし始めるまでに時間がかかってしまった点は反省すべきであると感じますが、このような活動を通してメンバーみんなで協力することができたのはよい経験であったなと思います。
 私は子供服を集めるために母校である高野山小学校に協力をしてもらいました。説明をするために3年ぶりくらいに小学校を訪れて、思い出がよみがえってきたのも、この活動を通して得られた良い点であると思います。先生方は積極的に取り合ってくださり感謝しています。
 一方江戸取内での活動では、朝の呼びかけが大変でした。私は毎日参加しましたが、期待とは裏腹にあまり集まらなく大変でした。そしてそれと同時にもっと校内での呼びかけの仕方をもっと工夫する必要があるなと反省しました。この反省を来年からの活動に生かしたいです。
高2 Uさん感想
 私は最初、意見を言いづらく思い、活動を人任せにしてしまいました。しかしその結果、私は活動を見直すべきだと思ったのにも関わらず、自ら動き出さず、また他のみんなも「誰かがやるから」と思っていため、結局先生自ら指揮をしていただく形の活動となってしまいました。その事だけが、今回の活動における唯一の後悔です。
 反省点だけでなく、新たに学んだ事もあります。私は、1人でなく、10人、20人ならこんなにも大きな活動をすることができるという事を学びました。また、何もないところからみんなで活動内容や期日を決めたことで、自分の言動に責任もを持つことが出来ました、人任せにせず、自分なりに考えて行動できました。また、これらの大切さに改めて気づくことができました。たった数ヶ月の何気ない気持ちから始まった活動でしたが、想像以上にこの活動から学ぶことができ、また自分を見つめ直し、新たな目標を立てることができました。本当に参加して良かったと思います。また、こういった活動をもっと重視して行くべきだと思いました。
 特に、私1人で知人からたくさんの子供服を回収できた事で、自分でもやればできるという事を知り、自信を持つことが出来ました。それが今回気づいたことの中で1番嬉しかったことです。また、以前の自分よりも、勉強とこういった活動の、2つを両立できるようになったことも嬉しかったです。
 この活動を通して、私は精神的に成長し、強くなりました。そして、難民の方々を少しでも助けたいと思っていましたが、今は逆に自分の方が助けられたと思います。

 
生徒による活動報告書
(クリックすると拡大します)

感謝状
出張授業(2019.7.17)
箱作り・ポスター作成、ポスター掲示 (放課後)
  朝の校内回収の様子(中央玄関・中等部校舎前)
 
箱詰めの様子(放課後)