第11回 高校生模擬裁判選手権

 8月5日(土)、東京弁護士会館&東京地方裁判所にて、第11回高校生模擬裁判選手権の関東大会が開催され、8校がエントリーしました。本校は今回が初出場になります。
 試合は、検察側として1試合、弁護側として1試合、計2試合が行われます。有罪・無罪という判決は出ず、ポイント制で争われ、2試合の獲得ポイントの合計で勝敗を決する仕組みになっています。

 今回の事件の舞台は、福岡市繁華街近くの公園です。公園のトイレから出てきた高校教師の鞄の中から覚醒剤が発見されました。教師は覚醒剤の所持は身に覚えがないと主張しています。ところが、教師の元教え子は、教師が密売人風の男に続いてトイレに入るのを目撃していました。さて、事件の真相とは?
 第1試合は
検察側:江戸川学園取手高等学校
VS
弁護側:静岡県立浜松北高等学校
でした。

 試合は東京地方裁判所の本物の法廷で行われます。入る機会すら滅多にありませんから、初めて裁判を行う生徒たちが緊張するのは無理もありません。
第2試合は
検察側:早稲田高等学院
VS
弁護側:江戸川学園取手高等学校
でした。

証人に尋問し、証言の曖昧な点や矛盾する点をあぶり出します。
 
 試合終了後は一気に緊張が解け、リラックスして写真撮影をしました。いつか本物の裁判官になってこの席に座るのは誰でしょう?
 緊張の結果発表です。今年は渋谷教育学園幕張高等学校(千葉)と中央大学杉並高等学校(東京)が同点で両校優勝となりました。
 本校は、チームとしては入賞できませんでしたが、3年生のM.Y.さんが審査員特別賞を受賞しました。切れ味鋭い証人尋問が評価されたようです。個人タイトルとは言え、証人尋問の内容はチームのみんなで考えましたので、全員で受賞したタイトルです。初出場でタイトルが獲得できるなんて、嬉しすぎます!睡眠時間を削って準備した甲斐がありました。今日はゆっくり寝ます!

※審査員特別賞を受賞した証人尋問の動画はこちら

 今回はとてもよい経験になりました。大変お忙しい中協力してくださった支援弁護士や検事の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 後輩たちには、ぜひ来年も出場して、優勝して欲しいです。

 明日から勉強頑張るぞー!